スライド タイトルなし - オーストラリア・ニュージーランド銀行

業務及び財産の状況に関する説明書
2015年6月
オ-ストラリア・ニュ-ジ-ランド銀行
在日支店 (東京・名古屋・大阪)
ABN 11 005 357 522
この説明書は、銀行法第21条および銀行法施行規則第19条の2 (業務および財産
の状況に関する説明書類の縦覧等)に基づき、当行在日支店ならびに当行全体の
業務および財産の状況に関し作成したものです。
[商号] オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ・リミテッド(銀行)
在日代表よりご挨拶
オーストラリア・ニュージーランド銀行在日支店を代表して、日頃からご愛顧頂いておりますお客さまに、心から感
謝を申し上げます。
ANZグループ全体の決算につきましては、2015年3月の半期決算で、35億豪ドルの当期純利益を計上し、前期
より3%増となりました。これは、チャレンジングなマクロ環境に対応して、我々自身のビジネスを再形成し、堅実に
進歩しながら、好業績で、よくバランスのとれた結果となりました。オーストラリア、ニュージーランド域外のANZ
ネットワークが寄与する貢献度は、グループ収益全体に対して25%となっています。
私たちは、世界で成長するお客さまに対して、ネットワーク内外での機会への橋渡しをして支援することに継続的
に集中しております。私たちのオーストラリア、ニュージーランドでの事業は力強い成長と利益をもたらしており、
グローバル・ウェルス部門も力強い成長とともに、お客さまの経験をよりよいものにするために努力を続けています。
ANZは、2014年のグリニッチアソシエイツの調査により、アジアにおいて第4位のコーポレートバンクであるとの
評価を獲得しております。日本は、グループが推し進めるスーパーリージョナル戦略の中で、ネットワークを構成
する重要な国として、クロスボーダーの収益の拡大に貢献しております。私たちは、日本のお客さまに対して、当行
の商品と高品質なサービスを提供できることを誇りにしております。
在日支店においては、2015年3月期の通期決算で32億円の当期純利益を計上し、前年同期41%増を達成しま
した。2015年3月期末の時点で、預金残高は8,879億円に達しています。この結果は、当行が健全な財務基盤を
維持していることを示しているとともに、日本市場において強固なポジショニングを構築していることを示しておりま
す。
私たちは、お客さまのニーズに合うように、専門性を磨き続け、商品とサービスの拡充を図ってまいりました。
パーソナル・バンキングのお客さまに対しては、顧客のニーズに合わせた外国籍投資信託の導入など商品の拡充
に努めております。海外での成長拡大を目指している法人のお客さまに対しては、インフラストラクチャーや天然資
源、アグリビジネスといった専門性を提供しております。海外拠点とのつながりを活かしながら、サービスを提供し
ていることを特徴としております。
在日支店では、地域社会に対する社会貢献活動も重視しております。ANZが全額寄附し建設に至った南三陸町
オーストラリア友好学習館(愛称:コアラ館)がある南三陸町へは、復興支援のため、当行の多くのスタッフが定期
的に現在もボランティアとして訪問を続けています。
ANZは、今年、新しいグローバルブランドキャンペーンを立ち上げており、同時に私たちの新しいタグラインを
「Your World, Your Way」として発表致しました。お客さまに様々な機会を得て頂き、お客さまが目指す世界を
形作ろうとすることに対して力を与えるものにしようとしています。
私たちは、2015年も顧客満足を重視しながらお客さまの側でサポートしていきたいと考えており、今後も、
お客さまの発展のために貢献できる機会が益々多くなることと確信しております。
今後とも、一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2015年6月
オーストラリア・ニュージーランド銀行
在日代表 ピーター・デイヴィス
当行のさらに詳しい情報は、インターネット・ホームページでもご覧頂けます。
日本
:http://www.anz.co.jp/ (日本語)
オーストラリア
:http://www.anz.com/ (英語)
1
オーストラリア・ニュージーランド銀行 在日支店
在日支店所在地及び電話番号
東京支店
〒100-6333
東京都千代田区丸の内二丁目4番1号
丸の内ビルディング33階
電話:03-6212-7770(総合番号案内)
東京支店 名古屋出張所
大阪支店
〒450-6215
愛知県名古屋市中村区名駅四丁目7番1号
ミッドランド・スクエア15階
電話:052-533-6971(代表)
〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田ニ丁目2番2号
ヒルトンプラザ ウエストオフィスタワー17階
電話:06-6456-1231(代表)
日本における主な業務
外貨定期預金、外貨通知預金、仕組み預金、投資信託の販売、海外送金、現地口座開設の媒介(オーストラリア、
ニュージーランド)、オーストラリア等の不動産担保ローン、預金担保ローン、オーストラリアドル・ニュージーランド
ドル、その他外貨の顧客との外国為替取引、金利スワップ、商品デリバティブ等の店頭デリバティブ取引、顧客と
の資金取引、コーポレートファイナンス、キャッシュマネジメント、貿易金融、サプライチェーンファイナンス、プロ
ジェクトファイナンス、ECAファイナンス、リースファイナンス、ローンシンジケーション
オーストラリア・ニュージーランド銀行の概要
沿革:
1835年
1951年
1969年
1970年
1977年
1985年
1989年
1990年
2002年
2003年
2004年
2006年
2007年
2010年
2012年
2013年
2014年
2015年
Bank of Australasia として、英国で設立(英国の銀行法による)
Union Bank of Australiaと合併し、現在の銀行名に改称
東京に駐在員事務所を開設
English, Scottish and Australian Bankと合併
本店所在地を英国からオーストラリア(メルボルン)に移転。名実ともに、オーストラリアの銀行となる
東京支店を開設し、日本での営業を開始
ニュージーランドのPost Bank Limited を買収、ニュージーランドでの営業基盤を拡大
大阪支店を開設し、西日本での営業基盤を拡大
