環境報告書 - 三井精機工業株式会社

MITSUI SEIKI
環境報告書
Environmental Report 2015
目次、事業内容
目 次
■ 会社概要 ……………………………………… 1
■ 生産活動における環境への取組み ………… 7
■ トップメッセージ …………………………… 2
■ 地域交流 ………………………………………8
■ 企業理念、環境方針 ………………………… 3
■ 労働安全衛生 ………………………………… 8
■ 環境マネジメントの推進体制 ……………… 3
■ 物流活動における環境への取組み ………… 9
■ 環境教育、白鳥便り ………………………… 4
■ 環境データ …………………………………10
■ 商品開発における環境への取組み ……… 5、6
■ 環境取組み活動の歴史 ……………………11
会社概要
■ 社 名 三井精機工業株式会社
■ 本社工場
■ 資 本 金 9億4800万円
〒350ー0193 埼玉県比企郡川島町八幡6 ー13
■ 創 業 昭和3年12月29日
■ 製 品
◦精密工作機械
■ 従 業 員 582名(2015年3月末現在)
マシニングセンタ、ジグ中ぐり盤、
■ 本 店 〒111ー0052 ジグ研削盤、ねじ研削盤、専用機
東京都台東区柳橋1-11-11
◦産業機械
定置式空気圧縮機 (コンプレッサ)
製品概要
編集にあたり
三井精機工業では事業活動に伴う環境への取組みについて、様々な活動を推進しております。
その活動を開示する目的で前年に引続き今回第4回目の環境報告書を発行する運びとなりました。
本報告書作成に当たり環境省の「環境報告書ガイドライン」を参考にしておりますが、できるだけ
分かり易い表現を用い一般の方でも理解していただける内容にまとめさせていただきました。
報告内容の対象期間は2015年3月までの環境取組活動を対象にしておりますが、一部今年度の活動
についても触れさせていただきました。
対象範囲は三井精機工業株式会社本社工場を対象としております。
三井精機工業株式会社
本社工場環境分科会
−1−
三井精機工業環境報告書
トップメッセージ
ごあいさつ
安全・環境・コンプライアンス(S・E・C)をキーワードに
お客様に感動して頂けるものづくり企業を目指します。
三井精機工業は「安全・環境・コンプライアンス」をキーワードに社会
から信頼されるものづくり企業を目指して参りました。日ごろは当社
の活動に多大なるご理解とご支援を賜りまして厚く御礼申し上げます。
1928 年 ( 昭和 3 年 ) の創業以来、産業の基幹となるマザーマシンとし
ての工作機械、動力源としてのコンプレッサーを産業界に供給するこ
とを通じて社会に貢献して参りました。弊社が開発、製造、販売する
工作機械とコンプレッサーは国内はもとよりアメリカ、欧州各国、イ
ンド、中国、東南アジア各国など世界各地で豊かな社会の実現のため
代表取締役 奥田 哲司
活躍しております。私達は製品の開発、製造、搬送にあたり環境負荷
低減を常に考え、少しでも地球環境の改善に役立つ活動を進めて参り
ます。
弊社は自社の環境の取組みだけでなく、社会やお客様の環境影響を考慮した製品開発を実施して参りまし
た。従来より燃費の良い航空機のエンジンを製造する企業等へ向けて、難削材加工に適した工作機械を供
給しております。コンプレッサーでは潤滑に油を使わない、いわゆるオイルフリーに着目し、水潤滑コン
プレッサーをいち早く世に送り出しました。近年ではインバーター制御を取り入れた省エネ、省スペース
をコンセプトとしたコンプレッサーを製造、販売しております。生産活動における具体例では、工場が廃
棄する金属片や工具等消耗品のリサイクルなどを通して、ゼロエミッションを推進しております。他にも、
化学物質の低減活動や環境汚染防止の取組みにも力を入れております。
私達はこれからも社会の期待に応えるべく、工作機械とコンプレッサーの製造、販売を通じて、全社一丸
となり「安全、環境、コンプライアンス」をキーワードとしたものづくり企業、グローバル企業を目指して
成長、発展して参ります。
三井精機工業の環境への取組みに対し、より多くの皆様方からご意見をいただき、新たな課題としていき
たいと考えております。どうか忌憚のないご意見をお寄せいただきますようお願い申し上げます。
2015 年9月
三井精機工業株式会社 代表取締役
奥田 哲司
三井精機工業環境報告書
−2−
企業理念、方針、組織図
企 業 理 念
