「いすみ市まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」に関する パブリックコメント

「いすみ市まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」に関する
パブリックコメントの実施結果
市では、「いすみ市まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」について、広報いすみ(9 月号)やホームページ等でパブリックコメン
トを募集しました。その結果、3 人の方から 24 件の意見が寄せられました。いただいた御意見及びこれに対する市の考え方は以下のと
おりです。
貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。
№
ご意見等
市の考え方
修正等の有無
パブリックコメント等、市の行政情報については、
広報いすみや市ホームページ等で情報収集されて
いる市民の方が多いと考えられますが、引き続き市
政に関する情報については、わかりやすく発信して
いきます。
無
総合戦略全体に対するご意見
1 <コメント募集の周知方法等>
情報化が進んでいるが、市民の何人が市の HP でこの意見募
集を知り得て意見具申の準備に取り掛かったか、疑問であ
る。IT に疎い私は「広報いすみ 9 月号」を読んで初めて承
知をした次第です。広報無線など多くの媒体を活用して広く
市民の意見募集を徹底すべきです。昨年来、集落消滅説や安
倍総理・石破担当大臣等のマスコミ等を通じた発言等から将
来の日本、いすみ市の有り様に漠とした不安や危機感を抱い
ている市民は沢山いる筈です。本戦略づくりに多くの市民参
加を得ることにより、ビッグデータの解析では表れない草の
根の市民の不安や問題意識、地域の魅力の再発見に繋げるべ
きです。
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№
ご意見等
2 <地域づくりの主役は地域住民>
市内の各種団体や地域ごとに戦略案の説明と意見交換会を
実施して頂きたい。また、若い世代(中・高・大学生、20
代 30 代等)の意見も是非とも聞いていただきたい。そして、
こうした地域の住民、団体等の皆さんが主体となって戦略を
市の考え方
修正等の有無
地域における様々な課題について、全てを行政のみ
で解決することは困難であり、地域に住む人々が助
け合い、主体的、自立的に解決していくことも必要
であることから、御指摘のとおり、地域おこし協力
隊とも連携して、市民と行政の協働によるまちづく
無
練り動かしてこそ地域が動くのではないかと考えます。地域 りを推進していきます。
おこし協力隊の皆さんは、地域住民に気付きを与えてくれ、
都市部等に情報発信をしてくれますが、或る意味で裏方であ
りアドバイザーでないかと思います。
3 パブコメの手法が登場してかなりの時間が経ちますが、結果 ご意見のとおり、人口減少といった課題への対応
として少数の意見に留まってしまうことも多いように感じ は、先送りできない重要な課題と考え、本戦略を策
ます。国が策定した「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」 定することとしました。
の存在は、マスコミ等も取り上げていますので多くのいすみ なお、本戦略(案)では、基本目標として、
市民の方々もご存じではあると思いますが、一方では、対応
・地域経済循環を拡大しての雇用の創出
については、国や県や市町村がやってくれると思っておられ
・都市通勤圏にある自然豊かな地域性を生かして
る方も多いと思われます。しかし、今、我々に突きつけられ
の人口減対策
た人口減少問題は、政治や行政主導では解決し得ないもの を掲げており、農業及び漁業の振興、創業支援や移
で、地域住民全体が問題の意味するところを理解し、地域を 住・定住の促進等に取り組むこととしています。
挙げて地域の有り様や価値観を変えなければ解決し得ない
ものであると感じます。少なくとも人口増と地域振興に関連
する施策のプライオリティは変化し、これまでの住民意識と
の齟齬は免れなくなると思います。農地の集約化が叫ばれ、
そのための組織もできていますが実が上がら無いのが現状
