平成26年度 館邑会事業報告

平成26年度
館邑会事業報告
1.概要
館林邑楽地域における障害福祉サービスの整備推進が進む中、館邑会においては地域
の皆様のニーズに応えるべく、サービスの基本となる人材の獲得と育成に取り組んでま
いりました。
また、利用者の高齢化や多様な障害特性に応じた支援を提供することができるよう、
職員の自主研修の奨励・事例検討会等への参加も積極的に行うと共に、法人内各事業所
間の連携により、その機能が充分に発揮できるよう努力してまいりました。
2.役員会の開催
月
日
5月15日
28日
事業名
内
容
業務並びに会計監査(第二陽光園)
・監事による監査
第1回役員会(第二陽光園)
・理事、評議員の交代
・平成25年度事業報告、
歳入歳出決算
12月18日 第2回役員会(第二陽光園)
他
・送迎車両購入
・つつじが公園店舗出店
・補正予算
2月7日
3月24日
第3回役員会(トレジャーガーデン) ・送迎車両契約
第4回役員会(第二陽光園)
他
・平成27年度事業計画、
歳入歳出予算
・補正予算
・運営規程の一部変更
他
3.主な事業の開催
月
日
事業名
内
容
7月14日 ・第三者委員会(第二陽光園)
・苦情受け付け等の状況報告
8月
・25年度事業報告、決算報告
1日 ・館邑会後援会(第二陽光園)
・26年度事業計画、予算 他
10月19日 ・第18回 秋まつり(第二陽光園)
2月27日 ・第三者委員会(ふらっぐ)
・寄付金授受 他
・法人事業運営状況等の近況報
告と事業所視察(ういず・あす
か・そら)
平成26年度
陽光園事業報告
1.概要
障害福祉サービス事業所陽光園は生活介護事業を中心として、定員55名で事業運営
してきました。日常生活支援が必要な方が多い中、人間本来の姿「働く」という活動
も忘れず、一人一人に生き甲斐のある、張りのある日中活動を送っていただくことを
主として以下のような取り組みを行ってきました。
① 一人一人の希望にそった支援
② 快適な生活空間の提供
③ 高齢化・重度化支援
④ 職員の資質向上
2.活動状況
平成26年度は55名の定員に対して67名の利用登録者がいましたが、実質一日の
利用者数は53.5名でした。(定員に対して一日の出席率97%)
より豊かに日中を過ごせるように創意工夫し、創作活動・外出や散歩・読み聞かせな
どをとりいれ、それぞれのペースに合わせた活動を行いました。また、請負作業や配
達作業で得た収入や陶芸品を販売した収益は、工賃として支給しました。26年度の
平均工賃は、一人あたり月額3、500円でした。
<陽光園の利用者構成>
性別
平成26年3月現在
15歳~
20歳~
30歳~
40歳~
50歳~
60歳
19歳
29歳
39歳
49歳
59歳
以上
男
3名
8名
14名
14名
3名
1名
36.1歳
女
1名
6名
5名
8名
1名
3名
38.7歳
平均
事業名
非該当
区分1
区分2
区分3
区分4
区分5
区分6
平均区分
生活介護
0
0
0
14 名
32名
14名
7名
4.2
館林市
邑楽町
千代田町
板倉町
明和町
大泉町
35名
7名
8名
5名
8名
4名
平成26年度
第二陽光園事業報告
1.概要
第二陽光園は利用者の生活の場であることを充分に理解し、家庭的な温もりのある支
援を心がけてきました。個々の尊厳を重んじるとともに、利用者家族とのコミュニケー
ション、地域住民、関係機関との連携の下、安心して利用していただける施設の運営に
努 め て ま いり ま し た 。
2 . 入 所 及び 通 所 部
利用者の笑顔と健康を第一とし、防災管理や健康管理、虐待等の防止に務め、インフ
ルエンザやノロウィルスなどの予防対策の強化(発生件数0)に努めてまいりました。
また、医師による健康診断や日々の健康チェックなどを通して、利用者の心身の不調
を早期に発見し早期対処を心がけて来ました。さらに、食の重要性を考え、軟食や刻み
食を個別に提供するなど、高齢者や障害の重い利用者の生活支援の充実にも取り組んで
来ました。
事 業 名
生 活 介 護( 日中 支 援 )
施 設 入 所支 援( 主 に 夜 間 支 援)
定 員 数
定 員 6 0名 (入 所 者 5 0 名 ・通 所者 1 2 名 )
定 員 5 0名 (男 性 3 0 名 ・ 女性 20 名 )