産業の基幹となるマザーマシンとしての工作機械と動力源としての空気圧縮機を、産業界に供給
することを通じて社会に貢献していく。
環境方針
環境リスクの把握と回避、エネルギー使用の効率向上
1 . ライフサイクルを総合的に考慮した製品開発・販売に努める
2 . 地球環境負荷低減の為の環境パフォーマンスを向上する
3 . お客様と社会からの要求事項を遵守する
4 . 環境方針を周知徹底し、社員全員の環境意識の向上を図る
環境マネジメント推進組織
社 長
公害防止監督者
環境管理責任者
ISO委員会
環境事務局
内部監査
本社工場環境分科会
管 理 本 部
事業企画本部
営 業 本 部
精機生産本部
産機生産本部
−3 −
三井精機工業環境報告書
環境教育、白鳥便り
環境教育・啓発活動
白鳥便り
環境マネジメントシステムを有効に機能させる
為、各部署は毎年自部門の環境側面の抽出を行っ
た上で推進計画を作成し、その実施状況をフォロ
ーし3ヶ月毎に開催されるISO委員会で報告して
おります。
全社員は自ら環境保全意識を高めて、行動する
よう環境方針を記載したポケット版のカードを
携帯し、カードにはそれぞれ個人の環境保全行動
指針を明記し、環境に対する意識を高めるよう努
めております。
また、職場では小集団活動であるアソシエイツ
活動において様々な改善活動を展開し、毎月報告
の場を設けておりますが、その活動の中でも省エ
ネ、省資源など環境をテーマにした改善がおこな
われております。
さらに、環境汚染防止教育や緊急対応訓練も部
署単位で計画を組み継続的に実施しております。
環境事故・苦情
本社工場に隣接する越辺川には秋になると白
鳥が飛来します。初飛来から9年経った昨年
もたくさんの白鳥が飛んで来てくれました。
11月初めに2羽飛来し、1月初旬には140羽
を数えるほどになりました。当社ホームペー
ジでは、「白鳥便り」として周辺の自然環境と
ともに白鳥の写真を紹介しております。
朝霧の中を飛び立つ白鳥
水門前に集まる白鳥
三井精機工業は工作機械やコンプレッサーを生
産する為に特別高圧変電所、ボイラー、表面処
理施設、排水処理施設などの環境重要施設を利
用し、さらにその他数多くの生産設備を稼働さ
せ工場を運営しております。これらの生産活動
により発生する環境負荷物質については関連法
規制、県条例、町の公害防止協定を遵守し、定
期的に監視測定し、その基準をクリアしており
ます。2015 年 4 月コンプレッサー生産工場の
塗装ブースにてシンナーに引火した火災(ボヤ)
が発生しましたが初期消火で鎮火し、工場外部
への影響はありませんでした。その他環境に関
する苦情はありません。
三井精機工業環境報告書
−4−
白鳥一家
商品開発と環境側面
Vertex75Ⅱ(3 軸)/75XⅡ(5 軸)(マイナーチェンジ )
従来の Vertex 550-5X と共に、
Vertex750-5X もリニューアルしました。
効率 UP と、環境負荷への対応も強化。
取組み内容
【生産性向上】
① ATC サイクルタイム短縮
Tool グリップ機構の改良により、各個動
作スピード向上で、サイクルタイム 40%
短縮
②パラメーターの最適化 ( 三井高精度送り軸制御 )
軸制御パラメーターの見直しによる効率化
で加工時間の 10% 短縮が可能に ( 従来比 )
③ 30000min-1 主軸
30000min-1 主軸オプション ( 標準
25000) 追加により、送り速度向上で
加工時間の短縮
④ 高精度パッケージ
高 精度パッケージのオプション設定によ
り、高品位な加工を最適な時間で実現
【環境改善】
◦圧縮エア省エネ回路を標準化
油 圧回路の常時使用を回避することで電気
使用量を削減、従来比 8% 削減
◦圧縮エア消費量の削減
主 軸の回転待機時に待機状態の持続時間に
このコンパクトなボディにかかわらず
応じて給気を調整する機能を追加し、待機
中のエア消費を約 50% 改善 (※印)
最 大 直 径 950mm、 高 さ 650mm の
ワークが積載可能 ( 制約条件あり )
◦主軸熱変位補正機能の改良
※圧縮エア消費の削減 シーケンス動作イメージ
主 軸 の 回 転 状 態 変 化 に 対 す る 熱 変 位 を 約
50% 改善
整 定時間を改善し暖機運転時間の削減を通
じてエネルギー消費改善に寄与
−5−
三井精機工業環境報告書
商品開発と環境側面
高性能・高効率・高機能 コンプレッサ 「Zgaiard Xシリーズ」の開発
