平成27年4月21日 本郷小学校保護者 各位 文京区教育委員会 教育長 原口洋志 東洋ゴム工業(株)の免震材料を使用した区有施設について 4月21日の国土交通省の発表で、本郷小学校の使用している免震ゴム(高減衰 積層ゴム)に「地震の揺れを抑える所要の性能を有しない製品」が使われていたこ とが確認されたため、以下のとおりお知らせいたします。 1 本郷小学校の状況について 本郷小学校建設にあたっては、免震ゴムに加え「油圧ダンパー」も併用し、構 造体や二次部材の損傷を軽減するよう、より高い対地震性能を確保することを目 標として設計を行っております。 また、文京区は、平成23年3月11日の東日本大震災で震度5弱を記録いた しましたが、震災後に本郷小学校の建物及び免震ゴム等を確認したところ、損傷 は見られませんでした。 なお、国土交通省は、先に報道された、東洋ゴム工業(株)が製造した免震ゴ ムを使用した55棟について、 「震度6強から震度7程度の地震に対して、倒壊す るおそれがないことを確認した」と発表しております。 また、東洋ゴム工業(株)は、本郷小学校と同様な製品を使用した建物につい て、 「東日本大震災時に当該製品を使用し建設されていた東北地方(宮城県、秋田 県)の5棟の物件についても、震災後に異常があったという報告はないところで す。 」としております。 これらのことから、今回の免震ゴムの性能不足に対し、直ちに建物の安全性が 損なわれるとは考えにくく、引き続き児童の安全・安心に十分配慮しながら、通 常通り校舎を使用してまいります。 2 今後の対応 今後、東洋ゴム工業(株)に対し、免震ゴムの交換等、必要な対応を早急に行 うよう求めていくとともに、区としても保護者の皆様への早急な情報提供など、 児童の安全・安心のため最大限の努力をしてまいります。 文京区教育委員会学務課 03-5803-1296
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