平成27年度 第1回 教科用図書明石地区選定委員会議事録 出席者 内容

平成27年度
第1回
教科用図書明石地区選定委員会議事録
平成27年6月11日 13:30~14:20
場所 市役所分庁舎 4階 教育委員会室
出席者
大前 裕紀 委員
瀧田 恭子 委員
大西 清志 委員
井上 一郎 委員
高木 美和 委員
藤井 一亮 委員
石井 義久 委員
中谷 佳弘 委員
〈事務局〉公家教育長 西川事務局部長 平田事務局次長 永田学校教育課長
藤井学校指導係長 北迫指導主事
内容
○開会 進行 藤井学校指導係長
○委員委嘱
設置要綱第4条により教育長より委嘱状を交付
○委員紹介
○事務局紹介
○教育長挨拶
・本年度は中学校の教科用図書の採択の年である。
・一部新聞等にも報道されているが、特に社会科の歴史的分野と公民的分野に注目が
集まっている。検定合格している教科用図書だが、発行者によって内容に少しずつ
違いがある。調査員会の報告に対して、質問や意見交換等を行い、時間をかけて協
議し、
「子どもたちにとってどの教科用図書が適切か」という視点から比較検討し、
報告をしてほしい。
・採択後に、調査結果、調査に関する資料、議事録についても公表する。
・採択は、公正公平に進めていかなければならない。そのため8月末までは名前や会
議の内容について非公開とする。
○会長の選出
設置要綱第6条により委員の互選により、藤井 一亮 委員が選出、承
認される。
○藤井会長あいさつ
・8月31日の任期終了まで、明石の子どもたちのよりよい学びにふさわしい教科書
が採択されるよう、委員の皆様と共に責務を果たしたい。
○諮問書提出
〈議事〉
(会長が進行)
○教科書採択の概要について
・教科書は、教育活動の中心的な教材として重要な役割に担っており、教科書制度は、
検定制度及び無償給与制度を柱として運用されている。
・教科書発行者において編集された教科書を文部科学大臣が検定し、合格したものの
中から採択権者である教育委員会が採択する。採択された教科書の需要数を文部科
学大臣に報告し、発行者が各校に供給する。
・国・公・私立の義務教育諸学校で使用される教科書については、全児童生徒に対し、
国から無償で給与される。
○採択に関する組織と運用について
・組織について、教科用図書明石地区選定委員会設置要綱に基づき、本協議会を組織
するとともに、種目ごとに調査員会を置き、すべての教科用図書を調査・研究する。
・運営について、教科書目録に掲載された書目が見本として教育委員会に送付され、
この見本をもとに調査・研究を行う。
○採択の方針について
・明石市教育委員会の採択方針は、兵庫県教育委員会の基本方針に準ずることとする。
明石市立明石商業高等学校については、県立学校使用教科図書選定の組織に準ずる。
本市の採択方針
①小学校用教科用図書については、平成27年度使用義務教育諸学校教科用図書と
同一の教科書を採択する。
②中学校用教科用図書「平成28年度使用中学校用教科書調査研究資料」を参考の
うえ、十分な調査研究を行い、責任をもって採択する。
③「中学校用教科書目録」に掲載されている教科書の内から採択する。
④特別支援学校及び特別支援学級の教科用図書については、検定済教科書及び文部
科学省著作教科書、児童生徒の実態に応じた一般図書を使用することになる。一
般図書については、昨年度採択されたものの中から、今年度発行されていないも
のを除いたものを採択する。
⑤採択権者は、教科書の採択結果及び理由等を積極的に公表するよう努める。
・調査研究の共通観点
①教育基本法をはじめ、学習指導要領、
「あかし教育プラン(明石市教育振興基本
計画)
」の示す内容に照らし、特徴的な内容について調査する。
②生徒の主体的な学習が展開できるような工夫が十分になされているか調査する。
③学習をより効果的に指導することができるよう、配列、分量、取扱等が適切に考
慮されているか調査する。
④発展的な学習の取扱内容、分量が、生徒の学習意欲の向上につながるよう配列さ
れているか調査する。
⑤人権尊重の精神にのっとった内容であるか調査する。
これらを踏まえて、調査員会で調査研究にあたる。調査員は、報告書をまとめ、
教科用図書明石地区選定委員会に報告する。
事務局提案について承認される
○公正確保について
①発行者から送られてくる見本本以外は一切受け取ってはいけない。
②発行者が主催、関与する講習会、研究会の開催に関わってはいけない。
③発行者の不当な採択勧誘に対して厳正なる態度で臨む。
④不当な宣伝行為を誘発するような言動は厳に慎む。
⑤委員の名前等は、8月31日まで非公開とする。
○その他
・教科書展示会を6月19日から7月4日までの日曜日を除く14日間、9:00~
17:00で開催している。広く市民にも、明石市教育委員会ホームページや広報
あかしで紹介し、記者発表も行っている。
○閉会あいさつ (平田事務局次長)
・教科書は教科の主たる教材として、学校教育の根幹となるものである。明石の子ど
もたちのために、よりよい教科書が採択されるよう調査研究をお願いする。
・本年度の第2回選定委員会は2日間に分けて行う。調査員会の調査研究報告につい
て、十分時間をかけて協議していただきたい。