3カ年計画最終年度の現状と 次期中期経営計画に向けて 2015年 1 2 月 8日 株式会社 図 研 東証一部上場 証券コード 6947 目次 現中期経営計画と最終年度上半期の実績推移 事業分野別の最終年度の状況と⾒通し 次期中期経営計画に向けて 【ご参考資料】図研について 1 現中期経営計画と実績推移 1. 中期売上・利益目標と実績推移 売上高 (百万円) 30,000 3,000 25,000 20,000 19,772 21,297 17,887 22,700 2,000 前期比 8,144 8,755 9,479 5,000 0 14.3 15.3 16.3 (計画) (実績) (実績) (実績) (計画) (上期実績) 1,009 1,000 10,174(+7%) 上 期 13.3 1,500 通 期 15,000 10,000 営業利益 (百万円) 630 354 158 -----上期 0 -52 -172 -37 -1,000 13.3 14.3 15.3 16.3 (計画) (実績) (実績) (実績) (計画) ※ 16.3期計画の前提為替レート 1USドル=118円 1ユーロ=128円 3 通 期 (上期実績) 2. 製品・地域セグメント別 上期の販売状況 (百万円) 製品区分別売上高 《上期累計》 12,000 10,000 8,000 9,479 1,458 ( )内は前期比 1,824 (+25%) 2,034 (+6%) 1,972 1,866 (▲5%) 4,000 2,000 4,449 (+8%) 0 《上期累計》 10,000 9,479 8,000 505 1,959 6,000 560 1,970 671 6,510 6,972 2,000 0 15.3 16.3 15.3 16.3 (実績) (実績) (実績) (実績) 基板設計ソリューション 回路設計・ICソリューション ITソリューション クライアントサービス他 米国 欧州 アジア ※ 16.3期上期累計期間の平均為替レート 1USドル=122円 1ユーロ=135円 4 ( )内は前期比 10,174 502 4,000 4,122 地域別売上高 12,000 10,174 1,925 6,000 (百万円) 日本 (+11%) (+1%) (+34%) (+7%) 【ご参考】製品区分について 【各製品区分に含まれる主な製品】 製品区分 基板設計ソリューション CR-8000 Design Force CR-8000 DFM Center CR-5000 Board Designer 回路設計・ICソリューション CR-8000 Design Gateway CR-8000 System Planner E3.series Cabling Designer Harness Designer PreSight/visual BOM Knowledge Explorer DS-2 ITソリューション クライアントサービス他 エレクトロニクス設計ソリューション 5 主な製品 電装・制御系設計ソリューション (各製品の保守サービス) モノづくり基盤ソリューション 3. 最終年度上期の状況と下期の⾒通し(総括) 最終年度上期は、国内製造業の堅調な開発投資意欲を受け、 「CR-8000/Design Force」(基板設計ソリューション)をはじめ とする主⼒製品全般の販売が好調に推移いたしました。 海外事業は、欧州や中国においてやや不透明な市場環境が あるものの、上期は各地域とも前年を上回る販売状況でした。 下期も上期と同様の市場環境が継続すると予測しておりますが、 新製品開発関連コストの増加も⾒込まれますので、 国内・海外ともより一層の拡販に努め、最終年度の売上・利益 計画の達成を目指してまいります。 6 4. 株主還元策 方針 株主の皆様への利益還元を経営上の重要な政策と位置づけており、経営基盤と財 務体質の強化、充実を図るとともに、業績や経営環境等を勘案し、適宜、最も効果 的な株主還元策を実施していきます。 株主還元策の推移 記念配当・特別配当 普通配当 ■自己株式取得 (単位:円) 10 10 1 10 10 5 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 実 績 普通配当 1987年の上場以来、年換算1株当たり10円 以上の配当を継続。2015年3月期の期末配当 は、1株当たり7円から10円に増配。これにより、 2016年3月期は年間20円となります。今後も 安定的な増額を目指します。 記念配当・特別配当 7 1995年3月期および2006年3月期には記念 配当、2012年3月期には特別配当を実施。 2016年3月期には記念配当10円を実施しまし た。 