豊田佐吉翁生誕 150 年記念事業企画委員会(第 16 回) 会議録

豊田佐吉翁生誕 150 年記念事業企画委員会(第 16 回) 会議録(概要)
開 催 日 時 平成 27 年 5 月 28 日(木) 9:30~11:30
開 催 場 所 市役所 2 階 市長公室
委
員 (出席者) 11 人 (欠席者) 3 人 (事務局ほか) 6 人
内
容
1 開会
2 企画政策課からの報告
○ 各事業の進捗状況について
・
織機の復元について、筬やシャトルなどの困難と思われる部分の相談のため株
式会社豊田自動織機に行ったが、人力織機に関するノウハウは持っていないとの
こと。日本竹筬技術保存研究会などを紹介していただいたので、その方面から当
たりなおす。
・
英訳本について、今回は英語をメインとするので、上に英語、下に日本語とな
るようなレイアウトにする予定。
・
委員の調べてくれた語録の出典のコピーをとり、ページまで落とし参照箇所を
一覧にしている。一覧がまとまった時点でトヨタ産業技術記念館に使ってよい語
録を確認し、でき次第関係者を集め、どの語録を使うかなど編集作業に取り掛か
っていく。
・ 田植え体験会、限定酒検討会は近々開催予定である。
・ 記念切手は、湖西市外での販売が可能か調整中である。
・ のぼり 120 枚とポスター500 枚が完成し、配布・設置をしている。
・ チラシ 5,000 枚を作成の予定である。
・ 佐吉ゆかりの地は、平成 28 年度予算で対応予定であり、来年度の 4 月以降に事
業開始予定である。コーちゃんバスを利用したアクセスを検討してはどうか。
3 会議
【佐吉道場構想検討】
○ 進捗状況報告
・
前回、理念及び方針の一部が確定したが、前文の追加という案が出たため、今
回は前文追加から方針、事業内容、施設機能、拠点・基盤等を確定していただく。
・ 前回、委員からグループを短期、中長期の 2 つに分ける案が提示されたため、
今回から短期、中長期の 2 つのグループに分けてグループワークを行う。
○ 構想名称の決定及び前文の追加
・ 確定した構想名称及び前文の追加は、別紙構想概要書「佐吉道場」のとおり。
◇ 構想名称についての意見
-1-
・
佐吉という名前は入れるべきと考える。塾と道場を比べたときに塾のほうは
古い印象を与えるため、道場のほうがいいのではないか。
・
塾という名称がつくと勉強ばかりの印象になってしまうが、道場であれば知
識と精神を教え込む印象につながりいいのではないか。
・
道場であれば、ひとづくりとものづくりどちらにも通ずるところがあり、い
いのではないか。
◇ 前文についての委員意見
・ 前文は理念の背景であり、市民憲章を大切にしたものとしたい。
・ 佐吉及び湖西の名称を入れ、長すぎないものとしたい。
・
前文の掲示等を考えると長すぎると掲示に向かないため、簡潔なものとした
い。湖西を強調しすぎるとこじんまりしたものとなり、日本や世界にアピール
できなくなるのではないか。
・
前文は理念、方針等へつながるエッセンスが入っており、長くないものとし
たい。細かい部分は図等で表したほうがわかりやすいのではないか。
○ 短期・中長期両グループによるグループワーク
・ 別紙構想概要書「佐吉道場」が完成した。
◇ グループワーク(短期)での意見
・ 事業を発明クラブと同様に小学生を対象とするなら、親に興味を持たせるこ
とが必要ではないか。
・ 小学生だけでなく中学生も対象にすべきではないか。中学生であれば広域の
部活動にして、参加者には部活動免除をしてはどうか。市内それ以外にも社会
人でもベンチャーを目指す人を対象にしてもいいと思う。
・ 湖西市内の若手技術屋の交流の場としても考えられる。
・ 幼児を対象としても面白いのではないか。
・ 方針の青少年の育成は、幼児から始まり、社会人まで全てを対象とすればい
いのではないか。
・ 方針は、伝承・育成・発信・交流を 1 つのサイクルとして、対象となる年代
を定めておけばいいのではないか。それにより年代が上がっても途切れずに続
いていくのではないか。
・ 幼児の遊び場、小中学生の部活動等、毎日来られる場として機能してもらい
たい。
・ 人が毎日来られる場があれば、そこから交流が生まれる。
・ 短期事業の対象として、ベンチャーを目指す若い人を含むべきで、中長期事
業の対象としていては、手遅れになってしまう。
・ 中学生や高校生は将来の職業観の参考になるような事業とすべきである。
