2015年12月期第2四半期 決算説明会 - MediciNova,Inc メディシノバは

2015年12月期第2四半期
決算説明会
メディシノバ
副社長、東京事務所代表 岡島正恒
チーフメディカルオフィサー 松田和子
平成27年7月31日
将来の見通しに関する記述
資料には、1995年米国民事証券訴訟改革法に規定する「将来の見通しに関する
記述」が含まれている可能性があります。これらの記述には、当社の製品候補
の期待される進捗、ライセンシングの可能性、提携プランなどに関する記述が
含まれます。これらの記述は、当社の経営陣がその時点の状況下において合理
的であると判断して立てた前提に基づくものです。このような記述は、臨床試
験の結果、見込み提携先の市場利益、当社が米国証券取引委員会に提出した届
出書に記載されているものも含めたその他のリスク、不確定要素など、その多
くは当社のコントロールが及ばないいくつもの前提、リスク、不確定要素の影
響を受けるものです。実際の当社の業績は、「将来の見通しに関する記述」に
示唆されるものと大きく異なることがあります。
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2
会社理念と経営方針
会社理念
十分な治療がまだ確立していない疾病を患う
世界中の患者さんに、
よりよい治療を提供することにより社会に貢献すること。
基本経営方針
理念を具現すべく、こうした疾病の問題を
改善する医薬品の導入、開発、販売を手がける
グローバルな製薬企業を目指すこと。
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会社概要
執行役員
•
•
•
•
•
•
本社所在地
4275 Executive Square, Suite 650, La Jolla,
California 92037, USA
東京事務所所在地
東京都港区西新橋1-11-5 新橋中央ビル5F
設立年月日
2000年9月26日
資本の部
19,945,313米ドル(約24.4億円)
(2015/6月末時点)
上場市場
– 2005年2月8日 東証JASDAQ市場上場
– 2006年12月7日 米国NASDAQ市場上場
主な事業内容
医薬品の開発
岩城裕一
代表取締役社長兼CEO
(最高経営責任者)
ピッツバーグ大学教授、
南カリフォルニア大学教授歴任、ジャフコ、日
本政策投資銀行顧問役
岡島正恒
副社長
東京事務所代表
大和証券 SMBC、
住友キャピタル証券、 住友銀行
松田和子
チーフ・メディカル・オ
フィサー(CMO)
南カリフォルニア大学Keck メディカルスクー
ル助教授、ロサンジェルス小児病院
ロマリンダ大学小児病院
ジェフリー・オブライアン
副社長
管理部門担当
UBS, DLJ/クレディ・スイス・ファースト・ボ
ストン、野村、パンク・ズィーガルの株式アナ
リスト
エスター・ヴァン・デン・
ブーム
チーフ・ファイナンシャ
ル・オフィサー(CFO)
アーンスト&ヤング(米国公認会計士)、
Universal Life Resouces
(独立)取締役
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ジェフ・ヒマワン
取締役会長
エセックス・ウッドランズ・ヘルス・ベン
チャーズマネージング・ディレクター、シード
ワンベンチャーズ共同創業
小林温
取締役
セガサミーホールディングス株式会社顧問、参
議院議員(経済産業大臣政務官、参議院自由民
主党政策審議会副会長)
石坂芳男
取締役
トヨタ自動車顧問、トヨタ自動車海外部門統括
担当副社長、米国トヨタ自動車販売社長
本日のアジェンダ
 2015年上期のハイライト
 メディシノバの主要パイプライン
 2015年下期の開発予定
 補足
 2015年12月期第2四半期決算状況
 メディシノバの株価状況
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2015年上期のハイライト
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事業活動ハイライト
2015年
1月:
–
MN-001のNASHを適応とするIND(臨床試験実施申請)申請に対する承認通知受領を発表
–
MN-029に対する細胞増殖性疾患治療を適応とする特許(日本)承認を発表
–
MN-001及びMN-002のNASHを適応とする特許(米国)承認を発表
–
MN-001の特発性肺線維症(IPF)を適応とするフェーズ2臨床治験の承認通知受領を発表
–
MN-166のALSを適応とするフェーズ2臨床治験の患者登録状況を発表
–
MN-001の肝線維化を認めるNASH適応に対するFDAのファストトラック指定承認を発表
–
MN-166のALSを適応とするフェーズ2臨床治験の安全性に関する中間解析結果を発表
5月:
–
MN-166の進行型多発性硬化症を適応とするフェーズ2b臨床治験の患者登録完了を発表
6月:
–
MN-166のクラッベ病治療適応に対するFDAのオーファンドラッグ指定を発表
–
MN-166の進行型多発性硬化症を適応とするフェーズ2b臨床治験における255名の登録患者の
2月:
4月:
無作為化完了 を発表
7月:
–
MN-166のアルコール依存症を適応とするフェーズ2a臨床治験の患者登録完了を発表
–
MN-001の特発性肺線維症(IPF)を適応とする開発プランの進捗を発表