です。地場産業を振興し、就業の場を確保するためには地域
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無
№
ご意見等
市の考え方
修正等の有無
の方々の意識を改革し対応する必要があります。器械根の資
源生産量の復活増大を図るには地域を挙げた合意形成が必
要であると考えます。いすみ市を取り巻く諸課題は、今や先
送りできない局面に差し掛かっていると考えます。このパブ
コメに多くの意見が寄せられ、多くの知恵を結集して人口増
加策が奏功し、地元の若者や移入者が市内の企業に就職し、
子供の声の溢れるいすみ市が実現できることを願っていま
す。
4 本文を読んでこの戦略(案)がコンサルに委託したのではな 内閣府地方創生推進室「地方版総合戦略策定のため
く、職員の手によるものではないかと感じました。
の手引き」(平成 27 年 1 月)において、「戦略の起
草作業自体は、住民や産官学金労言の参画を得なが
ら、地方公共団体自らが行うようお願いします。」
無
とされていることを踏まえ、本戦略(案)を作成し
ています。
≪基本目標1≫地域経済循環を拡大しての雇用の創出
5 新規就農・就漁業者を増やすことが重要課題であることには いすみ市の農業者・漁業者の減少については、全国
同意するが、相談窓口設置、教育を通した広報・研修などは 的にも見られるとおり就業者の育成が急務となっ
多くの行政で取り組んでいる。さらに、助成・便宜などがあっ ています。今後、有機農業を初めとする就農支援に
ても就農・就漁業にはつながらないようである。
現在、いすみ市では、有機稲作技術の支援・研修を進めてい
る。有機農業、あるいは生物多様性保全型の農業研修など一
味違った就農支援を行うなどの工夫が必要と思われる。
漁業については、育てる漁業・漁獲に頼らない漁業という視
点から、遊漁船(ルアー船)の現状などを分析したり、直販
つきましては、専門機関等と連携し、支援を検討し
ていきたいと考えます。また、漁業については、後
継者不足から一人で営みができる遊漁船業にシフ
トしているのが現状であり、相談のみならず市独自
の就業者支援が必要と考えられることから、今後、
漁協、経営体などの関係者と意見交換を行いながら
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№
ご意見等
市の考え方
修正等の有無
を含めた新たな漁業者・漁業組合のあり方を模索する中で、 効果が出せる事業の展開について検討してまいり
新たな漁業に積極的に関わりたい若者を呼び込む方法を考 ます。
えていくことが必要と思われる。
6 国・県等のあらゆる支援制度を最大限活用し、若者や移入者 農業従事者の高齢化や後継者不足が深刻化する中
の就業の場となり得るように農家の法人化、大規模化等を積 で、経営継承の円滑化や新規就農の受け皿となる農
無
極的に誘導し、支援すべきと考えます。
業の法人化は、積極的に支援していく必要があると
(現状分析で市内農家の専業、1 種・2 種兼業の別も調査反 考えます。支援の方法については、今後検討してま
映すべきと考えます。)
いります。
7 水田の耕作委託を断られ耕作できずに人手に渡す兼業農家 大規模経営体が真の企業経営ができるよう専門機
の話も聞きます。市内の大規模経営体が耕作できる水田面積 関等と連携し、法人化に向けた支援をご意見も踏ま
はどの程度で、従業員雇用が可能なのか?有機米作付けの促 えたうえで検討していきたいと考えます。
進と併せて販路の確保や米価の維持方策等個々の農家の努
無
力にのみ委ねることなく真の企業経営ができる農家となれ
るよう支援し、雇用を生み出すべきと考えます。
8 園芸農家についても経営者の世代交代と後継者難を前向き
に捉え、集約大規模法人化を図るべきと考えます。加えて、
作物の加工による6次産業化も視野に高収益化と雇用人員
の増加に繋げるべきと考えます。
園芸農家につきましても、経営継承の円滑化や新規
就農の受け皿となる農業の法人化は、6次産業化に
も繋がり積極的に支援していく必要があると考え
ます。支援の方法については、今後検討してまいり
無
ます。
9 地域づくりの主役は地域住民です。農家の皆さんにこの戦略 今後の農業振興に関する施策の実施に当たっては、
立案の必要性を良く説明し、将来に夢がある「いすみ市」と 関係者のご意見をいただきながら進めていきます。
