恐慌と景気循環

恐慌と景気循環
○恐慌の原因
1.新古典派経済学→大量失業の原因は労働者の高賃金
2.J・M・ケインズ→失業の原因は有効需要の不足
3.M・フリードマン→大恐慌の原因はマネーサプライの減少
4.J・A・シュンペーター(W・S・ジェヴォンズ)→景気循環論
○景気循環
1. C・ジュグラー(景気循環の父)→繁栄(好況)、恐慌、清算の三局面
2. R・W・バブソン→バブソン指数最小二乗法ラインから偏差(面積説)
3. N・D・コンドラチェフ→[約 50y]下り坂局面で技術革新(社会資本投資)
4. S・クズネッツ→[約 20y]建設投資循環
5. C・ジュグラー→[約 10y]設備投資循環
6. J・A・キッチン→[約 40m]在庫投資循環(穀物収穫説の人間心理強調 ver)
7. 複合循環論→より長期の循環が短期へ作用
8. B・ベリー→物価上昇率:実質経済成長率=コンドラチェフ:クズネッツ=1コ:2コ
○循環の特性
1.累積性→乗数と加速度の相互作用によるスパイラル過程
2.可逆性→ある点から反対方向に向けて進行
3.交替の規則性→「回復」「拡大」「後退」「収縮」
4.波及の規則性→「株価」「生産」「金利」ハーバード指数・景気動向指数
5.周期性
○循環
ミッチェル=バーンズ方向論:上昇期(拡大)「回復と拡大」下降期(収縮)「後退と収縮」
シュンペーター水準論:正常水準より上(好況)「繁栄と後退」下(不況)「沈滞と回復」
○景気循環の予測
「ビジネス・サーベイや消費者態度調査」「段階的接近法」「マクロ計量経済モデル」
「景気指数(景気先行指数)」
→「バブソン図表」タイムラグの規則性
→「ハーバード景気指数」時間的継起法:A 株式債券市場 B 商品市場 C 金融市場
→DI(ディフュージョン・インデックス)や CI(コンポジット・インデックス)