同年、National Mutual Royal Bank Limited と Town & Country Building Societyを買収
ING Groupと共同でオーストラリア及びニュージーランドにおいて投資信託及び生命保険業務を開始
The National Bank of New Zealand を買収
カンボジアにてRoyal Group と資本提携、銀行を設立
中国 Tianjin City Commercial Bankに出資
マレーシアのAMMB Holdings Berhad、中国Shanghai Rural Commercial Bank、ベトナムの
Saigon Securities Incorporation、ラオスのANZ Vientiane Commercial Bankに出資 2009年
Royal Bank of Scotlandの台湾、シンガポール、インドネシア等のリテール、プライベートバンキング、
コマーシャル部門の資産を買収
INGとの合弁会社であるオーストラリア及びニュージーランドにおける資産運用・生命保険会社を子会社化
豪州の農業部門の金融会社Landmark Financial Serviceを買収
名古屋出張所開設
ニュージーランド現法ANZ National Bank LimitedをANZ Bank New Zealand Limitedに商号変更
日本で個人投資家向けに外貨預金を開始して25周年を迎える
ミャンマーに駐在員事務所を開設
2013ワールドベースボールクラシック親善試合(大阪開催)の豪州代表をスポンサー
J-MONEY誌の東京外国為替市場調査、豪ドル・NZドルの通貨別ランキングで22年連続の1位を獲得
創業180年を迎える
拠点数: 世界33の国・地域で業務展開。支店及び駐在員事務所の数は1,220ヶ所 (2014年9月末現在)
行員数: グループ全体で51,243名 (2015年3月末現在)
格付け
(2015年3月現在)
自己資本比率*
(2015年3月末現在)
*豪州当局APRAベース
: 長期社債格付
Aa2
AA-
(ムーディーズ)
(スタンダード・プアーズ)
: 短期社債格付
P-1
A-1+
(ムーディーズ)
(スタンダード・プアーズ)
: Tier1
Tier1+Tier2
10.6% (国際統一基準ベース14.7%)
12.6% (国際統一基準ベース17.1%)
2
2015年5月5日発表プレス・リリースより
ANZ2015年度半期決算
- 良好な財務パフォーマンスと厳しい経営環境下での選択的な投資 -
決算のキーポイント
(特に断りがない限り、比較は前年同期比、Cash profitベース)
 税引後利益は3%増の35億豪ドル; キャッシュベース税引後利益は5%増の37億豪ドル
 中間配当は一株あたり86セント、一株あたりの利益(EPS)は133ドル6セントといずれも4%増加
 引当金控除前利益(PBP)は4%増加
 預金は前期比12%増加、貸出金も10%増加
 貸倒引当金繰入額は3%減尐の5億10百万ドル
 株主資本利益率(RoE)14.7%
 APRAベースのバーゼル3における普通株式等TierI比率(CET1)8.7% (国際統一基準で12.4%)
ANZ CEO マイク・スミスは以下のように述べています。
「今期の業績は良好でバランスのとれたものになりました。これも厳しいマクロ環境に対応した我々の事業
再編が着実に進んだ結果であります。
オーストラリアとニュージーランドの国内市場において再び力強い成長と収益を実現しました。我々はオー
ストラリアにおけるビジネスに代表されるように将来の収益の見込まれる分野への集中的な投資を実行し
ております。これにはニュー・サウス・ウェールズ州のようにホームローンやコマーシャルバンキングといっ
た我々の主要なセグメントの中で地理的な理由でこれまで重点のおかれていなかった地域への投資も含ま
れています。ニュージーランドもビジネスの簡素化、ブランドの統合の結果、今期の業績も良好で、リーディ
ングバンクとしての地位を強固なものとしております。グローバル・ウェルス部門もプラスの業績を残すこと
ができましたし、引き続きお客様にとって業界でも革新的な提案を提供しております。
国際部門兼法人部門(IIB)も金融政策の拡大による貸出利鞘の増加と商品価格の下落に伴う取引量の
増加の効果で、良好な業績となりました。当面難しいマクロ環境にされされることが予想されますが、その
一方、アジアにおける収益機会は増大しており、IIB部門ではスーパリージョナル戦略をより速いペースで
実行してゆくことで、収益の向上に努めています。
コマーシャルと法人ビジネスの組み合わせを含む我々のビジネスミックスを前提に、この厳しい環境下でも
将来を見据えた継続的な投資がなされています。コストについては、慎重な運営に努めていますが、常に
持続的な成長と収益が見込まれる場合に、短期的にコスト集中する用意があります。これらの投資を顧客
プラットフォームの構築に、オーストラリアとアジア両地域での成長に、よりお客さまの立場に立った銀行と
なるために振り向けています。これらの費用は、業務の簡素化とグローバルオペレーション・テクノロジー
チームによる効率化から生み出される収益増でまかなわれています。」
今後の見通し
我々は当面低成長ながら時にボラティリティと動揺のある環境の中でビジネスを行う必要があります。その
ような環境下でも、低金利、低原油価格およびドル高に支えられ、クレジットの質は良好に保てると予想して
います。また、中国経済の減速はすでに織り込み済みです。もちろん、このような厳しい環境のなかでは、
課題も生じると思われますが、長期的には、我々のスーパーリィージョナル戦略が奏功し、当面は業績の向
上が継続するものと確信しております。
配当および資本
1 株当たり中間配当金は、4%増加の86セントとなり、合計で24億豪ドルを株主が受け取ることになりま
す。うち、約73%はオーストラリアの個人および機関投資家に還元されます。我々は、2015年もキャッシュ
ベース利益の65 ~ 70%のレンジの上限に近い配当性向を維持できるものと考えております。
3
上期終了時点の自己資本比率は、8.7%で前年同期比40ベーシスポイントの増加となりました。 グループの
資本政策は株主への収益還元を見据えつつ、資金供給と刻々と変わる自己資本規制にへの対応を可能なも
のです。そこでは、資本効率と資本の増加の双方を考慮し、我々が業界での地位を保つために必要なさまざ
まなツールが用意されています。
