安全データシート(SDS)PTMG650 E4E3-0650-4(193)

ポリテトラメチレンエーテルグリコール650 (Poly(tetramethylene ether) glycol:PTMG650) 三菱化学株式会社
E4E3-0650-4 2012/08/30
安全データシート(SDS)
作成日 2010/07/26
改訂日 2012/08/30
1.製品及び会社情報
製品名
:
会社名
住所
担当部門
担当者(作成者)
電話番号
FAX番号
:
ポリテトラメチレンエーテルグリコール650 (Poly(tetramethylene ether) glycol:PTMG
650)
:
:
:
:
:
三菱化学株式会社
東京都千代田区丸の内一丁目1番1号
C4ケミカル事業部
技術グループ
03-6748-7175
03-3286-1274
緊急連絡電話番号
: 03-6748-7175
整理番号
:
E4E3-0650
推奨用途および使用上 : ・ 合成樹脂原料(ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)、ポリウレタン
の制限
、ポリウレタンエラストマー、ポリエステル、ポリアミド)、塗料・コー
ティング剤、接着剤・シーラント、人工皮革・合成皮革
2.危険有害性の要約
GHS分類:
物理化学的危険性:
火薬類
可燃性/引火性ガス
可燃性/引火性エアゾール
支燃性/酸化性ガス
高圧ガス
引火性液体
可燃性固体
自己反応性化学品
自然発火性液体
自然発火性固体
自己発熱性化学品
水反応可燃性化学品
酸化性液体
酸化性固体
有機過酸化物 金属腐食性物質
健康に対する有害性:
急性毒性-経口
急性毒性-経皮
急性毒性-吸入(気体)
急性毒性-吸入(蒸気)
:
:
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:
:
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:
:
:
区分外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
区分外
分類対象外
分類できない
分類できない
分類対象外
分類できない
分類できない
分類できない
分類対象外
分類できない
:
分類できない
:
:
:
:
分類できない
分類できない
分類対象外
分類できない
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急性毒性-吸入(粉塵/ミスト)
皮膚腐食性/刺激性
眼に対する重篤な損傷性/刺激性
呼吸器感作性
皮膚感作性
生殖細胞変異原性
発がん性
生殖毒性
特定標的臓器毒性(単回暴露)
特定標的臓器毒性(反復暴露)
吸引性呼吸器有害性
環境に対する有害性:
水生環境急性有害性
水生環境慢性有害性
GHSラベル要素:
絵表示またはシンボル
注意喚起語
注意書き:
安全対策
:
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:
:
分類できない
分類できない
分類できない
分類できない
分類できない
分類できない
分類できない
分類できない
分類できない
分類できない
分類できない
:
:
分類できない
分類できない
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: ・ 該当なし
: ・ 該当なし
: ・ 可燃性があるので、火気に注意する。
応急措置
:
保管
廃棄
:
:
重要な徴候
:
・ 高温下で酸などの存在により分解し、引火性の高いテトラヒドロフランを
生成する。
・ 作業の際には以下に示す保護具を着用する。
[呼吸器の保護具]有機ガス用防毒マスク
[手の保護具]不浸透性であり、且つ丈夫な保護手袋(材質は
ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコン)
[目の保護具] 一眼眼鏡または保護面
[皮膚及び身体の保護具]耐溶剤性の保護衣と帯電防止用安全靴
・ 汚染した衣類は脱ぎ去り、患部を多量の清浄な水でよく洗う。
・ 皮膚に付着した場合は多量の水で洗うこと。
・ 眼に入った場合は直ちに流水で15分以上洗うこと。コンタクトレンズが
容易に外せる場合は外すこと。洗浄を続けること。
・ 通風の良い乾燥した冷暗所に保管する。
・ 廃棄物は許可を受けた産業廃棄物処理業者と委託契約(マニュフェスト)
をして処理をする。
・ 廃棄物処理に関し不明な点がある時は所轄の自治体に問い合わせること。
・ 眼および皮膚や粘膜の弱い箇所に対して軽い刺激性がある。
3.組成及び成分情報
単一/混合物
化学名または一般名
:
:
化学特性(化学式等)
成分:
:
単一製品
ポリテトラメチレンエーテルグリコール/poly(oxy-1,4-butanediyl)-α-hydro-ω
-hydroxyl
HO-(CH2CH2CH2CH2O)n-H
No.
