プライベートクラウドの構築で物理サーバを削減

Nutanixで社内ITインフラ基盤をリニューアル。
プライベートクラウドの構築で物理サーバを削減、
ラック占有率を10分の1に縮小しコストも7割圧縮
Before
・ビジネスの拡充・スピードアップに対応するための社内ITインフラの見直し
・
“持たざる経営”
を目指し、
パブリッククラウドの活用を見据えたITインフラの検討
・サーバ/ストレージリソースの要求にともなう運用負荷増大
After
・Nutanixでクラウド環境に類した可用性と拡張性を両立するITインフラを構築
・パブリッククラウドとオンプレミスのハイブリッド運用に向けた基盤固め
・サーバ/ストレージが統合されたNutanixでリソースを柔軟に調達・運用し、負荷軽減
ユーザー名
パナソニック
ソリューションテクノロジー株式会社 様
企業情報
所在地:〒105-0021 東京都港区東新橋2-12-7 住友東
新橋ビル2号館
•B2Bクラウド・ソリューションの提供
•ITインフラ基盤の提案・構築
•自社開発業務ソフトウェアの提供
サービス拡充・スピードアップに対応するため
ITインフラ基盤の強化が必要
「経験に裏打ちされたICT技術、先進のクラウド技術、業界・業務に精通したコンサルティング力
を融合したソリューションで顧客の課題解決を図り、
ビジネスの進化を支える」
パナソニック ソリ
•教育分野のサービス・コンサルテーションの提供
•総合SIサービスの提供
導入時期:2014年10月
URL:http://www.panasonic.com/jp/company/
pstc.html
ューションテクノロジー株式会社(以下、同社)
のコーポレートメッセージ、“ビジネスに寄り添い、
ともに歩む、
あたたかいクラウドへ”には、
このような事業戦略が込められている。
オフィスのみならず、大型店舗や集客施設、健康・介護、保守・工事、
さらに教育の現場に向けて、
ク
ラウドをベースとした業務密着型ソリューションを提供していている同社では、分野別サービスを
拡充し、
ビジネススピードを維持・向上するために、既存のITインフラ基盤を大幅にリニューアルす
ることを決定した。
かつて同社で管理部 ICT革新課の課長を務め、現在はシステム一部 システムインテグレーション
パナソニックグループの総合ICTソリューション企業。
独自
技術のデータ検索エンジン・OCR技術、
自社開発のソフト
ウェア製品群、
教育サービス・コンテンツ、
各種モバイルソリ
ューションとクラウドインテグレーション技術を融合したで
B2Bクラウドサービス事業を展開。
オフィス、
点検・保守、
教
育
(学校・企業)
、
健康・介護、
店舗・集客施設などの分野に対
し、
業務密着型ソリューションを提供し、
業務課題解決およ
び生産性向上に向けた支援を行う。
五課に所属する 課長 速水 忠仁氏は次のように語る。
「パナソニックグループには、顧客に提供するものは自ら積極的に利用するという基本方針があ
ります。“あたたかいクラウド”をコーポレートメッセージとして掲げる当社でも、
当然、社内で使用
するシステムについても積極的にクラウドを取り入れ、
自ら利用することで、顧客視点に立ったクラ
ウド提案をしようと考えています」
速水氏は話を続けた。
「また、事業継続対策やコスト最適化の流れもあり、私たちは、
クラウドの可能性を限定せず、あ
らゆる情報システムをパブリッククラウドに移管する“持たざる経営”を目指しています。
しかしな
がら、今回のリニューアルに際して、基幹システムや機密情報を扱うアプリケーションなど、
クラウ
パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社
システム一部
システムインテグレーション五課 課長
速水 忠仁 氏
ド対応が必ずしも最適解では無いというケースもあり、
その点の見極めが必要だと判断しました。
そこで、将来の完全クラウド化も見据えながら、
まずは、
自社内のサーバ/ストレージの設計や構
築、運用保守のさらなる合理化・コスト抑制を目的とした次期ITインフラ基盤の検討を開始しまし
た」
パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社
管理部 ICT革新課 情報システム係 係長
種田 創 氏
www.nutanix.jp
検証用サーバの貸し出しを1時間で実現
現場の業務効率化を大幅に向上
同社は2014年4月からプラットフォームの情報収集と検討を開始。新
ITインフラ基盤システムでは、
オンプレミス環境でもクラウド環境に類し
た可用性と拡張性を両立する柔軟性の高い仕組みの導入が求められて
いたと語るのは、
同社、管理部 ICT革新課 情報システム係 係長の種田
創氏だ。