上期の配当金再投資プランでは、1.5%の割引率が適用されており、通年ベースで約20%の再投資率になり
ます。これは 2012 年以降の平均と同レベルで我々の資本計画通りであります。
部門別の業績 (特に断りがない限り比較は前年同期比、Cash Profitベース)
オーストラリア部門
オーストラリア部門のパフォーマンスは収入およびPBPがともに6%の増加した結果、8%の増益を記録しまし
た。成長の機会と収益の増大のため継続的な追加投資は必須で、上期の投資額は増加しました。主な投資分
野はデジタルのプラットフォームの強化、ニュー・サウス・ウェールズ州におけるプレゼンスの拡大、健康関連
事業、新興企業を含む法人関連ビジネスのキーとなるセクターでの専門的なサービス提案です。
これら商品、セールス、サービスへの投資の結果、顧客数、取引数や市場シェアともに伸びています。個人顧
客のローンは8%増加、法人顧客のローンも4%増加しました。預金もそれぞれ6%増、3%増となりました。
これは人員および研修の強化、オンラインアプリケーションを含む新しい先進のデジタルツール、顧客カバレッ
ジの拡大、提供するサービスの質の向上によるものです。住宅ローンは、クレジットの質を保ちつつ、5年連続
して業界平均以上の成長を遂げています。
法人業務も低調な業界にあって継続的な成長を見せています。我々の強みのひとつである、中小企業貸出は
3年連続2桁成長となる15%増加を記録しました。預金も相応に増加しており、いまや貸出資産の倍以上の
310億豪ドルに達しました。
国際部門兼法人部門 (International and Institutional Banking: IIB)
国際部門兼法人部門(IIB部門) はグローバルマーケッツでの顧客セールスとキャッシュマネージメントを中心
に7%の増益となりました。また、クレジットの質も良好に保たれています。引当金控除前利益も1%増加しま
した。中でも、アジア太平洋、ヨーロッパ、アメリカ地域(APEA)での業績は特筆に値する18%の増益となりま
した。
我々の顧客基盤は強固なものになりつつあり、特にアジアにおける収益は資本集約度の低い地域と為替、
キャッシュマネージメント、社債引受といった収益性の高い商品にフォーカスすることで13%増加しました。
特にオーストラリアと香港、中国と香港、オーストラリアとシンガポールといった地域を結ぶエリアでの主要な
貿易や投資のビジネスフローが急速に伸びています。
貿易関連ビジネスのボリューム自体は概ね変わりませんが、商品価格の低下による個別の出荷額の減尐が
収益をわずかながら下押ししています。貸出残高は増加したもののマージンの減尐に相殺されている状況で、
オーストラリアでは特に顕著です。ただ、ローンは79%が投資適格と高い質を保っています。預金は17%増
加、うちAPEA地域だけをとると実に27%増となっています。ただし、貸出、預金の増加には豪ドルの下落の影
響もあります。
グローバルマーケッツにおける高収益は主に顧客セールスの記録的な増収によるもので、その多くがアジアで
のものでした。金利、コモディティ、外国為替での取引の活発化が、第2四半期のセールスの収益を支えまし
た。
ニュージーランド部門 (NZドル建て)
ニュージーランド部門のビジネスは勢いを増しており、6%の増収と抑制的なコスト管理の結果、引当金控除
前利益は8%増加しました。好調な消費動向と好況感に支えられ貸出量は増加しました。業界をリードする
我々のネットワークが存分に活用された結果です。引当金が戻り益により前年度同期比で尐なかったことも、
増益に1%ほど貢献しています。
ニュージーランドのにおけるANZブランドは進化するデジタルサービスとともにこれまで以上に強固なものと
なっており、顧客数は依然増加しています。住宅ローンの分野では、オークランドやクライストチャーチといった
主要都市でのシェアの増加もあり、6%増加しました。
デジタルツールに裏打ちされた最新の商品とプロセスによって中小企業と農業関連ビジネスでは、貸出資産
6%増加と特に好業績をあげました。
4
グローバルウェルス部門
グローバル・ウェルスの利益は、保険料収入の増加に加え、ブレの尐ない保険請求と解約率の低下によって
保険分野が好業績となったことにより11%に増益となりました。プライベートウェルス、投資信託も良好なパ
フォーマンスと受託額が増加したことで、預り資産残高は11%増加しました。
グローバル・ウェルスは、豊富なラインナップのソリューションを提供することで、顧客満足度の向上と既存の
顧客基盤の拡充に努めています。現在地域全体で顧客は240万以上、お預かりしている投資、退職貯蓄は合
計680 億豪ドルにのぼります。
グローバルテクノロジー/オペレーション
共通のプラットフォームと 近代化されたIT インフラは高品質のサービスと業務効率を維持しつつ、記録的な
量の業務処理を可能にしています。グループ独自の地域毎のデリバリーネットワークは、我々の継続的な強
みとなっております。主要なビジネスおける活動の変革と効率性の向上を可能にする一方で、顧客に均質かつ
高品位のサービスを提供できることがグループ全体の効率性向上と顧客満足に結びついているのです。
グループ全体の運用コストは、業務量が7%増加したもののの3%の減尐となりました。
クレジットの質
引当金残高は3%減尐し、5.1億豪ドルとなりました。これは、我々が保守的な貸出基準と資産の質を長期に
わたり守り続けたことで比較的良好なクレジットの質を保ち、その結果戻り益が増える一方で追加引当を低く
抑えたことによります。
グループ全体で損失率は21ベーシスポントから19ベーシスポイントへと緩やかに減尐しており、下期には安
定的になると考えています。
メディアからの問い合わせ先
Paul Edwards
グループGM, Corporate Communications
Tel:
+61 (3)8654-9999
+61 (0)434-070-101
Email: [email protected]
Stephen Ries
ヘッド, Media Relations
Tel:
+61 (3)8654-3659
+61 (0)409-655-551
Email: [email protected]
アナリストからの問い合わせ先
Jill Craig
グループGM, Investor Relations
Tel:
+61 (3)8654-7749
+61 (0)412-047-448
Email: [email protected]
Cameron Davis
エクゼクティブマネジャー, Investor Relations