成分名
CAS No.
化学式
1
ポリテトラメチレンエーテルグリコール
25190-06-1
HO-(CH2CH2CH2CH2O)n-H
No.
1
化審法
官報公示整理番号
(7)-129
毒物及び劇物取締法
安衛法
官報公示整理番号
(7)-129
: ・ 該当せず
2/6
安衛法
通知物質
-
化管法
(PRTR法)
-
含有率
(%)
99.9以
上
毒劇法
-
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その他
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:
4.応急措置
吸入した場合
皮膚に付着した場合
目に入った場合
飲み込んだ場合
: ・ 蒸気、ガス等を吸い込んで気分が悪くなった場合には、空気の新鮮な場所に移
し呼吸しやすい姿勢で休息させること、気分が悪い時には医師に連絡すること
。
: ・ 付着物を布にて素早く拭き取る。
・ 大量の水および石鹸または皮膚用の洗剤を使用して十分に洗い落とす。
・ 外観に変化が見られたり刺激痛がある場合、気分が悪いときには医師の診断を
受けること。
・ 汚染した衣類は脱ぎ去り、患部を多量の清浄な水でよく洗う。
・ 皮膚に付着した場合は多量の水で洗うこと。
: ・ 直ちに大量の清浄な流水で15分以上洗う。次にコンタクトレンズを着用して
いて容易に外せる場合は外すこと。まぶたの裏まで完全に洗うこと。
・ できるだけ早く医師の診察を受けること。
: ・ 誤って飲み込んだ場合には安静にして直ちに医師の診断を受けること。
・ 嘔吐物が気管に流入しないように注意する。
・ 医師の指示による以外は無理に吐かせないこと。
・ コップ1~2杯の清浄な水を飲ませて胃内で薄める。
応急措置をする者の保護 : ・ 換気を行う。
・ 応急措置作業の際には、『8.暴露防止及び保護措置』の項に記載する保護具
を着用する。
5.火災時の措置
消火剤
: ・ 大量の噴霧水、泡薬剤(耐アルコール泡薬剤)、粉末消火剤、二酸化炭素。
使ってはならない消火剤 : ・ 水(棒状水、高圧水)
特有の消火方法、消火を : ・ 可燃性のものを周囲から素早く取り除く。
行うものの保護
・ 指定された消火剤を使用すること。
・ 高温にさらされる密閉容器は水をかけて冷却する。
・ 消火活動は風上より行う。
・ 周辺を立ち入り禁止にして関係者以外を近づけないようにして二次災害を防止
する。
・ 燃焼により有毒ガス等が発生するので、空気呼吸器を着用する。
・ 粉末消火剤で初期消火にあたる。
・ 火災が広がった時は、大量の噴霧水又は泡薬剤で消火する。
・ 消火作業は風上から行う。
・ 延焼の恐れがないよう水スプレーで周辺を冷却する。
・ 状況によって防火服・耐熱服を着用する。
6.漏出時の措置
人体に対する注意事項 : ・
、保護具及び緊急時措
置
・
・
環境に対する注意事項
周辺を立ち入り禁止にして関係者以外を近づけないようにして二次災害を防止
する。
付近の着火源・高温体および付近の可燃物を素早く取り除く。
着火した場合に備えて適切な消火器を準備する。
・ 処理が終わるまで十分に換気を行う。
・ 作業の際には、『8.暴露防止及び保護措置』の項に記載する保護具を着用す
る。
: ・ 河川への排出等により環境への影響を起こさないように注意する。
・ 少量の場合には、乾燥砂、おがくず、ぼろ切れ等に吸収させて密閉できる空容
器に回収する。
・ 大量の場合には、周囲を土砂等で覆って流出を防止し、安全な場所に導いてか
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・ 大量の場合には、周囲を土砂等で覆って流出を防止し、安全な場所に導いてか
ら回収する。
封じ込め及び浄化の方 : ・ 付着物、廃棄物などは関係法規に基づいて処置すること。
法/機材
・ 漏出物は密封できる容器に回収し安全な場所に移す。
