フレクソメータによる発熱及び耐疲労試験
規格名称
＜国際規格＞
ISO4666-4:2007,Rubber, vulcanized– Determination of temperature rise
and resistance to fatigue in flexometer testing –
Part 4 : Constant-stress flexometer
＜対応JIS＞
JIS K 6265:2001, 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−フレクソメータによる発熱及
び耐疲労性の求め方
試験概要
円柱状試験片に繰り返し圧縮力を加え、圧縮負荷による試験片の温度上昇、
粘弾性、クリープ、永久ひずみ及び疲労破壊寿命などを求める。
従来の定ひずみ式に対し定荷重式を採用し、かつ試験片内部温度、粘弾性、
クリープなどを試験中継続的に測定できるのが特長で、タイヤを始めとした
実製品との相関性が非常に高い。
−−図１（試験装置の原理）及び図２（試験装置の例）参照
図1 試験装置の原理
図２ 試験装置の例
上島製作所製 フレクソメータ
Model : FT-1200シリーズ
試 験 片
形
状：円柱状 寸 法：(A)φ17.8x25㎜ (B)φ30.0x25㎜
静 荷 重
負荷方法：油圧ｼﾘﾝﾀﾞ、ｻｰﾎﾞ制御方式、荷重：0∼500N 連続負
荷 （0∼50㎏f)
動 荷 重
負荷方法：油圧ｼﾘﾝﾀﾞ、ｻｰﾎﾞ制御
方
式：(A)定変位法
(B)定荷重法
振
幅：(A) 0∼6.5㎜ｐ-ｐ 連続可変
(B) 0∼15000N-ｐ 連続可変 (0∼150㎏ｆｐ-ｐ）
荷 重 検
出
定格容量5000Ｎ (500㎏f) ﾛｰﾄﾞｾﾙによる
変 位 検
出
ｽﾄﾛｰｸ２０㎜ 差動ﾄﾗﾝｽによる
周 波 数
5∼50Hz連続可変
試験片温度
測定
針状熱電対により試験片中心温度測定(試験片の中心位置を
ｻｰﾎﾞ追跡)
恒温槽恒温
度範囲
50∼150℃
計 測
デ ー タ
試験片温度上昇、ｸﾘｰﾌﾟ、損失ｴﾈﾙｷﾞｰ、粘弾性ﾊﾟﾗﾒｰﾀ（動的弾
性率、損失弾性率、損失係数）
所要電源
油圧ユニット（三相AC200V 4kVA 50/60Hｚ）、本体（単相
AC100V 1.5kVA 50/60Ｈｚ）
油圧ﾕﾆｯﾄ冷
却水
28℃以下、20㍑/min 工業用水