なるために農業が果たすべき役割と今後のいすみ市の農業
の有り様について徹底した議論を交わし、いすみ市の農業が
将来にわたり魅力ある農業であるために必要とされるもの
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№
ご意見等
市の考え方
修正等の有無
は何かをとことん突き詰めて頂きたい。農業については、農
家の皆さんが専門家であります。
10 <未来の農家・漁師の育成>として、小中学校での農業・漁業 小中学生の稚魚放流体験及び漁業教室は主力産業
体験教室の開催とは甚だ残念であります。この地域の小中学 である漁業について学ぶ良い機会となっています。
生は都市部の小中学生とは違って自分の身の周りに農業漁 また、稚魚の育成、放流については、現在大原高校
業の現場が接しています。体験教室を全否定するわけではあ
りませんが、それよりは、県立高校3校の統合:総合高校が
本年度スタートしています。地元自治体として、当然何かの
記述があって然るべきと考えます。中学生になれば高校の進
学先を含め自分の将来設計を考える時期であります。総合高
校となった大原高校には、農業課程も水産課程もあります。
地域と連携した学校経営があるべきで、地域から学校や県教
無
水産課程の協力を頂きながら事業を実施していま
す。なお、未来の農家・漁師の育成のための施策に
ついては、ご意見を参考とさせていただき、実効性
及び即効性のあるよう、対象範囲の拡大について検
討していきます。
委に要請等があって当然ではないでしょうか。
11 全体論として、漁業が経営的に厳しい業種であり、そのこと
は大原漁港を取り巻く半世紀を振り返れば自明であります
が、現在のいすみ市の年齢別漁業就業状況等は、いすみ市の
漁家が厳しい経営環境を逞しく克服してきた証左でありま
す。
全国的に漁業就業者数は減少しており、いすみ市に
おいても就業者の確保が急務となっています。ま
た、後継者不足から、一人で営みができる遊漁船業
にシフトしているのが現状であり、新規漁業就業希
望者向けの相談窓口の設置のみならず、市独自の就
漁船漁業は、良好な漁場に恵まれていることに加え、漁法・
対象魚種・経営規模等、漁家の適切な経営判断により安定的
な経営をされています。水産加工業も漁船漁業と同様に多く
の洗礼を受けながら生き抜き貴重な雇用の場となっていま
す。
地場産業として漁業がより活性化し若者や移入者等にとっ
業者支援が必要と考えられることから、ご意見を参
考に、今後、漁協、経営体などの関係者と意見交換
を行いながら、効果が出せる事業の展開について検
討していきます。
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№
ご意見等
市の考え方
修正等の有無
本戦略では、「創業支援事業計画」に基づき、創業
者や創業希望者を支援するため、創業支援窓口を商
工観光課及びいすみ市商工会に設置し、連携して対
応することとしています。
無
13 創業支援事業計画は次期(第6回)認定の運びとなります 当市の創業支援事業計画は、平成 27 年 10 月 2 日に
か?
計画認定(第 6 回)されました。当計画では、創業
これまで基礎自治体による事業拡大・新規創業支援の取り組 支援の協力機関として(公財)千葉県産業振興セン
無
て魅力ある就業の場となるために必要なことは何であるか
をとことん突き詰めて頂きたい。相談来訪を待つのではな
く、夜鍋談議等膝詰めで語り合うべきと考えます。経営体の
行うこと、地元行政の担うこと、国県等への制度改善要望等
洗い出して頂きたいと思います。
12 農業の振興について、事業規模拡大・新規創業支援は、商工
観光課などとタライ回しすること等がないよう組織の枠を
取り払い、ワンストップサービス化等柔軟で総合的な取り組
みを望みます。
みは、自治体により大きな格差があり、先進自治体では多く
の事例があり実績も上げている。そうした自治体の事例やマ
インドを是非とも勉強して頂き、いすみ市の現状と希求する
将来像に有益な計画を作成し、実効を上げて頂きたい。
また、計画の枠組みの中に(公財)千葉県産業振興センター、
千葉県信用保証協会、更には県の農業事務所、水産事務所を
ター及び千葉県信用保証協会との連携を図ること
としています。
