日本赤十字社厚生年金基金給付規程 第1章 総 則 (目的) 第1条 この

日本赤十字社厚生年金基金給付規程
第1章 総
則
(目的)
第1条 この規程は、日本赤十字社厚生年金基金(以下「基金」という。)の行う年金給付及び一
時金給付(以下「給付」という。)の手続きに関する基準を定めて、給付に関する業務を適正か
つ迅速に処理することを目的とする。
(法令の規定に関する読替え)
第1条の2
この規程において引用する法令の規定は、日本赤十字社厚生年金基金規約第1条の2
に定める読替え規定を適用するものとする。
第2章 年
金
(裁定の請求)
第2条 第1種退職年金又は第2種退職年金(以下「退職年金」という。)について、日本赤十字
社厚生年金基金規約(平成4年10月1日施行。以下「規約」という。)第54条の規定による
裁定を受けようとする者は、年金裁定請求書(様式第1号)をこの基金に提出しなければならな
い。
2
前項の請求書には、次の各号に掲げる書類を添えなければならない。
(1)
加入員証(加入員証を添えることができないときは、その事由書)
(2)
生年月日に関する市町村長(特別区及び地方自治法(昭和22年法律第67号)第252
条の19第1項の指定都市にあっては、区長とする。以下同じ。)の証明書又は戸籍の抄本(住
民票でも可)
(3)
請求者が厚生年金保険法(昭和29年法律第115号。以下「法」という。)の老齢厚生
年金若しくは特例老齢年金又は改正前の厚生年金保険法による老齢年金、通算老齢年金若しく
は特例老齢年金の受給権者であるときは、当該年金証書(当該年金証書を添えることができな
いときは、その事由書)
(4)
第2種退職年金の受給権者が、第1種退職年金の裁定を受けようとする場合は、第2種退
職年金証書(第2種退職年金証書を添えることができないときは、その事由書)
(5)法附則第7条の3又は法附則第13条の4の規定により老齢厚生年金の支給の繰上げを行い
裁定を受けようとする場合は、支給繰上げ申出書(様式第8号の2)
(支給停止事由該当の届出)
第3条 退職年金の受給権者は、規約第63条又は第67条の規定に該当するに至ったときは、す
みやかに支給停止事由該当届(様式第2号)に当該年金証書を添えて、この基金に提出しなけれ
ばならない。ただし、当該年金証書を添えることができないときは、その事由届を提出するもの
とする。なお、基金において当該事由に該当することが確認できる場合は、基金からの通知によ
り届出に代えることができる。
(支給停止事由消滅の届出)
第4条 退職年金の受給権者は、規約第63条又は第67条の規定により、その額の全額につき支
給が停止されている退職年金について、支給を停止すべき事由が消滅したときは、すみやかに支
給停止事由消滅届(様式第3号)を、この基金に提出しなければならない。ただし、基金におい
て当該事由が消滅したことが確認できる場合は、この限りではない。
2
前項の届書には、第1種退職年金証書又は第2種退職年金証書(以下「年金証書」という。当
該年金証書を添えることができないときは、その事由届)を添えなければならない。
(年金額改定事由該当の届出)
第5条 退職年金の受給権者は、規約第61条第3項、同条第4項又は規約第65条第3項の規定
に該当するに至ったときは、すみやかに年金額改定事由該当届(様式第3号)に当該年金証書を
添えて、この基金に提出しなければならない。ただし、当該年金証書を添えることができないと
きは、その事由書を提出するものとする。なお、基金において退職による年金額改定に該当した
ことが確認できる場合は、この限りでない。
2
前項の受給権者が、規約第61条第3項第2号又は規約第65条第3項第2号の規定によるも
のであるときは、前項の届出に、老齢厚生年金証書、特例老齢年金証書、老齢年金証書又は通算
老齢年金証書を添えて、この基金に提出しなければならない。ただし、この年金証書を添えるこ
とができないときは、その事由書を提出するものとする。
(支給の繰下げ、取消及び改定の届出)
第5条の2
退職年金の受給権者は、規約第63条の3第2項又は読み替えられた第67条の3第
2項の規定により、老齢厚生年金の支給の繰下げを行う場合は、65歳に到達する前に支給繰下げ
届(様式第4号)に当該年金証書を添えて、この基金に提出しなければならない。
2
退職年金の受給権者は、前項の老齢厚生年金の支給の繰下げを取り消す場合は、すみやかに支
給繰下げ取消届(様式第5号)に当該年金証書を添えて、この基金に提出しなければならない。
3
退職年金の受給権者は、第1項の老齢厚生年金の支給の繰下げ(老齢厚生年金の裁定請求)を
申し出る場合は、すみやかに支給繰下げ改定申出書(様式第6号)に当該年金証書を添えて、この
基金に提出しなければならない。
(申出による支給停止及び支給停止解除の届出)
第5条の3
退職年金の受給権者は、規約第63条の2又は読み替えられた第67条の2の規定に
より、老齢厚生年金又は特例支給の老齢厚生年金等の支給停止を申し出る場合は、すみやかに支
