関西ブロック

関西ブロック
ブロック賞
◆大阪聖母女学院 タイ隊[大阪府]
先輩から引き継いだボランティアとして、タイの子どもたちの支援活動を行ってきた。4人という少ないメンバーで、
タイ語の学習など日本で一年間準備をしたうえで現地へ行き、スラム街に住む子どもたちの家庭訪問や聾学校を訪
問しての交流活動などを行った。4人がそれぞれできる役割を分担し、自分の決めた企画に責任を持って取り組んだ。
帰国報告会では経済格差などタイの抱える現状を報告した結果、タイ隊の参加希望者を 12 人に増やすことができた。
◆京都府立桂高等学校 TAFS「地球を守る新技術の開発」班[京都府]
SPIRIT OF COMMUNITY 奨励賞受賞
2007 年から日本固有の植物であるノシバの保護・活用について研究している。2012 年には、宮城県の企業からの依
頼で廃棄物となる津波堆積土をノシバで緑化するという試みに携わった。調査するなかで金華山島に未発見のノシバ
の新種を発見、それを芝苗として生産し、2014 年秋以降に整備される緑地帯や防潮堤の緑化に津波堆積土とともに
利用されることになった。希少種を保護するとともに被災地の緑化に応用するという、世界でも例を見ない事例とな
った。
◆柏原高校インターアクト部[兵庫県]
日本語教室で外国人小学生への学習支援を行っていたが、活動のなかで外国人の生活における不便さを具体的に知
りたくなり、丹波市在住の外国人の生活実態調査を開始。外国人が日本人から世話をされるだけでなく、日本人社会
との交流を望んでいることを知り、地域の他の組織とともに外国人が主体的に参加できる演芸大会を開催した。外国
人を前面に出す企画に懐疑的だった大人も、高校生が全面的に運営をすることで納得して、企画を進めることができ
た。
◆兵庫県立三田西陵高等学校 入江 晶子さん[兵庫県]
SPIRIT OF COMMUNITY 奨励賞受賞
マラソン大会のボランティアスタッフなどの個人活動に加えて、ボランティアグループでも多くの活動に取り組んで
いる。地域の祭りには中学の時から設営ボランティアとして参加、祭りのバリアフリー化を提案していた。4年間かけ
てさまざまなアプローチをした結果、障がい者・高齢者・妊婦の方々などが利用できるスロープつきの特別席を設ける
ことに成功した。ボランティアによって「知らない街」が「私の街」に、「知らない人」が「私の仲間」になっていくこ
とを実感している。
◆兵庫県立農業高等学校 食を科学する研究チーム[兵庫県]
「地域の農業を元気にしたい」との考えのもと、食品製造の知識や技術を駆使して、古代米「紫黒米」の紫色を生か
した米粉シフォンケーキの開発に取り組んだ。紫黒米で紫色をきれいに出すのは困難だったが、地元のブルーベリー
を利用することで解決。地域の食材にこだわり、純地元産の紫色シフォンケーキと紫黒米クッキーを開発し、商品化
に向けた地域への提案を行った。農業高校レストランで行った試食販売会では好評を得て、地域の新しい加工品とし
ての可能性を示した。
※ボランティアグループ名などは、受賞者応募用紙の記載通りとさせていただいております。
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コミュニティ賞
◆大津市立伊香立中学校 アクアリウム部[滋賀県]
部員が大切に育てている白メダカを販売し、その収益金を東北レインボーハウス建設募金として送金する「メダカ募
金」を行っている。命を育む活動が地域の方々の共感を呼び、中学校区のみならず市の広域に広がった。中学生とし
てできる身近なことから始めても、心をこめて続ければ思ってもみない「心の絆」が生まれるということを実感してい
る。
◆五個荘中 いつまでも応援します東北支援プロジェクト実行委員会[滋賀県]
東日本大震災からの復興に向けて、募金などの支援活動を続けてきたが、今年は念願の現地訪問を行った。訪問まで
に関わる全てが苦労の連続だったが、綿密な計画を重ね、形を成した時の達成感は得も言われぬものだった。今後は
被災地で“見た、出会った、感じた、心が動いた”経験を活かし「今、何をすべきか」を考え、更なる支援につなげたい。
◆聖パウロ学園光泉中学高等学校 インターアクトクラブ[滋賀県]
老人福祉施設の訪問、募金活動、地域の祭り・行事への参加、校内の緑化活動、校内・通学路の清掃、警察署と合同