なお、県関係機関とは創業支援について従前より連
携しているところです。
組み入れるとともに、いすみ市所縁の県職員にお願いし、県
の担当課と密接に連携して頂きたい。有益なご指導やアドバ
イスが頂けるものと期待しています。
14 事業拡大・新規創業支援も重要である。そのための手法とし 創業支援等に関連する NPO 等についても、必要に応
て近年注目されているクラウドファンディングによる資金 じて協力いただきたいと考えています。
調達が上げられているが、この地域でも幾つかの NPO や活動
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ご意見等
市の考え方
修正等の有無
団体がすでに取り組んでいる。ラウンドテーブルや大学との
連携も重要と思われるが、地域の NPO や活動団体の先例を研
究し活かすことを加えていかないと片手落ちではないか。
≪基本目標2≫地域資源の価値を再認識しての地域所得の向上
15 18 ページ(1)の本文下から5行目「特に、」以下の有機米 いすみ市における有機米の生産振興は、生産に取り
の栽培は結構なことで、ブランド化の記述としては良いのか
も知れませんが、この戦略が人口減少を極力食い止めるため
に「しごと」を確保するためのものであるならば、26 年度
作付面積 1.1ha 目標年度 31 年度作付面積 30ha の数値がいす
み市の水稲作付面積に占める割合と意味合いが疑問です。
「特に、」と記述する前に農業及び漁業の振興に関する記述
の少なさは何を意味するのかと疑問に思わざるを得ません。
組む農家の所得維持、向上及び産地の認知度向上に
よる、いすみ米全体の価格引き上げ効果の目的があ
ります。有機農産物は産直や提携など、宅配を中心
とする特定の限られた消費者との流通が中心であ
り、学校給食への有機米導入による実現可能な数値
に基づき、生産目標を計画しています。ご指摘のと
おり、大消費地と比較的近い距離に立地するいすみ
また、学校給食への有機米導入と食農教育が地産地消にどの
ように繋がるのか判りません。産地と消費地の距離の壁を越
えるため交流人口の増大を図り、来訪者に産地で直に消費を
して頂くことにより当地の産品の良さを周知し、その後の販
路拡大に繋げることが地産地消ではないかと考えますが如
何でしょうか(20 ページの表の<特産品の開発>と<有機
市の場合、交流人口の増大を図りながら、消費者に
直接的、体験的に産物の魅力を伝えることが有効で
あると考えます。現在、有機米の PR については、
港の朝市での展示販売やいすみ米オーナー制度と
連携して取り組んでいます。有機であることは安
全、安心や自然との共生といった価値とつながり、
米産地への推進>の記述が地産地消と考えます。)。
人を惹きつける誘因となっていることから、今後、
これを核とした交流事業の拡大も観光部門と連携
しながら積極的に検討していきます。
16 いすみ市の農産品・魚介類のブランド化、さらには認知度を ブランド化事業については、農水産品、加工品につ
上げるための PR は重要である。ただし、ただ「ブランド認 いて一定の認定基準を設定し、多品目にならないよ
定委員会」で認定し、一生懸命 PR するだけでは他の地域の う厳選された産品が「いすみブランド」として認定
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無
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ご意見等
市の考え方
取り組みと何一つ変わらない。いすみ市の特徴は、いすみ市
が『日本を代表するような里山・里海を有する地域』である
ことではないだろうか。有機農業に直結する多品目栽培、す
べての船が日帰りの漁業を営んでいる沿岸=里海漁業である
ことを全面に押し出して行くことが重要であり、このことを
される方向性となっています。魚介類については、
日帰り漁業の源となっている通称:器械根と呼ばれ
る日本屈指の岩礁群を中心に漁獲された産品を器
械根ブランド=いすみブランドとして販路の拡大
を図っていきます。
修正等の有無
戦略の中にきちんと書き込んでいくことが必要と思われる。 又、有害鳥獣を活用した商品開発につきましては、
そして、里山・里海での安全・安心を担保していくのが現在 有害鳥獣駆除対策の地域課題解決に向けた取り組
