[RTK基準局・RTK移動局] [静 止 観 測] [後処理キネマティック観測

f or the TSC3
オペレ-ショ ン マニュ ア ル
[RTK基準局・RTK移動局]
[静 止 観 測]
[後処理キネマティック観測]
[RTK&後処理観測]
[観測データのダウンロード]
株式会社ニコン・トリンブル
2015 年 4 月
Survey Controller for the “TSC3”
目
次
1 章 基本的な操作について.................................................................................................4
1-1.コントローラソフト「TRIMB LE ACCESS」の起動.................................................................................. 4
1-2. GPS の受信の状態(一般測量)................................................................................................... 5
1-3. 現在位置の表示(一般測量)...................................................................................................... 6
1-4. GPS 受信機の状態(一般測量)................................................................................................... 6
1-5. ジ ョブの設定(一般測量) ........................................................................................................... 7
2 章 リアルタイムキネマティック(RTK)測量........................................................................ 1 0
2-1. 基準局の設定(設定).............................................................................................................. 10
2-1-1. 観測条件の設定.......................................................................................................................................................................11
2-1-2. 無線機モデムの設定..............................................................................................................................................................12
2-2. 基準局の測量開始(一般測量)................................................................................................. 14
2-3. 移動局の設定(一般測量) ....................................................................................................... 17
2-3-1. 観測条件の設定.......................................................................................................................................................................19
2-3-2. 無線モデムの条件設定(設定).............................................................................................. 20
2-3-3. データ取得条件の設定(設定)..........................................................................................................................................22
2-4. 移動局の測量開始(一般測量)................................................................................................. 23
2-5. 座標に関する操作.................................................................................................................. 27
表示方法の選択.......................................................................................................................................................................................27
座標入力&登録データ(観測データ)の表示..............................................................................................................................28
保存されているデータのマップ表示................................................................................................................................................30
2-6.杭打ち(逆打ち)測量(一般測量).............................................................................................. 31
2-7. 現地座標系の設定(一般測量)................................................................................................. 41
3 章 静止観測(スタティック測量)....................................................................................... 4 4
3-1. 条件設定(設定) .................................................................................................................... 44
