平成26年度東かがわ市立大川中学校 学校評価書 1 学校の概要 学校名 学校住所 生徒数 学級数等 (26.5.1) 東かがわ市立大川中学校 校長 〒769-2604 東かがわ市西村1510番地 男子 196名 H 女子 186名 E-mail TEL (0879)25-2175 FAX (0879)24-3901 http://www.higashikagawa.ed.jp/jh/okawa/ P [email protected] 2年 3年 特別支援 合計 131 名 132名 114名 5名 382名 4学級 4学級 4学級 3学級 15学級 校 長 教 頭 学校教育 目 標 夢に向かってチャレンジする生徒の育成 指導の 重 点 実 1年 教職員 (常勤者) 経営の 重 点 水 口 3名 教 員 25名 養 護 事務等 2名 市 職 1名 Chance、Challenge and Change (1)夢に向かって、主体的に学び続ける生徒の育成 (知) (2)思いやりを持ち、自他を大切にする生徒の育成 (徳) (3)心身ともに健康で、たくましく生き抜く生徒の育成(体) (1)確かな学力、主体的な学びの育成と、個に応じた教育の推進 ① 授業規律の確保、個に応じた指導、家庭学習の習慣化(基礎・基本の定着) ② 言語活動の充実(思考力・判断力・発言力の向上) ③ 特別支援教育の推進 ④ 授業力向上を意図した現職教育の充実(指導方法改善のための研修、小中連携) (2)倫理観や規範意識、思いやりの心と豊かな人権感覚を育む教育の推進 ① 自尊感情の育成(道徳教育・特別活動の充実) ② 豊かな人権感覚と人権意識を身に付けさせる(人権・同和教育の推進) ③ いじめ、不登校等への対応(教育相談の充実、いじめ対策委員会、SC・関係機関との連携) (3)健康・安全に関する確かな実践力の育成 ① 命を大切にする教育 ② 規則正しい生活習慣の確立( 「早寝・早起き・朝ごはん」運動、情報モラル教育) ③ 生き抜く力につながる教育の充実(防災・減災教育、交通安全教育、不審者対応) (4)地域人材の積極的な活用と、開かれた学校づくりの推進 総授業時間数 1年 1111 h 2年 1121 h 3年 1082 h 学習に関 する内容 (27.3 現在) 総合的な学習の時間の概要 6月 人権学習(グループワークトレーニング) 9月 人権学習のまとめ・発表会 10月 人権学習(人間関係づくり、集団宿泊学習) 11月 地域での奉仕活動 6月 マナー研修等 9月 職場体験学習 10月 職場体験学習のまとめ 11月~人権学習 4月 平和学習 9月 平和学習のまとめ・発表会 10月~進路学習(高校説明会を含む) 11月~人権学習 2 学校教育評価 評価項目 達成状況 自己 評価 学校関係 者評価 改善に向けて ◎基礎的・基本的な学力定着、伸長のために適切な指導が計画的に行われているか。 指導の工夫により、 ○「大中生の学習の約束」(新設)し、 ○小中合同での連携を研究授業を進め教科 間の相互評価を行い、指導方法の工夫・改 基礎的・基本的内容を 基本的な学習内容の復習、家庭学習の習 定着させているか。 慣化を目指している。 善を推進していく。 A ○小中合同授業研究会を実施した。 ○ルーブリックを活用し、授業改善に生か す。 学習課題を明確にし ○本時の学習課題・ねらいを明確にする ○学習課題をより具体的なものにし、基本 て工夫した授業を行 ために板書で示し、授業の最後には必ず 的な学習内容を確実に定着できるようなも A い、学力向上に努めて 振り返りの時間を確保する。 のにする。また、まとめ(振り返り)を充 確 いるか。 実させる。 か 少人数授業やティー ○英・数で実施したが教員間の密接な連 ○英語の基礎学力を向上させるためにも来 な ムティーチングでの指 携ができていた。