当院における個人情報の利用目的 医療提供 ●当院での医療サービスの提供 ●他の病院、診療所、助産所、薬局、訪問介護ステーション、介護サービス事業者などとの連携 ●他の医療機関等からの照会への回答 ●患者様の診療のため、外部の医師等の意見、助言を求める場合 ●検体検査業務の委託、その他の業務委託 ●ご家族等への病状説明 編集/大谷地病院広報委員会 発行/重仁会 大谷地病院 2015年3月 第41号 診療費請求のための事務 ●当院での医療・介護・労災保険、公費負担医療に関する業務およびその委託 ●審査支払機関へのレセプトの提出 ●審査支払機関または保険者からの照会への回答 ●公費負担医療に関する行政機関等へのレセプト提出、照会への回答 当院の管理運営業務 ●会計・経理 ●当該患者様の医療サービスの向上 ●その他、当院の管理運営業務に関する利用 ●医療事故等の報告 ●入退院等の病棟管理 ・企業等から委託を受けて行う健康診断等における、企業等へのその結果の通知 ・医師賠償責任保険等に係る、医療に関する専門団体、保険会社等への相談又は届出等 ・医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料 ・当院内において行われる医療実習への協力 ・医療の質の向上を目的とした当院内での症例研究 ・外部審査機関への情報提供 付記 1.上記のうちほかの医療機関などへの情報提供について同意しがたい事項がある場合には、その旨をお申し出ください。 2.お申し出がないものについては、同意していただけたものとして取り扱わせていただきます。 3.これらのお申し出は後からいつでも撤回、変更等をすることが可能です。 以上の各点につきまして、ご不明の点及び異議がある場合には、ご遠慮なく担当窓口(011-891-3737)へお申し付けください。 また、ご本人の個人情報は原則としてご本人のお申し出により開示させていただきますが、診療録の開示に関しては別途定める開示をめ ぐる想定に従うものと致します。尚、以上の点に同意されない場合においても、なんら不利益が生じるものではありません。 ■ご案内■ ■ 自家用車、タクシーをご利用の方は、南郷通 からお越しいただくと便利です。 ■ 地下鉄ご利用の方は、東西線大谷地駅で下車 して5番出口より徒歩約10分です。 ■ 北広島、南幌、恵庭・中央長沼方面からは、 JRバス(長沼線)で大谷地バスターミナル までおいで下さい。 ■ 診療科目 精神科 心療内科 内科 大谷地ふれあい通信 当院は予約制となっております。 初診の方も事前にご予約のうえご来院下さい。 診療受付時間(平日) 9:00 ~11:30 13:00 ~16:30 (土曜) 9:00 ~11:30 ※土曜日は午前のみの受付で、日祝日はお休みです。 〒004-0041 札幌市厚別区大谷地東5丁目7-10 TEL:(011) 891-3737(代) FAX:(011) 891-3868 ※ 診療予約専用TEL(0120)489-892 http://www.ohyachi-hp.or.jp/ この度、病院の敷地内に認知症グループホーム「レガロ大谷地」を1月1日、開所いたしました。 グループホームは介護保険の制度で運営される、認知症の病気を患った方が集団で生活し、認知症に特化し たなじみのケアを提供するのが目的です。 位置づけとしては、法人で運営する高齢者向け住宅で暮らす入居者の認知症が進んだ際の住まい、また入院 している患者家族のニーズを考えた次の住まいと考えています。認知症の患者様を多く抱える医療機関として、 より専門的な認知症ケアを実践していきたいと思います。 「レガロ大谷地」は、2ユニットで定員18人。廊下は見当識が低下しても見分けがつきやすいよう左右で壁 の色を変えるなど、非対称となるように配慮しています。ベッドから転落の危険性がある人には低床電動ベッ ドを用意するほか、特殊浴槽も完備しており、要介護度が高い方も受け入れ可能な体制を整えています。 医療部分は病院と契約しており、訪問看護部による定期的な訪問や外来に相談もしながら対応する体制で実 施しています。緊急で介護が必要な場合にグループホームショートステイ事業も登録しています。また、認知 症専門の共用デイサービス事業(定員3名程度)の申請も検討しております。 月々の住居の料金は12万1千円程度で、食事代、電気代、水道代は含まれています。 病院とともに患者様を信頼と真心をもって支えるお手伝いをしていきます。グループホームレガロ大谷地を宜 しくお願いいたします。 入居に関してのお問合わせはグループホームレガロ大谷地 佐々木・藤井まで ℡ 802‐3738 ●病院住居紹介「レガロ大谷地」 ●メンタルケア講座「高次脳機能障害について」 ●病棟紹介「第5病棟」 ●まちがいさがし ●個人情報利用の目的 ○プロフィール○ 精神科 臼居 礼子 先生 平成 5年 弘前大学医学部卒業 医療法人医仁会 中村記念病院入職 平成15年 北海道大学医学部付属病院 精神神経科入職 倶知安厚生病院精神神経科入職 平成19年 北海道大学核医学研究室入室 現在籍 平成23年 医療法人 中江病院入職 平成25年 医療法人重仁会 大谷地病院入職 『高次脳機能障害』とは何でしょう? 脳損傷による『記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害』と定義さ れており、その症状は各々の脳の損傷部位によって多彩です…といっても何のこと だかわかりませんね。 脳卒中や頭部外傷などで脳に傷がついた数ヵ月後、『物忘れする、言葉が出ない、 一つの物事に固執する、仕事や当たり前のことがうまくできない、怒りっぽい、感 情の起伏が激しい、暴力や窃盗などの反社会的な行為をする』などなど、様々な症 状を呈する病気です。脳に傷がついてから、3~5年以上も経って『幻覚や妄想』が 出現することもあります。 多くの場合、見た目は普通なので社会的支援を受けることもできずに、患者さん ご本人だけではなく、ご家族や職場の人々などの周囲の方々は、長い間、悩み苦し み、困りきっています。どうしようもなくなって、ご家族や警察官に伴われて精神 科救急を受診する患者さんは少なくありません。 どうしたらいいでしょう?…どうせ治らない、とあきらめる必要はありません。 適切な薬物治療とリハビリテーションによってある程度良くなります。そして一番 重要なのは、『生活環境を整える』ことです。患者さんと主治医の他、訪問看護師 や作業所のスタッフ、病院の相談員、そしてご家族様がチームとなり協力し合うこ とで、病気の再発や悪化を防ぐことができるのです。 『高次脳機能障害』と診断され、そして現在とてもお困りの方がいらっしゃいま したら、疲れ果てる前に、どうぞ気軽にご相談下さいませ。 第5病棟は閉鎖療養病棟です。比較的長期入院の方で構 成され、病床数は49床です。このたび構造の変更を行い 個室を4室新設いたしました。5病棟は6病棟に比べて床面 積が広くとってあり、ゆったりとした印象があります。 加えて個室を設け、病棟での生活音などの刺激を最小に抑 えて十分な休養を得られることで回復に資することと思い ます。 現代は失業や不景気、自然災害、テロリズムの報道と個 人のメンタルヘルスを脅かすような事象にあふれており、 個人に無関係なことであってもその影響力の強さから少な からず心の失調をきたすことも少なくありません。 手前味噌ではありますが、まさに社会の喧騒から解き放 たれて、ゆっくりと治療に専念することが可能な病室の登 場であります。 第5病棟師長 秋山飛雄馬
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