第139回 定時株主総会 クリストフ・ウェバー 代表取締役 社長 チーフ・エグゼクティブ・オフィサー 2015年 6月 26日 重要な注意事項 将来見通しに関する注意事項 本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」 を含みます。これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う 想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。 それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な経済状況が含 まれます。リスクや不確実性は、特に製品に関連した見通し情報に存在します。製品のリスク、不確実性には、技術的進歩、特許の競合他社に よる獲得、臨床試験の完了、製品の安全性ならびに効果に関するクレームや懸念、規制当局からの承認取得、国内外の医療保険制度改革、 医療費抑制への傾向、国内外の事業に影響を与える政府の法規制、新製品開発に付随する課題などが含まれますが、これらに限定されるも のではありません。 また、承認済み製品に関しては、製造およびマーケティングのリスクがあり、需要を満たす製造能力を欠く状況、原材料の入手困難、市場の需 要が得られない場合などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。 今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修正を行う義務を負うものでは ありません。 製品情報に関する注意事項 本発表において提供される資料ならびに情報には、武田薬品の製品についての情報が含まれておりますが、それらの製品は、すべての国で発 売されているものではありませんし、また国によって異なる商標、効能、用量等で販売されている場合もあります。また、本発表において提供され る資料に記載されている医療用医薬品(開発品を含む)の情報は、そのような製品を宣伝・広告するものではありません。 実質的な売上 収益&実質的なCore Earnings - 当社では、実際の事業活動のパフォーマンスを把握することを目的として、実質的な成長性を測る指標を採用しています。 - Core Earningsは、営業利益から、企業買収に係る会計処理、無形資産の償却費、減損損失、事業構造再編費用、訴訟費用等の特殊 要因を除いて算定しています。 - 実質的な売上収益および実質的なCore Earningsは、上記に加えて、為替影響と、製品売却や取得を除いて算定しています。 これらの指標は会計基準に基づくものではなく、内部管理目的の指標であり、監査を受けておりません。 1 第139回定時株主総会|2015年6月26日 武田薬品 234年の歩み 2003年~ グローバル化 グローバル・ ワン・タケダに 向けて 1993年~ 医薬品事業に集中 欧米への展開 1944年~ 事業の多角化 アジアへの進出 1781年~ 創業~近代化 2 第139回定時株主総会|2015年6月26日 医薬品市場の推移 米国と新興国が医薬品市場の成長を牽引 (単位:10億ドル) 世界の医薬品市場の推移、1994-2014 1994 2004 年平均 成長率 2014 '94-'04 年平均 成長率 年平均 成長率 '04-'14 '94-'14 世界 252 553 8% 1,057 7% 7% 米国 80 236 11% 382 5% 8% EU5カ国 50 111 8% 165 4% 6% 日本 53 65 2% 88 3% 3% 新興国その他 70 141 7% 422 12% 9% 資料: ©IMSHealth2015, IMS World review analyst 2015より算出 (転載禁止) 3 (1/3) 第139回定時株主総会|2015年6月26日 医薬品市場の推移 米国と新興国が医薬品市場の成長を牽引 (2/3) 世界の医薬品市場の推移、1994-2014 (単位:10億ドル) 1994 年平均 成長率 2004 2014 '94-'04 年平均 成長率 年平均 成長率 '04-'14 '94-'14 世界 252 553 8% 1,057 7% 7% 米国 80 236 11% 382 5% 8% EU5カ国 50 111 8% 165 4% 6% 日本 53 65 2% 88 3% 3% 新興国その他 70 141 7% 422 12% 9% 世界の医薬品市場の 8% 世界の医薬品市場の 21% 資料: ©IMSHealth2015, IMS World review analyst 2015より算出 (転載禁止) 4 第139回定時株主総会|2015年6月26日 医薬品市場の推移 (3/3) 世界15位の製薬企業の時価総額は過去20年間で10倍に拡大 1994年 (単位:10億ドル) 企業 2004年 1 メルク 時価総額 