滋賀医科大学教職員団体 第 13 回定期総会議事録 日 時:2015 年 5 月 28 日(木)17 時 30 分〜18 時 15 分 場 所:臨床講義棟 第 1 講義室 出席者:出席 22 名、委任状 1028 名、計 1050 名 正会員数:1395 名(2015.5.18 現在) したがって、総会の成立条件(規約 14 条の規程 構成員の 1/2 以上)を満たした。 <議事概要> 議事に先立ち、垰田和史事務局長より開会のあいさつの後、議長に礒野高敬氏を選出した。ついで、議 長による議事進行が行われ、次のとおり議事録署名人1名、資格審査委員1名、議事録作成者1名を選出 した。 議事録署名人:細川數子氏 資格審査委員:佐々木雅也氏 議事録作成者:園井健太氏 次に、資格審査委員により総会の成立が確認された。 <議案の審議> 1.第 1 号議案 事業報告 永田啓会長より、下記の資料に基づき、2014 年度活動状況についての報告があった。また、垰田和史 事務局長より労使協定の意義と、協定に併せて大学へ提出した団体からの意見について説明があった。 2)の超過勤務の実態と適正把握については、教職員より超過勤務の適正な把握が行われていないとい う相談がある一方で、事業所の自助努力による問題解決に至っていないことから、大学側の実態把握と団 体への通知、対応協議を求めるものである。 3)の裁量労働制への対応については、専門業務型裁量労働制が導入されている本学教員の労働時間の 把握を自主申告による把握ではなく、客観的な把握を求めるものである。 4)の平成27年度人事院勧告に備えた予算措置については、平成26年度の人事院勧告が増額となっ たにも関わらず、予算確保がなされていなかったため、結果として本学は人事院勧告通りに給与の増額を 行うことができなかったことから、平成27年度予算では総額分の確保を求めるものである。 8)の地域手当の回復については、地域手当として給与の10%が支給されるべく交付金が大学側に支 給されているが、現在そのうちの3%分が、大学の運営費として利用されているため、その部分の回復を 求めるものである。 以上の説明の後、第1号議案事業報告は、挙手により全会一致で承認された。 <第1号議案 事業報告・・総会での資料> 1.36 協定の締結・・最後部に資料記載 ・超過勤務及び休日勤務に関する協定の締結 ・専門業務型裁量労働制に関する協定の締結 2.団体が要望した要件で大学側が実行した(する)事柄 1)緊急手術手当が新しく設けられた 2)臨工技士の宿日直手当・待機手当がアップされた (H27.2.1 から実施) 3)給与改定については要望した次の内容で実施された ・給料、初任給調整手当、通勤手当は 12.1 に実施 ・勤勉手当は遡って6月分を含んだ実施とする 4)通勤手当の規準(2km以上)について、細則に明記することになった 5)24 時間保育がスタートすることになった(H27.4 から 毎週金曜日) 3.会員数の報告 昨年の同じ時期は会員数が 1376 人、今年は 1395 人。 加入率は 1395 人(会員数)÷1955 人(職員数)=71.3% (昨年 71.6%) 4.各会議は別表のとおり行われた 各会議の報告 年月日 事業 内容 2014.5.26 6.10 第 12 回総会 役員会 事業報告・決算・事業方針・予算・規約改定 選挙管理委員の選出 他 今年度の具体的活動・総会で出された意見の確認 1.平成 26 年度人事院勧告について 9.11 労使協議 2.年俸制の導入について 3.開学四十周年記念事業について 10.20 役員会 大学側へ提出するための『提案・要望』の項目や順位の見 直し 1.人事院勧告への本学の対応について 2.手当の新設、見直し 12.3 労使協議 (緊急手術手当、臨工技士の宿日直手当・待機手当が アップ。H27.2.1 から実施) 3.大学役員交替のため、団体からの要望を再提示 「給与・勤勉手当の改善」等について大学側へ要望を提出 12.11 するため、会員からの意見を募った 給与改定について団体からの要望が受け入れられた 12.18 労使協議 ・給料、初任給調整手当、通勤手当は 12.1 に実施 ・勤勉手当は遡って6月分を含んだ実施とする 2014 年 12 月より、導入に関して大学側に質問や意見を投 げかけ改善の提案を積極的に行ってところ、突如大学側か 2015.2.20 『年俸制』について ら「 【重要】教員の年俸制の導入について(お知らせ) 」の 全学メールが職員に配信された。