SLD 実験

SLC 加速器
SLD 実験
1988~2000
(日米科学技術協力)
SLD 検出器
米国スタンフォード大学にある、長さ3km
の線型加速器(SLC)により、電子と陽電
子を450億電子ボルトのエネルギーに加
速し、衝突させ、Z0粒子と呼ばれる素粒
子を生成し、素粒子検出器(SLD)により、
その素粒子反応を検出した。
東北大学グループは、粒子識別装置
(CRID)とCCDを用い、ミクロン単位の
分解能で素粒子の位置を測定する崩
壊点測定装置(VXD3)の開発を行った。
SLDでは、力の統一の重要なパラメータで
あるワインバーグ角の超精密測定や、重い
クォークの空間反転非対称性の研究などを
行った。
VXD3測定器
SLD
96枚の大型CCDを使用。 合計3億個
のピクセルを持ち、数ミクロンの精度で
素粒子の位置測定を行う。
他の測定(LEP)
ワインバーグ角の測定値。縦の棒の長さが誤差
を表す。 SLDが単独の測定として最も精度の
良い結果を出している。