47.6 2 ロシュ 46.2 3 ジョンソン&ジョンソン 4 企業 ファイザー 2014年 時価総額 200.9 企業 時価総額 ジョンソン&ジョンソン 293.2 188.4 ロシュ 230.8 35.2 ジョンソン&ジョンソン GSK 137.4 ノバルティス 224.0 32.7 ノバルティス 118.2 ファイザー 201.2 5 ノバルティス BMS 29.4 サノフィ 106.3 メルク 161.2 6 アボット 26.2 ロシュ 101.7 ギリアド 141.3 7 ファイザー 24.3 アムジェン 80.8 アムジェン 121.1 8 ワイス 19.2 アボット 72.8 サノフィ イーライ・リリー 19.2 メルク 120.8 9 71.0 ノボ ノルディスク 112.6 10 スミスクライン・ビーチャム 11 アストラ 19.1 イーライ・リリー 64.2 GSK 104.3 15.9 アストラゼネカ 59.5 アッヴィ 104.1 12 シェリング・プラウ 13 タケダ 13.8 ジェネンテック 57.0 BMS 97.6 10.4 56.9 アストラゼネカ 89.7 14 ワーナー・ランバート 15 ファルマシア 10.4 ワイス BMS 49.9 セルジーン 89.5 7.9 タケダ 39.4 バイオジェン 79.6 資料: Bloomberg (各暦年の最終日時点の時価総額に基づく) 5 第139回定時株主総会|2015年6月26日 10倍 2014年度 実績 6 第139回定時株主総会|2015年6月26日 2014年度: 変革とその結果 • タケダイズム VALUE 患者さん中心 → 社会との信頼関係構築 → レピュテーション向上 → 事業の発展 • 患者さんとカスタマーを中心に行動する PEOPLE • 人材育成を促進し、グローバルで機動的な 組織 R&D • 世界レベルのイノベーション推進 • 持続的な売上成長 BUSINESS PERFORMANCE 消化器およびがん領域でのリーダーシップと 革新的な新製品の提供 新興国におけるバリューブランドの活用 • 成長をもたらす財務規律 7 第139回定時株主総会|2015年6月26日 2014年度: 変革 かつ 売上収益と コア・アーニングス 目標の達成 アクトス関連損失 (特殊要因) 2014年度に承認された4つの重要な新製品 trelagliptin succinate vonoprazan fumarate 臨床後期パイプラインの重要な達成事項 8 • イグザゾミブ: 臨床第3相試験中間解析の結果を踏まえ、2015年度に申請予定 ALアミロイドーシスの効能において ブレークスルー指定 • アドセトリス: 販売地域の拡大 (例: ブラジルでの承認、ロシアでの申請) 第139回定時株主総会|2015年6月26日 2014年度: 新製品上市が成功し、+2.8%の 実質的な売上増を達成 新製品*の2014年度売上増分 (対2013年度) は972億円 売上収益 (10億円) @為替影響除き スペシャリティ 製品 30 エンティビオ 30 20 20 10 10 0 0 FY2013 プライマリ・ ケア 製品 20 FY2013 FY2014 ブリンテリックス FY2014 アジルバ 40 10 20 0 0 FY2013 9 アドセトリス FY2014 FY2013 新製品とは、2009年以降上市の製品 (既存品の合剤・剤型変更を除く)を指します(デクスラント、ユーロリック、 * 第139回定時株主総会 |2015年6月26日 ネシーナ、アジルバ、アドセトリス、ブリンテリックス、エンティビオ、コントレイブ、タケキャブ等)。 FY2014 米国・欧州における新薬と、新興国における バリューブランド1 がタケダの成長を牽引 実質的な成長 1,721.9 1,675.7 (単位:10億円) 増減率 新興国 278.4 300.9 + 8.1% 欧州およびカナダ 237.8 250.6 + 5.4% 米国 297.9 341.0 + 14.5% 日本 571.2 548.1 - 4.1% その他2 290.3 281.3 - 3.1% + 2.8% FY 2013 FY 2014 1: ブランドジェネリックおよびOTC 2 : その他には、主として知的財産権収益およびヘルスケア事業が含まれています。 