ポータブル半球放射率測定器PM-E2詳細

ポータブル全半球放射率測定器 PM-E2
サンプル窓
操作部・表示部
測定部
黒体炉、センサー付積分球
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測定原理
測定手順
①高基準サンプルの測定 𝜀H
②低基準サンプルの測定 𝜀L
③サンプルの測定

積分球
高半球放射率
基準サンプル
①高基準サンプル
𝜀H
h
黒体炉光源
③サンプル
拡散入射
拡散反射
サンプル
s
低半球放射率
サンプル
センサー
測定部概念図
基準サンプル
②低基準サンプル
𝜀L
l
Vh
Vs
Vl
V
測定原理
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PM-E2の特徴
・小さなサンプルから、従来測定が困難な部品や装置の
半球放射率を直接測定することが可能です。
・ポータブルで、しかも全半球放射率を0.05の精度で実現し
ています。
・カロリメータ法や光学定数法により、測定の不確かさの
評価を行っています。
・太陽電池素子・塗料・セラミックス・複合材料等の開発や
品質管理、プラントの熱エネルギーの有効利用および省
エネ設計に有効です。
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PM-E2 仕様
測定部・操作部
測定範囲
黒体炉光源温度
積分球
検出器
測定方法
測定の不確かさ
測定時間
外形寸法
重量
0.05 ~ 0.95
約333K(約60℃)
・直径30mm・内面金メッキ処理
・サーモパイル
・波長範囲 0.6 ~ 42μm(300K黒体ふく射エネルギーの95%)
拡散入射の半球放射率測定
・0.05以内(再現性0.02以内)
約5分(基準サンプル測定時間を含む)
・測定部: W315×D360×H175mm
・操作部: W145×D82×H32mm
・測定部:約1kg以内
・操作部 :約240g
基準サンプル
低全半球放射率
高全半球放射率
データ表示
0.05@293K (金メッキ、Al蒸着)
0.85@293K(ブラックカプトン)
表示・演算
半球放射率
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測定環境
・測定は安定した室温(25℃以上を推奨する)と装置に直接風が
あたらない環境で行うこと。
・基準サンプルと測定サンプルの温度が等温になる環境で測定
すること。
・測定は装置On後約1時間後に行うことを推奨する。
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小さいサンプルの場合-1
(1)基準サンプルにブラックカプトン、Alテープを使用
-高・低基準サンプルをヒータ制御断熱タイルに貼り付ける
-測定サンプルを断熱ボードに設置する。
測定サンプル
基準サンプル
Alテープ・ブラックカプトン
ヒータ制御石膏ボード
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パネル・装置など大きい場合
(3)基準サンプルにブラックカプトン、Alテープを使用
-高・低基準サンプルを対象物に貼り付ける
基準サンプル
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PM-E2とカロリメータ法との比較
PM-E2
カロリメータ法
@293K
金ミラー
0.05
0.03
グラファイトシール
0.33
0.29
Al 蒸着Upilex25R
0.54
0.57
ゲルマニウム
0.64
0.69
Al 蒸着Upilex75R
0.72
0.71
黒色塗料
0.83
0.77
Samples