北里大学学術国際交流活動の募集について

平成28年度(第29期)北里大学学術国際交流活動の募集について
北里大学は創立25周年記念事業の一環として,昭和62年度に北里学園学術振興基金(平成8年
度から北里大学学術国際交流基金に分離改称)を設定し,昭和63年度からこの基金の果実をもって
北里大学学術国際交流資金による助成を開始いたしました。
この助成は海外学術機関との学術国際交流活動に対し実施するものです。教育研究の国際化が必要
不可欠になった今日,この助成により本大学の教育研究活動がより一層進展し,国際社会に寄与する
一助となれば幸いです。
なお,本学ではこれまで,海外33学術機関(欧米6カ国,中国,韓国,タイ,インドネシア,ミ
ャンマー,カンボジア,モンゴル及びブラジル)との国際学術交流協定により,教育・研究を目的と
した教員,学生の交流が活発に行われてきましたが,更なる国際交流の活性化をめざすため,新たな
協定締結に向けた教育交流活動,研究交流活動や取組みに対しても支援いたします。
つきましては,平成28年度(第29期)北里大学学術国際交流活動の募集をいたしますので,ご
希望の方は下記により計画書をご提出ください。
記
Ⅰ.応募資格
1.原則として本学の専任の教員等で構成する組織であること。
2.過去にこの助成を受けた組織で,所定の期日までに報告書を提出していないものは応募できま
せん。
Ⅱ.申請手続き
募集期間
平成27年11月2日(月)~11月27日(金)
提 出 先
応募者は所属する学部等事務室へ計画書(助成金申請書)をご提出ください。
Ⅲ.決定通知
平成28年4月30日までに所属長に通知します。
Ⅳ.申請に際しての留意事項
1.募集,審査は次の2つに区分して取り扱います。
①教育交流活動
教育交流活動は原則として大学間,学部間によるものとします。
本学では,教育に関する交流活動や取り組みに対して,積極的に支援することとしています。
学部等が申請できる交流計画は1件とします。複数のプログラムを申請する場合は,1つの
交流計画として取り纏めてください。
②研究交流活動
研究交流は,原則として,学部等の研究の発展につながるものや,交流協定が締結(又は締
結を予定)されているものを対象とします。また,発展途上国における当該研究分野の発展
に寄与する交流計画に対しても積極的に支援することとしています。
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2.交流活動の範囲は次のとおりです。
①教育交流活動
ア.外国人留学生(私費留学生,外国人研修生等)・教員等の受け入れ
イ.学生・教員等の派遣
ウ.教育に関する情報交換
エ.その他教育交流に資するもの
②研究交流活動
ア.研究者の招聘,受け入れ
イ.研究者の派遣
ウ.共同研究の実施
エ.研究に関する情報交換
オ.その他研究交流に資するもの
3.原則として,海外学術機関との交流・連携を推進するため,海外学術機関との新たな協定締結
に向けた教育・研究交流や取り組みに対して支援することとしています。
4.長期に渡り本助成制度に採択された課題については,新しい取組みや工夫などを盛り込むこと
が望まれます。
5.この助成は将来にわたり継続して活動を行う組織への援助が目的です。将来の見通しを念頭に
計画をたててください。
ただし,助成は単年度を対象としているので,活動が2年以上にわたる場合は次年度にあらた
めて申請してください。
6.交流活動は,計画が学部等において認められ,助成の有無にかかわらず確実に実施できるもの
に限ります。
7.この助成はあくまでも活動経費の一部を補填するものですので,主たるものは学部等予算,外
部からの助成等によることが必要です。
8.1件あたりの助成額は 1,000 千円を超えないものとし,対象経費は渡航費・滞在費に限ります。
Ⅴ.交流計画書作成上の注意
次の各項にご注意ください。
1.交流計画書(助成金申請書)は,本学のホームページからダウンロードして作成すること。
ただし,所定の様式を変更することは認めないので留意すること。(手書きや切り貼りしたも
のは不可とします。)
2.交流計画書(助成金申請書)は学術交流の内容により様式1(教育交流活動)または様式2(研
究交流活動)を使用すること。
3.「申請組織名」は学部,学科等の組織で申請する場合には組織名,教員等が共同して申請する
場合には共同申請者の氏名を記入すること。
4.「交流組織」は当該交流活動に関係する申請機関および相手機関の代表者,教員,学生等全員
について記載すること。
