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PRESS RELEASE
報道各位
平成26年11月吉日
古川美術館企画展
古川爲三郎生誕125年記念
「実業家の眼 愛蔵の美」展
取材、広報ご協力のお願い
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび、千種区の古川美術館において、創立者・古川爲三郎の生誕125年を記念
した展覧会「古川爲三郎生誕125年記念 実業家の眼 愛蔵の美」を開催する運びと
なりました。古川爲三郎は実業家として活動する傍ら、自身の邸宅を彩るための美術
品を蒐集するなど、美術愛好家としての側面を持っていました。古川美術館はその爲
三郎コレクションの寄贈を受け、1991年に開館しています。
本展は、爲三郎にとって特に思い入れの強かった作品や、美術品蒐集のきっかけと
なった刀剣類も展示する他、コレクションの核となっている重要な茶道具類も展示し、
古川美術館の礎となっている爲三郎コレクションを広くご紹介するものです。
つきましては、展覧会プレスリリースをお送りいたしますので、本展覧会の広報に
ご協力いただきたく、お願い申し上げます。
記
1.タイトル :企画展 古川爲三郎生誕125年記念「実業家の眼 愛蔵の美」
2.会
期:平成27年1月2日(金)~3月1日(日)
3.開館時間 :午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
4.休 館 日:月曜日
※但し1月12日(月・祝)は開館、翌13日(火)休館
5.会
場:古川美術館
6.主
催:公益財団法人 古川知足会
7.後
援:愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、
スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
8.観 覧 料 : 大人1000円 高大生500円 小中生300円
【お問い合わせ先】
公益財団法人 古川知足会 古川美術館・分館爲三郎記念館
電話052-763-1991 FAX052-763-1994(学芸課)
〒464-0066 名古屋市千種区池下町2丁目50番地
アクセス 名古屋市営地下鉄 東山線「池下」駅より徒歩3分
広報担当 山内綾子([email protected] )
展覧会担当学芸員 早川祥子([email protected] )
美術と数寄屋のおもてなし
FURUKAWA Art Museum
古 川 美 術 館
PRESS RELEASE
1.爲三郎愛蔵の刀剣初公開
美術品蒐集のきっかけとなった刀剣類を展示します。名古屋ゆかりの
刀工の名作から美しい刀装まで、実業家として厳しい日々の中で研ぎ
澄まされた爲三郎の審美眼が垣間見られます。
また実業家として交流のあった吉田茂の直筆の書も初公開。
2.愛蔵の美~思い入れの“この一点”
実業家として日本一をめざし、それ故に日本一の富士山を愛でた爲三郎。
中でも横山大観の「霊峰不二」を日々眺め、己を奮い立たせていました。
一方で、日々、美と語らう時間を大切し、前田青邨、上村松園、伊藤小坡
などの作品を愛で、格別に大切にしていました。そうした爲三郎にとって
思い入れの強い作品、また古川美術館の爲三郎コレクションの核となって
いる作品を紹介します。
3.芸術家の支援~若き芽を愛でる
洋画、日本画を問わず、東海地方を中心に活動する作家たちを支援してい
た爲三郎。日々、画廊や展覧会を巡って集めた、まだ若き日の大家たちの
初々しい作品を公開します。
4.長寿の美、生活の美~茶道具コレクション
爲三郎の居宅である爲春邸(現在は爲三郎記念館として公開)で、毎日
欠かさず嗜んでいた抹茶。その膨大な茶道具コレクションから一級の道具
を公開。
その他、爲三郎記念館(旧・邸宅)に季節ごとに設えていた愛蔵の作品、
洋画の大家たちの作品を一堂に公開します。
美術と数寄屋のおもてなし
FURUKAWA Art Museum
古 川 美 術 館
ピックアップ! 見逃せない作品
刀剣コレクション~美への開眼
昭和10年代より蒐集を始めた刀剣が、爲三郎
コレクションの第一歩でした。
日々、獅子のごとく激動の実業界を生き抜い
た爲三郎らしく、刀剣に興味を持ち始めます。
最初は刀そのものの鋭さに惹かれ、やみくも
に刀剣を集めていた爲三郎でしたが、やがて
刀の姿や刀装の美しさにも目覚めていくこと
になります。
◆【出品予定(初出品)】
短刀 伯耆守藤原信高
刀剣 和泉守藤原国貞
刀剣 対馬入道常光
他
大小拵えなど
爲三郎
刀剣を眺める若き日の写真
実業家としての側面
日本のみならず世界でも長寿の実業家として名を馳せた爲三郎は、時の政治家・
吉田茂に苦言を呈するなど、翁ならではのエピソードが残っています。
そして後日、吉田茂から届いたのが「門閑心静自清涼」の直筆の書。そこには
「古川爲三郎長叱正」とあり、爲三郎に叱られて直します、という意味の反省と