–
MN-001の高中性脂肪血症を伴うNASH患者を対象とするフェーズ2臨床治験プロトコルに対する
FDAの承認通知受領を発表
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学会発表ハイライト
2015年
3月20日:
–
米国肝臓病学会・製薬産業各社の協賛協議学会 (AASLD and Industry Colloquium)「MN-001
の進行型NASHを適応とするフェーズ2臨床治験について」
4月21日:
–
第67回米国神経学会年次総会「MN-166のALS(筋萎縮性側策硬化症)を適応とするフェーズ2
臨床治験について」
4月23日:
–
第67回米国神経学会年次総会「MN-166の進行型多発性硬化症を適応とする臨床治験 につい
て」
6月15日:
–
第77回米国薬物依存症学会年次総会「MN-166のオピオイド依存症治療を適応とするフェーズ
2a臨床治験の中間解析結果について」
6月24日:
–
第38回米国アルコール依存症研究学術会議「MN-166のアルコール依存症を適応とするフェーズ
2a臨床治験治験の中間解析結果について」
–
第26回ALS/MND(筋萎縮性側策硬化症/運動ニューロン疾患)国際シンポジウム「MN-166の
ALS(筋萎縮性側策硬化症)を適応とする臨床治験の中間解析データについて」
2015年下期予定
12月13日:
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IR説明会ハイライト(2015年)
2015年
2015年1月15日
SMBC日興証券新潟支店個人投資家向け説明会(新潟)
2015年2月6日
モーニングスター主催個人投資家向けIR説明会(福岡)
2015年2月13日
SMBC日興証券大阪支店個人投資家向け説明会(大阪)
2015年2月19日
大和証券金沢支店個人投資家向け説明会(金沢)
2015年2月20日
モーニングスター主催個人投資家向けIR説明会(金沢)
2015年2月22日
ラジオNIKKEI主催「IR&負けない株式投資セミナー」(東京)
2015年2月24日
モーニングスター主催個人投資家向けIR説明会(仙台)
2015年3月13日
通期決算説明会(東京)
2015年4月15日
SMBC日興証券大阪支店個人投資家向け説明会(西宮)
2015年5月26日
「賃貸住宅フェア」内株式投資フェア(福岡)
2015年7月15日
IRBANK主催個人投資家投資説明会(大阪)
2015年7月16日
SMBC日興証券大阪支店個人投資家向け説明会(御堂筋本町)
2015年7月17日
IRBANK主催個人投資家投資説明会(京都)
2015年7月31日
第2四半期決算説明会(東京)
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メディシノバの主要パイプライン
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メディシノバの主要パイプライン
コアプログラム/インディケーション
前臨床
フェーズ1
MN-166 経口 抗炎症 / 神経保護作用
神経変性疾患
進行型多発性硬化症
患者登録完了
NeuroNEXT/クリーブランド・クリニック, 国立神経疾患脳卒中研究所(NINDS)からの助成金
ALS(筋萎縮性側索硬化症)
カロライナ・ヘルスケアシステム神経科学研究所 神経筋/ALS・MDAセンター
クラッベ病
準備中
オーファンドラッグ指定
薬物・嗜好品 依存症
覚醒剤(メタンフェタミン)依存症
ファストトラック指定
UCLA, 国立薬物濫用研究所(NIDA)からの助成金
オピオイド(ヘロイン、処方鎮痛剤)依存症
コロンビア大学, 国立薬物濫用研究所(NIDA)からの助成金
アルコール依存症
患者登録完了
UCLA, アルコール濫用/アルコール依存症研究所(NIAAA)からの助成金
MN-001 経口 抗炎症 / 抗線維化
NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)
準備中(治験実施承認取得済)
Advanced NASH (NASH+進行した線維化)ファストトラック指定
IPF(特発性肺線維症)
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オーファンドラッグ指定
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準備中(治験実施承認取得済)
フェーズ2
フェーズ3
メディシノバの主要パイプライン
MN-166 (イブジラスト Ibudilast )
• 神経変性疾患
o
o
•
進行型多発性硬化症
筋萎縮性側策硬化症
依存症
o
o
o
オピオイド(ヘロイン、処方鎮痛剤)
覚醒剤
アルコール
o
o
o
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)
進行型NASH (NASH+ 線維化)
特発性肺線維症 (IPF)
MN-001 (タイペルカスト Tipelukast)
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パイプライン開発状況-1
MN-166 (イブジラスト Ibudilast )
• 神経変性疾患
o
o
•
o
o
o