10 第139回定時株主総会|2015年6月26日 2014年度: ミレニアム、ナイコメッド、および その他の導入品が成長に寄与 売上収益の実質的な成長 実質ベース 単位:10億円 @ 為替影響除き +2.8% +40 +13 -39 +33 1,721.9 1,675.7 2013 11 -4.3% タケダ 製品 新興国における タケダのプレゼンス 向上に貢献 ミレニアム 第139回定時株主総会 |2015年6月26日 * ブリンテリックス、アドセトリス、ロトリガなど ナイコメッド その他の 導入品* 2014 患者さんと社会に貢献するため、CSR活動を積極的に 世界中で展開 2014年、タケダは患者さんの啓発やNGOの基盤強化など、 40以上のCSR活動を実施 アフリカにおけるHIV/エイズ、結核、 マラリアの予防・治療支援に関する グローバルファンド・プログラムへの 貢献 (2009-2019) 東日本大震災の復興支援 (2011-2020) アジアにおける ヘルスケア・アクセス・ プログラム (2009-2014) 12 第139回定時株主総会|2015年6月26日 2015年度 戦略 と ガイダンス 13 第139回定時株主総会|2015年6月26日 衛生向上 栄養改善 医療サービス向上 HIV/エイズの知識向上 世界中で実施している ボランティア活動 (例: 募金活動や 医療啓発プログラム) 主に米国と新興国が今後の医薬品市場の成長を牽引 医薬品市場の成長予測 (2015-2025年) (単位:10億ドル) 1,684 年平均成長率 2015-2025 4.5% 1,360 1,089 6% 23% 新興国 7.4% 5% 日本 欧州 & カナダ 0.8% 米国 3.3% 37% 32% 8% 43% 21% 19% 37% 36% 33% 2015 2020 2025 今後の市場 成長の54%は 新興国が寄与 (2015-2025年) 2.6% 資料: ©IMSHealth2015, Long Term Country and Therapy Area Forecasts より算出 (転載禁止) 14 第139回定時株主総会|2015年6月26日 グローバル・ワン・タケダの実現のために より機動的で、 患者さんとカスタマーの皆様に貢献する、 ベスト・イン・クラスのグローバル製薬企業になる • タケダの価値観 (バリュー) を重視する • より機動的に対応する • シンプルで、責任の所在を明確にした事業運営を行う • 常に患者さんとカスタマーの皆様を中心に考えて行動する • 人材育成、および人材の多様性を推進する 15 第139回定時株主総会|2015年6月26日 成長を支える組織体制 消化器系疾患 (GI) がん 中枢神経系疾患 (CNS) 代謝性・循環器系疾患 (CVM) 4つの R&D 疾患領域 ユニット • • • • 2つの グローバル・ スペシャリティ・ ビジネス・ユニット • がん • ワクチン (R&D含む) 5つの 地域別 ビジネス・ユニット • • • • • 日本: Japan Pharmaceuticals 新興国: Emerging Markets 米国: U.S. 欧州 + カナダ: EUCAN 日本OTC: Japan Consumer Healthcare グローバルな製造・品質管理、およびビジネス・パートナー組織 16 第139回定時株主総会|2015年6月26日 グローバルで多様性に富み、かつ豊富な経験を備えた タケダ・エグゼクティブ・チーム 長谷川閑史 クリストフ・ウェバー Chairman of the Board President & CEO 本田信司 岩﨑真人 Corporate Strategy Officer President Japan Pharma BU クリストフ・ ビアンキ ラモナ・ セケイラ President Global Oncology BU President US BU ラジーヴ・ ヴェンカヤ マーク・ プリンセン President Global Vaccine BU 17 President EUCAN BU 第139回定時株主総会|2015年6月26日 アンドリュー・ プランプ Chief Medical and Scientific Officer Chief Financial Officer ジャイルズ・ プラットフォード 中川仁敬 デイビッド・ オズボーン President Emerging Markets BU Global General Counsel 平手晴彦 ジェラード・ グレコ トーマス・ウォス ニフスキー Global Quality Officer Global Manufacturing and Supply Officer Corporate Communications and Public Affairs Officer Global Human Resources Officer 2015年度: タケダの戦略的ロードマップ • タケダイズム VALUE 患者さん中心 → 社会との信頼関係構築 → レピュテーション向上 → 事業の発展 • 患者さんとカスタマーを中心に行動する PEOPLE • 人材育成を促進し、グローバルで機動的な 組織 R&D • 世界レベルのイノベーション推進 2015年度: 長期的な 売上、利益成長に 向けた体制整備 • 持続的な売上成長 BUSINESS PERFORMANCE 消化器およびがん領域でのリーダーシップと 革新的な新製品の提供 新興国におけるバリューブランドの活用 • 成長をもたらす財務規律 18 第139回定時株主総会|2015年6月26日 