いすみ市が取り組んでいる有機稲作であり、それに続く学校 みと合わせて検討していきたいと考えています。
給食への有機米導入であり、さらにその後に期待される有機
農業を推し進める地域づくりではないか。
なお、具体的な施策の中で有害鳥獣を活用した商品開発が取
り入れられているが、この発想は少々安易と思われる。有害
鳥獣の問題は、農林地の荒廃・生物多様性の劣化と密接に関
係している深刻な地域課題である。このような地域課題の解
決に向けた取り組みの中で有害鳥獣を活用した商品開発が
考えられなければならない。その点では、昨年度末に策定さ
れた、いすみ生物多様性戦略が生かされていないことが非常
に残念である。
17 交流人口の増加には何回も訪れて頂くことが重要と考えま
す。いすみ市へのお客様にとっての「お気に入り」がより多
くあることが再来訪、再々来訪(やがては移住)の動機と考
えます。
「食」や「農水産品」
「港の朝市」
「秋祭り」
「各種体
験」「景観」等お気に入りの対象は、数多く幅広くあると考
えられます。こうした対象資源に触れた来訪者の心に「また
従前から JR をはじめとする旅行事業者や JAF 等と
連携した着地型観光の推進を図っているところで
すが、滞在型メニューの造成を更に充実強化してい
きたいと考えています。
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№
ご意見等
市の考え方
修正等の有無
来たい。」と思わせる何かが必要で、共通することは来訪者
が地域住民と触れ合う中で感じる互いの心の機微であると
思います。市民一人ひとりが自らの生活や文化に自信を持
ち、来訪者に媚びることなく「房総観光おもてなし宣言(平
成10年)」にあるようなホスピタリティを発揮することで
はないかと考えます。更に申せば、機微の交換をするために
は意識的な演出では無く、自然の振舞の中での交換が望まし
く、そのためには相応の時間も必要であり、数多い滞在型の
メニュウの開発が望まれます。通過型の観光では、そうした
機微の交換が少なくなりがちです。
≪基本目標3≫都市通勤圏にある自然豊かな地域性を生かしての人口減対策
18 この章に関しては NPO・民間市民団体との連携も視野に入れ 「いすみ市第 1 次総合計画」では、市民と行政との
て再検討・加筆してもらいたい。
連携・協働のまちづくりを推進することとしていま
すが、本戦略において実施することとした施策につ
いても、ご意見のとおり市民との連携を図ります。
19 この戦略の目的は、人口減少を食い止め地域経済の縮小や生 いすみ市転入者特急料金券購入補助金交付事業は、
活サービスの低下を防ごうとするもので、人口減少は、高 いすみ市の定住人口の増加を図るため、本市に転入
校・大学等を卒業し就職をする時期が大きな山であり、この した者であって、JR 外房線を利用し、かつ、定期
現象を若者の都会志向は止められないと捉えず、どのような
条件が揃えば地元に留まった人生設計が可能となるのかの
要件を徹底的に探る必要があると考えます。先ずは、就職先
があること。若夫婦が共稼ぎで東京・京葉地域へ通勤しなが
ら子育てできるインフラがあること。要件は、多岐にわたる
と思われますが、移住の促進の前に地域で生まれ育った若者
無
券を利用して通勤するものに対し補助金を交付す
ると言う移住者定住促進事業であり、市外からの人
口流入を図ろうとする制度です。
大学通学に対する特急料金券補助については、市内
の高校生が卒業後、大学等への進学を機に都市へ転
出してしまうケースが多くみられますので、制度の
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無
№
ご意見等
市の考え方
修正等の有無
が地域での人生設計をするための要件を調査し、不足する要 導入に関し今後検討していきたいと考えます。
件を充足する必要があります。大学通学に対する特急料金補
助はこうした取り組みの一つとして評価できます。
なお、転入者特急料金券購入補助金交付事業について、自分
が通勤に特急を利用した経験を述べると、朝の電車は特急利
用により約 30 分の時間節約が図れました。帰宅に関しては、
ダイヤをよく検討すれば特急利用をするまでの費用対効果
は有りませんでした。休日もあるので私は特急定期券は利用