3-2. 観測(一般測量)..................................................................................................................... 46
4 章 後処理キネマティック観測.......................................................................................... 4 8
4-1. 条件設定(設定) .................................................................................................................... 48
4-2. 観測...................................................................................................................................... 52
4-2-1. 基準局(一般測量)..................................................................................................................................................................52
4-2-2. 移動局(一般測量)..................................................................................................................................................................53
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Survey Controller for the “TSC3”
5 章 RTK&後処理キネマティック観測................................................................................ 5 5
5-1. 条件設定(設定) .................................................................................................................... 55
5-2. 観測...................................................................................................................................... 60
5-2-1. 基準局(一般測量)..................................................................................................................................................................60
5-2-2. 移動局(一般測量)..................................................................................................................................................................61
6 章 観測データのダウンロード......................................................................................... 6 5
6-1-1.コントローラのデータを TBC へ転送する方法............................................................................ 65
6-2-1. RTK 観測ポイントをファイル出力し PC へインポートする方法..................................................... 66
アンテナ測定方法について................................................................................................ 6 7
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Survey Controller for the “TSC3”
1 章 基本的な操作について
TSC3 は、パネル上のメニューを直接タップして操作します。
パネル上をタップして、直接、操作できます
(画面は、本システムのメインメニューです)
電源キー
1-1 .コントローラソフト「Trimble Access」の起動
① 本機を起動し、Windows のスタートボタンを押します。
② Windows のホーム画面にある下図のアイコンをタップします。
「TrimbleAccess」画面が表示されます。(下図右)
「一般測量」:RTK・VRS・スタティックなど各測量を行います。
「設定」:無線などの機器の設定は「設定」アイコンで設定します。
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Survey Controller for the “TSC3”
1-2. GPS の受信の状態(一般測量)
コントローラと GPS 受信機が接続されていることを確認した後、GPS 受信機の電源を入れると、測位を
開始します。コントローラを利用して現在位置や衛星の状態を確認します。
A
―NOTE―
機器を選択しても何も反応がない場合、上図画面右部(A 部)をタップして TrimbleGNSS 受信機にチ
ェックをつけて、再度、機器を接続してください。
上記の表示から 機器 を選択すると、下図の画面が表示されます。
衛星情報
以下の手順にしたがって、現在の GPS 衛星の受信状況を確認してみましょう。
機器 メニューから GNSS 機能 - 衛星選択すると衛星情報が一覧表示されます。
画面左下の Esc を選択すると、メインメニューに戻ります。
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Survey Controller for the “TSC3”
1-3. 現在位置の表示(一般測量)
以下の手順にしたがって、現在位置を確認してみましょう。
機器 メニューに戻り、座標 を選択します。
1 - 4. GPS 受信機の状態(一般測量)
以下の手順にしたがって、GPS 受信機の状態を確認してみましょう。
機器 メニューから GNSS 機能 –受信機ステータス選択すると接続している受信機の情報を
確認できます。
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Survey Controller for the “TSC3”
1 - 5. ジ ョブの設定(一般測量)
作業ファイルの作成
「ジョブ」を選択します
ファイルの作成
① ジョブ名を入力します。
初期画面から ジ ョブ を選択します。(上図)
「新しいジョブ」を選択します
既存のジョブを開く場合は、「ジョ
ブを開く」を選択し、一覧から選択