Tel:
+61 (3)8654-7716
+61 (0)421-613-819
Email: [email protected]
5
オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ・リミテッド(銀行)
グループ全体の決算
(単位:百万豪ドル)
2015年3月末
〔半期 〕
損益計算書
7,138
3,092
(4,593)
5,637
(494)
(1,629)
(8)
3,506
170
3,676
資金運用収益
その他業務収益
営業費用
税金、引当金、特別損益等調整前の業務収益
貸倒引当金繰入額
法人税
その他
株主利益 (statutory profit)
一時的損益等
調整後利益 (underlying profit)
2015年3月末
貸借対照表
資産
現金
預け金
有価証券等
貸出金及び支払承諾
その他資産
資産合計
負債
現金預り金
預金及びその他借入金
有価証券
その他負債
負債合計
資本計
本店の財務諸表係る監査人の確認書
(本体財務報告書より)
6
2014年9月末
〔通期 〕
13,810
6,244
(8,760)
11,294
(986)
(3,025)
(12)
7,271
(154)
7,117
2014年3月末
〔半期 〕
6,778
2,740
(4,286)
5,232
(527)
(1,318)
(6)
3,381
134
3,515
2014年9月末
2014年3月末
46,004
22,570
89,722
558,203
143,588
860,087
32,559
20,241
80,609
521,752
116,931
772,092
33,651
16,209
73,500
509,250
105,205
737,815
7,759
567,215
85,664
147,398
808,036
52,051
10,114
510,079
80,096
122,519
722,808
49,284
8,133
498,318
73,552
110,774
690,777
47,038
大株主
(平成27年3月31日現在)
株主
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
所有株式数
%
532,643,408
19.26
380,595,392
13.76
296,818,923
10.73
156,831,959
5.67
64,794,293
2.34
29,692,623
1.07
21,130,690
0.76
19,089,485
0.69
12,896,661
0.47
11,014,683
0.40
10,554,043
0.38
9,506,235
0.34
8,561,282
0.31
8,487,710
0.31
8,375,948
0.30
HSBC カストディー ノミニーズ (オーストラリア) リミテッド
HSBC CUSTODY NOMINEES (AUSTRALIA) LIMITED
JP モルガン ノミニーズ オーストラリア リミテッド
J P MORGAN NOMINEES AUSTRALIA LIMITED
ナショナル ノミニーズ リミテッド
NATIONAL NOMINEES LIMITED
シティーコープ ノミニーズ ピーティーワイ リミテッド
CITICORP NOMINEES PTY LIMITED
BNP パリバ エヌオーエムエス ピーティーワイ エルティーディー (Drp)
BNP PARIBAS NOMS PTY LTD <DRP>
シティーコープ ノミニーズ ピーティーワイ リミテッド <COLONIAL FIRST STATE INV A/C>
CITICORP NOMINEES PTY LIMITED <COLONIAL FIRST STATE INV A/C>
シティーコープ ノミニーズ ピーティーワイ リミテッド <CITIBANK NY ADR DEP A/C>
CITICORP NOMINEES PTY LIMITED <CITIBANK NY ADR DEP A/C>
AMP ライフ リミテッド
AMP LIFE LIMITED
HSBC カストディー ノミニーズ (オーストラリア) リミテッド <NT-COMNWLTH SUPER CORP
A/C>
HSBC CUSTODY NOMINEES (AUSTRALIA) LIMITED <NT-COMNWLTH
SUPER CORP A/C>
UBSC ウェルス マネッジメント オーストラリア ノミニーズ ピーティーワイ リミテッド
UBS WEALTH MANAGEMENT AUSTRALIA NOMINEES PTY LTD
RBC インベスター サービシーズ オーストラリア ノミニーズ ピーティーワイ リミテッド <PI POOLED A/C>
11 RBC INVESTOR SERVICES AUSTRALIA NOMINEES PTY LIMITED <PI
POOLED A/C>
12
13
14
15
アルゴ インベストメント リミテッド
ARGO INVESTMENTS LIMITED
BNP パリバ ノミニーズ ピーティーワイ リミテッド <AGENCY LENDING DRP A/C>
BNP PARIBAS NOMINEES PTY LTD <AGENCY LENDING DRP A/C>
オーストラリアン ファウンデーション インベストメント カンパニー リミテッド
AUSTRALIAN FOUNDATION INVESTMENT COMPANY LIMITED
Anzest ピーティーワイ リミテッド <DEFERRED SHARE PLAN A/C>
ANZEST PTY LTD <DEFERRED SHARE PLAN A/C>
7
オーストラリア・ニュージーランド銀行 在日支店
貸借対照表
(単位:百万円)
平成27年3月 平成26年9月 平成26年3月
科
目
科
目
(通期)
(半期)
(通期)
現金預け金
1,194,338 1,050,631
652,619 預金
コールローン
- 譲渡性預金
買現先勘定
- コールマネー
債券貸借取引支払保証金
- 売現先勘定
買入手形
- 債券貸借取引受入担保金
買入金銭債権
12,648
17,409
16,580 売渡手形
商品有価証券
- コマーシャル・ペーパー
金銭の信託
228
298
157 借用金
有価証券
- 外国為替
貸出金 *1
171,930
156,631
122,738 その他負債
