仕様書 - 日本郵政

仕様書
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件名
東北郵政研修センター警備業務委託
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委託期間
平成27年6月1日(月)から平成28年5月31日(火)まで
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一般適用事項
この仕様書は東北郵政研修センター警備業務の大要を示すものであるから、たと
え仕様書に記載されていない事項であっても、警備業務実施上附帯的に実施しなけ
ればならないものは、東北郵政研修センター(以下「研修センター」という。)の
指示に従い請負者は契約代金の範囲内で実施するものとする。
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警備対象
宮城県仙台市太白区八木山本町2丁目11番地の1号に所在する研修センター
の社屋、諸施設、敷地、社屋内の各種物品及び財産並びに社員及び研修生の安全を
対象とする。
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警備目的
上記警備対象に対する権利侵害の予防と安全の確保を図ることにより、研修セン
ター業務の円滑な運営に寄与することを目的とする。
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警備方法
警備員による警備(以下「常駐警備」という。)とする。
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警備員等
(1) 警備員は、警備業務に精通し、この仕様書に定める業務に支障なく従事でき
る者とする。
(2) 請負者は警備員の中から警備責任者を指定し、警備責任者は、警備業務実施
上の報告書類等の取りまとめ及び研修センターからの指示事項等について責任
をもって対応するものとする。
(3) 請負者は警備責任者が不在となる場合は、代行者を指定する。
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警備任務
研修センターは、日本郵政グループの訓練機関であり、常時多数の訓練生が研修
生活を送っているので、特に、社屋、構内への出入りの警備、火災等の予防には十
分注意し、風紀及び秩序の維持に努め、次に掲げる事項及びそれに附帯する事務を
迅速、的確に措置すること。
また、任務の遂行に当たっては、応接態度に十分注意すること。
(1) 受付事務
ア 社屋の出入りの管理
(ア) 社員、研修生及び来訪者の出入り状況の確認
(イ) 施設内外に搬入する物品、資材の確認
(ウ) 来訪者、面会者、研修生の応対及び案内
イ 郵便物、小荷物の授受
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ウ 新聞の受付及び配布
エ 構内の駐車整理及び不正車両発見時の措置
オ 不審者の侵入阻止
カ かぎの授受、保管及び授受の記録
キ 救急薬品の交付及び記録
ク 電話の受付及び連絡
ケ 拾得物の受付及び処理
(2) 巡回警備
ア 事務室等の扉及び窓の施錠確認
イ 門扉及び施設出入口の施錠と開錠
ウ 湯沸室等のガス栓、石油ストーブ、タバコの吸殻及び不審火等の火気点検
エ 事務室等の消灯の確認及び不用箇所の消灯
オ 避難誘導路及び誘導灯の確認
カ 不審者、不法侵入者及び潜伏者の発見と通報及び関連する措置
キ 窃盗等犯罪行為の発見と阻止及び通報
ク 警備対象物件の異常発見、通報及び緊急措置
ケ ガス、水道、重油の使用量確認
コ 車庫シャッターの開閉
(3) 社屋、構内での風紀、衛生及び秩序の維持
ア 研修生の指導(非違行為者に対する注意及び報告)
イ 研修センター内各施設の整理整頓状況の点検
ウ
指定場所以外での飲食、飲酒、喫煙並びに消灯及び門限等の違反者への注
意、指導及び報告
エ 研修生の外出・外泊対応
オ 社員不在時の入退寮の対応
カ 衛生・風紀の維持
キ その他秩序の維持
(4) その他業務
ア 非常事態発生時の通報連絡及び緊急措置
イ 火災の早期発見と初期消火、通報及び関連する措置
ウ 所内放送、チャイムの設定
エ 所内施設の貸出し当日の受付及び事後点検
オ 急病人発生時の関係者、関係機関等への通報連絡
カ 隣接地帯から波及する危険の探知と予防措置
キ 冷暖房、給湯ボイラーの運転等
ク 浴室の給湯(日、祝休日に限る。)及びろ過器薬剤注入と運転確認
ケ 残留塩素濃度測定及び測定器の都度洗浄
コ 重油タンクの点検及び危険物納入時に立会い
サ 仙台市等との各種協定に伴う対応(ヘリコプターの緊急着陸等)
シ 降雪、積雪時の除雪、融雪による安全確保
ス 蛍光灯交換作業
セ 物品搬入、軽微な修繕に関する補助作業
ソ その他警備業務上必要な事項及び研修センターの指示する事項
(5) 主な業務内容及び作業時刻
別紙1のとおり。