します
新しいジョブ を選択すると、下図が表示されます。
(既存のジョブを開く場合、ジョブを開くを選択します)
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Survey Controller for the “TSC3”
ジョブ名をキーボードから入力ます。(※この時、[Enter]は押しません)
下図は、ジョブ名を TR AINING としたときの例です。
キーボードを使用してジョブ名を
入力します
座標系の設定は、ここを選択
します
②測地系の設定
ジョブ名を入力後、[座標系]の設定欄を押すと、次の画面(座標系選択)が表示されます。
「ライブラリから選択」を選択します
ラ イブラリから選択 を選択してください。次の画面に切り替わります。
(画面が切り替わらない場合、画面右下の次を選択してください)
設定された座標系が表示されます
▼を選択して、一覧を表示させた
後、J キーを押すことにより、簡単
に「 JapaneseStatePlan2000 」 を 検
索できます
ここで、測地系の設定を行います。日本の測地系を選択する場合、「JapaneseStatePlan2000」
(世界測地系)を選択します。矢印キーで選択することもできますが、上記の画面で キーボード
から J キーを押して Japanese State Plan 2000 を検索することができます。
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Survey Controller for the “TSC3”
UTM座標系の場合
保存 を押すと測地系が設定されます。(下図)
設定された座標系が表示されます
承認 を押すと、現在のジョブとして選択され、メインメニューに戻ります。
現在選択されているジョブ名を
表示します
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Survey Controller for the “TSC3”
2 章 リア ルタイムキネマティック(RTK)測量
2-1. 基準局の設定(設定)
観測条件と無線モデムの設定を行います。
TrimbleAccess 画面から 設定 を選択します
TrimbleAccess から[設定]を選択
します
次の画面が表示されます。
[測量スタイル]を選択します
測量スタイル を選択すると、次の画面が表示されます。
[RTK]を選択します
RTK 測量のための設定をする為、RTK を選択します。
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Survey Controller for the “TSC3”
次の画面が表示されます。
2 - 1-1. 観測条件の設定
メニューから 基準局オプション を選択すると、次の画面が表示されます。
各項目の設定は、[▼]部を
タップして選択します
設定を完了する には、[ 了
解]をタップします
測量タイプ:RTK を選択します。
タ イプ: アンテナの種類を選択します。
放送フォーマット: 補正データ放送形式
測定方法: アンテナ高の測定方法を選択します。
移動局受信機と同じフォーマットを使用します
4000 シリーズは C MR に対応。
MS750,5700,5800 は CMR・CMR+(Plus) に対応。
※通常、基準局か移動局に 4000 シリーズがある場合
は C M R を、それ以外の場合は CMR+ を設定します。
追加コード R TCM を出力: DGPS 補正データ出力
RTK 補正データと DGP S 補正データを同時に出力 する
場合、チェ ックボックスにチェ ックを付けます。
ステ ーション インデックス: 基準局の名称
複数の基準局を設置した場合に影響する名称です。
アンテナ測定方法(P82) を参照下さい。
ア ンテナ高: アンテナ高
観測時に入力することも可能です。
シ リアル番号: アンテナのシリアル番号を入力します。
L2C: L2C 受信可能な受信機の場合、捕捉有無を設定
できます。
GLONASS: GLONASS に対 応 し た受 信 機 の場 合 に
GLONASS 衛星の捕捉有無を設定できます。
仰角マスク: 衛星受信高度角
何度以上の衛星データを受信するのかを設定します。
※アンテナ情報以降の 設定は、 画面右下の
ップして画面を切り替えます。
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部をタ
Survey Controller for the “TSC3”
2 - 1-2. 無線機モデムの設定
次に、基準局の無線モデムの設定を行います。
基準局無線機 を選択します。
無線モデムに“YRM-211T”や“NT-24”を使用した場合、無線モデムの
タイプ: は その他無線 を選択します。
受信機ポート: は ポート 3 、通信速度: は 9600 、パリティ: は なし 、CTS 使用: は チェックを
外します。(使用する無線機条件に合わせてください)
承認 を押し次へ進みます。
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Survey Controller for the “TSC3”
[保存]を押して、設定を保存
します
画面下部の保存を押すと設定が保存され、「測量スタイル」画面に戻ります。
―NOTE―
保存 を実行しないと、設定値は保存前の値が採用されます。
保存した値は、変更しない限り、他のジョブでも同じ設定値で利用できます。
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Survey Controller for the “TSC3”
2-2. 基準局の測量開始(一般測量)
無線機を接続する場合、受信機の電源を on にしてから接続してください。
(無線機を接続したまま、受信機を on にした場合正常に動作しません)
TrimbleAccess から 一般測量 - 測定を選択すると、次の画面が表示されます。
R TK を選択して下さい。
次の画面が表示されます。
基準局受信機スタート を選択します。アンテナ選択→補正フォーマット選択の順に画面が表示さ
れます。使用する機材・フォーマットを選択して先に進みます。
次の画面が表示されます。
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Survey Controller for the “TSC3”
「ポイント名」に基準局の測点名を入力します。ここでは Base1 とします。
※「ポイント名がありません」のメッセージが表示されます。
次に、基準局の座標を入力します。
ポイント名の[ ]部を選択して、プルダウンメニューから、キー入力を選択します。
[キー入力]を選択します
次の画面が表示されます。
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Survey Controller for the “TSC3”
[オプション]を押して、座標の
入力タイプを選択できます
画面下部のオプションを押して、入力方法の変更ができます。
座標の入力タイプを選択でき
ます
また、座標入力画面下部の、ここを押せば、単独測位の座標をセットすることができます。
(正確な座標値の設定は、解析ソフト(“TBC”等)で設定し、再解析できます)
[ここ]を押す事により、単独測
位の座標を登録できます
保存 を押して次へ進みます。
アンテナ高を入力します。
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Survey Controller for the “TSC3”
[アンテナ高][測定方法]を設
定します
アンテナの測定方法を確認した後、開始 を押します。