2015年度:長期的な売上、利益成長に向けた体制整備 • タケダイズム VALUE 患者さん中心 → 社会との信頼関係構築 → レピュテーション向上 → 事業の発展 • 患者さんとカスタマーを中心に行動する PEOPLE • 人材育成を促進し、グローバルで機動的な 組織 R&D • 世界レベルのイノベーション推進 • 持続的な売上成長 BUSINESS PERFORMANCE 消化器およびがん領域でのリーダーシップと 革新的な新製品の提供 新興国におけるバリューブランドの活用 • 成長をもたらす財務規律 19 第139回定時株主総会|2015年6月26日 1 価値創造と コンプライアンス順守 タケダイズム: 当社のレピュテーションとビジネスにおける成功の鍵 タケダイズムは、私たちの基礎となるもの 20 1番目 2番目 3番目 4番目 患者さんを中心 に行動する 社会からの信頼 を構築する タケダの評価・ 評判を高める ビジネスを 推進する 第139回定時株主総会|2015年6月26日 2015年度:長期的な売上、利益成長に向けた体制整備 • タケダイズム VALUE 患者さん中心 → 社会との信頼関係構築 → レピュテーション向上 → 事業の発展 2 満足度指標 • 患者さんとカスタマーを中心に行動する PEOPLE • 人材育成を促進し、グローバルで機動的な 組織 R&D • 世界レベルのイノベーション推進 • 持続的な売上成長 BUSINESS PERFORMANCE 消化器およびがん領域でのリーダーシップと 革新的な新製品の提供 新興国におけるバリューブランドの活用 • 成長をもたらす財務規律 21 第139回定時株主総会|2015年6月26日 カスタマー 3 グローバル 人材開発 プログラム 2015年度:長期的な売上、利益成長に向けた体制整備 • タケダイズム VALUE 患者さん中心 → 社会との信頼関係構築 → レピュテーション向上 → 事業の発展 • 患者さんとカスタマーを中心に行動する PEOPLE • 人材育成を促進し、グローバルで機動的な 組織 R&D • 世界レベルのイノベーション推進 • 持続的な売上成長 BUSINESS PERFORMANCE 4 イグザゾミブ 申請と上市準備 5 外部からの イノベーション取り込み 消化器およびがん領域でのリーダーシップと 革新的な新製品の提供 新興国におけるバリューブランドの活用 • 成長をもたらす財務規律 22 第139回定時株主総会|2015年6月26日 2015年度:長期的な売上、利益成長に向けた体制整備 • タケダイズム VALUE 患者さん中心 → 社会との信頼関係構築 → レピュテーション向上 → 事業の発展 • 患者さんとカスタマーを中心に行動する PEOPLE • 人材育成を促進し、グローバルで機動的な 組織 R&D • 世界レベルのイノベーション推進 • 持続的な売上成長 BUSINESS PERFORMANCE 消化器およびがん領域でのリーダーシップと 革新的な新製品の提供 新興国におけるバリューブランドの活用 • 成長をもたらす財務規律 23 第139回定時株主総会|2015年6月26日 6 成長ドライバーの強化: 消化器系疾患領域 がん領域 新興国 7 資本配分の最適化 8 コア・アーニングスと EPS成長を実現する オペレーション エクセレンス ROE改善も重要 タケダのROE推移 (%) 15.1 14.4 11.8 10.9 6.3 4.5 6.1 1.4 アクトス訴訟の 影響を除く 0 - 6.3 アクトス訴訟の 影響を含む 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 年度 24 第139回定時株主総会|2015年6月26日 2015年度 マネジメントガイダンス 2015年度 マネジメントガイダンス (実質的な成長率) 売上収益 1桁台前半 コア・アーニングス 売上収益より高い成長率 コア EPS コア・アーニングスより高い成長率 EPS:1株あたり当期利益 1株当たり年間配当金 2015年度 180 円 2016年度以降の目標 180円を最低でも維持 • アクトス関連訴訟の和解への合意は当社の配当支払能力に影響なし 25 第139回定時株主総会|2015年6月26日 当社創業500年に向けて グローバル・ ワン・タケダに 向けて 2003年~ Better Health, Brighter Future グローバル化 1993年~ 医薬品事業に集中 欧米への展開 1944年~ 事業の多角化 アジアへの進出 1781年~ 創業~近代化 26 第139回定時株主総会|2015年6月26日 Better Health, Brighter Future 1番目 2番目 3番目 4番目 患者さんを中心 に行動する 社会からの信頼 を構築する タケダの評価・ 評判を高める ビジネスを 推進する
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