2014年度 環境活動ハイライト

2015 環境報告書
目次
トップメッセージ
事 業 紹介
― 2014 年度 環 境 活 動ハイライト ―
Special
Feature
環 境マネジメント
環境パフォーマンス
社 会とのかかわり
取り組み
光の価値を創造し
未来を明るく照らすために
自社 内の 樹 脂 廃 材を再 成 形!
クロ ーズド・リサイクルで
廃棄 物を削減
ここでは、スタンレーグループが取り組んだ
スタンレーグループでは、
廃棄物量削減の
新たな環境活動や注目すべき活動についてご報告します。
一環として、
2014年度クローズド・リサイクル※1
にチャレンジしました。これは社内より排出さ
れた廃棄物を破砕、
リペレット化し、
再成形し
製品
て社内で活用するものです。
2014 年度はポリカーボネート樹脂廃材を
スタイリッシュなデザインで「 魂 動 」を 表 現
照明キャノピースイッチ※2に取り付ける節電タ
当 社 製 の L E D で 省エ ネ と安 全 性 を 実 現
グとして再成形しました。廃棄物削減量として
は僅かですが、リサイクル活動および不要時
CX-5(マツダ株式会社様)には、当社LED ヘッドランプおよびLEDリアコンビ
の照明消灯活動の啓蒙に役立てています。
ネーションランプが搭載されています。LED 仕様の採用により省電力化が実現
※1 自社内で発生したプラスチック廃棄 物を自社で使 用する
こどう
し、CX-5のデザインテーマ「魂 動」をLED点灯シグネチャーで表現することがで
別用途へ成形する再循環システム
きました。
※2 照明器具に取り付けるひも付きのスイッチ
また、LED ヘッドランプには、日本 車初となるLEDのセグメント制御による
▶詳細は 21ページ
ADB仕様も搭載され、夜間走行の安全性が向上しています。
▶詳細は 22ページ
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2015 環境報告書
目次
トップメッセージ
事 業 紹介
Special
Feature
環 境マネジメント
環境パフォーマンス
社 会とのかかわり
― 2014 年度 環 境 活 動ハイライト ―
光の価値を創造し未来を明るく照らすために
製品
取り組み
明るさと省エネルギ ーを両 立
東 南 アジ ア地 域 での
幻 想 的な演出が 可能 な
超挟 角LED投光 器と
高 天 井 用 L E D 照 明 ユ ニット
クラゲ展示数世界一を誇る山形県鶴岡市立
加茂 水族館で当社の超 狭 角 LED 投光器と高
天井用 LED照明ユニットが採用されています。
当 社 独自の 光 学レンズ を採 用したLED 投
光器は、効率良く光を取り出すことができるた
め、消費電力21Wと非常に少ない電力で水中
に光が射しているような鋭い明かりを実現し
ています。高天井用LED照明ユニットは、シン
省エネルギ ーを目指して
インドネシアで
太陽電池付街路灯の実証実験
Voice
何度見ても飽きのこない光を
鶴岡製作所 管理部門
眞田 荘幸 さん
きっかけは加茂 水 族 館
改築電気設備業者から「スタンレー製
当 社で は、
(一 社 )日本 照 明 工 業 会 が 受 託さ れ
ている国委託事 業の「 2015 年度 省エネルギー等
国 際 標 準 開発」太 陽電 池付 LED 街 路 灯 実 証 実 験
ワーキンググループに参加しています。
インド ネシア ス タ ンレ ー
LED照明を紹介いただきたい」と電話
および 参 加メーカー の 現 地
を受けたことでした。その後、
関係事業
工場内に当社 製 太 陽電 池付
部や総務部門長とともに何度も現場に
足を運びました。その苦労が報われ、
ク
街路灯を設置し、データ収集
プルな構造により、薄型・軽量化を図りました。
ラゲ大水槽や淡水魚コーナー等の照明
を実 施しています。取得した
クラゲや淡水魚が泳ぐ美しく幻想的な演出に
器具として採用いただきました。当社
データを元に、太陽電池付街
寄与しています。
採用されたLEDはスタンレー鶴岡製作所で
製造されており、地域活性化にもつながってい
ます。
LED照明による水槽の演出は、何度見
ても飽きのこない素晴らしいものです
路灯の導入・普及に取り組み、
のでぜひご覧ください。これからも当製
東 南 アジ ア地 域における省
品を採用いただけるよう地元企業へPR
していきます。
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エネルギ ー へ の貢 献を目指
しています。
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環 境マネジメント
環境パフォーマンス
社 会とのかかわり
― 2014 年度 環 境 活 動ハイライト ―
光の価値を創造し未来を明るく照らすために
取り組み
環 境 に配 慮した 工 場
A S I 新 1号 館 が 完 成
タイにあるエイシアンスタンレー( ASI)で
は、2014 年 4月に新工場(新1号館)が完成し
ました。新1号 館 は、LCD 一貫 生 産を 実 現し
た工場として、全世界への LCD 供給拠点とな
ります。
また、新1号 館 は 環 境 にやさしい 工場 を目
取り組み
指し、全照明にスタンレー製 LED 照明を導入
地球 温暖化対策の一環
しました。さらに人感センサーを設置し、人の
太 陽 光 発 電 設 備 を 導入
動きにより自動点灯する仕組みを取り入れる
など、積極的な省エネルギーを図っています。
秦野製作所の 6 号館屋上に340kWの太陽光発電設備を
導入し、2014 年 8月より稼働しました。総枚数1,512 枚の太
陽光パネルは工場立地法上の環境施設面積として2,200 ㎡
を加えることができました。
製作所受付には、太陽光発電の導入効果を広く知っても
Voice
軽量・高効率の太陽光パネルで
建物への荷重負荷軽減と高出力を実現
秦野製作所 管理部門
高田 公樹 さん(左)、江口 保則 さん(右)
らうため発電状況が確認できるモニターも設置しています。
太陽光パネルの設置は、建物への荷重負荷が問題でした。関係者と秦
太 陽 光 発電 設備の設 置は本 社社 屋や中 国・広 州スタン
野製作所内建物の構造や太陽光パネルの種類・特徴を比較検討した結
レーに続くもので、今後も地球温暖化対策の一環として導入
していきます。
果、6号館屋上に軽量かつ高効率の太陽光パネルを設置することが最適
であるとの結論に至りました。受付には発電モニターも設置していますの
でご来所の際はぜひご覧ください。
▶詳細は 20 ページ
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