10 12 14 14 14 14 自己株式取得 14 14 17 20 2005年06月〜2006年06月 2008年11月〜2009年11月 2011年02月〜同年03月 合計 2,000,000株 636,500株 2,000,000株 4,636,500株 (2011年3月消却済み) 事業分野別の最終年度の状況と⾒通し 【ご参考】図研グループの事業領域 ネットワーク セキュリティ エレクトロニクス設計ソリューション (EDA) エレクトロニクス製品開発における実 装設計を支援するソリューションとサー ビス モノづくり基盤ソリューション (PLMなど) BOM、ナレッジマネジメントなど製造業 向けエンタープライズITソリューションと サービス 電装・制御系設計 メカ設計ソリューション (ワイヤーハーネスCAD・3DCADなど) ⾞両向け・産業機械向け電装・制御系設計、 3Dメカニカル設計ソリューションとサービス 組込み SW/IP 9 サービス サポート 【ご参考】図研グループの事業領域 【製品区分と事業分野の関係】 製品区分 事業分野 基板設計ソリューション エレクトロニクス設計ソリューション 回路設計・ICソリューション エレクトロニクス設計ソリューション ITソリューション 電装・制御系設計ソリューション エレクトロニクス設計ソリューション モノづくり基盤ソリューション 電装・制御系設計ソリューション クライアントサービス他 エレクトロニクス設計ソリューション モノづくり基盤ソリューション 10 5. 事業分野別 上期の販売実績と前年対比 (全売上に占める割合) (全売上に占める割合) 今上期 増減 伸び率 エレクトロニクス設計 ソリューション事業(国内) 3,355 3,782 427 +12% 電装・制御系設計、 メカ設計ソリューション事業(国内) 783 882 99 +12% モノづくり基盤ソリューション事業 (国内) 287 318 32 +11% 海外事業 2,968 3,202 233 +8% (百万円) 前上期 (35%) (8%) (3%) (31%) (37%) (9%) (3%) (32%) *図研単体および海外法人の実績(国内関係会社は含まれておりません。) 11 6. 国内事業分野別 3カ年計画最終年度の⾒通し エレクトロニクス設計ソリューションは、特に国内B2B、自動⾞関連 市場への堅調な売上を⾒込んでいます。 電装・制御系設計ソリューションは、自動⾞OEM向け需要の一巡を、 ハーネスサプライヤー向け・産業機械向けの増加がカバーしており、 全体として堅調な売上の伸びを⾒込んでいます。 既存顧客からの増設需要により、上期は前年度比プラスを達成。 下期は製品体系の⾒直し、パートナーとの販売協⼒により、受注増を 目指します。 12 7. 事業分野別 上期の販売状況と今後の⾒通し 海外事業 上期の状況 地 域 別 上 期 売 上 高 (百万円) ( )内は前期比 4,000 3,000 3,202 (+8%) 2,968 560 505 (+11%) 2,000 1,970(+1%) 1,959 1,000 0 671 502 15.3 前上半期 米国 13 欧州 (+34%) 16.3 今上半期 アジア ■ 【米国】為替要因によるプラス、現地通貨ベー スでは前年並み ■ 【欧州】為替要因によるマイナス、経済環境不 透明ながら売上は前年上期を上回る⽔準 ■ 【アジア】韓国大手顧客からのPDMシステム他 受注(韓国)と自動⾞WHソリューション販売 好調(ASEAN)により前年⽐大幅増 下期の⾒通し ■ 【米国】WH設計ソリューション直販体制強化、 販売増目指す。 ■ 【米国】プラットフォーム系半導体メーカへのCR8000 Design Forceの導入促進 ■【欧州】CR-5000主要顧客向けCR-8000導 入提案促進 ■【アジア】中国フレックス基板設計製造メーカー へのCAM導入加速 次期中期経営計画に向けて (16年4月-19年3月) 8. 次期3カ年計画に向けて 現3カ年計画での施策 B-EN-Gとの資本業務提携 次期3カ年の 成⻑機会 設計から製造までモノづくり支援のスコープを拡大 IoTモノづくり (つながる工場) オートモーティブ・コンピテンス・センター(ドイツ) 開設 次世代クルマづくり 日独協調でグローバル製品開発 SOZOセンター(米国)開設 北米戦略顧客との関係強化 グローバル市場 現3カ年計画での投資を確実に成果につなげていく3カ年に 15 9. 次期3カ年計画に向けた基本方針(数値目標) 連結売上高270億円、営業利益30億円を目標値と致します。 21億円 図研 227億円 (営業利益15億円) 20億円 9億円 海外 国内関係会社 (連結修正) 270億円 (営業利益30億円) 16年3月期 (計画) ※ 次期中期経営計画の前提為替レート 1USドル=120円 1ユーロ=130円 16 19年3月期 10. 次期3カ年計画に向けた基本方針(重点戦略) 国内顧客基盤への提案⼒強化 → CR-8000化促進、設計データ管理製品導⼊促進、サービス・コンサルティ ング充実 「モノづくりの図研」の総合⼒による新規顧客・市場開拓 → プリサイト事業・ダイバーシンク(設計・製造連携)、E3.series(電気 制御設計)、ナレッジソリューション 自動⾞OEM顧客への次世代製品導⼊促進 → 新E/E*アーキテクチャ設計ソリューションの早期投⼊により自動⾞OEM 顧客との関係を強化拡⼤ *E/E: Electrical & Electronic 北米市場、アジア市場での事業拡⼤ → エレクトロニクスの2⼤成⻑市場での販売⼒強化による売上拡⼤ 17 ご清聴ありがとうございました。 