※ 参 考 ( 平成 2 7 年 3 月 1 日 現在 )
第 二 陽光 園 入 所 待 機 者 数
県 内 入所 施 設 待 機 者 数
39人
274人
3 . 短 期 入所
短期入所は、宿泊または日帰りでの利用など、本人や家族の事情に合わせて利用して
頂いております。最近では、比較的障がいが重い方、保護者の高齢化や疾病、介護疲れ
等により定期的に利用される方が増えている他、学校の休校日に利用される方、また、
県 外 か ら の利 用 や 問 い 合 わ せ も増 え て い ま す 。
短 期 入 所 利 用 状況
利 用 延 べ人 数 日 中 一 時 ( 日帰 り)
短 期 入 所 ( 宿泊 )
平成 26 年 度
1 4 4 5人
9 1 0人
平 成2 5年 度
9 8 9人
7 5 5人
平 成 2 4年 度
646人
684人
4 . 2 6 年度 に 実 施 し た 車 両 の購 入 等
実施 月
内
容
平成27年3月
・ 送 迎 車両 購 入 ( 群 馬 ト ヨペ ッ ト 青 柳 店 )
5 . 主 な 行事 等
行 事 ・ 研修 等
◎ グ ル ープ 旅行 ( 全 2 0 回 実施 )
◎ 秋 ま つり 参加
◎ ク リ スマ ス会
◎ 富 士 労連 チャリティーミュージカル 招 待
◎ 定 期 健康 診断 ・ 歯 科 検 診 等( 年間 4 回 )
◎ 総 合 避難 訓練 (年 2 回 )・ 避難 訓練 (毎 月 )
◎ 職 員 研修 ・保 護 者 研 修 会
他
ボ ラ ン テ ィ ア に よ る活 動
◎ お習 字 教 室 ・ 月 1回 (中 島 清 山 先 生 )
◎ お話 し 会 ・ 年 間 4回( 代 表 ; 長浜 景 子 様 )
◎ みん な で 歌 う 会 ・月 1回
( ホ ー ム 世 話人 小 倉 麻 由 美 様 )
平成26年度
ふらっぐ
事業報告
1.概要
これまでの実践を中心とした活動を引き継ぎながら地域の就労系のサービス事業(就労移
行支援事業・就労継続支援事業B型)として「障がいがあっても地域で働き、暮らしていく」
ことを目指し以下のような取り組みを行いました。
①個別支援における作業スケジュール、作業マニュアルの作成と実践
②作業工程分析と工賃向上計画の作成と実施
③就労継続支援事業(B 型)定員を30名に増員
④パン・クッキーの新商品の開発販売
⑤クッキーの企画販売の実施
⑥館林保健福祉事務所、千代田西保育園での販売活動
2.就労移行支援事業
定員10名
登録者12名(男9名 女3名) 平成27年3月1日現在
平成26年度平均利用率
就労者
1名
男性
114%(1日平均
21歳
就職先
約11.4名)
東洋大学(邑楽郡板倉町)
平成26年度における新規利用契約者は7名おり、新卒の方が3名、在宅から4名の
方が利用を開始しました。就労移行支援事業利用期間終了に伴い、ふらっぐの就労継続
支援事業(B 型)へ利用切替した方が6名いました。
3.就労継続支援事業(B型)
定員30名
登録者39名(男23名 女16名) 平成27年3月1日現在
平成26年度平均利用率
102%(1日平均
30.5名)
【月額平均工賃支給額】
平成26年度
15,093円(1年間延べ353名支給-月平均30名)
平成25年度
13,680円(1年間延べ341名支給-月平均28名)
平成24年度
12,791円(1年間延べ304名支給-月平均25名)
平成26年度の就労会計における総収入は、前年度より19.9%の増額でありました。
理由としては、①売れ残ったパンを近隣の小中学校、病院等に割引販売を行った事。
②吉田紙器での作業が機械化され生産数が増えたこと。③クッキーの企画販売の回数を
増やし取り組んだこと。④「からふる」でのお弁当販売が順調な事等があげられます。
また、就労継続支援(B型)事業からも一般就労に繋げることができました。
就労者
1名
女性
41歳
就職先
東毛給食センター(邑楽郡大泉町)
平成26年度
てんしゃば事業報告
1.概要
地域の皆様を始め保護者の皆様のご理解とご協力のもとに、地域住人として生活を送
ることができています。利用者自身の意思を大切にし、個々の生活や余暇の支援の充実
に努める他、地域の活動等に積極的に参加して、同じ地域で生活する者としての認識を
深 め て い ただ く こ と に も 努 力 して ま い り ま し た 。