給停止申出書(様式第7号)に当該年金証書を添えて、この基金に提出しなければならない。
2
退職年金の受給権者は、前項の老齢厚生年金又は特例支給の老齢厚生年金等の支給停止の解除
を申し出る場合は、すみやかに支給停止解
除申出書(様式第8号)に当該年金証書を添えて、
この基金に提出しなければならない。
(支給の繰上げの届出)
第5条の4
退職年金の受給権者は、法附則第7条の3又は法附則第13条の4の規定により老齢
厚生年金の支給の繰上げの請求を行い、規約第61条第3項4号および同条第6項の規定に該当
した場合は、支給繰上げ申出書(様式第8号の2)に次の各号に掲げる書類を添えて、この基金
に提出しなければならない。
(1)
年金証書(当該年金証書を添えることができないときは、その事由書)
(2)
老齢厚生年金の年金証書
(生存に関する届出の提出)
第6条 退職年金の受給権者は、基金の定める日(以下「指定日」という。)までに、生存に関し
自ら署名した届書(自ら署名することが困難な受給権者にあっては、当該受給権者の代理人が署
名した届書)を、この基金に提出しなければならない。
2
前項に規定する指定日は、次の各号に掲げる日とする。
(1)
毎年誕生日の属する月の末日
(2)
前号の規定のほか、基金が必要と認める者に対し基金が特別現況調査を行う場合において
は、当該調査の際指定する日
3
第1項に規定する届書は、次の各号に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に定める届書とす
る。
4
(1)
前項第1号の届書にあっては、年金受給権者現況届(様式第9号)
(2)
前項第2号の届書にあっては、現況調査票(様式第10号)
第1項の規定は、第2項第2号に該当する場合を除き、次の各号のいずれかに該当する場合に
おいては、適用しない。
(1)
当該退職年金の受給権者が加入員であるとき。
(2)
当該退職年金の裁定が行われた日以後1年以内に指定日が到来するとき。
(3)
その全額につき支給が停止されていた当該退職年金の支給の停止が解除された日以後1年
以内に指定日が到来するとき。
(4)
規約第63条及び第67条の規定により当該退職年金の全部の支給が停止されているとき。
(5)基金の委託を受けた企業年金連合会が住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)第30条
の7第3項の規定により年金の受給権者に係る本人確認情報(同法第30条の5第1項の規定
による通知に係る本人確認情報をいう。)の提供を受けた場合であって、基金により、生存の
事実が確認されたとき。
(所在不明者に関する届出)
第6条の2
退職年金の受給権者の属する世帯の世帯主その他その世帯に属する者は、当該受給
権者の所在が1月以上明らかでないときは、年金受給権者所在不明届(様式第10号の2)を、
すみやかにこの基金に提出しなければならない。
(氏名変更の届出)
第7条 退職年金の受給権者は、その氏名を変更したときは、10日以内に氏名変更届(様式第1
1号の1)を、この基金に提出しなければならない。
2
前項の届書には、次の各号に掲げる書類を添えなければならない。
(1)
年金証書(当該年金証書を添えることができないときは、その事由書)
(2)
氏名の変更に関する市町村長の証明書又は戸籍の抄本
(住所変更の届出)
第8条 退職年金の受給権者は、その住所を変更したときは、すみやかに住所・受取方法変更届(様
式第11号の2)を、この基金に提出しなければならない。
(受取方法の変更の届出)
第9条 退職年金の受給権者は、支払先として希望する金融機関等を変更しようとするときは、住
所・受取方法変更届(様式第11号の2)を、この基金に提出しなければならない。
(死亡の届出)
第10条 退職年金の受給権者が死亡したときは、法第174条において準用する法第98条第4
項の規定による届出義務者は、10日以内に死亡届(様式第12号)を、この基金に提出しなけ
ればならない。
2
前項の届書には、次の各号に掲げる書類を添えなければならない。
(1)
年金証書(当該年金証書を添えることができないときは、その事 由書)
(2)
受給権者の死亡を証する書類
(未支給の年金の請求)
第11条 退職年金の受給権者が死亡した場合において、規約第58条の規定による未支給の年金
を受けようとする者は、未支給年金請求書(様式第13号)を、この基金に提出しなければなら
ない。この場合において、請求者が規約第58条第2項の規定に該当するものであるときは、あ
わせて第2条の規定の例による請求書及びこれに添えるべき書類を、この基金に提出しなければ
ならない。
2
前項の未支給年金給付請求書には、次の各号に掲げる書類を添えなければならない。
(1)
死亡した受給権者と請求者との身分関係を明らかにすることができる市町村長の証明書又
は戸籍の抄本。ただし、請求者が婚姻の届出をしていないが、死亡した受給権者と事実上婚姻