・ 衝撃、静電気に備えて火花が発生しないような材質の用具を用いて回収する。
・ 乾燥砂、土、その他の不燃性のものに吸収させて回収する。大量の流出は盛土
で囲って流出を防止する。
・ スコップ、ウエス等で回収する。大量の流出には盛土などで流出を防ぐ。水で
の洗浄なども河川への排出、環境汚染を引き起こすおそれもあり注意する。
二次災害の防止策
: ・ すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。
・ 排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。
・ 着火した場合に備えて、消火機材を準備する。
・ 着火していないドラム缶、設備等に放水し延焼・加熱・破裂の防止に勤める。
7.取扱い及び保管上の注意
取扱い:
技術的対策
: ・ 換気のよい場所で取り扱う。
・ 容器はその都度密栓する。
・ 周辺で火気、スパーク、高温物の使用を禁止する。
・
・
・
・
局所排気/全体換気
注意事項:
保管:
技術的対策
作業中は帯電防止型の作業服、靴を使用する。
洩れ、あふれ、飛散しないようにし、みだりに蒸気を発散させない。
高温物、火花、火炎との接近および過熱を避ける。
静電気対策のために、装置、機器等の設置を確実に行い、作業着・靴等は導
電性の良いものを着用する。
: ・ 屋内作業での使用の場合は発生源の密閉化、または局所排気装置を設置する
。
・ 静電気対策のため装置などを設置し、電気機器類は防爆型(安全増型)を使
用する。
・ できるだけ密閉された装置、機器または局所排気装置を使用する。
: ・
・
・
: ・
適切な保管条件
安全な容器包装材料
日光の直射を避ける。
風通しのよいところに保管する。
火気、熱源から遠ざけて保管する。
通風の良い乾燥した冷暗所に保管する。
吸湿性があり酸化されやすいので、貯蔵容器は乾燥窒素でシールする。
酸化性物質や過酸化物類と同一場所に保管(貯蔵)してはならない。
液状で貯蔵する場合の温度は40℃以上50℃以下に保持するのがよい。
静電気対策のために、貯蔵設備等は接地を行う方が好ましい。
: ・ スチールドラム、SUSドラム、ケミカルドラム、石油缶、ポリ瓶
8.暴露防止及び保護措置
設備対策
: ・ 取り扱い設備は防爆型を使用する。
・ 排気装置を付けて蒸気が滞留しないようにする。
・ 液体の輸送、汲み取り、攪拌等の装置についてはアースを取るような設備とするこ
と。
・ 取り扱いの場所近くには高温、発火源となるものが置かれないような設備とするこ
と。
・ 取扱い場所の近くに安全シャワ-、手洗い、洗眼設備を設け、その位置を明瞭に表
示する。
・ できるだけ密閉された装置、機器または局所排気装置を使用する。
許容濃度は設定されていない。
保護具:
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呼吸器の保護具
手の保護具
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: ・ 有機ガス用防毒マスク
: ・ 不浸透性であり、且つ丈夫な保護手袋(材質はポリエチレン、ポリプロピレ
ン、シリコン)
: ・ 一眼眼鏡または保護面
: ・ 耐溶剤性の保護衣と帯電防止用安全靴
・ 静電気発生を防止するために通電靴を着用する。
目の保護具
皮膚及び身体の保護具
その他:
9.物理的及び化学的性質
外観
物理的状態
色
臭い
: 液体
: 無色透明(寒冷時は白色)
: 殆どなし
pH
融点/凝固点
沸点、初留点、沸騰範
囲
引火点
: 該当情報なし
: 11 ℃ [1]
: > 204 ℃ [1]
自然発火温度
(発火点)
: 該当情報なし
燃焼性
(固体、ガス)
燃焼または爆発範囲の
上限/下限
蒸発速度
比重(相対密度)
: 該当情報なし
水に対する溶解度
水に対する溶解性
溶媒に対する溶解度
溶媒に対する溶解性
オクタノール/水分配
係数
分解温度