次の画面が表示されます。
O K を押して、コントローラを受信機から切り離します。
(基準局の観測および、補正データの放送が開始されます)
2-3. 移動局の設定(一般測量)
観測条件と無線モデムの設定を行います。
TrimbleAccess から 一般測量 - 測定を選択すると、次の画面が表示されます。
次の画面が表示されます。
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Survey Controller for the “TSC3”
[測量スタイル]を選択します
測量スタイル を選択すると、次の画面が表示されます。
[RTK]を選択します
R TK を選択します。
次の画面が表示されます。
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Survey Controller for the “TSC3”
2 - 3-1. 観測条件の設定
移動局オプション を選択すると、次の画面が表示されます。
※各項目の設定は、画面右下の
をタップしてページを切替えてください。
以上の設定が完了したら、承認 を押して下さい。
測量タイプ:RTK を選択します。
ステ ーションインディックス使用: 基準局の使用
放送フォーマット: 補正データ放送形式
使用可能に設定されています。
基準局受信機と同じフォーマットを使用します。
同じ周波数で複数の基準局か ら受信 する場合に使用し
4000 シリーズは C MR に対応。
MS750,5700,5800 は CMR・CMR+(Plus) に対応。
※通常、基準局か移動局に 4000 シリーズがある場
合は CMR を、それ以外の場合は CMR+ を設定し
ます。
ステ ーションインディックスの確認:
SAPOS FKP は Geo++社の仮想基準局システム、
に、どの基準局を使用するかを確認します。
VRS(RTCM) は Terrasat 社の仮想基準局システム
仰角マスク:
を使用する場合に選択します。(例えば、NGSd のサ
ます。
複数の基 準局を使 用 する場合 、測 量スタ ートを実行した時
衛星捕捉仰角のしきい値を設定します。
P DOP マスク:
ービスを受ける場合)
PDOP のしきい値を設定します。
タ イプ:
アンテナの種類を選択します。
測定方法:
アンテナ高の測定方法を選択します。
アンテナ測定方法(P82)を参照下さい。
衛星デファレンシャル : Inertial Navigation(慣性航法)
ア ンテナ高:
観測時に入力することも可能です。
の使用選択。
WAAS・EGNOS が使用できます。
シ リアル番号: アンテナのシリアル番号を入力します。
但し、Inertial Navigation のサービスを受けられる
L2C: L2C 受信可能な受信機の場合、捕捉有無を設定で
エリア&受信機でなければなりません。
きます。
GLONASS: GLONASS に対 応 し た受 信 機 の 場 合 に
GLONASS 衛星の捕捉有無を設定できます。
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Survey Controller for the “TSC3”
2 - 3-2. 無線モデムの条件設定(設定)
特定小電力無線機を使用する場合の設定
移動局無線機 を選択すると、次の画面が表示されます。
無線モデムに”YRM-211TR”や“NT-24(R)”を使用する場合、タイプは その他無線 を選択しま
す。
使用する無線機の条件に合わせてください。
※受信機ポートの設定は、受信機によって異なります。
携帯電話を使用する場合の設定
注意: あらかじめモデムの設定をご確認ください。
例:ドコモ社モバイルアダプタ 96F2
以下の設定を行なってください。
AT&F
工場出荷の設定にする
AT&D0
DTRを無視する
AT&J0
コンピュータモデム間のスピードアジャストなしにする
AT&W
設定を書き込む
タイプは セルラー式モデム を選択します
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Survey Controller for the “TSC3”
GNSS 連絡先の設定をします。下図が表示されます。
一覧から接続先を選択して、「承認」で決定します。
新規のリストを作成する場合、下部の「新規」をタップします。
「新規」をタップ
名称
:任意の名称を設定
Bluetooth :Bluetooth を介して通信する場合、チェ ックをつけます。
(Windows で Bluetooth の設定を利用します)
ダイヤルする番号:ダイヤル先を設定します。
※配信センタ ーの設定を する場合、初 めに”186”を付加
するとスムーズに接続できる場合があります。
モデムの暗証番号:必要に応じて設定します。
初期化文字列:モデムの初期化コマンド“ATZ0”
切る:電話を切る場合の、AT コマンド“ATH0”
ダイヤル前につけ津番号:ダイアルアップ時の AT コマンド“ATDT”
ダイヤル後につける番号:必要に応じて設定します。
接続後:必要に応じて設定します。
ユーザー識別情報の送信:必要に応じて設定します。
「受信機ポート」:受信機に接続するモデムのポートを設定します。
(”5700”や”R7”の場合、ポート 3。”5800”や”R8”の場合、ポート 2 にします)
「通信速度」:通信ボーレートを設定します。(モデムの性能に適した速度に設定します)
―NOTE―
VRSによる観測を行う場合、「ダイヤルする電話番号」に、データ配信サービスを受ける電話番号を設
定します。※使用する携帯電話は、契約時の電話番号のもつ携帯電話が必要です。
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Survey Controller for the “TSC3”
2 - 3-3. データ取得条件の設定(設定)
設定―測量スタイルーRTK の画面(上図)から地形ポイント を選択すると、次の画面が表示され
ます。
上記の画面表示において、以下の地形ポイント観測パラメータを設定します。
ポイント自動ステップ量
自動ポイント番号の増分
1
質のコントロール
保存する品質管理情報
QC1&QC2
ポイント自動保存
測定を自動終了します
いいえ
観測時間
最少測定時間間隔
0m10s
観測数
最少測定点数
10
自動許容値
同位置点名の観測をした場合の許容値の有無を設定
(「重複したポイントの許容値」(本頁上図)で設定します)
ここではディフォルト値を設定します。承認を押すと設定されます。
全ての設定を完了後、画面下部の保存を押してメインメニューに戻ります。
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Survey Controller for the “TSC3”
2-4. 移動局の測量開始(一般測量)
無線機を接続する場合、受信機の電源を on にしてから接続してください。
(無線機を接続したまま、受信機を on にした場合正常に動作しません)
TrimbleAccess から 一般測量 - 測定を選択すると、次の画面が表示されます。
R TK を選択して下さい。
次の画面が表示されます。
RTK 測量について説明していますのでポイント観測 を選択します。次の画面が表示されます。
測量開始 を選択します。
測量開始準備のための画面が表示されます。
RTK 観測が開始されると GPS 受信機は フロート から フィックス に自動に変化します。
(下図イメージ)
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Survey Controller for the “TSC3”
H=0.006m は水平精度
移動局無線機に携帯電話を使用している場合、