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進行型多発性硬化症
筋萎縮性側策硬化症
依存症
覚醒剤
アルコール
麻薬・ヘロイン
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MN-166(イブジラスト)の概要
杏林製薬が開発, 1989 年上市 (25年以上の歴史)
 低分子化合物、経口カプセル
 喘息 および脳梗塞後の“めまい”に適応
 既に日本だけで320万人以上に処方 ー
安全性・認容性良好
 種々のメカニズム (PDE3,4,10,11阻害、MIF阻害作用など)を介し、活性グ
リアを抑制
ニーズがみたされていない中枢神経系疾患への効果が期待される
 神経変性疾患 (進行型多発性硬化症、ALS)
 依存症 – 覚醒剤、麻薬系、嗜好品(アルコールなど)
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進行型多発性硬化症適応のフェーズ2b臨床治験の概要
SPRINT-MS study
パートナー
N = 250
対象・期間:進行型多発性硬化症患者、2年間(96週)
デザイン:プラセボ対照二重盲検試験 (全米28施設)
最初の2週間:
プラセボ または イブジラスト60mg/day
2週-8週目:
用量タイトレーション
8週目以降:
プラセボ または イブジラスト上限100mg/日
(被験者の認容性、安全性によっては60mg/日 80mg/日への用量も
可能)
目的:
進行型多発性硬化症患者におけるイブジラストの脳萎縮抑制(予防)効果
を評価(MRI)
INFβ、コパキサン使用者におけるイブジラスト併用の安全性を評価
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タイミング
現在進行中
患者登録完了
筋萎縮性側策硬化症適応のフェーズ2臨床治験の概要
MN-166-ALS study
パートナー
N = 60
対象: 筋萎縮性側策硬化症(ALS)患者
期間: 6ヶ月DB - 6ヶ月OLE (合計12ヶ月)
デザイン:プラセボ対照二重盲検試験 → オープンレーベル
最初の6ヶ月:
プラセボ または イブジラスト60mg/day
6ヶ月以降
被験者全員がイブジラスト60mg/day
目的:
リルゾール服用ALS患者におけるイブジラスト併用の安全性・認容性
および、イブジラストの効果を評価
タイミング
現在進行中
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覚醒剤依存症適応のフェーズ2臨床治験の概要
UCLA-Meth-Ph2 study
パートナー
N = 140
対象:治療希望の覚醒剤中毒者
デザイン:プラセボ対照無作為二重盲検試験
用量:プラセボ または イブジラスト100mg/日
期間:3回/週 x 12週間 の外来通院

身体所見、血液検査、ECG、尿検査などを行う
主要評価項目は、最後の2週間のメタンフェタミン使用の有無
タイミング
NIDA及びFDA推奨の評価項目
現在進行中
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アルコール依存症適応のフェーズ2臨床治験の概要
UCLA-Alcohol abuse study
パートナー
N = 24
対象:治療希望のアルコール依存症患者
デザイン:プラセボ対照無作為二重盲検、クロスオーバー
用量:プラセボ または イブジラスト100mg/日
期間: 7日間(外来+病棟1泊) x 2セッション

身体所見、血液検査、ECG、アルコールチャレンジ試験
禁断症状、精神状態、アルコール渇欲度 (病棟でのアルコール静
注チャレンジなど
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タイミング
現在進行中
患者登録完了
麻薬・ヘロイン依存症適応のフェーズ2臨床治験の概要
MN-166/AV411-SA
パートナー
N = 24
対象:治療希望の麻薬・ヘロイン依存症患者
デザイン:プラセボ対照無作為二重盲検、クロスオーバー
用量:プラセボ または イブジラスト100mg/日
期間: 20日間(病棟) x 2セッション

身体所見、血液検査、ECG、ストレスチャレンジ
禁断症状、精神状態、麻薬渇欲度、麻薬の自己投与の有無
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タイミング
現在進行中
パイプライン開発状況-2
MN-001 (タイペルカスト Tipelukast)
o
o
特発性肺線維症 (IPF)
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)
MN-001
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MN-001(タイペルカスト)の概要
 新規低分子化合物、経口 錠剤
 ロイコトリエン拮抗作用、PDE3&4阻害、5-リポキシゲナーゼ阻害など多彩なメカ
ニズム
 臨床的には抗炎症、抗線維化作用を持つと考えられる
過去の開発経緯
気管支喘息、間質性膀胱炎への適応
 喘息治療薬:軽度から中等度の喘息患者に対するフェーズ2治験で良好な結果
 現在まで600名以上に投与経験
 ~1500mg/日投与量で良好な認容性、安全性が確立
線維化疾患への適応