の啓発活動など、幅広く企画、実践している。ボランティア部員が 70 人と非常に多いが、アットホームな中にもけじ
めを忘れず、先輩たちが築いてきた積極的な姿勢、良質な行動マナーを伝統として受け継ぎ、取り組んでいる。
◆中辺路中学校生徒会[和歌山県]
紀伊半島大水害により中辺路町は大きな被害を受けた。故郷の復旧と町の人たちの心を癒やすため、町を花でいっ
ぱいにしようと計画し、まずは 5,000 株の花を種から苗に育てた。苗を事業所に配り、町の人が自由に持ち帰れる
よう公共施設に置かせてもらった結果、多くの家の軒先に花が咲き、地域の人の笑顔が見られ、絆も強くなったと感
じている。
◆芥川高校 和太鼓部[大阪府]
様々な施設やイベントでチャリティー演奏を行っていたが、今年度は NGO や NPO とつながることで、支援先ともつ
ながることができた。さらに学習会でチャリティー先の現地の事情や生活状況を知ることにより、私たちのチャリティ
ーの目指すものがより明確になった。また、地域のお年寄りや子どもたちのための演奏会も回数を増やしている。
◆大阪府立農芸高等学校 農業派遣部[大阪府]
羽曳野市のワイン用ブドウを生産している産地で、遊休農地解消と地域活性化を目的とした、竹内街道ワインクラブ
のボランティア活動に参加した。棚線張りから始まり、下草刈り、苗の植えつけ、誘引、摘心、収穫、ワイン作りと、
全ての工程を地域の方と協力して行うことにより、地域密着のボランティアを実現することができた。
◆大阪府立藤井寺高等学校 交流ボランティア委員会[大阪府]
各クラスから選出したボランティアを中心に、体育大会、文化祭、授業参加など、様々な行事で藤井寺支援学校の障
がいのある高校生との交流を 30 年以上も続けている。交流すること自体がとても貴重な経験である上に、同じ高校
生として障がい者への特別視がなくなり、さらに一緒に行動することで、バリアフリーへの意識も高まっている。
※ボランティアグループ名などは、受賞者応募用紙の記載通りとさせていただいております。
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◆大阪府河南高校和太鼓部「地車」[大阪府]
東日本大震災復興コンサートや、台湾の中学校との交流を通じて、日本の伝統文化の良さを伝えている。また、地域
の交流を深めるため、小・中学生から参加者を募って行う和太鼓体験活動も、今年で6年目になる。指導の難しさを痛
感するが日々上達する参加者の笑顔を見ると、今後はもっと色々な方と出会い、心を通わす活動をしていきたいと意
欲がわく。
◆同志社香里中学校・高等学校 同志社香里ボランティア部[大阪府]
大阪市西成区の釜ヶ崎で、野宿者や失業者の方々に、おむすびを作ってお渡しする「炊き出し」活動を続けている。
釜ヶ崎という地域に対する偏見が強いため、ボランティア参加者を募ることに苦労したが、活動を継続的に行うこと
で理解が進み、学校関係者からも米の寄付が増えた。今後は実際に見聞したことを基に社会格差の問題を学んでい
きたい。
◆東輝中学校 生徒会本部[京都府]
わが校の合言葉である「当たり前を当たり前にすること」を実践するべく、生徒会が発信する形で登校時のあいさつ、
校庭にある大きなイチョウの木から拾った銀杏の販売と売上金の寄付、五円玉募金、エコキャップ回収を行っている。
支援の輪を広げるための声かけやチラシ配布、ポスター制作などの啓発活動により、地域へも取り組みの輪が広がっ
ている。
◆京都府立洛東高等学校 野闘籠塁界[京都府]
年間を通して毎週木曜日の朝に校内、自校生が使用する駅、学校付近道路の清掃活動を行っている。また、定期的に
児童館を訪問し、子どもたちとものづくり交流を実施、作ったうちわを地元の老人福祉施設へ持参しプレゼントする
とともに、ホームでのものづくり交流も行った。人と向き合って会話することの大切さを実感できる良い経験になっ
ている。
◆銅駝美工 生徒会[京都府]
東日本大震災以降“私たちにできる支援”をテーマに「心の1枚を描こう」と題して、仮設住宅に住まわれている方に
絵を贈る「あなたの絵を贈ろう」の取り組みを続けている。美術の持つ大きな力を実感できる取り組みで、昨年度も
140 枚の絵とメッセージを贈ることができた。また「虹のアートプロジェクト復興美術作品」にも専攻実習での作品