❖ 独自の圧縮機構「Zスクリュー」の最適形状化による更なる効率改善
工場の電力消費量の15~25%を占めるコンプレッサのエネルギー効率を上げ、無駄な消費電力を削
減することは、CO2削減へと繋がり、地球環境保全に大きく貢献することが可能となります。
「Zgaiard Xシリーズ」の開発では、工作機械メーカ
のノウハウを生かし、圧縮機構部の究極精度を実現
させると共に、最新加工技術と流体解析によりスク
リューロータとブレード部の形状最適化を図った。
これにより圧縮効率が更に改善し、従来よりも省エ
ネ性能を大きくUPさせることが可能となった。また
性能面では、従来機に対し最大で10%の吐出し空気
量の増大をし、業界同クラスにおいてNo.1の性能を
実現した。
インバータ、高効率モータの搭載とエネルギー効率
を改善させた次世代圧縮機を搭載することにより、
高効率で高性能の省エネコンプレッサを実現させた。
次世代高効率圧縮機
「Zスクリュー」搭載
新型 Zgaiard Xシリーズ
❖ 新たな環境性能の追加で地球環境保全に貢献
コンプレッサ吸排気の効率改善を図り、高温環境でも排熱量を大幅にUPすることなく運転可能とした。また
部品のユニット化による部品点数低減、廃棄物削減を図った。コンプレッサ使用負荷の少ない時は、アイドリ
ング時間を短くし、停止時間を長くすることで電力消費量の大幅な削減を図った。
三井精機工業環境報告書
−6−
生産活動と環境側面
地球温暖化防止 (CO2 排出量低減 )
より循環型社会に近づけた生産活動
▪基本的な考え方
▪基本的な考え方
▪ 2014 年度の実績
▪2014年度の実績
三井精機では、事業活動の効率化に努め、エ
ネルギー使用量の削減と共に CO2 排出削減の
取組み活動を行っています。
生産の上昇(前年比)に伴いエネルギー使用量
が増加しました。省エネ活動として、順次工
場内の照明 LED 化を進め、事務所の空調設備
も高効率型への更新を進めています。結果と
して CO2 排出量を 1 %削減(前年比)すること
ができました。
CO2排出量
排出量[t]
6000
4749
4797
4500
4486
三井精機では、より循環型社会へ近づける為、
資源の有効利用を推進しています。また 3R の
活動を推進しています。
塗装工場の設備改修を行った為、塗装汚泥の排
出が一時的に増加しました。
(前年比33%増)
鉱物系廃油については、交換サイクルの長い
切削油に変更することで前年比25%の削減が
できました。尚、金属屑は有価の為今回より
集計から外しております。
4912
374
4858
382
350
312
300
3000
200
1500
100
0
産業廃棄物排出量
排出量[t]
400
0
2010 2011 2012 2013 2014[年度]
248
2010 2011 2012 2013 2014[年度]
土壌・地下水への取組み
化学物質の管理
▪基本的な考え方
生産活動により大気中に排出される「有機物
質・化学物質」の管理及び、自然環境への汚染
の予防に努めています。
▪2014年度の実績
生産増加に伴い、塗装に使用する化学物質も
増加してきました。対策として、洗浄等に使用
しているノルマルヘキサン含有の SA シンナー
を代替品に切替えました。結果として前年度
を下回ることができました。
(2 %減)
洗浄剤として使用していた有機塩素系
化合物の 1.1.1 トリクロロエタンを 1995 年
に全廃しております。1997 年には当工場敷地
内の土壌、特に使用場所及び保管場所周辺が
汚染されているか、表層土壌ガス調査を実施
しましたが、有機塩素系化合物による土壌汚染
は確認されませんでした。
また、PCB(ポリ塩化ビフェニール)保管庫周
辺の土壌についても、PCB による土壌汚染は
ありませんでした。地下水については 2014
排出量[t]
8
6
上水道使用量
年に工場敷地内 3 箇所を対象に調査を実施し
化学物質取扱量
排出量[t]
32
ました。水質汚染防止法の規制強化項目であ
5.1
4.8
4.5
4.6
るトリクロロエチレンの含有はありませんで
24
4.5
した。今後も定期的に調査を行っていきます。
4
16
8
2
0
0
2010 2011 2012 2013 2014[年度]
−7−
2009 2010 2011 2012 2013[年度]
三井精機工業環境報告書
地域交流と安全衛生
