意見開陳 (内容はクリックして下さい)

◆ 平成27年9月
教育常任委員会
公明党大阪府議会議員団の
内海
意見開陳
久子
でございます。
本委員会に提出されております諸議案について、我が会派の意見
と態度を申し上げます。
まず、今回採決はされませんが、第58号議案「公立大学法人大
阪府立大学に係る中期目標の一部を変更する件」について申し述べ
ます。
本件は、今議会の代表質問も一般質問も終了した後に突如提案さ
れました。提案内容は大阪市立大学との統合を「基本的な目標」に
位置づけようとするもので、府立大学の学生や受験生にとって大き
な影響があるばかりでなく、これまで有為の人材を多数輩出し、歴
史ある府立大学の今後を大きく左右する重大なものです。なぜこの
ような重大案件が、十分な議論をできないようなタイミングで「追
加提案」されるのでしょうか。全く納得のできるものではありませ
ん。
さらに、この中期目標の変更は法律上必須のものではないことに
加え、大学の統合を実現する上での課題となる、統合後の法人の設
置形態も定まっていないということです。本件については、その必
要性や課題への対応も含めて、府立大学がこれまで進めてきた活動
をさらに発展させ、公立大学としての存在価値をさらに高めていく
方向で、さらに時間をかけて検討する必要があると考えます。
次に、府立高校の入学者選抜制度について申し述べます。
平成28年度選抜においては、調査書の評定に絶対評価が導入さ
れるほか、受験機会が一本化される制度改定が行われます。代表質
問でも申し上げましたが、このように入試制度が短期間のうちにし
ばしば変更され、さらに数年先が分からないという状況では、大阪
の子どもたちは安心して受験することができません。選抜制度につ
いては、中学生やその保護者は、重大な関心を持って注目していま
す。平成29年度選抜も含めたこれからの入学者選抜制度について、
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今後はこれまでのように変更を繰り返すのではなく、安定した制度
を構築し、早く周知していただくことを、強く求めておきます。
以上申し述べましたとおり、本委員会に付託されている案件につ
いて、第58号議案、請願第6号及び第8号を除いて全て賛成であ
ることを表明し、我が会派の意見開陳といたします。
ご清聴ありがとうございました。
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