を送付した。
◆超丸商店[兵庫県]
芦屋市を中心に地域の祭りやイベントへの協力を通して地域活性化への取り組みを行っている。ほとんどが仕事未経
験の中学生で構成される団体なので、任された仕事を「苦労」とは思わず「勉強」だと考え活動を継続。大人と中学
生の交流を通して、互いに良い所を見つけ合い「笑顔と感謝の気持ちを持った感じの良い団体」になることを意識し
ている。
◆明石北高校 ボランティア部[兵庫県]
難病支援としてオリジナルチャリティ―グッズの制作・販売を行い、その売り上げを寄付している。また、放課後や夏
休みに小学生の子どもたちを預かる児童保育の協力をしている。 「高校生と自由研究をしよう」という夏季イベント
では、部員が一体となって企画し、 それぞれが責任を持って取り組んだ。
※ボランティアグループ名などは、受賞者応募用紙の記載通りとさせていただいております。
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◆明石南高等学校ボランティア部[兵庫県]
被災した宮城県塩竈市を支援するための募金活動を行っており、あわせて現地へ赴き被害に遭った海岸の清掃活動
に参加した。また、地域では毎年視力障がい者センターで開催されるブラインドテニス大会で、マンツーマンで選手
の誘導を行ったり、学童訪問で子どもたちと一緒にできる遊びを提供している。ボランティア部の人数が多いので、
個人個人の得意な分野を生かしてより良い活動ができるよう努力している。
◆芦屋学園高等学校ボランティア部[兵庫県]
鳥取県大山のボランティア合宿で共同作業所利用者との交流のほか、温泉、大山寺本堂の清掃を行った。震災支援で
は手話コーラスへの協力、また淡路島洲本市の大浜海岸、炬口海岸の清掃、地域活動としてイベント運営協力や、会
場、町内の清掃活動に参加した。併せてペットボトルキャップ回収や施設訪問、街頭募金活動にも力を入れている。
◆豊岡総合高校 インターアクトクラブ[兵庫県]
校内活動として環境美化、エコ・リサイクル、野菜作りや花の栽培など自然と共生する学校づくりを行った。校外活動
では清掃をはじめ、幼稚園や保育園との交流、講演会参加による国際理解、イベント協力、重病筋無力症の人との交
流、地域施設へのプランター寄贈、外来雑種草刈り、東北支援と幅広く活動した結果、地域との絆がさらに深まった。
◆兵庫県立三木北高等学校 環境研究部 ECO-P[兵庫県]
ECO-PのPは「プランナー・プレイヤー・プロデューサー」を表し、自分たちでプランを立て、プロデュースした地域
の環境啓発活動を行っている。主に子どもたちにエコへの関心を持ってもらうため、オリジナルキャラクターによるク
イズを交えたレンジャーショーや、小学生対象の環境学習教室の開催のほか、駅周辺の清掃活動にも参加した。
◆兵庫県立神戸北高等学校 生徒会[兵庫県]
老人福祉施設での手伝いや地域防災訓練の実施等、地域活動に力を入れている。中でも荒廃した雑木林を手入れし、
里山にオオムラサキが舞う環境を作ろうという「里山づくり」が活動の中心で、植物や昆虫の生態を調査し、自然の
保全と育成のために必要な環境整備の講習にも積極的に参加。芽吹きの季節に向けて整地を継続している。
◆兵庫県立伊丹北高等学校 自然科学部[兵庫県]
校舎の南側にある池に近年まで繁殖していた阪神間では数少ないオニバスが、急激に消失してしまったことを受け、
近隣中学校と協力して復活を試みた。過去に採取された種子をビオトープで育成し、開花後再び種子を採集して保
存している。同時に消滅の原因と見られる外来ガメの調査と捕獲も実行したり、外来ガメの弊害について地域に伝え
る活動もしている。
◆兵庫県立東播工業高等学校 空飛ぶ車いすサークル[兵庫県]
使えなくなった車椅子を修理再生し、国内外へ寄贈する活動を続けている。今年度は東日本大震災の被災地3台、明
石市1台、タイ5台、スリランカ 19 台、フィリピン1台の計 29 台を、英語と日本語の手紙を添えて寄贈。感謝の返信
に心と心の繋がりを感じ、やりがいや達成感が高まった。活動は年々広がり県内 32 の団体等から協賛をいただいた。
※ボランティアグループ名などは、受賞者応募用紙の記載通りとさせていただいております。
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