測量開始 すると、
V=0.011 は垂直精度を指します
キャリア待ち
補正データ待ち
スタートアップ継続中
測量スタート
と表示が進み、RTK測量がはじまります。
※接続中・測量中に回線が切れた場合は、一旦 GPS 測量終了 を行い、再度、
測量開始 して、再接続してください。
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Survey Controller for the “TSC3”
次の様な画面が表示されます。
観測点名(ポイント名)を入力します。本書では G-1 とします。
次に、アンテナ高を入力します。
※あらかじめ、TrimbleAccess の設定―[測量スタイル]―[RTK]―[移動局オプション]に、アンテナ
高を設定している場合、そのアンテナ高が初期値としてセットされます。
観測 を押すと測量を開始します。
※イント名を入力すると、Enter ボタンが観測ボタンに切り替わります。(上図)
前述の地形ポイント観測のパラメータ設定で、ポイント自動保存にチェックをつけた場合、観測
時間に達すると自動に観測終了します。自動保存を設定していない場合、それぞれの観測点で
観測を終了するために、さらに 保存 を押さなければなりません。
観測を中止する場合、画面左下の ESC を押します。
観測を中止する場合、[ESC]を押
します
メインメニュー[設定]―[測量スタイ
ル]―[RTK]―[地形ポイント]の設
定値を変更できます
観測データは、画面右部からマップを押してマップで確認することができます。
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Survey Controller for the “TSC3”
グラフィック表示に切り替わります
[ESC] を押して、観測画面に戻り
ます
観測を終了するには、画面左下の ESC を押します。(メインメニューに戻ります)
測量 を押して、ポップアップメニューから GPS 測量終了を押します。
[GPS 測量終了]を選択します
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Survey Controller for the “TSC3”
下図の画面が表示されます。
はい を選択し、コントローラから GPS 受信機を切り離します。(GPS 受信機の電源が切れます)
※接続したままの場合、自動に GPS 受信機の電源が入ります。
※無線機を使用している場合、再度、観測を始める場合、一旦、無線機のケーブルを外してから
受信機の電源を入れてください。
2-5. 座標に関する操作
表示方法の選択
表示・入力の方法には以下のタイプがあります。
WGS84
WGS84 経緯度の表示・入力
ローカル
現地測地系経緯度の表示・入力
グリッド
平面座標(XY 座標)の表示・入力
地心座標(WGS84)
WGS84 の 3 次元直交座標(XYZ)の表示・入力
表示・入力方法を変更するには、座標表示画面内にある オプション を選択してください。
[オプション]を押し、表示モードを
選択します
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Survey Controller for the “TSC3”
座標入力&登録データ(観測データ)の表示
キ ー入力 を選択します。
ポイント を選択します。
[ポイント]を選択します
下図の画面は、座標の入力タイプにグリッドが設定されている場合です。
ポイント名: 登録する点名を入力します。
コード: 必要に応じて設定します。
北距: 、東距: 、標高: に X、Y、標高を入力します。
下図の画面は座標の入力タイプに WGS84、またはローカルが設定されている場合です。
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Survey Controller for the “TSC3”
緯度経度を入力するときは、“35 54 25.3654” のように度・分・秒をスペースで区切ります。
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Survey Controller for the “TSC3”
保存されているデータのマップ表示
保存されているデ-タを画面にマップ表示できます。
保存されているデータの確認が行えます。
メインメニュー右端から マップ を選択します。
画面下部のアイコンで表示を変更できます。
画面の縮尺を大きくします。
画面の縮尺を小さくします。
スタイラスペンを使って画面をパンします。
表示の中心を指定したり、全体表示を指定したりできます。
裏メニューを表示します。
表示するデータの種類を指定できます。
選択したポイントを画面の中央に表示させます。
また、現在の位置を中央に表示させることができます。
表示するラベルや記号を変更できます。
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Survey Controller for the “TSC3”
2-6.杭打ち(逆打ち)測量(一般測量)
杭打ち(逆打ち)とは、既に測量されたポイントや設計したポイントを見つけ出す作業のことです。
ポイント指定とライン指定などがあります。
<ポイント指定で行う場合>
メインメニューから 杭打ち を選択し R TK – ポイントの順に選択します。
下図の画面が表示されます。本書では、G-1 のポイントを逆打ちすることにします。
ポ イント を選択すると、以下の画面表示になります。
この時点では、まだ逆打ち用の点が登録されていません。ここでは、前項で測量した G-1 を逆打ち
してみます。画面下部の追加を押すと、以下の画面になります。
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Survey Controller for the “TSC3”
1 つのポイント名を入力する を選択し En ter を押すと、以下の画面表示になります。
直接、ポイント名を入力するか、[▼]部を押してプルダウンメニューから[リスト]を選択します。
下図の様な画面が表示されますので、追加するポイント(G-1)を選択します。
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Survey Controller for the “TSC3”
追加 を押します。次の点の入力になります。(必要に応じて、作業対象の点を選択します)
Esc を押して、次に進みます。(下図の様に、追加した点がリストに表示されます)
リスト中にある G-1 が選択されていることを確認して、杭打ちを押すと、観測を開始します。
画面の右部分に、杭打ちポイントへの方位・距離が表示されます。この情報を元に、杭打ちした
いポイントへ移動します。
十字が ◎ に入ったら、精密を押して精密モードにします。
杭打ちポイントまでの方位・距離をよく見て、ゆっくり移動します。ここからは体の向きを変えずに、
ポールのみ移動すると、簡単に杭打ちできます。
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Survey Controller for the “TSC3”
十分に近づいたら必要に応じて 観測を押して、記録できます。
[オプション]で観測時間、保存
方法の設定ができます
杭打ちのポイント名を入力し、観測を押します。
最少観測時間を経過すると、保存 が表示されので、保存 を押して、杭打ちポイントを記録
します。(ポイント自動保存にチェックがついている場合、指定した観測時間になると自動に
観測を終了します)
上図画面中のオプションを押して、観測条件を設定できます。