ま た 、 あ す か A ( 女 性 3 名 )、 西 隆 館 ( 単 身 型 ホ ー ム 女 性 1 名 ) を 新 設 し 、 グ ル ー プ
ホ ー ム て んし ゃ ば の 定 員 増 を 行い ま し た 。
2 . 入 居 定員 ( 現 入 居 者 数 )
定 員 ( 入居 者 数 )
女 性 4 名 (3 名 )
女 性 1 名 (1 名 )
男 性 4 名 (4 名 )
女 性 3 名 (3 名 )
女 性 5 名 (5 名 )
て ん し ゃば
西 隆 館 (サ テラ イ ト 型 住 居 )
そら
あすかA
あすかB
3 . 日 中 の活 動 場 所
陽光園
て ん し ゃば
西隆館
そら
1
あすかA
1
あすかB
2
9 . 主 な 行事 等
行事 ・研 修 等
◎ バ ー ベキ ュー 大 会
◎花見
◎ 日 帰 り旅 行 等
第二 陽 光 園 ふ ら っ ぐ
1
2
他法人事業所
一般就労
1
1
2
2
3
地 域行 事 等
◎ 地 区の 夏祭 り に 参 加
◎ 市 民一 斉清 に 掃 参 加
平成26年度
ういず
事業報告
1.概要
学校就学中の障がい児を対象として、放課後や夏休み等の長期休暇中において、彼ら
の活動の場を設け、遊びや学習や運動を通じ、彼らの生活全般の質の向上につとめて
きました。さらに、個別に利用計画を作成し一人一人の個性や特性を重んじた支援を
心がけると共に各学校や他事業所との連携にも努めてまいりました。
また、職員の資質向上を目指し、勉強会や研修会に参加させ、質の高い支援を目指し
て努力してきました。
2.事業内容
一人一人の特性に応じた個別プログラムを作成し計画にそった個別及び集団支援を行
いました
① 定員
10名(登録21名)
② 対象児童
知的障害児・発達障害児等
③ 活動内容
生活支援・遊び支援・学習支援・健康チェック・保護者支援・
送迎支援
3.利用状況
利用者の推移
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
開所日数
21日
20日
21日
22日
19日
20日
22日
18日
19日
19日
19日
22日
総利用者数
172人 167人 175人 208人 191人 178人 198人 169人 187人 192人 203人 237人
一日あたりの
8.2人 8.3人 8.3人 9.4人 10.0人 8.9人 9.0人 9.4人 9.8人 10.1人 10.6人 10.7人
利用者数
年間を通しての一日利用者数は、平均 9.4 人でした。前年度の平均 4.3 人からは倍増し、
年度後半の1月、2月、3月は、定員を上回る実績が得られました。今後もさらに充
実した支援を行い、他との差別化を一層はかっていき、利用率アップに努めていきた
いと思っています。
平成26年度
ほっと事業報告
1、概要
館林市、板倉町、明和町、千代田町、邑楽町から相談支援事業の委託を受
け、地域で生活をしていく様々な問題について、障がいのある人や家族からの
相談を受け、必要な情報の提供、障害福祉サービスの利用支援、権利擁護の
ために必要な援助の他、サービス等利用計画の作成を行ってきました。
【事業内容】
(1)一般相談支援
(2)特定相談支援
(3)障害児相談支援
(4)地域移行支援
(5)地域定着支援
(6)虐待防止センター
(7)他事業
相談員は、相談支援専門員の研修を修了した者や、有資格者を配置し、機能
強化として療育専門の相談員を含め8人体制で運営してきました。
2、相談支援事業の活動状況
実人数(人)
件数(関わ
りの回数)
館林市
板倉町
明和町
千代田町
邑楽町
合計
238
38
36
32
28
372
1622
260
251
121
159
2413
相談内容を見ると、成人のひきこもりの相談や登校拒否の相談が徐々に増
えてきました。児童の相談では、家族全体で支援の必要があるケースがあり、
地域や関係機関を含めて連携を図りながら対応してきました。
サービス等利用計画については、3年の移行期間の最終年度を迎え、行政
と連絡を取りながら、未作成の利用者を対象に計画を作成してきました。サ
ービス等利用計画については、本人が住み慣れた地域の中で、安心した生活
ができることを考えて作成をしてきました。