外国為替
12,397
17,865
6,932 賞与引当金
その他資産
30,662
37,123
32,393 退職給付引当金
有形固定資産 *2
222
227
86 特別法上の引当金
無形固定資産
153
78
15 繰延税金負債
前払年金費用
- 負ののれん
繰延税金資産
710
763
576 支払承諾
支払承諾見返
36,211
34,616
30,461 本支店勘定
貸倒引当金
△428
△451
▲ 369
小
計
本支店勘定
427,224
566,206
742,256 利益準備金
(中間)繰越利益剰余金
その他有価証券評価差額金
合 計
1,886,299
1,881,401
繰延ヘッジ損益
土地再評価差額金
1,604,450
合 計
平成27年3月 平成26年9月 平成26年3月
(通期)
(半期)
(通期)
887,934
918,575
926,078
4,778
4,534
4,688
71
103
0
28,867
38,387
27,283
206
374
212
33
50
37
36,211
34,616
30,461
918,549
876,916
609,292
1,876,653 1,873,558
1,598,054
2,000
1,825
1,825
7,646
6,018
4,569
1,886,299 1,881,401
1,604,450
(注)
1. 貸出金のうち破綻先債権、延滞債権、3ヶ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権額
破綻先債権
該当なし
延滞債権
124百万円
3ヶ月以上延滞債権
該当なし
貸出条件緩和債権
82百万円
2. 有形固定資産の減価償却累計額
502百万円
「財務諸表の正確性、内部監査の有効性についての経営者責任の明確化について(要請)」(平成17年10月7日付
金監第2835号)に基づく、当行在日支店の財務諸表の正確性、及び 財務諸表作成に係る内部監査の有効性に
関する責任者の確認書は下記のとおりです。
確認書
2015年6月30日
オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ・リミテッド(銀行)
在日支店 チーフ・ファイナンシャル・オフィサー
上埜 喜章
私は、当行在日支店の2014年4月1日から2015年3月31日までの会計期間に係る財務諸表に記載した事頄に
ついて確認したところ、私の知る限りにおいて、全ての重要な点において虚偽の記載及び記載すべき事頄の記載
漏れはありません。
財務諸表の作成に当たって、その業務分担と所管部署が明確化されており、所管部署において適切に業務を遂
行する体制を整備し、財務諸表の適正性を確保しております。
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オーストラリア・ニュージーランド銀行 在日支店
損益計算書
(単位:百万円)
科
目
経常収益
資金運用収益
(うち貸出金利息)
(うち有価証券利息配当金)
役務取引等収益
その他業務収益
その他経常収益
経常費用
資金調達費用
(うち預金利息)
役務取引等費用
その他業務費用
営業経費
その他経常費用
経常利益
特別利益
特別損失
税引前中間純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期純利益
平成27年3月 平成26年9月 平成26年3月 平成25年9月
(通期)
(半期)
(通期)
(半期)
17,680
8,369
15,417
7,557
9,210
4,499
8,457
4,113
3,291
1,458
2,323
1,060
5
3
1,531
794
1,165
579
6,894
3,066
5,720
2,861
42
9
74
3
12,557
5,946
11,612
5,580
8,754
4,213
7,940
3,894
7,038
3,272
6,600
3,219
44
20
43
18
2
2
9
0
3,656
1,619
3,619
1,624
98
91
41
5,122
2,422
3,804
1,977
1
1
5,121
2,421
3,804
1,977
2,004
1,160
1,476
965
△133
△187
16
△257
1,870
972
1,492
708
3,250
1,448
2,311
1,269
本店:オーストラリア・メルボルン市
事業の概況
当行本店所在地であるオーストラリアにとって2番目に大きな貿易国である日本は、アジア・太平洋地
域において、経済的、社会的、政治的に重要な役割を担っております。当行は、この地域を中心とし
てスーパーリージョナル戦略を遂行しており、当支店としては、その戦略のゴールに向かい、商品・
サービスそして他市場との強固なつながりを通して、お客様に対して新たな投資機会を提供しており
ます。
かかる状況下、当中間期は、パーソナルバンキング本部において、外国籍投信を導入するなど商品
ラインアップの向上をはかり顧客利便性の向上を図りました。法人向け業務においては既存顧客との
関係強化、新規顧客開拓、グローバルネットワークと連携した幅広い顧客ニーズの取り込みなどに注
力しました。主にパーソナルバンキング本部における投資信託の取扱商品拡大による販売増、為替
のボラティリティ向上による仕組預金のプライス改善による収益増、スペシャライズド・ファイナンス本
部のリースファイナンス及びプロジェクトファイナンスの案件の増加、グローバルマーケット本部の安
定的な資金運用が寄与し、経常収益は対前年比14.6%増の17,680百万円となりました。その一
方、営業経費を前年より5.6%増の2,392百万円に抑えたことにより、経常利益は5,122百万円(前
年比34.6%増)となりました。
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営業の取り組み
パーソナルバンキング業務
個人投資家のお客様に運用商品及びサービスをご提供致しております
オーストラリア・ニュージーランド銀行(以下ANZ)は1987年の個人向け外貨預金販売開始以来、28年
にわたり個人投資家のお客様に運用商品およびサービスをご提供してまいりました。現在では円預金、
外貨預金、円建て及び外貨建てのテイラーメイドの仕組預金、そして、オセアニアやアジア、新興国、先
進国の債券・株式・REITを投資対象としたものから日本株・J-REITを対象としたものまで幅広い投資信