また、多くの単元で習 年度は、3年生での少人数授業の充実を図 基 導を充実し、学力を向 熟度別コースに分け、生徒の個々の学力 B りたい。また、教員間の連携を充実させ、 礎 上させているか。 に応じたきめ細かな指導ができた。 習熟度別コースの学習内容について検討し 学 B ていきたい。 力 ○学習支援システムを導入し、家庭学習の の 学習習慣の共通理解 ○生活記録、テスト計画表などで生徒の様 充実を図る。 定 を図り、生徒によい学 子を確認し、学習習慣の確立について助言 ○自主学習ノートを継続し、学習の質を高 着 習習慣を身に付けさせ している。 B める指導を工夫する。 る指導に努めている。 ○自主学習ノートは全学年で取り組み、提 出率も徐々に向上している。 ○定期テスト発表中や長期休業中の個別指 導を充実させたい。 ○委員会活動で読書量を調査し、読書活動 言語活動を充実さ せ、思考力・判断力・ の推進を図った。 表現力を向上させる。 ○「フリートーク」(新設)を実施し、自 分の考えを発言させる場をつくった。 ○大中タイムの中で、主体的活動の場を設 定した。 ○読み聞かせボランティアを依頼し、生徒 の読書への興味・関心を高める。 B ◎豊かな心を育み、正しい規範意識と生活習慣を身に付けた子どもの育成が図られているか。 道徳や道徳実践活動 ○各学年団の道徳担当者が学級担任と連 ○各教科等と関連づけながら授業づくりに を通して、豊かな心情 携し、資料づくりや指導方法について検 努め、学校全体としての道徳教育を推進し や実践力を育てるよう 討している。 ていく。 A に努めているか。 ○学期ごとに学年団全クラスで公開授業 ○「私たちの道徳」の授業における指導方 を実施した。 法の工夫と家庭との連携をすすめる。 いじめ・暴力を許さ ない人権意識を高める 適切な指導が日頃より 心 実践できているか。 豊 か な 友人に対して思いや 温 りの気持ちが持てるよ か う学級活動等の工夫が い できているか。 人 づ 計画的な人権学習の く 推進など人権尊重の心 り を育てる指導の工夫が できているか。 生徒が意欲的にボラ ンティア活動等に取り 組めるように指導にあ たっているか。 ○定期的な教育相談活動、いじめに関す るアンケートを実施して問題の早期発見 に努めた。 ○生徒指導主事が中心となり、学校全体 の共通理解・共通実践に努めている。 ○1年生でグループワークトレーニング、 2年でエゴクラム、3年でストレスマネー ジメントを実施している。 ○各学級担任が工夫して様々な教材で計画 的・継続的な指導を行っている。 ○人権集会の中で人権劇を行い、1つの テーマを全校生が考える機会をもった。 ○各学年でテーマを設定し、人権学習を計 画・実践することができた。 ○生徒会主催のふれあいワークキャンプ、 海岸清掃に多くの生徒が参加できた。 ○生徒会中心に、ペットボトルのふたの回 収など、ボランティア活動に取り組めた。 ○ジュニアヘルパーとして地域の高齢者宅 を希望者が訪問した。 ○小中合同の海岸・河川清掃を実施した。 ○個々の生徒の心情に近づけるように相談 方法の見直しを行う。 ○問題行動が発生した場合は、保護者と連 携して毅然とした指導を行う。また、関係 機関との連携を図る。 A A A A A ○学級活動で活用した資料等を他の学級に 公開して、共有できるライブラリ機能の充 実を図る。また教室掲示等を工夫し学習環 境を一層整備する。 ○来年度も人権劇を実施し、全校生で考え る機会を設定していく。 ○総合的な学習の時間や道徳、学級活動と を関連させた人権月間・週間の計画的な運 用を行う。 ○生徒会活動、総合的な学習の時間等と連 携したボランティア活動を考え、実施して いく。 ○「ジュニアヘルパー」を実施し、地域の 一員としての役割について考えることがで きる生徒を増やしていく。 