 5-リポシゲナーゼ(5-LO)経路を介したロイコトリエン生合成阻害による炎症の軽減
および、線維化軽減の可能性が示唆
 NASH, 進行型NASH, IPF 動物モデルスタディで、組織染色による線維化スコア、生
化学的検査、遺伝子発現検査などで、著明な抗線維化作用を確認
©
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Inc. 2015
2015
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IPF(特発性肺線維症)とは?
IPF (Idiopathic Pulmonary Fibrosis) :
原因不明の肺実質の線維化疾患
進行性で致死的疾患、多くが診断から5年以内に死亡
アメリカでの罹患者は130,000人程度、稀な疾患 (オーファンドラッグ指定)
昨年FDAにより承認された治療薬は重症例での治験実績は無い
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中等度‐重症IPF患者を対象とする
フェーズ2a臨床治験デザイン
フェーズ2a臨床治験 (DBx 6mo =>OLP x6 mo)
中等度から重度の特発性肺線維症(IPF)における
MN-001 750mg x 2/日の安全性、認容性
呼吸機能、Dyspnea スコア
IPF 急性増悪の頻度や最初の急性増悪までの時間
プラセボ vs MN-001投薬x 6か月( 二重盲検) の後、MN-001 x 6か月(OLP)
スクリーニング期間
最長 3 ヵ月
中等度から重度のIPF患者
• GAP スコア 3-4
ピルフェニドンの服用なし
ニンテダニブの服用はOK
©
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2015
治療期間
MN-001 750mgを一日2回投薬 -12ヵ月
効果、安全性及び認容性
効果に関する評価項目:
努力肺活量(FVC)
6分間歩行テスト(6MWT)
息切れスコア
急性憎悪までの経過時間
IPF悪化の頻度
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NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)とは?
NAFLD (Non-alcoholic fatty liver disease) :
 肝細胞のダメージがない脂肪肝-アメリカで30百万人以上の患者
NASH( Non-alcoholic steatohepatitis):
 肝細胞のダメージがある脂肪肝 (炎症、線維化、結節など)
 肝臓の線維化が進むと、不可逆的変性をおこし、肝硬変・肝不全の原因
-アメリカで8.5百万人以上の患者
現在、FDAに認可されている治療薬は無い
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高中性脂肪血症を伴うNASH患者を対象とする
フェーズ2a臨床治験デザイン
フェーズ2a臨床治験(オープンレベル)
高血清脂肪症をともなうNASH患者における
コレステロール流出能
血清中性脂肪値
肝臓内脂肪(MRI)、MN-001・MN-002 の薬物動態
MN-001 250mg/日x 4週間、 500㎎/日x 8週間 合計12週間
スクリーニング期間
最長4カ月間
生検により診断されたNASH
高血清中性脂肪症
肝不全なし
©
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Inc. 2015
2015
治療期間
MN-001 250mg/日 -4週間→一500mg/日 -8 週間
効果に関する評価項目:
コレステロール流出能
血清中性脂肪値
安全性その他に関する項目
MN-001/002の NASH患者における薬物動態
肝臓逸脱酵素値 ( ALT/AST)
その他の血清脂肪値( 中性脂肪. コレステロール, HDL/LDL)
MRI検査による肝臓内脂肪率
25
2015年後半の開発予定
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26
2015年後半の開発予定
MN-166
 現在進行中の治験のスムーズな進行のサポート
 治験プログラムの綿密な安全性モニター
 各種申請手続き、FDA,EMAとの緊密な協議
 学会・論文発表
 新適応での治験準備
MN-001
 NASH適応でフェーズ2治験開始
 IPF適応での治験開始 (ODD承認済み)
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27
(補足)
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28
クラッベ病について ①
 2015年6月 FDAよりオーファンドラッグ指定
 非常に稀な遺伝性疾患~米国では100,000人に対して1例
 GALC gene 遺伝子変異 による酵素欠損のためにサイコシン が蓄積し、中枢神経
での脱髄が起きる
 発症時により、4タイプに分けられる
•
•
•
•
早期乳児型
晩期乳児型
若年発症型
成人発症型
©
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MediciNova, Inc.