その他のデータ
:
:
:
:
:
: 237 ℃(クリーブランド開放式) [1]
: 該当情報なし
: 該当情報なし
: 0.982(40℃/4℃) [1]
該当情報なし
難溶
該当情報なし
可溶
該当情報なし
: 該当情報なし
: 粘度:160 mPa・s (40℃)〔自社測定値〕 10.安定性及び反応性
安定性(危険有害反応可 : ・ 安定性
能性)
通常の取り扱い条件においては安定であり、危険有害な分解生成物は発生し
ない
危険有害な分解生成物
: ・ 高温下で酸などの存在により分解し、引火性の高いテトラヒドロフランを生成
する。
11.有害性情報
その他
: 急性毒性:経口 ラット LDL0 5g/kg a)
マウス LD50 10g/kg以上 a)
局所効果:ウサギの眼球に対し軽度の刺激性を示すが皮膚に対する刺激性はなく、
経皮吸収による毒性も認められない。 b)
通常の作業においては殆ど支障はないが、希に皮膚や粘膜の弱い箇所に
対して軽い刺激を与える事がある。
a)NIOSH,"Registry of Toxic Effects of Chemical Substances",
U.S.DHHS,Aug.2000
b)産業中毒便覧
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12.環境影響情報
・ 漏洩、廃棄などの際には環境に影響を与えるおそれがあるので取り扱いに注意する。特に製品や洗浄水が地
面、川や排水溝に直接流れないように対処すること。
生態毒性 : ・ 既知見なし。
13.廃棄上の注意
残余廃棄物
汚染容器および包装
: ・ 容器、機器装置等を洗浄した排水等は地面や排水溝へそのまま流さないこと。
・ 排水処理、焼却等により発生した廃棄物についても廃棄物の処理および清掃に
関する法律に従って処理を行うか委託をすること。
・ 廃棄する場合は焼却によって行う。
・ 極少量の場合には、ボロ布等で拭き取って焼却。それ以外の場合には、少量ず
つ焼却処分する。
・ 当該製品を含む排水が出る場合は、活性汚泥への負荷変動等の影響を事前に検
討した上で、活性汚泥等の適切な排水処理を行う。
: ・ 空容器は内容物を完全に除去してから処分する。
・ 容器を廃棄する場合は、臭気がしなくなるまで十分に水洗する。
14.輸送上の注意
・ 容器にもれのないことを確かめ転倒、落下、損傷がないように積み込み、荷崩れ防止を確実に行うこと。
・ 取り扱いおよび保管上の注意の項の記載に従うこと。
国際規制
: ・ 国連分類:国連の定義上、危険物に該当しない。
国連番号:なし
陸上輸送
: ・ 消防法に定められる運送方法に従うこと。
輸送の特定の安全対策 : ・ 輸送前に容器の栓が確実に施され、漏れがないこと及び所定の表示がされてい
及び条件
ることを確認し、容器の破損がないように積み込んで荷崩れの防止を確実に行
なう。
・ 輸送については、道路運送車両法等の法令に従う。
・ その他の取扱いについては、「取扱い及び保管上の注意」の記載内容に準じて
行なう他、可燃性及び有害性液体に関する一般的な注意事項にも注意する。
15.適用法令
消防法
毒物及び劇物取締法
労働安全衛生法
化学物質管理促進法 (PRTR法)
・
・
・
・
危険物 第4類 第4石油類 危険等級 III
該当せず
該当せず
該当せず
16.その他の情報
引用文献
:
記載内容の問い合わせ先
会社名
:
[1] 自社測定値(非GLP)
その他
・ 記載内容は現時点で入手できた資料や情報にもとづいて作成しておりますが、
記載のデ-タや評価に関しては、情報の完全さ、正確さを保証するものではあ
りません。また、記載事項は通常の取り扱いを対象としたものですので、特別
な取り扱いをする等の場合には新たに用途・用法に適した安全対策を実施の上
お取り扱い願います。
:
三菱化学株式会社
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