た く ま し く 生 き る 力 の 育 成 ◎様々な体験を通して、心身ともに健康でたくましく生きる力を培うことができているか。 ○各学年団で計画に基づき、円滑な取り ○総合的な学習の時間や学校行事等の関連 3年間を見通した計 組みができている。 を図りながら、将来を見通した人生設計の 画的な進路指導を行 ○企業説明会を開催するなど、職場体験 ために、望ましい職業観、勤労観を醸成 い、主体的に進路選択 学習等の取り組みが充実してきた。 B し、1年生から段階的に計画的に指導・支 する能力を身につけさ ○3年生においては、全体としては充実 援を行う。 せているか。 した進路指導を行うことができた。 ○継続的な食育指導を全職員が協力しなが 食育に対する意識を ○学年団全員で給食指導に努めることが ら進めていくとともに、外部関係団体との 高める指導に努めると できている。 A 連携をさらに深めていく。 ともに、給食の準備か ○食育指導の一環として、休日の学校行 A ○アレルギー管理指導票を作成する。 ら後片付けまでの指導 事の際、「challenge the 弁当」を実施 した。 ができているか。 ○部活動後の下校状態が思わしくないの 積極的に部活動に参 ○部活動終了時刻まで、一生懸命取り組め で、下校指導において交通ルール遵守の徹 加させ、練習を通して ている部活動が多い。 底を図る。 集団への所属感を味わ ○各種大会で好成績を収めることができ A わせることができてい た。 るか。 教 職 員 組 織 と 研 修 ◎教育課題を達成するため教職員組織や指導力を向上させるための研修内容になっているか。 ○中堅教員を中心とした校内組織を考え、 教育課題を達成する ○どの組織も問題なく機能していた。特に 今後の体制づくりを考えていく。 ために校内組織が機能 学年団、現職教育部会は計画的に活動でき B ていた。 ○若年研修を充実させる。 しているか。 ○今年度の取組を生かし、継続した実践を 教育課題を達成する ○道徳教育、人権・同和教育の充実に向 ための校内研修であっ け現職教育主任や道徳主任、人権・同和 A 行っていく。 ○各種学力調査から生徒の実態を把握し、現 たか。 教育主任等を中心に全職員が参加した研 職教育主任、学力・進路支援担当を中心に、 A 修が実施できた。 授業改善・工夫を考察し、生徒の学力の向上 ○各教科部会で各種学力調査等の分析等 に努める。 を行った。 ◎学校教育の充実のために保護者や地域との連携協力が図られているか。 学校だよりや学級だ ○各学年だよりを含む学校だよりを定期 よりによって積極的な 的に発行することができた。また、HP 情報発信を行い、学校 による公開も充実してきたが、より一層 A の様子について分かり の充実の必要がある。 やすく伝えているか。 保護者や地域住民か ○これまで同様、保護者や地域住民から らの意見を職員で共有 の意見は、職員朝会やプリント配布によっ B し、学校改善に生かす て知らせ、共通理解を図っている。 B よう努めているか。 保 護 者 ・ 地 域 と の 保護者と協力し、 連 「早寝・早起き・朝ご 携 はん」や家庭学習等、 よりよい生活リズムを 作ることに努めている か。 ○毎週マイライフスタイルを実施し、生 徒の生活リズムを確認した。 ○「保健だより」を工夫し、啓発・広報 活動に取り組んだ。 ○生徒の委員会活動を生かした学校保健 委員会を実施した。 A ○今後もより分かりやすい情報発信のため に、各種お知らせを工夫し、HPの計画的 な更新、メール配信を継続していく。 ○学校教育評価の検証・分析をもとに一層 の改善を図る。 ○保護者や地域からの情報をサーバーで管 理し、各教員が見るようにする。 ○今後もPTAと連携した保護者全体への 啓発も考えていく必要がある。 ○学校保健委員会の在り方を考え、多くの 保護者が参加できるよう検討する。 