関係と同様の事情にあった者であるときは、その事実を証する書類
(2)
請求者が死亡した受給権者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたことを証する書類
(年金証書の提出等)
第12条 退職年金の受給権者は、再びこの基金の加入員の資格を取得したとき(規約第79条第
1項の申し出をしない者は除く。)は、直ちに当該年金証書を事業主に提出しなければならない。
ただし、当該年金証書を提出できないときは、その事由書を提出するものとする。
2
事業主は、前項の規定により当該年金証書又は事由書の提出を受けたときは、加入員の資格取
得の届書に添えて、この基金に提出しなければならない。
第3章 一
時
金
(遺族一時金の裁定請求)
第13条 遺族一時金について、規約第54条の規定による裁定を受けようとする者は、遺族一時
金裁定請求書(様式第14号)を、この基金に提出しなければならない。
2
前項の一時金裁定請求書には、次の各号(ただし、請求者が規約第70条第1項第2号に該当
する場合は、第4号を除く。)に掲げる書類を添えなければならない。
(1)
加入員又は加入員であった者の加入員証(加入員証を添えることができないときは、その
事由書)
(2)
死亡した受給権者と請求者との身分関係を明らかにすることができる市町村長の証明書又
は戸籍の抄本。ただし、請求者が、婚姻の届出をしていないが、死亡した受給権者と事実上婚
姻関係と同様の事情にあった者であるときは、その事実を証する書類
(3)
死亡した受給権者の死亡を証する書類
(4)
請求者が死亡した受給権者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたことを証する書類
(脱退一時金の裁定請求)
第14条 脱退一時金について、規約第54条の規定による裁定を受けようとする者は、一時金裁
定請求書兼中途脱退者選択届(様式第15号)に加入員証を添えて、この基金に提出しなければ
ならない。ただし、加入員証を添えることができないときは、その事由書を提出するものとする。
(未支給の一時金の請求)
第15条 遺族一時金又は脱退一時金の受給権者が死亡した場合において、規約第58条の規定に
よる未支給の一時金を受けようとする者は、未支給一時金請求書(様式第13号)を、この基金
に提出しなければならない。この場合において、請求者が規約第58条第2項の規定に該当する
者であるときは、あわせて、第13条又は前条の規定の例による請求書及びこれに添えるべき書
類を、この基金に提出しなければならない。
2
前項の未支給一時金請求書には、次の各号に掲げる書類を添えなければならない。
(1)
死亡した受給権者と請求者との身分関係を明らかにすることができる市町村長の証明書又
は戸籍の抄本。ただし、請求者が婚姻の届出をしていないが死亡した受給権者と事実上婚姻関
係と同様の事情にあった者であるときは、その事実を証する書類
(2)
請求者が死亡した受給権者の死亡の当時その者と生計を同じくしていたことを証する書類
(中途脱退者に係る脱退一時金相当額の交付又は移換)
第16条 中途脱退者に係る脱退一時金相当額の交付又は移換を選択しようとする者は、一時金裁
定請求書兼中途脱退者選択届(様式第15号)をこの基金に提出しなければならない。
第4章 雑
則
(年金を支払う場合の端数処理)
第17条 この基金が年金給付を支払う場合において、その支払額に1円未満の端数が生じたとき
は、これを1円に切り上げるものとする。
2
前項の端数処理は、基本年金額及び加算年金額のそれぞれについて行うものとする。
(年金給付支払の一時差し止め)
第18条 退職年金の受給権者が、正当な理由がなく第6条の規定による届出をしないときは、届
出があるまでの間、退職年金の支払を一時差し止めることができる。
(年金証書の再交付の申請)
第19条 退職年金の受給権者は、当該年金証書を滅失し、又はき損したときは、当該年金証書の
再交付をこの基金に申請することができる。
2
退職年金の受給権者は、前項の申請をしようとするときは、年金証書再交付申請書(様式第1
6号)を、この基金に提出しなければならない。
3
年金証書をき損したことにより前項の申請書を提出するときは、これに当該年金証書を添えな
ければならない。
(証明書の省略)
第20条
この規程によって請求書又は届書に市町村長の証明書を添えなければならない場合で
あっても、請求書又は届書に相当の記載を受けたときは、証明書の添付は要しないものとする。
附 則
この規程は、平成19年9月14日から施行する。
附 則
この規程は、平成21年2月27日から施行する。
附 則
この規程は、平成24年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成25年3月14日から施行し、平成25年2月22日から適用する。
附 則
この規程は、平成26年8月7日から施行し、平成26年4月1日から適用する。
【註】様式第1号~16号 略