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Survey Controller for the “TSC3”
TrimbleAccessの設定―測量スタイルーRTK-地形ポイントの設定で、「自動許容値」にチェ
ックをつけた場合、同一点名で観測することにより、下図のような確認画面が表示されま
す。
観測結果を確認して問題ない場合画面右下の保存を押します。
ポイント杭打ちのはじめの画面に戻ります。
-35-
Survey Controller for the “TSC3”
<ライン指定で行う場合>
既にジョブに登録された座標点(2 点)を使用して構成するラインに対する杭打ち作業ができま
す。(あらかじめ、ラインデータをメインメニュー「キー入力」-「ライン」で登録して使用することも
できます)
メインメニューから 杭打ち を選択し R TK –ラインの順に選択します。
RTK 測量の開始準備画面になります。
測量準備が完了すると下図の画面になります。
ライン名欄の▲部をタップして、メニューから「2 点」を選択します。
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Survey Controller for the “TSC3”
開始ポイント、終了ポイントに、ジョブに登録した座標点名を入力します。
△部をクリックして、リストから選択することができます。
「杭打ち」欄から、杭打ち方法を選択します。
本書では、「ラインへ」の説明を行います。
<ラ インへ>
ラ インへ を選択すると、次の画面表示になります。
アンテナ高: ・測定方法(アンテナ)を入力して開始 を押すと、次の画面が表示されます。
-37-
Survey Controller for the “TSC3”
画面内の表示内容は、現在地からラインへ垂線を下ろした時の状態を表示します。
また、その表示内容は、画面下部のオプション にある[デルタ:]で変更することができます。
ここを押して、3/3 ページを表示します
表示内容は次の通りです。
Δグリッドの時:
「北へ(南へ)」:
現在地から垂線を下ろした点までの、南北方向の距離。
「東へ(西へ)」:
現在地から垂線を下ろした点までの、東西方向の距離。
「垂直距離」 :
高さ方向の誘導で切土(下へ)盛土(上へ)を意味します。
方位角と距離の時:
「方位」:
現在地からラインへ垂線を下ろした位置までの方位角。
「水平距離」:
現在地(GPS計測位置)からラインへ垂線を下ろした距離。
「垂直距離」 :
高さ方向の誘導で切土(下へ)盛土(上へ)を意味します。
-38-
Survey Controller for the “TSC3”
ステーションとオフセットの時
「ステーショ ニング」:
現在地から垂線を下ろした点と開始ポントまでの距離。
「水平」:
現在地(GPS計測位置)からラインへ垂線を下ろした距離。
「垂直距離」 :
高さ方向の誘導で切土(下へ)盛土(上へ)を意味します。
杭打ちポイントに近づくと、下図のような表示に切り替わります。
精密 を押して精密モードにします。
杭打ちポイントまでの情報をよく見て、ゆっくり移動します。ここからは体の向きを変えないで移
動したほうが簡単に杭打ちできます。
現在地を記録する場合は観測 を押します。
杭打ちのポイント名を入力し、観測を押します。
-39-
Survey Controller for the “TSC3”
最少観測時間を経過すると保存 が表示されます。(上図)
保存 を押して杭打ちポイントを記録します。
設定―測量スタイルーRTK-地形ポイントの設定で、「自動許容値」にチェックをつけた場合、同
一点名で観測することにより、下図のような確認画面が表示されます。
観測結果を確認して問題ない場合画面右下の保存を押してデータを保存します。
ES C を押して、杭打ちを終了します。
-40-
Survey Controller for the “TSC3”
2-7. 現地座標系の設定(一般測量)
工区に現地座標系がある場合、以下のように設定を行います。
ジョブ作成時に、座標系と現地座標系の元になっている座標系番号を選択します。
※この設定はジョブを作成した直後に行なってください。
座標系の選択画面
座標系と座標系番号を選択します
画面下部のキー入力を押します。下図が表示されます。
-41-
Survey Controller for the “TSC3”
「投影」 を選択します。下図が表示されます。
原点緯度・中央経度・縮尺係数 に現地座標系の中心の緯度経度と縮尺係数を入力し、 承認を押
します。
さらに、回転がある場合は 水平調整 を選択します。
タイプの設定欄を押して、平面 を選択します。
「回転:」欄 には、真北から時計回りに回転する角度を入力し、Enter を押します。
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Survey Controller for the “TSC3”
以上で現地座標系が設定できました。
承認 を押して設定を完了します。
※この設定はジョブを作成した直後に行なってください。
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Survey Controller for the “TSC3”
3 章 静止観測(スタティック測量)
3-1 . 条件設定(設定)
TrimbleAccess から 設定 を選択します。
測量スタイル を選択します。
下の画面が表示されますので、Static を選択します。
基準局オプション を選択します。
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Survey Controller for the “TSC3”
観測の諸条件を設定します。
※:設定画面右下のボタン(下図A部)を押して、次画面の設定も行ってください。
測量タイプ :Static
A
ロギング装置 :観測データの記録場所を選択します。
GPS 本体にメモリ-を持つ受信機の場合には コントローラ または 受信機 を
選択できます。
ロギング間隔 :[▼]を押して、ロギング間隔を選択します。
仰角マスク
:観測条件に従った仰角を設定します。
タイプ
:[▼]を押して、アンテナタイプを選択します。
※必ず該当するアンテナタイプを選択してください。
測定方法 :アンテナ高の測定方法を選択します。
(アンテナ測定方法(P82)を参照下さい。)
アンテナ高
:アンテナ高を設定します。(アンテナ測定方法(P82)を参照下さい。)
シリアル番号:アンテナのシリアル番号を設定します。
GLONASS、ガリレオ:マルチ衛星に対応した受信機の場合、各捕捉有無を設定できます。
設定を完了したら、了解を押します。
全ての設定を完了後、保存を押してメインメニューに戻ります。
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Survey Controller for the “TSC3”
3 - 2. 観測(一般測量)
TrimbleAccess から 一般測量 を選択します。
測定 -「static」の順に選択します。
基準局受信機スタート を選択します。
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Survey Controller for the “TSC3”
次の画面が表示されます。
ポイント名に観測点名を入力します。
※このとき下図の様な、「ポイントがありません」の警告メッセージが表示される場合がありますが、
そのまま[OK]を押してください。
「アンテナ高」および「測定方法」を設定し、画面右下の開始を押して、観測をスタートします。
TrimbleAccess の[設定]でロギング装置を[受信機]にしている場合
[ OK]を押してメインメニューに戻ります。(このときコントローラを切り離しても構いません)