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警備実施要領
(1) 警備員の配置
警備時間
配置人員
24時間常駐警備
2名
(2) 巡回警備
施設内、構内を次の時間帯ごとに、原則、別紙2に定める経路により巡回し、
上記8(2)及び(3)の各事項を行うほか、所定の箇所に設置された巡回鍵の刻時を
行う。
なお、巡回経路については、委託者が必要と認める場合に変更することがで
きる。
ア 平日
イ 土曜日、日曜日、祝休日及び年末年始の特別休暇期間(12月29日~1月
3日)
(3) 施設内、構内での風紀、衛生及び秩序の維持
研修生が「研修のしおり」に記載されている諸規則を守り、研修生活にふさわ
しい秩序が維持できるよう、確認及び指導を行う。
なお、研修生の非違行為を発見した場合は、即座に適切な指導を行うとともに
次の事項
「いつ(何時何分)」
「どこで(具体的な場所の特定)」
「誰が(訓練名、クラス及び氏名)」
「何をどうした(非違行為の特定)」
等の事実関係及び指導時の研修生の対応を「警備報告書」に必ず記録のうえ、
研修センターに報告すること。
(4) 緊急時における措置等
ア 火災が発生した場合
社員の勤務時間外(月曜日から金曜日の 17:15~翌 8:30 まで)、土曜日、日
曜日、祝休日及び年末年始の特別休暇期間に社屋、構内において火災が発生し
た場合は、別に定める「東北郵政研修センター消防計画」に基づいて初期消火、
消防署への通報、研修生への所内放送並びに避難誘導などの消防活動を手際よ
く円滑に行うとともに、総務担当への連絡及び社員非常呼び出しを行う。
イ 異常気象の場合
台風、強風、大雨、大雪などにより災害発生の恐れがあると予測される場
合は、臨時に巡回の回数を増やし、非常事態に備えるものとする。
ウ その他緊急事態が発生した場合
社員の勤務時間外(月曜日から金曜日の 17:15~翌 8:30 まで)、土曜日、日
曜日、祝休日及び年末年始の特別休暇期間における地震、異常気象、近隣の
火災、不法侵入が発生した場合は、臨機に応急措置を講じるとともに、必要
がある場合は、警察署、消防署等への通報並びに総務担当へ連絡を行い、そ
の指示を受けるものとする。
エ 「子ども110番」への協力
研修センターは地域の「子ども110番」に協力しているため、犯罪等に
遭遇した子供たちが救助を求めてきた場合には、人道的立場からこれを保護
するとともに、保護者、警察署等へ連絡する。
オ 初期消火、通報及び避難訓練への参加
火災が発生した場合の行動体制の確認及び危機管理意識の向上を図るため、
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研修センターから請負者に対し、研修センターが実施する消防訓練に参加要
請があった場合は、訓練当日に勤務している警備員以外の警備員1名以上を
参加させること。
なお、訓練参加に要する費用は、本件請負者の負担とする。
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鍵の預託
警備業務実施上必要な鍵は、後日示す「鍵保管兼預かり証」及び「鍵原簿」によ
り研修センターが請負者に預託するものとし、請負者は厳重に取扱い、保管する。
なお、用途外には使用しないこととする。
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緊急時の連絡
請負者は、上記9(4)に記載する緊急時における措置を行った場合又はその他の
緊急事態が発生した場合は、研修センターから別途通知する緊急連絡先に速やかに
連絡し、指示を仰ぐこと。
12 報告
(1) 警備報告
警備員は、警備業務時間内における警備状況、措置事項等を「警備報告書」
に記録し、研修センターに報告する。詳細な部分については口頭報告でもよい。
(2) 非違行為報告
警備員は、上記9(3)に係る非違行為を発見したときは、その場で注意・指
導し、その状況を「警備報告書」に記録し、研修センターに報告する。
(3) 急病人報告
警備員は、急病人が発生した場合は、ただちに医療機関の手配を行い、その
状況を「警備報告書」に記録し、研修センターに報告する。
なお、救急車による医療機関への搬送等、病状が重いと思われる場合は、速
やかに総務担当へ電話連絡する。
(4) 在寮点検時不在者報告
警備員は、在寮点検時において学級委員等から研修生が不在であるとの報告
を受けたときは、状況をよく確認した上、総務担当へ連絡し指示を受ける。
なお、その状況を「警備報告書」に記録し、研修センターに報告する。
(5) 拾得物引渡し
警備員は、拾得者(拾得社員を含む。)から拾得物の引渡しがあった場合は、
拾得者に対し拾得物預り証への記入を依頼するとともに、その状況を「警備報
告書」に記録し、研修センターに拾得物預り証と拾得物を引渡す。
(6) 事故報告
警備員は、上記9(4)の措置状況を「警備報告書」に記録し、研修センター
に報告する。
(7) 鍵授受簿
警備員は、鍵管理責任者等と鍵の授受を確実に行うとともに、「鍵授受簿」