地域コミュニケーション
三井精機工業を町の方々により理解していただ
く為に毎年 11 月に川島町農業商工祭に地元企
業として出展し、当社の製品について紹介して
います。また、地域のマラソン大会に工場を開
放し、体育館、グラウンドの貸出しを行ってい
ます。さらに地域の幼稚園の行事の際には従業
員駐車場の開放を行うなどあらゆる活動を通し
町民の方々との交流を図っております。
地域マラソン大会
川島町農業商工祭
■ 労働安全衛生
三井精機工業は『安全は何ものにも優先する』
とのトップの思想のもと、常に安全を第一に考
えると共に、従業員の健康管理、健康増進に取
組んでおります。安全については毎月開催の安
全衛生委員会、役員参加による安全パトロール、
構内安全運転チェックや年2回東松山警察の交
通課より講師をお招きし安全運転講習会を実施
するなど安全意識の徹底を図っております。ま
た災害の未然防止を確実なものとするため、職
場単位でのリスクアセスメント活動を実施して
おります。その他として、自衛消防団を組成し
有事の際には活動出来るよう構内消防車を使用
しての放水訓練等を行っております。また、衛
生面では各種健康診断を実施すると共に職場の
環境測定の充実を目指しております。また女子
栄養大学から講師をお招きして特定保健指導及
び栄養指導を実施しております。その他として、
夏場には熱中症対策として主に製造部門の従事
者に対し塩飴などの配付を行い、秋から冬に向
かってはインフルエンザの予防接種を全ての構
内作業者に対し案内を行い、接種希望者につい
ては診療所にて予防接種を実施しております。
今後は管理職へのメンタルヘルス講習会、相談
窓口を設けるなど従業員のメンタルヘルスにも
重点を置いて取組んでいきます。
安全運転講習会
自衛消防団訓練風景
三井精機工業環境報告書
−8−
物流と環境配慮
工作機械関連
輸送の効率化で CO2 を削減するとともに、
包装材、木製パレットを削減して廃棄物を
減らすよう取組んでいます。
▪主な取組み事例
◦積荷の集約化による、
トラック台数の削減。
◦空荷の帰り便を、積極的に有効利用。
◦梱包資材の削減(木材→スチール化・木箱
再利用)
◦持込木製パレットの再利用(13 年度開始)
コンプレッサー関連
物 流 CO2 排出量の約 90 %を占める製品本
体の出荷輸送を中心に取組んでいます。
▪主な取組み事例
積載効率の改善としては路線便の使用率向
上を実施しております。(前期比5%向上)
輸送ルートの改善としてはサービス拠点へ
纏めて発送することで輸送便数削減を実施
しております。
梱包荷姿の改善としてはダンボール梱包の
簡易化を実施しております。
出荷用梱包木箱
➡
➡
安全、省エネ
なデリバリー
の実現
▪物流CO2排出量の推移
スチール製、繰返使用可能型へ
排出量は生産量と出荷量に左右されます。
輸送効率の改善に取組み台当り排出量を削
減しています。
▪物流CO2排出量、原単位の推移
物流における二酸化炭素排出量と原単位の推移
排出量[t]
200
原単位
[t / 億円]
1.2
物流における二酸化炭素排出量と台当たりの推移
排出量[t]
24
台当たり
[㎏ / 台]
100
150
0.9
18
75
100
0.6
12
50
50
0.3
6
25
0
0
0
2010 2011 2012 2013 2014[年度]
0
2010 2011 2012 2013 2014[年度]
−9−
三井精機工業環境報告書
環境データ
水質
■ 工場系排水は、廃水処理場で処理し、水質汚濁防止法、下水道法並びに川島町との公害防止協定を
クリアし、最終放流槽より公共下水道に放流しています。
項 目
単 位
規制値
温 度
℃
PH (水素イオン濃度)
2013年度
2014年度
最大値
最小値
最大値
最小値
45℃未満
30.7
17.7
23.1
18.9
-
5を越え9未満
7.5
6.9
7.5
7.1
BOD (生物化学的酸素要求量)
mg/ℓ
600未満
163
61
250
99
SS(浮遊物質量 )
mg/ℓ
600未満
52
28
84
25
n-ヘキサン(鉱油類)
mg/ℓ
5以下
2.5未満
2.5未満
2.5未満
2.5未満
n-ヘキサン(動植物油類)
mg/ℓ
30以下
16
5.3
10
4
ヨウ素消費量
mg/ℓ
220未満
30
17
29
5
窒素含有量
mg/ℓ
240未満
61
26
86
41
燐含有量
mg/ℓ
32以下