Inc. 2015
2015
29
クラッベ病について ②
 正常に出生・発育していた乳児が生後3 - 6 か月ごろより、易刺激性、四肢の強
直, 痙攣, 哺乳困難、 精神・運動発達の遅れなどの症状で発症
 GALC酵素活性を測定することで確定診断
 乳児型の場合、大抵の場合は2歳までに死亡
 血液幹細胞移植(臍帯血または血縁者の骨髄から)は発症前の乳児型(出生前診
断)や、重篤症状前の晩期型に効果がある場合も
 典型的な乳児発症型には疾患に対する治療法はなく、症状緩和のための補助的な
治療のみ
 クラッベ病動物モデル:発症後のイブジラスト治療により、脱髄の軽減、神経症
状・発育などの悪化を軽減
©
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MediciNova, Inc.
Inc. 2015
2015
30
2015年12月期第2四半期決算の状況
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31
2015年12月期第2四半期決算業績
2015年度上期
売上高
(営業収益)
千米ドル
-
2014年度下期
前期比
(%)
-
-
-
千米ドル
4,492
4,728
営業損失
550
579
千米ドル
4,502
4,721
純損失
〈前期比:0.24百万米ドル(約0.3億円)減少〉
純損失:4,502千米ドル
〈前期比:0.22百万米ドル(約0.3億円)減少〉
5%減少
百万円
〈前期比:-〉
営業損失:4,492千米ドル
-
百万円
営業収益:0千米ドル
結果:
– 当期営業損失、純損失ともに前下期とほぼ同
水準の着地となった
5%減少
百万円
551
578
為替レートは2015年6月30日
三菱東京UFJ銀行のTTM1ドル=122.45円を使用
© MediciNova, Inc. 2015
32
2015年12月期第2四半期業績の予実対比
(千米ドル)
2015年12月期
第2四半期
業績実績
2015年3月13日発表
の2015年12月期
第2四半期業績予想
増減額(%)
営業損失予実対比:0.8百万米ドル減少
純損失予実対比:0.8百万米ドル減少
売上高
(営業収
益)
-
営業損失
4,492
-
5,309
±0(±0%)
△817 (△15.4%)
– 第2四半期の営業損失、純損失実績がともに3月13日
発表の業績予想と比して約15%減少していることは、
予定より臨床治験関連費用発生のタイミングが遅れて
いることに起因
– 通期業績予想に変更なし
純損失
© MediciNova, Inc. 2015
4,502
5,309
△807 (△15.2%)
33
要約貸借対照表
(千米ドル)
現金及び現金同等物
15年6月末
14年12月末
8,581
増減
現金及び現金同等物:8.6百万米ドル
11,669
△3,089
〈前期末比:3.1百万米ドル(約3.8億円)減少〉
前払費用及びその他の流動資産
1,021
463
+558
のれん(アヴィジェン関連)
9,600
9,600
-
仕掛研究開発費
4,800
4,800
-
680
685
△5
37
56
△18
資産合計
24,719
27,273
△2,554
支払債務
178
462
△284
未払費用
464
346
+119
未払給与及び関連費用
465
786
△321
短期および長期繰延収益、賃料
1,711
1,713
△2
繰延税金負債
1,956
1,956
-
負債合計
4,774
5,263
△489
2
2
-
25
24
+0
335,105
332,667
+2,438
△103
△101
△2
△315,084
△310,582
△4,502
〈前期末比:2.1百万米ドル(約2.5億円)減少〉
純資産合計
19,945
22,011
△2,065
– 累積欠損4.5百万米ドル増加
負債及び純資産合計
24,719
27,273
△2,554
– 新株購入契約の実施、ワラントの行使等により、2015年上期中に合計
0.46百万株の普通株を発行、これにより資本剰余金が2.4百万米ドル増
加