これに対し『団体の見解』 を配信し、教職員から意見や質問を求めた 2015.2.27 大学側と意見交換会 「年俸制導入についての大学側と団体との意見交換会」を 実施。全学メールで内容を報告 3.19 役員会 1、平成 25 年度労使協定締結事項について 2、平成 25 年度就業規則改正事項について 「平成 27 年度の労使協定に対して教職員団体からの意見」 3.24 労使協定調印 4.23 役員会(メールによる) 役員・監事改選について 5.18 役員会 新役員全員の信任が報告された・総会準備 を提出。調印の際の意見書にも記載(*内容後記) *「平成 27 年度労使協定」に対する教職員団体からの意見 1)36 協定の締結。(36 協定順守に一層努めること) 2)超過勤務の実態と適正を把握し、超過勤務及び休日勤務に関する協定の遵守を図る。 協定に反する労働実態が生じた場合は、速やかに、教職員団体に通知し対応を協議すること。 3)専門業務裁量労働制に関しては、対象教員の健康と福祉を確保するために、一層の責任ある 対応を求める。 4)平成27年度の人事院勧告に備えた予算措置をとり、改善勧告が出された場合は遵守してい ただきたい。 5)教員選考にあたって、学長は、教授会および教育研究評議会の義を経て、決定していただき たい。 6)学校教育法、国立大学法人法が改正され、学長の強力な権限が明確化されたが、その分、 一層の説明責任を求める。また、改正については、大学から全学にわかりやすく周知してもら いたい。 7)年俸制については、評価方法は年俸制の核心部分であるため、設定プロセス等について説明を 要求する。また、評価方法については、多くの対象者が納得できるよう、透明性を確保した場 (WG 等)でオープンに議論して、決定・修正していただきたい。 8)地域手当については、大津市の支給割合である 10%への、速やかで、計画的な回復をしてい ただきたい。 2.第 2 号議案 決算報告 北脇友美会計担当役員より、下記の資料に基づき、2014 年度の決算報告についての報告があった。 以上の報告の後、第2号議案決算報告は、挙手により全会一致で承認された。 <第2号議案・・総会での資料> 3.第 3 号議案 事業方針 永田啓会長より、下記の資料に基づき、2015 年度の事業方針についての説明があった。 <第 3 号議案 事業方針(案) ・・総会での資料> 滋賀医科大学教職員団体は、教職員の労働条件の維持改善を目的とする組織であり、会則には、 以下の事業を行うことが定められてきました。大学執行部との間で、インフォームドコンセント (十分な説明とそれに基づく同意)を重視し、活動します。 1.教職員の労働条件の維持改善に関すること 2.就業規則に対する意見、労使協定の締結、改訂に関すること 3.その他目的達成に必要なこと 本年度具体的な活動 1)36 協定の締結。 2)超過勤務の実態を適正に把握し、超過勤務及び休日勤務に関する協定の遵守を求める (毎年労働基準局の調査が入り協定違反の部署が存在する。指導や注意が繰り返し行われても改善さ れない部署に対する迅速な対応を使用者側に求める) 3)有給休暇の取得日数の改善と、適正な医療従事者数に関する調査を求める 4)昨年に引き続き、放射線部看護師の血管造影やX線透視検査業務に対する危険性に対する対応、及び コメディカル(技術職員)の時間外勤務の適性化を求める 5)平成27年度の人事院勧告で改善勧告が出された場合は遵守することを求める 6)専門業務型裁量労働制の下で就労している教員の健康と福祉を確保するために、 一層の責任ある対応 を求める 7)労働安全衛生法改正に基づく「ストレスチェック」制度が適切に実施され、働きやすい職場の実現に 活用されることを求める 8)業務評価方法は、教職員の処遇や賃金に関わるきわめて重要な制度である。評価方法の設定プロセス 等について説明を求めるとともに、透明性を確保した場(WG 等)でオープンに議論して、決定・修正 されることを求める 9)保育園のより良い運営に協力する 10)未加入職員に対して、教職員団体の必要性をさらにアピールし、会員の増員を図る。 11)教職員の福利厚生を充実させるように、大学に提案する 12)地域手当を、10%に戻すよう求める 13)職階の上昇が給与の上昇と結びつくよう求める 説明後、以下のとおり意見があった。 ・ 事業方針案には「女性医師の更衣室の確保を求める」項目があったが、現在病院5階の仮眠室に女性 医師の更衣室が確保されており、現在のところ特段の問題が上がっていないため、事業方針案から外し ているが、今後問題となれば適時大学側との協議を行う。 ・ 7)の「ストレスチェック」制度は全従業員の調査を守秘義務の元、産業医が行わねばならず、場合 によってはカウンセリング、職場改善の計画設定も、産業医と労働安全衛生委員会に求められるように なる一方で、本学は専任の産業医が選任されていないため、現状の人員でストレスチェックを行うのは 業務量としてかなり困難と考えられる。また、年間の年休取得として、本学は年間 10 日を目標として いるが達成されていないなど、今年度は大学の労働安全衛生管理の取り組みについて、積極的に意見を 述べていくこととする。 ・ 「ストレスチェック」制度は本年の12月に施行され、その後1年以内に実施することとされている。 労安委員会でも議題として上げた。現在は12月をメドに規則を制定し、その後1年以内に実施する予 定となっている。 ・ 「ストレスチェック」は健康診断と異なり、労働者側の許可なしには結果を事業主側に提示してはい けないこととなっている。一方で、ストレスチェックの結果、高ストレス職場とされた部署について使 用者側へ報告することができ、その部署の単位は労安委員会で決めることとなる。結果を職場づくりに 活かしていくために、委員会だけではなく、団体としても検討状況について研究し、委員会での議論に 繋がる意見を述べていくこととする。 ・ 大学生協の赤字について、徐々に改善されてきているが、今後も大学からの支援が大きく期待できな い状況にある。教職員団体からも福利厚生の観点から、大学生協の存続、活性化について、大学側への 積極的な働きかけを行っていただきたい。 以上の議論の後、第 3 号議案事業方針は、挙手により全会一致で承認された。 4.第 4 号議案 予算案 北脇会計担当役員より、下記の資料に基づき、2015 年度の予算案についての説明があった。 以上の説明の後、第 4 号議案予算案は、挙手により全会一致で承認された。 <第 4 号議案 予算案・・総会での資料> 第4号議案 予算(案) 収入 2015年5月1日~2016年4月30日 2014年度決算 2015年度予算 備考 会員数 1255人分 (会員数1395人×0.9) 会費収入 624,000 627,500 雑収入 85 繰越金 171,709 203,957 合計 795,794 831,542 支出 管理運営費 ホームページ運用費 2014年度決算 558,000 (昨年度の会員数1378人、会費納入者 1248人 会費回収率は約90%) 85 貯金利子 2015年度予算 備考 618,000 パート人件費 (一時金\60,000含む) 25,920 25,920 事務経費 1,252 10,000 雑費 6,665 10,000 予備費 203,957 167,622 合計 795,794 831,542 5.第 5 号議案 役員に関すること 前川昭次選挙管理委員の代理として中川文博副会長より、滋賀医科大学教職員団体の第 14 期役員・監 事選挙について、立会人のもと開票を行い、下記の資料の通り全候補が信任されたことについて報告があ った。 (選挙実施細則 第 9 条 投票総数の過半数の信任を受けた候補者を次期役員・監事とする) 以上の報告の後、第 5 号議案役員に関することは、挙手により全会一致で承認された。なお、議事に先 立ち、議長より、選挙結果について立会人の名前を併記すべきではとの指摘があった。 <第5号議案資料・・総会での資料> 役員候補者の氏名 信任 不信任 白票 承認計 医療情報部 831 3 29 860 佐々木 雅也 栄養治療部 834 2 27 861 中川 文博 医療安全管理部 830 4 29 859 垰田 和史 社会医学講座 828 6 29 857 牛尾 哲敏 放射線部 831 3 29 860 江上 隆幸 病院管理課 830 4 29 859 金城 真一 看護部 835 1 27 862 北脇 友美 看護部 830 5 28 858 中野 皓介 学生課 831 2 30 861 藤本 智美 臨床看護学講座 828 5 30 858 星野 伸夫 薬剤部 833 2 28 861 宮田 勝功 放射線部 830 4 29 859 本岡 芳子 看護部 834 1 28 862 森田 一平 医療文化学講座 827 5 31 858 信任 不信任 白票 承認計 827 5 31 858 永田 啓 監事候補者の氏名 細川 數子 所属 所属 看護部
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