託商品もご提供しております。 2014年9月には外国籍投資信託も導入しました。
ANZの強みは、オセアニア地域のみならず、グローバルな経済や通貨、資産運用に関する専門性、「顧
客第一主義」を実践する企業文化があげられます。「グローバルな経済や通貨、資産運用に関する専門
性」については、マーケットリサーチや為替戦略の専門スタッフを配置して行員への情報提供を強化する
と共に、研修を通じて行員の専門性向上を心がけています。「顧客第一主義」については行員の採用時、
最も重視する判断ポイントの一つとしています。
サービス拠点として東京支店、大阪支店、名古屋出張を設置しています。遠隔地のお客様にもアクセス
が良いよう、それぞれJR東京駅、JR大阪駅、JR名古屋駅から至近距離に位置しております。
お客様にご納得いただけるよう、じっくりとお話しをさせていただきながら、きめ細かく、安心できるサービ
スを提供することを、当行の基本姿勢としております。
東京支店
JR東京駅の皇居側に位置する、丸の内ビルディング33階にてサービスをご提供致しております。地下鉄丸の内線
東京駅や千代田線二重橋駅からも至近距離で、皆様の利便性の高い場所です。
東京支店 名古屋出張所
2010年、豪州系銀行として初めて名古屋に拠点を開設いたしました。JR名古屋駅の向かいにあるミッドランド・スク
エアの15階にて名古屋地区、東海地区の皆様に運用相談サービスをご提供致しております。
大阪支店
1990年、豪州系銀行として初めて大阪支店を開設いたしました。2005年からは西日本全域のお客様の利便性向
上を企図して、JR大阪駅南側のヒルトンプラザウエストオフィスタワー(ヒルトンホテル西隣り)17階にてサービスを
ご提供致しております。
※尚、大阪支店および名古屋出張所はパーソナルバンキングのみの営業拠点です。
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営業の取り組み
法人向け業務
事業法人(大企業向け)・金融法人のお客様に様々な金融サービスをご提供致しております
ANZは、日本で1969年から営業を展開し、幅広い法人業務を提供しております。強固な財務基盤に
基づく高い信用格付と幅広いグローバルネットワークを有し、資源国オーストラリアの強みを生かした
サービスを展開しています。当行は、中核市場であるオーストラリア・ニュージーランド以外にアジア太平
洋、欧州、アメリカ地域の国・地域で展開しており、事業法人や金融法人のお客様のご要望やニーズにお
応えするために、価値あるサービスを提供しております。J-MONEY誌において、豪ドル、NZドルの通貨
別ランキングで長期にわたり第1位の地位を維持し、マーケット取引で高い評価を頂いております。
事業法人(大企業向け)のお客様に対して:
経験豊富なバンカーが、日本及び海外で事業を展開している国際的な企業のニーズを包括的に把握し、
様々な金融サービスをご提供しております。また、日系取引先企業の海外進出先での円滑な取引を支援
しております。
ANZは、業界知見をもとに、下記の幅広い産業のお客様に幅広い商品・サービスを提供しております
天然資源、エネルギー/インフラストラクチャー、ユーティリティー(ガス・電力など)、公共事業/自動車、
電機、その他製造業 /通信・コミュニケーション/消費財・サービス業/アグリビジネス(農業)
コーポレートファイナンス
タームローン、コミットメントライン、マルチ・カレンシー・ファシリティー、アドバイザリー等、法人のお客様の要望に
応えてきめ細かく対応しております。
プロジェクトファイナンス・エクスポートファイナンス・リースファイナンス
当行はプロジェクトファイナンス業務で長い歴史と豊富な実績を誇っております。日本企業の海外案件の資金調達
において、国際協力銀行(JBIC)及び日本貿易保険(NEXI)の諸金融プログラムを活用しつつ、日本のお客様に
様々なファイナンスを提案させて頂いております。グローバルネットワークを駆使し、資源エネルギー、電力、インフラ、
運輸・交通、製造施設等の事業に対して、フィナンシャルアドバイザーやリードアレンジャーなど専門的かつ先進的
なファイナンス・サービスを提供しております。
ローンシンジケーション
シンジケート・ローンの組成、本邦投資家向け貸出債権のプレースメントを行っております。
定期預金、仕組み預金等の資金運用、国内・海外送金、インターネットバンキング等
法人のお客様の様々なニーズに合わせて、円、米ドル、豪ドルをはじめとした主要通貨建での資金運用の他、送金
サービス、ウェブベースでのインターネットバンキング等をご提供しております。
売掛債権ファイナンス
グローバルにサプライチェーンを構築し事業展開されているお客様の運転資本やバランスシートの一層の効率化を
ご提案いたします。運転資本の非固定化は、事業活動のフレキシビリティを向上させる手段も生み出します。クロス
ボーダー取引を含めて、売掛債権ファイナンスの導入を進める企業が増加する中で、お客様の課題に応じた
スキーム立案・ドキュメンテーション等を迅速に進めてまいります。
トレードファイナンス(輸出手形買取、輸出信用状の確認、フォーフェイティング、輸入金融等)
輸出入に関する様々なご要望には、貿易金融部門が敏速、柔軟にお応えいたします。当行のスーパー・リージョナ
ル・バンク戦略に対応して、特にアジア・太平洋地域では強いネットワークを有しています。これら地域に関連した
輸出入ファイナンス、信用状確認、トレードローン業務を通じて、お客様の事業活動に対し、柔軟にソリューションを
提供してまいります。
入札保証、契約履行保証等の銀行保証ならびに新興国通貨送金等
幅広いネットワーク、専門知識及び強固な財務基盤を有する当行は、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋
諸国のみならず東南アジア、南西アジア、中近東等各国において政府開発援助や民間プロジェクトを手がける日本
企業に対し、入札保証・履行保証状等の発行、日本から直接現地通貨建送金などのアレンジなどを行っております。
また、大洋州向けの通貨の送金等にも強みがあります。
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法人向け業務 (つづき)
為替、金利取引などのマーケット関連商品
為替、金利の伝統的な主要アセットクラスに対する流動性のご提供のみならず、アジアのNDFやコモディティなどの
デリバティブを駆使した金融商品をテイラーメードでご提案させて頂きます。40年以上のアジアでの実績に基づい