に必要事項を記入させ、研修センターに提出する。
(8) 来訪者受付簿
警備員は、来訪者(研修センター社員及び訓練関係社員を除く。)がある場
合は、「来訪者受付簿」に必要事項を記入させ、研修センターに提出する。
(9) 出退所受付簿
警備員は、土曜日、日曜日、祝休日及び年末年始の特別休暇期間に研修セン
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ター社員が出勤する場合は、「出退所受付簿」に必要事項を記入させ、研修セ
ンターに提出する。
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提出書類
(1) 警備員名簿
請負者は、事前に担当警備員全員の氏名、生年月日、住所、職務経歴及び資
格等を記載した警備員名簿(様式適宜)を研修センターに提出(提出後に変更
があった場合は、その都度提出)する。
(2) 携帯電話番号簿
請負者は、研修センターからの連絡用として警備員に携帯電話を携帯させる
こととし、事前に携帯電話持込申請書を研修センターに提出し、許可を受ける
こと。(提出後に変更があった場合は、その都度提出する。)
(3) 警備員勤務予定表
請負者は、当月分の「警備員勤務予定表」(様式適宜)を前月25日までに
研修センターに提出(提出後に変更があった場合は、その都度提出)する。
(4) 認定証(公安委員会の警備業に関する認定を受けた証明書類)
(5) 物品借用書(委託者で貸与する物品は別紙3のとおり。)
(6) 危険物取扱者免状(写し)
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業務改善
警備業務実施上、双方において要望事項及び意見がある場合は、双方協議して改
善を行い、警備業務の充実を図るものとする。
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個人情報の取扱い
(1) 個人情報の消去及び媒体の返却に関する事項
請負者は、契約の履行に際して研修センターから提供を受けた個人情報につ
いては、作業終了後、その媒体を速やかに研修センターに返却するとともに、
研修センターの承認を得た場合を除き、その情報を複製してはならない。
また、その媒体は請負者が勝手に廃棄処分を行ってはならない。
(2) 個人情報の漏えい等の事案発生時における対応
業務において個人情報の漏えいが発生した場合、請負者は速やかに原因を調
査し対応の上、その状況を直ちに研修センターに報告し、指示を受けること。
(3) 管理体制の監査
請負者は、個人情報の管理の状況等について、研修センターの監査に応じな
ければならない。
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請負者の交代に伴う事務引継
(1) 新受託者の義務
請負者は、警備業務を円滑に実施するため、業務請負開始日までの1週間程
度を事務引継(訓練)期間とし、直近の業務請負業者の支援及び研修センター
の指示により、担当警備員全員に対して十分な訓練を実施すること。
なお、事務引継(訓練)に要する費用は、本件請負者の負担とする。
(2) 旧受託者の義務
旧受託者においては、新受託者が契約履行直後から、円滑に委託業務が行え
るよう誠意をもって新受託者に関係業務の訓練及び事務引継を行うこと。
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その他
(1) 警備員の服装及び装飾品は、請負者制定のものを使用する。
(2) 警備員は常に写真入りの身分証明証、上記 13(2)に番号登録された携帯電話
及びその他警備上必要な装飾品を携帯する。
(3) 巡回時計及び時刻鍵は、研修センターの備品を使用するものとする。
(4) 電話、来訪者、面会者等の対応は、日本郵政グループの訓練機関としての品
位を保ち、かつ親切丁寧に行うよう十分配慮するものとする。
また、研修生への対応についても、指導する立場としての威厳を示しつつも、
日本郵政グループの訓練機関としての品位を保ち、冷静沈着かつ丁寧に接する
こととし、無用な争いごとを招くことのないよう配慮すること。
(5) 警備員に対する指揮命令は、原則として請負者の権限に属するものとする。
(6) 警備上必要な場合、又は特別な状況が生じた場合は、研修センターは警備員
に対しその都度口頭で指示することができるものとし、また勤務の変更を請負
者に要請することができるものとする。
(7) 本契約の履行に従事する貴社労働者(再委託を除く。)に対し、公益通報者
保護法に係る日本郵便株式会社通報窓口について日本郵便株式会社指定の周
知文を受領したことを確認の上、当該周知文を用いて周知を努めること。
(8) 請負者は、業務を請け負うに当たって、環境に配意した行動に努めること。
(9) この仕様書に定めのないものについては、日本郵便株式会社等の関係規定に
よるものとする。
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