「プラットフォームの選定条件としては、VMware ESXi が使用できる
ことはもちろん、情報システム係のメンバーの誰もが特別なスキルを習
得せずとも管理・運用ができる操作の容易性も重視しました」
そうした中、種田氏が注目したのが、NutanixのWebスケールなハイパ
ーコンバージド・インフラストラクチャーだった。 「通常、オンプレミスでインフラを整備するには、サーバ、ネットワーク、
ストレージを個別で調達し、
スキルをもった管理者がそれぞれ細かくセ
ッティングしなければならず、
リソースに対する要求が高まるほど運用が
困難になっていくと感じていました。
しかし、Nutanixは2Uの筐体の中
にサーバとストレージがひとつの階層に統合されたユニットを複数格納
でき、
ハードウェア全体をアプライアンス的に管理できます。Nutanixの
P2V移管で物理サーバ群を削減し
ラック占有容積を約10分の1に縮小
Nutanixの導入により、既存の物理マシンで稼働する予定のシステム
を仮想マシンに移管するP2Vを行ったことで物理サーバ数が削減され、
ラック占有容積が約10分の1にまで縮小した。仮に他社インフラを使用
した場合と比較すると、管理工数や使用電力を含めたトータルコストを
約7割削減できる計算になるという。
拡張性やSLAを確保しながら運用保守の合理化を進め、将来的なパブ
リッククラウドとのハイブリッド化を実現させる可能性も見据えている。
また、Nutanixは容易にスケールアウトが可能なため、将来的なリソース
の要求拡大にも容易に対応できる柔軟性があり、管理者としても安心し
て運用できると種田氏はいう。
「Nutanixのようなハイパーコンバージド・インフラは、
サイジングの手
間がかからず、小規模な構成からスタートし、筐体を追加し2クリックす
るだけで拡張できるスケールアウト性が強みです。
自社のサーバルーム
で仮想サーバを立てて運用している中堅規模の企業にとっては、
コスト
およびスペース削減の面で非常に適したインフラだと思います」
速水氏も、
「Nutanixのメリットを確認したことで、
当社がグループ内外
リソースを社内向けにクラウド感覚で提供・運用できることは、大きなメ
の顧客に提案できる可能性もあると感じています」
と述べる。
同社では2014年10月にNutanixの採用を決定。2014月11月に本体
だ。
リットだと考えました」
(種田氏)
を導入すると間もなく既存インフラからNutanixへのリプレースを開始
し、2015年1月から新ITインフラ基盤として順次システムの運用をスタ
ートさせた。
今後同社では、残りの仮想サーバも見極めながら順次移管していく予定
今 回の新 I Tインフラ基 盤 構 築プロジェクトを振り返り、種 田 氏は
「Nutanixは導入が決定してからはトラブルもなくスムーズに運用が開
始でき、
当初の期待通りの結果が出ているのでとても満足しています」
と
6月末現在では、Windows Server 2012 R2で稼働するVMware
語る。
上で、認証サーバ(ドメインコントローラー)、業務用Web/アプリケー
ションサーバ(ポータルサイト、グループウェア)のほか、自社製品で社
内導入中の所在管理用サーバ、部門で活用しているデータ解析用サー
バやメールサポート用サーバなども移管して運用するまでになった。
ま
た、VMwareのクローン機能で検証用サーバ
(他部門への貸し出しを含
む)
も構築しているという。
「社内でも検証用サーバを貸して欲しいという要望は多く、従来はその
切り出し作業に最大1日ほどかかっていたのですが、
Nutanixにリプレー
スしてからはわずか1時間程度で提供できるようになり、現場からは業
務の効率化につながると大変好評です」
と種田氏は話す。
Nutanixについて
Nutanixは、次世代のエンタープライズ コンピューティング向けのインビジブル・インフラストラクチャを提供することにより、IT部門の地位を向上し、本来の業務である
ビジネスに役立つアプリケーションとサービスに集中できるようにします。
同社のソフトウェア主導によるXtreme Computing Platformは、
コンピューティング、
仮想化、
ストレージを単一ソリューションにネイティブに統合し、
データセンターの簡素化を推進します。Nutanixを利用することで、
お客様は予測可能なパフォーマンス、直線的
な拡張性、
クラウドのようなインフラストラクチャの利用によるメリットを得ることができます。詳細については、www.nutanix.jpをご覧いただくか、Twitterで@nutanixを
www.nutanix.jp
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