た、諸国のマクロ経済・通貨・金利・クレジット等に関連するニュースおよび、その分析レポートは、その質及び量とも
にご好評を頂き、定期的に提供しております。
コモディティデリバティブなどのマーケット関連商品
資源国のメジャーバンクとしての長年の実績を背景に、コモディティ関連のリサーチにも高い評価を頂いており、
主にデリバティブを通じた石炭、貴金属等のコモディティ市場へのアクセスをサポートいたします。
金融法人のお客様に対して:
ANZは世界各国で業務を展開し、各国の市場で蓄積した専門知識および金融リスクヘッジ、運用アドバ
イス、資金の流動性ならびに決済などの解決方法を、金融法人のお客様のニーズに合わせて提案してお
ります。 ソリューションを重視したスペシャリストチームが、それぞれのお客様の要望にお応えいたしま
す。
日本においては、銀行、証券、保険、ノンバンクを含む金融機関のお客様に対して、様々な銀行業務に
お応えしております。貿易に係る豪ドルおよびNZドル建ての銀行間送金をはじめ資本取引におけるこれ
らの通貨建ての決済に関し、日本では当行オーストラリア本店及びニュージーランドにおけるこれらの
通貨建ての決済口座の開設等に際しての媒介業務を行っています。
また、グローバルに業務を展開される金融機関に対しては、当行のグローバルネットワークを利用して
総合的な金融サービスを提供しております。新興国市場においても、ネットワークを強みに、お客様の
ビジネスが成功するようサポートをし、新興国の現地通貨も含めた外貨関連業務も提供しております。
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グローバルネットワーク
ANZはオセアニアを越えてアジア太平洋地域、欧州・アメリカ地域の34の国・地域で展開しています。
世界に広がるお客様のご要望にお応えするため、オセアニア・アジア各地でお客様に対応いたします。
専門性と幅広いネットワークを活かし、お客様に適する商品、機会、ネットワークを提案し、お客様の成功
をサポート致します。(2015年6月現在)
オセアニア地域:
オーストラリア、ニュージーランド
アジア地域:
日本、中国、香港、韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、ベトナム、カンボジア、
タイ、ラオス、フィリピン、マレーシア、インド、ミャンマー
太平洋地域:
フィジー、グアム、キリバス、ニューカレドニア、パプアニューギニア、サモア、
ソロモン諸島、東ティモール、トンガ、バヌアツ、アメリカ領サモア、クック諸島
欧州・アメリカ、
その他地域:
米国、イギリス、ドイツ、フランス、アラブ首長国連邦
コンプライアンス管理体制
コンプライアンスを徹底するための具体的な手引として、当行グループのコンプライアンス方針を基に、 日
本の法規制にも準拠したコンプライアンスマニュアル等を策定し、役職員に対するその内容の周知徹底を
図っています。また銀行法や金融商品取引法をはじめとする関係法の遵守はもとより、マネーローンダリン
グ防止、反社会的勢力の排除、利益相反管理、その他各種リスク管理状況のモニタリングに努めています。
社会貢献活動
ANZの社会貢献活動は、事業戦略やブランドを支える構成要素の1つであるとともに、私たちが生活をし
ているそれぞれの地域社会に対して社会の一員として企業責任を果たすものでもあります。ANZグループ
の社会貢献活動は、教育・雇用機会の創出、金融リテラシーの向上、サステナビリティ(持続可能な社会環
境)の確保、都市・地方間の経済社会格差解消の各分野に焦点をあてていますが、各国・地域の地域性
や市場環境を考慮して柔軟に取り組んでいます。
日本での取り組み:
2011年3月、ANZグループとして東日本大震災被災地への緊急・復興支援を合わせて100万豪ドルの寄付を発表
し、緊急支援としての赤十字社への義援金拠出だけでなく中長期の復興を支える活動を支援することを発表しました。
ANZ在日支店は、被災地における中長期の復興を支援する一環として100万豪ドルの内、5,300万円をオーストラ
リアとニュージーランドの救援隊が支援した宮城県南三陸町に寄附し、教育の場として活用頂けるよう、生涯教育施
設の建設・整備に対する支援を伝えました。ANZグループは、教育支援を社会貢献の柱の一つに掲げています。
この建物は、2013年1月に落成式を行い、2月1日に開館し、南三陸町内で初めて仮設でない公共施設の再建
第1号となりました。オーストラリアと南三陸町の絆の拠点になることを願い、「南三陸町オーストラリア友好学習館」
(愛称:コアラ館)と呼ばれています。ANZグループは、教育支援と共に地域経済の発展も社会貢献の一つとして重
視しており、地元の業者と一緒に再建に取り組みました。
加えて、南三陸町へはANZボランティアチームを派遣して、継続的にボランティア活動を実施しています。
当行の南三陸町に対する支援は、2014年10月に公益社団法人日本図書館協会から外国の民間企業として唯一
表彰を受け、感謝状が授与されました。
当行では、これ以外にも、金融機関が中心となって組織・運営しているFITチャリティーランを2009年から支援する等、
地域社会の一員として社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。
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無登録格付に関する説明書
格付会社に対しては、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に基づく信用格付業者の登録制が導入され
ております。
これに伴い、金融商品取引業者等は、無登録格付業者が付与した格付を利用して勧誘を行う場合には、金融商品取引法によ
り、無登録格付である旨及び登録の意義等を顧客に告げなければならないこととされております。また、この告知義務は、銀行
法により、銀行が行う外貨預金その他の特定預金等契約の締結の勧誘に際して無登録格付業者が付与した格付を提供する
場合にも準用されております。
○登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、
③格付対象の証券を保有している場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開
示義務等の規制を受けるとともに、報告徴求・立入検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録