・ インターンシップ制度、職業訓練、出前授業等を取り込み、それを束ねるよ
うな制度があってもいいと思う。
・ 市には達人録に登録している人がいるので、その人たちを活用してはどうか。
-2-
・ この短期事業は、行政のどこの課の管轄でやるかが課題となる。
・ 新しい課をつくってもらいたい。
・ 佐吉課をつくってはどうか。
・ 5 年間程度、時限的に課をつくり、事業の基礎固めをしたらどうか。
・ 課をつくるのが難しかったとしても、専任担当は設けるべき。
・ この事業の中で英語教育もやるべき。
・ 湖西の地域特性を考えると、ポルトガル語やスペイン語も含んだらどうか。
・ 3D プリンターは絶対に必要であるし、少なからず設備は整備しなければなら
ないため、多少は予算が必要となる。
・ 建物は人が増えてきて、事業が活性化してきた段階で考えればいい。
・ 建物は事業をやっていく中で、必要だという声が上がってから建てるのが、1
番いいと思う。
◇ グループワーク(中長期)での意見
・
兵庫県のような大きな施設をひとつ造るのがいいのか、それともいくつかの
施設を順番に造っていくのがいいのか。欲をいうと、佐吉記念館のまわりにあ
ればいいと思う。
・
この理念で何をつくるのかが大事であり、将来的にものづくり会館をつくる
方向で進めてほしい。
・
れんが館があまり使われていないので、そこをものづくり会館のひとつとし
て展示会などで活用するのもひとつの手だと思う。青少年ホームもその内建替
えになるが、施設がばらばらになってしまう。本当は、佐吉記念館の回りにい
くつか施設があればいいと思う。
・ 佐吉記念館の回りは、佐吉の里というイメージがある。
・
農地を転用するのは難しいが、それ以外のところで整備できるところがある
ではないか。
・ ここへ来れば湖西の工業がわかるというような施設にしたい。
・ 湖西の工業製品の展示室が必要。
・ 機能として何が必要か。まずひとつが工業製品の展示コーナー。
・ 最新技術、例えば3D プリンターなどを設置した体験室。若い人に刺激を与え
る。スズキでは、自動車をばらし組み立てることをしている。
・ からくり人形館をつくったらいい。佐吉の織機もからくりのようなもの。
・ 駐車場もあって場所的にはいいところだと思う。
・
全体を佐吉の里として、時間をかけて少しずつ整備していくもいいのではな
いか。
・ その中にちょっとしたカフェがあってもいい。
・ 人が集まるようになれば、いろいろなものができてくる。
・ まずは、山口に佐吉道場をつくったらどうか。
・ 佐吉道場を第1号として早めに造ってほしい。
-3-
・ 佐吉道場を宿泊研修施設としてもいい。発明クラブ室もできる。
・ 生誕 200 年を見据えてひとつずつ整備していく。
・
中長期のまとめとして、佐吉記念館の回りを佐吉の里として少しずつ整備し
ていく。まず手始めとして、山口周辺に佐吉道場をつくる。
◇ その他の意見
・ からくり人形館を整備したい。からくり人形は日本が世界一のため日本一の
からくり人形館を目指せば世界一になれる。
・ 佐吉の里として、山口一体を整備したい。大きな建物を 1 つ建てるのではな
く、小ぶりでもいいので複数建て、佐吉の里として整備できたらいい。
・ 時間をかけてでも、佐吉記念館の周りにいくつかの建物がある風景にしたい。
畑や田んぼばかりではないので、開発をするのに農業委員会を通すのもそれほ
ど難しくないと思う。第 1 歩として山口周辺に佐吉道場を建てたい。
・ 佐吉課をつくるのであれば、企画部佐吉課になると思う。
・ 短期事業でも考えていくと、1~2,000 万程度の予算は必要だと思う。
・ 市は、今年度からふるさと納税を始めたため、そのうちの何千万かはこの事
業へまわすことも可能だと思う。短期事業でも 1,000 万程度なら問題なくまわ
せると思う。
・ 中長期事業の計画は、駐車場の整備ができなく、れんが館の二の舞にならな
いか心配である。
・ 山口周辺の空いている土地や建物があるため、それが再利用できるかもしれ
ない。
・ 発明クラブでも、50 名はいるため、もし建物を建てるのであれば、50 名が工
作できるような建物でなければならない。
5 その他
○ 今後の開催予定について
・ 第 17 回は 6 月 26 日(金)9 時 30 分から 11 時 30 分、第 18 回は 7 月 28 日(火)
9 時 30 分から 11 時 30 分に開催予定。
-4-