※受信機のロギングランプが点灯していることを確認してください。
観測終了は、受信機のロギングボタンを押します。(ロギングランプが消えると終了します)
TrimbleAccess の[設定]でロギング装置を[コントローラ]にしている場合
観測終了は、画面右下の[終了]を押します。
画面の指示に従って、メインメニューに戻ります。
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Survey Controller for the “TSC3”
4 章 後処理キネマティック観測
4-1 . 条件設定(設定)
TrimbleAccess から 設定 – 測量スタイルを選択します。
画面下部から「新規」を押します。
「スタイル名」に分かりやすい名称を設定します。(本書では「PPK」とします)
スタイルタイプ「GNSS」を選択します。
承認 をタップすると下図の画面が表示されます。
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Survey Controller for the “TSC3”
移動局オプションまたは、基準局オプションを選択します。
移動局オプション と 基準局オプションの設定内容は同じです。
本書では、移動局オプション画面で説明します。
ロギング装置 で[▼]部を押すと、GNSS 本体にメモリ-を持つ受信機の場合には コントローラ ま
たは 受信機 を選択できます。
コントローラ を選択するとコントローラ内にデータが保存されます。基準局オプション設定も同様に
行ってください。
承認 を押してメニューに戻ります。
地形オプション を選択します。
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Survey Controller for the “TSC3”
観測条件を設定します。
「ポイント自動ステップ量」
自動保存時のステップ量を設定します
「質のコントロール」
「QC1」固定です
「ポイント自動保存」
観測時間後の自動保存有無を設定します。
「観測時間」「観測数」
観測時間と観測数(観測時間に対する)を設定します。
承認 を押してメニューに戻ります。
後処理初期化時間を選択します。
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Survey Controller for the “TSC3”
各捕捉衛星数に対する初期化時間を設定します。
基準局との距離等を検討して、必要に応じた初期化時間を設定してください。
承認 を押してメニューに戻ります。
メニュー下部の保存 を押して、設定を保存し、メインメニューに戻ります。
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Survey Controller for the “TSC3”
4-2. 観測
4-2-1. 基準局(一般測量)
TrimbleAccess から 一般測量 を選択し、「測定」を選択します。下図が表示されます。
P PK を選択します。下図の画面が表示されます。
基準局受信機スタート を選択します。下図の画面が表示されます。
ポイント名、アンテナ高、測定方法を設定し、開始で記録を開始します。
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Survey Controller for the “TSC3”
4-2-2. 移動局(一般測量)
TrimbleAccess から 一般測量 を選択し、「測定」を選択します。下図が表示されます。
P PK を選択します。下図の画面が表示されます。
ポイント観測 を選択します。
測量準備の画面に切り替わります。
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Survey Controller for the “TSC3”
画面下部の表示が、PPK=フロート(初期化中)メッセージが PPK=フィックス になれば初期化終了
です。(下図イメージ)
次の様な画面が表示されます。
ポイント名 と アンテナ高は必ず入力してください。
コードは必要に応じて入力してください。
PPK =フロート(初期化中)メッセージが PPK =フ ィックス になっていることを確認して、観測 で
記録を開始します。
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Survey Controller for the “TSC3”
5 章 R TK&後処理キネマティック観測
この方法は、RTK 観測を主に行い、RTK ができない場合に後処理による観測を行うことができる観測方法
です。(無線や携帯電話が届かないエリアに入った場合に有効です)
5-1 . 条件設定(設定)
TrimbleAccess から 設定 – 測量スタイルを選択します。
画面下部から「新規」を押します。
「スタイル名」に分かりやすい名称を設定します。(本書では「RTK&Infill」とします)
スタイルタイプ「GNSS」を選択します。
承認 をタップすると下図の画面が表示されます。
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Survey Controller for the “TSC3”
移動局オプションまたは、基準局オプションを選択します。
移動局オプション と 基準局オプションの設定内容は同じです。
ここでは、移動局オプション画面で説明します。
ここでの設定は、RTK の補正情報及び観測条件を設定します。
画面右下の
をクリックして、ページを代えて各項目の設定をしてください。
「放送フォーマット」:RTK 用補正フォーマットを選択します。
「ステーションインデックス使用」:「すべて可」にしておきます。
「ステーションインデックスの確認」:チェックを外します。
「衛星ディファレンシャル」:WAAS、EGNOS の使用有無を設定します。
(受信機が対応している場合、利用できます)
「ロギング装置」:記録装置を選択します。
「ロギング間隔」:ロギング時間を設定します。
「自動ファイル名」:後処理データのファイル名について設定します。チェックを外した場合、任意の
ファイル名を設定できます。
「仰角マスク」:衛星捕捉仰角のしきい値を設定します。
「PDOP」:PDOP のしきい値を設定します。
「タイプ」:アンテナタイプを一覧から選択します。
「測定方法」:アンテナ高の測定位置を選択します。
「アンテナ高」:観測時に設定できます。
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Survey Controller for the “TSC3”
「シリアル番号」:シリアル番号を設定します。
「L2C」:受信機が L2C に対応している場合の、捕捉有無を設定します。
GLONASS,ガリレオ」:受信機がマルチ GNSS に対応している場合捕捉有無を設定します。
承認 を押してメニューに戻ります。
移動局無線機(基準局無線機)を選択します。
無線機のタイプと通信条件を設定します。
無線モデムに“YRM-211T”や“NT-24”を使用した場合、無線モデムの
タイプ: は その他無線 を選択します。
受信機ポート: は ポート 3 、通信速度: は 9600 、パリティ: は なし 、CTS 使用: は チェックを
外します。(使用する無線機の条件に合わせます)
承認 を押してメニューに戻ります。
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Survey Controller for the “TSC3”
地形ポ イントを選択します。
観測条件を設定します。
「ポイント自動ステップ量」