3 保護者等のアンケート結果 ◎学校生活全般について、20項目で4段階評価によって、アンケート調査を実施した。 【1:全くそう思う 2:だいたいそう思う 3:あまり思わない 4:全くそう思わない】 評価が高かった項目:「子どもは体育祭・文化祭・合唱コンクールなどの学校行事に積極的に参加している。」 〔1:全くそう思う〕 「子どもは学校へ行くことが楽しいようだ。」 「学校は職場体験やボランティア活動等、体験学習に取り組んでいる。」 「学校の部活動は充実している。」 評価が低かった項目:「子どもは家庭でよく読書をしている。」 〔4:全くそう思わない〕 「子どもは計画的に家庭学習に取り組んでいる。」 「子どもは授業が分かりやすいと言っている。」 全体を通して アンケート結果から、保護者はおおむね学校の教育活動について肯定的に受け止めてくれていると言える。評価の低 かった項目については、特に本校の学校課題の一つである学力向上に向け、教員の授業力向上を図る研修に努めたり、少 人数授業・少人数学級の在り方等を検討したりするなど、早急な改善に努めたい。今後も積極的に保護者や地域に情報発 信等を行い、本校の教育活動の御理解とご協力、また御支援をいただけるよう努めていきたい。 4 生徒のアンケート結果 ◎学校生活全般について、17項目で4段階評価によって、アンケート調査を実施した。 【1:全くそう思う 2:だいたいそう思う 3:あまり思わない 4:全くそう思わない】 評価が高かった項目:「自分のことを認めてくれ、困ったことや悩みを相談できる友だちがいる。」 〔1:全くそう思う〕 「部活動に積極的に参加でき、充実していた。」 「交通ルールを守り、安全に登下校できた。」 「体育祭・文化祭・合唱コンクールなどの学校行事に積極的に参加し、自分の力が発揮できた。」 評価が低かった項目:「積極的に朝読書に取り組み、良書に触れる機会も増えた。」 〔4:全くそう思わない〕「宿題や家庭学習がきちんとできている。」 「生徒会活動・委員会活動・学級活動に積極的に取り組めた。」 全体を通して 評価の低い項目については、特に学習習慣が身に付いていない生徒が多いため、これまで以上に家庭との連携を図りな がら定着できるよう努めていきたい。また、基本的な学習内容を定着させることを念頭に置き、生徒が「わかった」「で きた」と感じせる小テストの実践を充実し、指導方法の工夫改善に努めていきたい。 アンケートの実施に関しては、生徒の実際の生活(学習を含む)と自己評価に差がある生徒も多数存在していると感じ るので評価の仕方については考える必要がある。 5 自己評価講評 【成果】 ○校務分掌ごとの評価結果を各担当の実践の反省に生かすとともに改善につなげていくことができた。 ○自己評価については、各職員が率直な意見や評価を行うことができた。 ○教育計画への反映(本年度の反省及び課題、次年度の努力事項)については、それぞれの分掌で取り組むことができ た。 【課題】 ●中間評価の分析・検討の時間を確保できなかった。また、年度末の評価結果のまとめ及び検討・協議の時間が十分に確 保できなかった。 ●評価内容についての再検討が必要である。 6 学校関係者評価講評 ○自己評価では、特に「心豊かな温かい人づくり」の項目の達成度が高く、心強くとてもうれしかった。心豊かな人間づ くりがすべての成果につながっていくものと思う。 ○心の豊かな子どもが多く育っていることは評価できる。 ○課題の多い日々の取組について敬意を払います。 ●概ね達成できている項目ばかりであるが、関係機関との連携等については更に情報共有、協力体制が必要であると感じ る。 ●毎日の出来事に対応しながら、将来を見据えた指導をお願いします。 ●今後は学力の向上について更に指導してください。
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