中国JV投資
有形固定資産(純額)及び保証金
優先株式(額面0.01米ドル)
普通株式(額面0.001米ドル)
資本剰余金
その他包括損失累計額
累積欠損
© MediciNova, Inc. 2015
34
– 2015年6月30日現在の現金は約8.6百万米ドルと見込まれ、
2016年3月31日までの運転資金をカバー
資産合計:24.7百万米ドル
〈前期末比:2.6百万米ドル(約3.1億円)減少〉
– 新株購入契約による新株発行(0.23百万株)により0.7百万ドル、ワラント
の行使等により0.7百万ドル、合わせて1.4百万ドルのキャッシュ・イ
ン、営業活動により4.5百万ドルのキャッシュ・アウトを相殺し、現金及
び現金同等物が3.1百万ドル減少、前払費用等が0.6百万米ドル増加した
ことを主な要因として資産合計が2.6百万米ドル減少
負債合計:4.8百万米ドル
※有利子負債は引き続きゼロ
〈前期末比:0.5百万米ドル(約0.6億円)減少〉
純資産合計:19.9百万米ドル
要約損益計算書
(千米ドル)
売上高
2015年上期
2014年下期
-
増減
-
-
営業費用
研究開発費:1.5百万米ドル
〈前期比:0.2百万米ドル(約0.2億円)減少〉
研究開発費及びパテント費
1,517
1,676
△159
一般管理費
2,975
3,052
△77
営業費用合計
4,492
4,728
△236
営業損失
4,492
4,728
△236
その他費用
18
13
+5
一般管理費:3.0百万米ドル
〈前期比:0.1百万米ドル(約0.1 億円)減少〉
その他収益
13
13
+0
– ほぼ前年下期と同水準の実績となった
5
7
△2
4,502
4,721
△219
法人税
当期純損失
© MediciNova, Inc. 2015
35
– ほぼ前年下期と同水準の実績となった
メディシノバの株価状況
© MediciNova, Inc. 2015
36
1株当たり指数と時価総額
三菱東京UFJ銀行の為替レート(TTM)を使用
2015年6月30日、1ドル=122.45円
2015年6月 (第2四半期末)
2014年6月 (前第2四半期末)
(百万円)
(貸借対照表イメージ図)
負債
4,774
(内)現預金
8,581
1,653
19,945
24,801
2,442
3,037
△595
百万円
0.80
1.03
△0.23
米ドル
98
126
△28
円
0.34
0.56
△0.22
米ドル
42
69
△27
円
2015年6月30日終値
2014年6月30日終値
ナスダック
3.95
2.03
+1.92
米ドル
ジャスダック
488
214
+274
円
ナスダック
98,328
49,017
ジャスダック
12,148
5,167
+6,981
百万円
24,893,221
24,146,419
+746,802
株
1株当たり
現金及び現金同
等物
資本
19,945
固定資産
15,117
株価
固定資産
15,164
時価
総額
発行済株式数
© MediciNova, Inc. 2015
37
単位
1,051
1株当たり
純資産
資本
24,801
増減
13,497
資本合計
(内)現預金
13,497
2014年6月
8,581
現金及び現金同
等物
負債
4,763
2015年6月
△4,916 千米ドル
△602
百万円
△4,856 千米ドル
+49,311 千米ドル
JASDAQとNASDAQ市場の株価比較
1日あたりの平均出来高(株)
2009年通期
2010年通期
2011年通期
2012年通期
2013年通期
2014年通期
2015年
上半期
ジャスダック
44,897
20,464
42,542
62,694
165,540
145,978
123,913
ナスダック
8,223
2,221
39,595
31,226
64,467
124,600
115,989
¥550
株価
¥450
¥350
¥250
Jasdaq
¥150
© MediciNova, Inc. 2015
38
Nasdaq
JASDAQ証券コード:4875
ナスダック Ticker:MNOV