自動保存時のステップ量を設定します
「質のコントロール」
「QC1」「QC1&QC2」「QC1&QC3」から選択します。
「ポイント自動保存」
観測時間後の自動保存有無を設定します。
「観測時間」「観測数」
観測時間と観測数(観測時間に対する)を設定します。
「自動許容値」
同一点名を観測した場合の、許容値の確認有無を設定します。
承認 を押してメニューに戻ります。
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Survey Controller for the “TSC3”
後処理初期化時間を選択します。
各捕捉衛星数に対する初期化時間を設定します。
基準局との距離等を検討して、必要に応じた初期化時間を設定してください。
承認 を押してメニューに戻ります。
メニュー下部の保存 を押して、設定を保存し、メインメニューに戻ります。
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Survey Controller for the “TSC3”
5-2. 観測
5-2-1. 基準局(一般測量)
TrimbleAccess から 一般測量 を選択し、「測定」を選択します。下図が表示されます。
R TK&infill を選択します。下図の画面が表示されます。
基準局受信機スタート を選択します。下図の画面が表示されます。
ポイント名、アンテナ高、測定方法を設定し、開始で記録を開始します。
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Survey Controller for the “TSC3”
5-2-2. 移動局(一般測量)
TrimbleAccess から 一般測量 を選択し、「測定」を選択します。下図が表示されます。
R TK&infill を選択します。下図の画面が表示されます。
ポイント観測 を選択します。
測量準備の画面に切り替わります。
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Survey Controller for the “TSC3”
画面下部の表示が、RTK=フロート(初期化中)メッセージが RTK=フィックス になれば初期化終了
です。(下図イメージ)
次の様な画面が表示されます。
ポイント名 と アンテナ高は必ず入力してください。
コードは必要に応じて入力してください。
RTK=フロート(初期化中)メッセージが RTK=フィックス になっていることを確認して、観測で記録を
開始します。
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Survey Controller for the “TSC3”
※無線または、携帯電話がとぎれた場合、画面は下図のようになります。
この場合、後処理キネマティックによる観測を行います。
後処理キネマティック観測
「ESC」を押して、観測画面を終了します。
メインメニューから測量を選択します。下図の様な画面が表示されます。
後処理インフィル開始を選択します。次の様な画面が表示されます。
「インフィル:フロート」から「インフィル:フィックス」に切替ります
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Survey Controller for the “TSC3”
メインメニューから測量を選択します。下図の様な画面が表示されます。
ポイント観測を選択します。次の画面が表示されます。
「インフィル:フィックス」が表示されていることを確認して、観測をします。
※後処理による観測を行っている状況で、無線が有効になると、画面が下図のように表示されま
す。
「ESC」を押して、メインメニュー「測量」-「後処理インフィル終了」を押した後、「ポイント観測」で RTK に
よる観測を再開します。
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Survey Controller for the “TSC3”
6 章 観測データのダウンロード
6-1-1.コ ン トローラのデータを TBC へ転送する方法
コントローラで記録した観測データを、TBC にダウンロードします。
※Windows の ActiveSync が必要です。
TSC3 と処理するパソコンを USB ケーブルで接続します。
TBC を起動し、プロジェクトを用意します。
「ホーム」タブにある「インポート/エクスポート」リボンから「装置ペイン」をクリックします。
画面右端に下図の様な画面が表示されます。
正常に TSC3 との接続が正常の場合、一覧に接続している TSC3 の内容が表示されます。
認識されたコントローラの名称シリアル
NO が表示されます
一覧から、「nikon-trimble」のフォルダを展開し、インポートするジョブをダブルクリックします。
インポートが実行され以下のような表示になります。
インポートする点にチェックをつけて「OK」をクリックしてインポートします。
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Survey Controller for the “TSC3”
6-2-1. RTK 観測ポイントをファイル出力し PC へインポートする方法
RTK 観測したデータをファイル出力し、TBC などのトリンブル測量ソフトウェアへ転送し、読み込むこ
とができます。
トリンブル測量ソフトウェアをお持ちで無いお客様の場合でも、RTK 観測したポイントを PC へ転送す
ることができます。
一般測量メニューから ジョブ を選択します。
インポート/エクスポート を選択します。下図の画面が表示されます。
「確定フォーマットファイルのエクスポート」を選択します。下図の画面が表示されます。
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Survey Controller for the “TSC3”
出力条件を設定します。
「ファイルフォーマット」
出力フォーマットを選択します。「カンマ区切り・・・」を選択します。
「ファイル名」
出力ファイル名を設定します。
また、入力欄右端のアイコンで出力先フォルダを指定します。
「ポイント名」~「標高」
カンマ形式で出力するときの、順番を設定します。
「承認」をタップすると次の画面が表示されます。
出力するポイントの選択方法を選択します。(本書では「リストから選択」を選択しています)
「リストから選択」を選択した場合下図のように登録された座標リストが一覧されます。
出力する点にチェックをつけます。
「Enter」をタップするとファイル出力され、下図の画面になります。
「OK」をタップして終了します。
出力したファイルは ActiveSync を介して PC にコピーします。
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Survey Controller for the “TSC3”
ア ンテ ナ測定方法について
1. Bo ttom of antenna mount:
測点マークから、アンテナ底面(①)までの長さを垂直に測定
2. Bo ttom of notch on ground plane:
測点マークから、グランドプレーンのくぼみ(②)の底面までの長さを斜めに測定
3. Bo ttom edge of ground plane:
測点マークから、グランドプレーンの外縁(③)の底面までの長さを斜めに測定
4. An tenna Phase Center:
測点マークから、アンテナ中心までの長さを垂直に測定
②
③
④
①
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