せず回数券を利用していました。補助金の原資は税金ですの
で参考にしてください。また、ある会社勤務諸兄は、会社で
特急料金を負担して頂けるとの話を聞いたことがあります。
そのような会社は他にもあると思われます。(転入者対策=
既存住民の転出防止策)
20 駅前に託児所兼保育所と駐車場を設け、朝の6時台から夜の いただいたご意見につきましては、今後の施策を検
8時台位まで営業し、利用者の買い物や宅配便の発送・収受、 討する際の参考とさせていただきます。
洗濯物のオーダー等々在宅主婦が日中行う家事も代行する。
更には、高齢者世帯の家事代行サービス機能があっても良い
と考えます。運営は、公設民営若しくは民設民営で、保育士
無
は在家庭の有資格者をシフト配置で最大限活用し経費を節
減、規制緩和が必要となるが保育士の補助者として子育て経
験のある主婦や青少年育成経験者、子供会役員経験者等を活
用する。地域の生き残りをかけて市民挙げて子育て世帯の市
内永住環境の整備に取り組んでは如何かと考えます。
21 <高齢者支援について>
現在、介護支援ボランティアポイント制度について
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無
№
ご意見等
市の考え方
修正等の有無
住民参加サポート制の「プラチナ・シニア介護予防ボラン 検討を行っていますので、ご意見につきましては参
ティア・ポイント制度」の導入!
考とさせていただきます。
いすみ市の限りある財源と人財を生かした住民主体の市民
ボランティアを構築する。
急速な少子高齢化にはプラチナ・シニアを目指す市民が支え
合う揺るぎない力はいすみ市の誇りと絆です。
先ずは課題となる高齢者支援策は早期認知症・介護の予防対
策には「プラチナ・シニア介護予防ボランティアにポイント
制度」の導入が効果的です。
〔先進地の成功例を参考に現在ある介護保険班で行ってい
るボランティア活動をより充実・拡大が必須〕
元気な高齢者は輝くプラチナ・シニアを目指して地域で支え
合う自助・互助の精神で積極的な社会参画と貢献は高齢者自
身の健康寿命の延伸に繋がり介護予防に直結する一石三鳥
のシステムです。
プラチナ構想には行政と住民の一体化した「プラチナ・シニ
アボランティアのポイント制」導入の仕組づくりは地域創生
の即戦力と考えます。
≪基本目標4≫豊かな自然環境、子育て支援の充実を発信しての地域の魅力の向上
22 現状分析と目標の設定(前段)とそれに続く具体的な施策~
重要業績評価指標(後段)とが有機的に繋がっていない、ち
ぐはぐバラバラである。
全体として、いすみ生物多様性戦略と本戦略とを両輪として
地域づくりを進めるような企画目標設定をしてほしい。
基本目標4で掲げた各施策については、市の人口が
減少傾向であることを踏まえ、市の魅力を向上させ
るとともに、効果的に情報発信することで移住・定
住を図り、人口減少に歯止めをかけようとするもの
です。なお、本戦略に掲げた各施策については、
「い
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無
№
ご意見等
市の考え方
修正等の有無
すみ市第 1 次総合計画」や、ご指摘の「いすみ生物
多様性戦略」等、市の各計画等との整合を図りなが
ら実施するものです。
23 農産物のオーナー制度の実施と拡大について、更に加えて頂 農家民泊も地域の魅力向上、活性化には必要なこと
きたいものとして、農家民泊の仕組みを是非組み入れて頂き であり、農家と連携し更に推進していきたいと考え
たいと思います。
24 サーフィンを通じた地域の魅力向上について、既にサー
ファーとして家庭を持ち永住し、ハウス農家や造園工事に従
事している事例を聞きます。サーフィンに魅せられ若者が移
入し、地場産業の園芸農家や水産加工場等で生活の糧を得
る。こうした若者が地場産業に根着くため従業者向けスキル
アップ講習会等の支援をして頂きたいと思います。
問合せ先
無
ます。
本戦略では、農水産業の振興や移住・定住の促進に
取り組むこととしていますので、ご意見につきまし
ては、今後の事務事業の参考とさせていただきま
す。
企画政策課 行政経営室 ☎62-1382
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