5.「所属部門長」は所属する部門(学部等)の学部長,一般教育部長,学院長及び研究所長とす
ること。
6.「活動の全体経費」欄の渡航費・滞在費等は,教員,学生別に記載すること。なお,学生の経
費が学生自己負担の場合は(
)書きで示し,「合計」欄は学生負担額を除いた金額を記載す
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ること。
7.「交付申請額」は活動の全体経費の内,渡航費及び滞在費について,交付申請する金額(1,000
千円以下とし,千円未満は切り捨て)を記載すること。また,活動全体の所要経費に対する交
付申請額の割合を示すこと。
8.経費の算出方法
①渡航費(航空運賃等)について
渡航費(航空運賃等)は,等級の区分がある場合は,原則として最下級の運賃実費を助成の
対象経費とする。
②滞在費について
国家公務員等の旅費規程等を参考に次のとおりとする。
派遣
日当,宿泊費を合わせて国家公務員等の旅費に関する法律によるA地方(指定都市
および地域)は1日あたり 18 千円を上限とし,それ以外の地方は 12 千円を上限とす
る。
〔指定都市および地域〕
〈北米地域〉
北アメリカ大陸(メキシコ以南の地域を除く),グリーンランド,ハワイ
諸島,バミューダ諸島及びグアム並びにそれら周辺の島しょ(西インド諸
島及びマリアナ諸島〔グアムを除く〕を除く)
〈欧州地域〉
ヨーロッパ大陸(アゼルバイジャン,アルメニア,ウクライナ,ウズベキ
スタン,カザフスタン,キルギス,グルジア,タジキスタン,トルクメニ
スタン,ベラルーシ,モルドバ及びロシアを含み,トルコを除く),アイ
スランド,アイルランド,英国,マルタ及びキプロス並びにそれらの周辺
の島しょ(アゾレス諸島,マディラ諸島及びカナリア諸島を含む)
〈中近東地域〉
アラビア半島,アフガニスタン,イスラエル,イラク,イラン,クウェー
ト,ヨルダン,シリア,トルコ及びレバノン並びにそれらの周辺の島しよ
〈アジア地域〉
アジア大陸(アゼルバイジャン,アルメニア,ウクライナ,ウズベキスタ
ン,カザフスタン,キルギス,グルジア,タジキスタン,トルクメニスタ
ン,ベラルーシ,モルドバ,ロシア及び前号に定める地域を除く),イン
ドネシア,東ティモール,フィリピン及びボルネオ並びにそれらの周辺の
島しょ(本邦を除く)
〈中南米地域〉
メキシコ以南の北アメリカ大陸,南アメリカ大陸,西インド諸島及びイー
スター並びにそれらの周辺の島しょ
〈大洋州地域〉
オーストラリア大陸及びニュージーランド並びにそれらの周辺の島しょ
並びにポリネシア海域,ミクロネシア海域及びメラネシア海域にある島し
ょ(ハワイ諸島及びグアムを除く)
〈アフリカ地域〉 アフリカ大陸,マダガスカル,マスカレーニュ諸島及びセーシェル諸島並
びにそれらの周辺の島しょ(アゾレス諸島,マディラ諸島及びカナリア諸
島を除く)
〈南極地域〉
南極大陸及び周辺の島しょ
招聘・受け入れ
日当,宿泊費を合わせて1日あたり 12 千円を上限とする。
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お問い合わせ先
学部等事務室 又は
国際部事務室(042-778-7948)
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北里大学学術国際交流資金規程
平成 8年12月20日制定
平成 9年 7月18日改正
平成13年10月19日改正
平成18年10月 1日改正
平成19年10月19日改正
平成20年 4月 1日改正
平成22年11月19日改正
平成25年10月18日改正
(趣旨)
第1条
この規程は、北里大学学術国際交流基金規程第3条第1号の定めに基づき、基金の果実(北里
大学学術国際交流資金。以下「本資金」という。)の取扱いについて、必要な事項を定めるものと
する。
(本資金の目的)
第2条
本学は、海外学術機関との学術国際交流活動を促進するため、本資金により必要な助成を行
い、教育研究活動及び国際化の進展を図る。
(助成の方針)
第3条
本資金は、将来にわたり海外学術機関と継続して教育交流活動又は研究交流活動を行い、そ
れにより相当の成果が期待でき、相互の教育、研究及び診療の発展に寄与するものと認められる学
内組織に対し配分する。
2
本資金は、活動経費の一部を補填するものであるので、申請者は、主たる経費の財源確保に努め
るものとする。
3
助成の対象経費は、旅費交通費(渡航費及び滞在費)とする。
(資金)
第4条
