2015 年度第 1 回関東甲信越地方会勉強会報

2015 年度第 1 回関東甲信越地方会勉強会報 Ⅰ.日 時:2015 年 6 月 28 日(日曜日) 13:30~16:30
Ⅱ.開催場所:東京大学医学部 2 号館 3F 大講堂
Ⅲ.参加人数:162 人(会員 148 人 非会員人 学生 14 人)
Ⅳ.プログラム
進行:倉島 直樹技士(東京医科歯科大学医学部付属病院)
加藤 篤志技士(東京女子医科大学病院)
進行:倉島技士、加藤技士、鈴木技士
1.『今さら聞けない体外循環、みんなの質問お答えします 2』
今回は昨年度の好評企画であった『今さら聞けないシリーズ』を開催いたしました。
皆様からの質問を頂き各質問に対して企業の方や臨床工学技士、麻酔科医師、
心臓血管外科医師による解説を行いました。
<講義内容>
質問①:各メーカによる回路コーティングの違い
各社の回路コーティングに、研究結果や臨床データを用いて解説していただきました。
解説者:

テクノウッド株式会社 :高垣 正俊様

テルモ株式会社 :紺頼 拓巳様

株式会社ジェイ・エム・エス:河原畑 茂樹様

ソーリン・グループ株式会社:三牧アルバート秀明様

泉工医科工業株式会社 :原 崇之様

コスモテック株式会社 :桂田 金也様

平和物産株式会社 :松岡 暢様
高垣様 紺頼様 河原畑様 三牧様 原様 桂田様 松岡様
質問②:体外循環中及び離脱時のバイタル
解説者:北里大学病院 東條 圭一技士
血圧、灌流圧、心拍数、体温などのモニタリングから、
より生理的な体外循環に努めるために必要なバイタルサイン
の基礎について、解説していただきました。
東條 圭一技士
質問③:体外循環中の薬剤管理
解説者:複十字病院 麻酔科 鎌形 千尋先生
鎮静薬・鎮痛薬・筋弛緩薬の体外循環に対する影響や、
腎保護戦略としての薬剤の使い方について解説して
いただきました。
鎌形 千尋先生
質問④:VAD implantation 時の体外循環
解説者:東京大学医学部付属病院 柏 公一技士
体外循環前に必要な準備項目。LVAD 装着時での
体外循環の注意するポイント。麻酔科医師及び
心臓血管外科医師と共に患者状態を観察し、
最大限のイベントに備えた準備とトレーニングを
行う必要があると解説していただきました。
柏 公一技士
質問⑤:補助循環中の代用血漿および輸血について
解説者:東京女子医科大学 心臓血管外科 西中 知博先生
代用血漿の利点と問題点、輸血製剤やアルブミン製剤の
用途や血液凝固についてのモニタリングついて参考症例を
用いて解説していただきました。
西中 知博先生
会場
今回、初の日曜日開催での勉強会となりました。初の試みで参加状況を心配しましたが、好評企画に
助けられ、大勢の方々に参加いただけました。今後も、皆様の声を大切にしながら会の運営を行ってい
きたいと考えます。勉強会へのご意見と参加をよろしくお願いします。