【ご参考資料】 図研について 会社概要 社 名 設 ⽴ 資本⾦ 従業員数 株 式 株式会社 図研 (ZUKEN Inc.) 1976年(昭和51年)12月17日 101億1,706万5千円 単独470人 連結1,232人(2015年9月末現在) 東証1部上場(証券コード6947) 役 員 20 代表取締役社⻑ 代表取締役副社⻑ 専務取締役 常務取締役 常務取締役 取締役 取締役 取締役 取締役※ :⾦⼦ 真人 :勝部 迅也 :嶋内 敏博 :上野 泰生 :仮屋 和浩 :相馬 粛一 :ゲルハルト・リプスキー :⼤澤 岳夫 :佐野 高志 監査役(常勤) 監査役※ 監査役※ 監査役※ :和田 :荒井 :尾崎 :半田 扶佐夫 洋一 靖 高史 ※は社外取締役および社外監査役です。 拠点および国内関連会社 本社・中央研究所 国内拠点 海外拠点 国内関連会社 メカCAD 運用支援 横浜市都筑区 エンジニア 派遣 横浜、大阪、名古屋 アジア:5か国、欧米:8か国 5社 ネットワーク セキュリティ ITソリューション 企画・開発 通信ミドルウェア 開発 EUROPE UK, Germany, Switzerland, France, Italy, Netherland, Poland AMERICAS Korea Beijing, Shanghai, Shenzhen Japan Taiwan Asia India Singapore 21 ※2015年9月末現在の情報です。 :Sales Office 沿革① 1976 12 株式会社図形処理技術研究所を設⽴ ’78 06 国産初のプリント基板設計用CADシステム「CR-2000」を開発 ’83 11 米国にZUKEN AMERICA Inc.(現、ZUKEN USA Inc.)を設⽴ ‘85 06 株式会社図形処理技術研究所から株式会社図研に社名変更 ‘87 06 株式を店頭登録売買銘柄として(社)日本証券業協会に登録 ‘88 01 CADの新システム「CR-3000」を開発 ‘91 10 株式を東証2部にEDA企業として初めて上場 ‘92 01 ドイツにZUKEN EUROPE GmbH(現、ZUKEN GmbH)を設⽴ 01 韓国ソウル市にZUKEN KOREA Inc.を設⽴ 08 シンガポールにZUKEN SINGAPORE Pte.Ltd.を設⽴ ‘93 08 中国に北京事務所開設 ‘94 04 EDA垂直統合ソリューション「CR-5000」を開発 06 英国レーカル・リダック社の全株式を買収 09 東証1部へ指定替 ‘97 05 ㈱図研プロセスデザイン研究所(現、㈱ジィーサス)を設⽴ 2000 03 独インケイシス社の全株式を買収 ‘01 04 図研ネットウエイブ㈱を設⽴ ‘02 06 中国上海市に「上海テクニカルセンター」を設⽴ 22 本社・研究所(横浜) Zuken Ltd. & ZukenTechnology Center,UK 沿革② 23 ‘04 02 E&E業界に特化したPLMソリューション「ePLMプラットホームDS-2」発表 ‘05 08 台湾にZUKEN TAIWAN Inc.を設⽴ ‘06 05 独CIM-TEAM社を買収 ‘07 05 ㈱キャドラボを設⽴ 06 CATIA V5をベースとした「V54EE」を発売 ‘08 06 エルミック・ウェスコムの株式を27%取得、図研の持分法適用会社に ’09 06 SoC事業部をエルミック・ウェスコムに統合。7月1日から図研エルミックに社名変更 06 PLMソリューションの新製品「PreSight」を発表 ‘10 05 ラティス・テクノロジー㈱と資本提携、トヨタに次ぐ第二位の株主に ‘11 06 BOMと超軽量三次元フォーマットXVLを統合した「visual BOM」を発表 10 次世代電子機器設計システム「CR-8000」を世界で同時発表 ‘13 09 アメリカ・シリコンバレーにZUKEN SOZO Centerを設置 ’14 08 グローバル・オートモーティブ&トランスポーテーション・コンピテンス・センターをドイツに開設 ’14 12 東洋ビジネスエンジニアリング㈱と資本業務提携 ‘15 02 合弁会社㈱ダイバーシンクを設⽴(出資割合 図研51% 東洋ビジネスエンジニアリング49%) ’15 03 インドにZuken India Private Limitedを設⽴ ’15 07 ㈱ワイ・ディ・シーのCADVANCE事業を承継 Zuken GmbH (Germany) EMC Technology Center (Germany) ZUKEN SOZO Center < 注意事項 > 本資料に記載されている情報には、将来の業績等に関する⾒通しが含まれています。これ らの⾒通しは、公表時点で入手可能な情報に基づいて当社グループにより判断されたもので あり、様々な潜在的なリスクや不確定要素を含んでおります。したがって、実際の業績等はこ れらの影響を受けるものであり、記載された⾒通しと大きく異なる結果となることがあることをご 承知おきください。実際の業績等に影響を与えうるリスク・要素には、各国の経済情勢、顧客 企業の設備投資の動向、市場の需要動向、製品の開発状況、他社との競合、為替レート の変動等がありますが、これらに限定されるものではありません。 なお、本資料に含まれる経営目標は、予測や将来の業績に関する現在の推定を表すもの ではなく、当社グループが事業戦略を遂⾏することにより達成しようと努める目標を表すもので あります。 24 お問い合せ先 株式会社 図研 コーポレートマーケティング室 横浜市都筑区荏田東2-25-1 電話 045-942-1511(代表)
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