二国間クレジット制度(JCM)の制度概要: 温室効果ガス(GHG)削減技術の 海外展開のための仕組み (公財)地球環境センター(GEC) 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.2 2 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.8 3 共同プロジェクト 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.3 4 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.9 5 JCMスキーム活用のメリット 案件実現化に対する 国レベルの支援 • JCMプロジェクト実現に対す る中央政府レベルでの取組 初期投資に係る補助 (資金支援) プロジェクト運営を通じた、 海外顧客との継続的関係 構築 • 設備投資に対する最大半額の 補助金など • 設備維持管理等を通じた継続的ビ ジネス関係 JCM 同一社他工 場に展開 顧客におけるランニン グコストの低減 競合機器に対する価格 優位性 同一社他機 器に展開 他社に展開 • 省エネ機器導入によるエネル ギーコストの削減など • 最大半額補助により、競合との 価格面の有利化 CSR効果(地球温暖化 対策貢献) • GHG削減量を定量的に示すこ とができる JCMスキーム活用のための 環境省の支援の内容は後ほど説明します 6 JCM手続きと環境省の支援 手続き 実施者 環境省の支援等 事業者の対応 提案方法論の 提出 プロジェクト参加者 (事業者)(PP) 必要に応じてコンサル に方法論作成を委託 関連データの提供 提案された 方法論の承認 合同委員会(JC) JCメンバーとして対応 - プロジェクト設 計書(PDD)の 作成 PP コンサルにPDD作成及 び第三者機関(TPEs) 対応を委託 妥当性確認 (Validation) TPEs TPEsに妥当性確認実 施を委託 登録 JC JCメンバーとして対応 - モニタリング PP コンサルに初回のモニ タリング報告書作成及 びTPEs対応を委託 モニタリングの実施 検証 (Verification) TPEs TPEsに初回の検証実 施を委託 モニタリングデータの提供、 現地視察への対応 クレジット発行 JCが発行量を決定、 各国政府がクレジット を発行 JCメンバーとして対応 - 関連データの提供、 現地視察への対応 7 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.13 8 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.14 9 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.15 10 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.16 11 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.20 12 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.23 13 出典:日本政府「二国間クレジット制度(JCM)の最新動向」(H27.9) P.25 14 JCM方法論の件数 署名国 モンゴル バングラデシュ エチオピア ケニア モルディブ 署名時期 2013年1月 2013年3月 2013年5月 2013年6月 2013年6月 ベトナム 2013年7月 ラオス 2013年8月 インドネシア 2013年8月 コスタリカ パラオ カンボジア メキシコ サウジアラビア チリ ミャンマー 合計 2013年12月 2014年1月 2014年4月 2014年7月 2015年5月 2015年5月 2015年9月 14ヵ国 承認方法論の件数 2件(送電ロス、石炭ボイラ) 1件(太陽光発電) 5件(デジタコ、インバータエアコン、高効率機器導入、廃棄物発電、 変圧器) 10件(セメント排熱回収発電、高効率冷凍機、リジェネバーナー、 冷温同時取出しヒートポンプなど) 1件(太陽光発電) 19件 15 JCMプロジェクトの組成のために • 温室効果ガス(GHG)削減を達成する事業: – 省エネ、再エネ、未利用資源の活用 等 優れた環境技術の適用とその普及を促進 • JCM化に必要となる事項: – JCM方法論(適格性要件、リファレンス排出量の算定、モニタリング手法の 策定、事前設定値(デフォルト値含む)の設定等)の開発 – JCM-PDDの作成 ※ PDD=Project Design Document(プロジェクト計画書) – プロジェクト実施効果のモニタリング(MRV)体制の構築(担当者の研修等 含む) ※ MRV=Measurement, Reporting, and Verification • プロジェクト実施体制の確立: – 現地企業(日系企業の現地法人含む)との共同事業となることが想定され る – 補助金を活用する場合、国際コンソーシアムを設立する必要がある • プロジェクト実施のための資金調達: – 日本政府による資金面での支援策が整備されている 16 JCM等に関するGEC問合せ先 • GEC大阪本部 大阪市鶴見区緑地公園2-110 (地下鉄鶴見緑地線「鶴見緑地」駅徒歩5分) Tel: 06-6915-4122(気候変動対策課)、 06-6915-4126(国際協力課) • GEC東京事務所 東京都文京区本郷三丁目19-4 本郷大関ビル4階 (東京メトロ丸の内線「本郷三丁目」駅徒歩10分) Tel: 03-6801-8860 Web: http://gec.jp/jp Email: [email protected] (JCM全般に関する問合せ) [email protected] (ホーチミン市事業に関する問合せ) [email protected] (ビエンチャン市事業に関する問合せ) 17
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