6.9
3.1
9.5
4.7
亜鉛及びその化合物
mg/ℓ
2以下
0.1未満
0.1未満
0.2未満
0.2未満
溶解性鉄及びその化合物
mg/ℓ
10以下
1.0未満
1.0未満
1.0未満
1.0未満
溶解性マンガン及びその化合物
mg/ℓ
10以下
1.0未満
1.0未満
1.0未満
1.0未満
ホウ素及びその化合物
mg/ℓ
10以下
0.08
0.04
1.0未満
1.0未満
フッ素及びその化合物
mg/ℓ
8以下
1.3
0.8
0.8未満
0.8未満
鉛及びその化合物
mg/ℓ
0.1以下
0.005未満
0.005未満
0.005未満
0.005未満
砒素及びその化合物
mg/ℓ
0.1以下
0.005未満
0.005未満
0.005未満
0.005未満
アンモニア、亜硝酸及び硝酸性窒素
mg/ℓ
380未満
51
20
72
36
騒音
■ 騒音は第四種区域 ( 工業専用地域)及び、学校教育法に示す施設(幼稚園が該当)の敷地の周囲概ね
50m 区域内に該当します。この為、第四種区域で示す規制基準から 5dB 減じた値が規制値となり
ます。騒音防止法、県条例敷地境界 4 箇所、定める基準値をクリアしています。
2013年度
2014年度
項 目
単 位
規制値
東側敷地境界線
d B(A)
65
61
*38
48
42
南側敷地居回線
d B(A)
65
*39
*38
*55
*41
西側敷地境界線
d B(A)
65
*45
*34
*46
*41
北側敷地境界線
d B(A)
65
*38
*38
*47
*41
最大値
最小値
最大値
最小値
(*印は主音源が周辺環境騒音の為、実際に工場から発生していた騒音はこの数値より小さい)
振動
■ 振動は振動規制法の区域の区分には該当しない為、 規制基準値が定められておりませんが、第二種
区域の規制値を参考に評価を行っています。測定箇所を2箇所追加し、規制値をクリアしています。
2013年度
2014年度
項 目
単 位
規制値
(大防法)
最大値
最小値
最大値
最小値
東側敷地境界線
dB
55
38
30 未満
33
30未満
南側敷地居回線
dB
55
ー
ー
35
30未満
西側敷地境界線
dB
55
ー
ー
30
30未満
北側敷地境界線
dB
55
30 未満
30 未満
34
30未満
三井精機工業環境報告書
− 10 −
環境取組み活動の歴史
1979年 (昭和54年)
埼玉県比企郡川島町と公害防止協定を締結
1980年 (昭和55年)
埼玉県比企郡川島町に工場建設開始
1981年 (昭和56年)
埼玉県川島町に旧桶川工場を移転、川島工場を拡張開設
工場系廃水処理施設(活性汚泥法)設置
雨水(油)分離槽設置
1983年 (昭和58年)
世界初の水潤滑オイルフリーコンプレッサー生産開始
1993年 (平成 5 年)
日野関連会社生産環境委員会活動に参画
1994年 (平成 6 年)
本社を大田区下丸子に移転
(平成 7 年)
1995年 東京工場・川島工場「ISO9001」認証取得
部品洗浄の有機塩素系洗浄剤(1.1.1 トリクロロエタン)全廃
1997年 (平成 9 年)
地下水観測井 設置
(平成12年)
2000年 廃棄物直接埋立て廃止の取り組み
(平成13年)
2001年 本社及び旧東京工場を旧川島工場へ集約し、本社・本社工場とする、
東京本社を品川区東品川に開設
「ISO14001」認証取得準備開始
工場系廃水処理施設 活性汚泥処理施設を廃止し
凝集沈殿処理施設に変更
2002年 (平成14年)
本社工場「ISO14001」認証取得
廃棄物焼却炉廃止
2005年 (平成17年)
i-14000シリーズ販売開始
2006年 (平成18年)
i-14000/ZUシリーズが平成17年度優秀賞エネルギー機器
日本機械工業連合会 会長賞を受賞
2011年 (平成23年)
環境報告書を発行開始
2012年 (平成24年)省エネ提案士制度開始 工場の総電力見える化 デマンドモニター運用開始
産機棟屋根、窓ガラス断熱工事実施
2014年 (平成26年)
精機棟、機械工場、ユニット組立の照明LED化
− 11 −
三井精機工業環境報告書
MEMO
三井精機工業株式会社
お問い合わせ
〒350ー0193
埼玉県比企郡川島町八幡6-13
環境室 Tel:049-297-5555
Fax:049-297-4714
http://www.mitsuiseiki.co. jp
発行 : 2015年10月