本資金は年度ごとに総額4,500千円とし、一交流計画当たりの助成金は1,000千円を上限とす
る。
(活動の範囲)
第5条
(1)
教育交流活動及び研究交流活動の範囲は、次のとおりとする。
教育交流活動
ア
外国人留学生(私費留学生、外国人研修生等)の受入れ
イ
学部学生及び大学院学生の派遣
ウ
教育に関する情報交換
エ
その他教育交流に資するもの
(2)
研究交流活動
ア
研究者の招聘及び受入れ
イ
研究者の派遣
ウ
共同研究の実施
エ
研究に関する情報交換
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オ
大学院生等の海外学会発表
カ
その他研究交流に資するもの
(募集及び審査の取扱い)
第6条
2
募集及び審査は、前条に規定する教育交流活動及び研究交流活動の区分により取り扱う。
教育交流活動は、原則として大学間及び学部間によるものとする。
(審査委員会)
第7条
この規程に定める事項を取り扱うため、北里大学学術国際交流助成審査委員会(以下「審査
委員会」という。)を置く。
2
審査委員会に関する規程は、別に定める。
(申請要件)
第8条
交流計画書を提出できる者は、原則として本学の専任教員で構成する組織とし、かつ、申請
代表者は助教以上とする。
(申請手続)
第9条
申請代表者は、所定の様式により、交流計画書(助成金申請書を含む。)を前年度の11月30日
までに学長に提出する。
2
交流計画書には申請代表者、相手機関名、教育交流活動又は研究交流活動の区分、交流目的、交
流内容、交流活動の必要性、期待できる成果、招聘(受入れ)又は派遣計画、実績及び業績、経費の
見通し等を記載する。
(審査)
第10条
学長は、提出された交流計画を前年度の1月15日までに取りまとめ、審査委員会に審査を
付託する。
2
審査委員会は、別に定める判定基準に基づきこれを審査し、助成対象計画の候補(以下「候補」と
いう。)を学長に答申する。
(助成の決定)
第11条
学長は、答申のあった候補につき、北里大学学部長会の議を経て前年度の3月31日までに
学長が決定する。
2
助成が決定したときは、北里大学学術国際交流資金決定通知書により、学部長等を経て4月30日ま
でに申請代表者に通知する。
(計画変更の手続)
第12条
助成決定後、交流計画の中断、停止等により計画の期間を変更しようとするとき、又は計
画の内容に重大な変更を加えようとするときは、あらかじめ理由を付して学長に願い出るものとす
る。
(助成金の交付及び管理)
第13条
助成金は、当該年度の初めに申請代表者に交付する。
2
助成金は、申請代表者が所属する経理担当部署で管理する。
3
助成金の収支決算報告は、翌年度の4月30日までに申請代表者及び経理担当部署が作成しなければ
ならない。
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4
当該年度の助成金の未使用額は、北里研究所に帰属する。
(助成金の支出項目)
第14条
2
助成金の支出項目は、旅費交通費(渡航費及び滞在費)の費用とする。
旅費交通費は、北里研究所の定める規程等に準じて支出する。
(成果等の報告)
第15条
申請代表者は、翌年度の4月30日までに交流活動報告書(収支決算報告書を含む。)を作成
し、学長に提出する。
2
交流活動報告書(収支決算報告書を含む。)は、審査委員会で評価し、又は監査する。
(事務局)
第16条
この規程に関する事務は、国際部が担当する。
(細則)
第17条
この規程の運用に関し必要な事項については、細則を定める。
(改廃)
第18条
この規程の改廃は、審査委員会及び北里大学学部長会の議を経て北里研究所理事会におい
て決定する。
附
則
1
この規程は、平成9年4月1日から施行する。
2
この規程の施行に伴い、北里学園学術振興資金規程(昭和63年10月9日施行)及び北里学園学術振興
資金規程細則(平成7年4月1日施行)は、廃止する。
附
則
この規程は、平成9年7月18日から施行する。
附
則
この規程は、平成13年10月19日から施行する。
附
則
この規程は、平成18年10月1日から施行する。
附
則
この規程は、平成19年10月19日から施行する。
附
則
この規程は、平成20年4月1日から施行する。
附
則
この規程は、平成22年4月1日から施行する。
附
則
この規程は、平成25年10月18日から施行する。
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