格付業者は、これらの規制・監督を受けておりません。
○格付会社について
スタンダード&プアーズ
○格付会社グループの呼称等について
格付会社グループの呼称:スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(以下「S&P」と称します。)
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社(金融庁長官(格
付)第5号)
○信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページ(http://www.standardandpoors.co.jp)の「ライブ
ラリ・規制関連」の「無登録格付け情報」(http://www.standardandpoors.co.jp/unregistered)に掲載されております。
○信用格付の前提、意義及び限界について
S&Pの信用格付は、発行体または特定の債務の将来の信用力に関する現時点における意見であり、利息や元本が予定通り
支払われることを保証するものではありません。また、信用格付は、証券の購入、売却または保有を推奨するものでなく、債
務の市場流動性や流通市場での価格を示すものでもありません。
信用格付は、業績や外部環境の変化、裏付け資産のパフォーマンスやカウンターパーティの信用力変化など、さまざまな要
因により変動する可能性があります。
S&Pは、品質および量により信頼しうると判断した情報を利用して格付分析を行っております。しかしながら、S&Pは、提供さ
れた情報について、監査・デュー・デリジュエンスまたは独自の検証を行っておらず、また、格付および格付付与に利用した情
報の正確性、完全性、適時性を保証するものではありません。
この情報は、平成27年5月31日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保
証するものではありません。詳しくは上記スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページをご覧くだ
さい。
ムーディーズ
○格付会社グループの呼称等について
格付会社グループの呼称:ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(以下「ムーディーズ」と称します。)
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:ムーディーズ・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)第2号)
○信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページ(ムーディーズ日本語ホームページ(http://www.moodys.co.jp)の「信用格
付事業」をクリックした後に表示されるページ)にある「無登録業者の格付の利用」欄の「無登録格付説明関連」に掲載されて
おります。
○信用格付の前提、意義及び限界について
ムーディーズの信用格付は、事業体、与信契約、債務又は債務類似証券の将来の相対的信用リスクについての、現時点の
意見です。ムーディーズは、信用リスクを、事業体が契約上・財務上の義務を期日に履行できないリスク及びデフォルト事由
が発生した場合に見込まれるあらゆる種類の財産的損失と定義しています。信用格付は、流動性リスク、市場リスク、価格変
動性及びその他のリスクについて言及するものではありません。また、信用格付は、投資又は財務に関する助言を構成する
ものではなく、特定の証券の購入、売却、又は保有を推奨するものではありません。ムーディーズは、いかなる形式又は方法
によっても、これらの格付若しくはその他の意見又は情報の正確性、適時性、完全性、商品性及び特定の目的への適合性に
ついて、明示的、黙示的を問わず、いかなる保証も行っていません。
ムーディーズは、信用格付に関する信用評価を、発行体から取得した情報、公表情報を基礎として行っております。ムーディ
ーズは、これらの情報が十分な品質を有し、またその情報源がムーディーズにとって信頼できると考えられるものであることを
確保するため、全ての必要な措置を講じています。しかし、ムーディーズは監査を行う者ではなく、格付の過程で受領した情
報の正確性及び有効性について常に独自の検証を行うことはできません。
この情報は、平成27年5月31日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保
証するものではありません。詳しくは上記ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページをご覧ください。
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○全国銀行協会相談室
全国銀行協会相談室は、銀行に関するさまざまなご相談やご照会、銀行に対するご意見・苦情を
受け付けるための窓口として、全国銀行協会が運営しています。ご相談・ご照会等は無料です。
詳しくは、一般社団法人全国銀行協会のホームページ(http://www.zenginkyo.or.jp/adr/)を
ご参照ください。
また、全国銀行協会相談室による苦情対応ではご納得いただけないお客さまや、相談室への苦情
の申し出から2ヵ月を経過しても解決しないお客さまには、「あっせん委員会」をご利用いただけます。
詳しくは全国銀行協会相談室にお尋ねください。
電話番号 :0570-017109 または 03-5252-3772
受付日
:月~金曜(祝日および銀行の休業日を除く)
受付時間 :午前9時~午後5時
※一般社団法人全国銀行協会は銀行法および農林中央金庫法上の指定紛争解決機関です。
本資料には将来の業績に関する記述が含まれております。
こうした記述は将来の業績を保証するものではなく、リスクと不確実性を内包するものであります。
将来の業績は、経営環境に関する前提条件の変化等に伴い、目標対比変化し得ることに留意して下さい。
平成27年6月発行
オーストラリア・ニュージーランド銀行
[商号]オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ・リミテッド(銀行)
〒100-6333
東京都千代田区丸の内二丁目4番1号 丸の内ビルディング33階
電話 03-6212-7703