改心の言葉がしたためられていました。
時代の寵児として活躍したからこその爲三郎の秘蔵の書を合わせて公開。
愛蔵の美~思い入れの“この一点”その1
《富士は日本一のもの。そしてやはり横山大観の
富士は一番ですな》
100歳を超えて尚、第一線の実業家として活躍して
いた爲三郎は、自身の目指す日本一の姿を、横山
大観の富士に重ね合わせ、己を奮い立たせていま
した。大観が無窮の芸術を追い求め、日々富士と
向き合ったように。。。爲三郎にとって特別だっ
た横山大観の「霊峰不二」は、今なお、翁の心意
気を伝えてくれます。
横山大観「霊峰不二」1944年 古川美術館蔵
PRESS RELEASE
思い入れの“この一点”その2 ~皇后様の薔薇
《皇后様の薔薇だな》
岐阜出身の前田青邨を大変好んだ爲三郎は、中でもこの「薔薇」を大変愛していまし
た。この作品を前にすると、いつまでも飽かずに眺めていました。
この作品は前田青邨が傘寿のお祝いにと、香淳皇后よりのお手作りの薔薇を贈られて、
それを描いたものです。そうしたエピソードとともに、既に大家として不動の地位を
得ていた青邨が、たゆまず追及した「真の日本画の美」へのマチエールの重厚さに、
感銘を受けていましたようです。
他に、当時はさほど注目されていなかった伊藤小坡を数多く蒐集しています。
当館にとって、伊藤小坡の美人画コレクションは重要な核となっており、松
園と並び称される存在として、古川美術館は早くから紹介しています。
◆【主な出品作家】
横山大観、片岡球子、上村松園、伊藤小坡
芸術家の支援~若き芽を愛でる
これからの未来を期待される若き画家や、
愛知県を拠点として活動していた画家た
ちの作品を、日々見てあるくことを日課
としていた爲三郎。コレクションとして
残されている作品の中には、爲三郎との
交流の足跡が残されているものもありま
す。
巨木信仰を持ち、大きな木を切らせ
なかった爲三郎のエピソードに感銘
を受け、御神木を描いた作品
→
成田陽「御神木に鳩」古川美術館蔵
美術と数寄屋のおもてなし
FURUKAWA Art Museum
古 川 美 術 館
長寿の美、生活の美~茶道具コレクション
《長生きは芸術なり》
《百歳現役》
当時としては珍しかった103歳の長寿を全うした
爲三郎。しかも百歳を超えても、なお、現役で
活躍していたのは、爲三郎独自の美学によるも
のでした。その長寿を支えていたのが、毎日欠
かさず嗜んでいた抹茶。
毎日楽しんでいた抹茶道具は膨大な数にのぼり、
古川美術館の爲三郎コレクションの重要な一角
を成しています。
加藤卓男「ラスター彩草花文水指」
加藤卓男のラスター彩、荒川豊蔵、三輪休和。
当代一級の作家から、古の美を伝える茶道具ま
で、翁の長寿を支え、日々、生活の中で使われ
◆【出品作品】
荒川豊蔵 志野茶碗
ていた美の姿を紹介します。
三輪休和(10代) 萩焼茶碗 など
広報用写真
掲載可能画像は下記の2つです。画像データご希望の場合は御連絡ください。
メールにてお送りします。
上村松園「時鳥一声」 古川美術館蔵
横山大観「霊峰不二」1944年 古川美術館蔵
【お問い合わせ先】
公益財団法人 古川知足会 古川美術館・分館爲三郎記念館
電話052-763-1991 FAX052-763-1994(学芸課)
〒464-0066 名古屋市千種区池下町2丁目50番地
アクセス 名古屋市営地下鉄 東山線「池下」駅より徒歩3分
広報担当 山内綾子([email protected] )
展覧会担当学芸員 早川祥子([email protected] )
会期中のイベント
■美術講座
要予約
「横山大観の富士と爲三郎~コレクションへの道のり」
横山大観の富士を中心に、創立者・古川爲三郎翁の逸話も合わせてご紹介し
ます。103歳の長寿の秘訣が明らかにされるかも。
日時:2月5日(木)、2月22日(日)
いずれも13:30~14:30
※同内容の講座を実施します。いずれかの日をお選びください。
会場:古川美術館 会議室
参加費無料、要入館料
■ギャラリートーク
学芸員が展示の解説を行います
日時:1月2日(金)、1月17日(土)、1月31日(土)各14時~
場所:古川美術館 展示室
※1月17日は古川爲三郎生誕125年を記念して、
15時より爲三郎記念館にて特別ギャラリートークを開催します
参加費無料、要入館料
■ワークショップ「はまぐりでお雛さまつくり」要予約
はまぐりの殻を使ってお内裏様とお雛様をつくります。桃の節句の設えに。
日時:2月7日(土) 13:30~15:00
人数:16名(先着申込順)
参加費:500円
※要入館料、但しワークショップ参加の場合、
当日のみ有効の入館料特別割引
(大人300円引き)があります
■ワークショップ「バレンタイン和菓子作り」要予約
バレンタインに合わせて素敵な和菓子をつくりましょう
日時:2月12日(木)
午前の部10:30~12:00
午後の部 13:30~15:00
場所:古川美術館会議室
講師:京菓子処 梅屋光孝
参加費:1000円(和菓子3つと抹茶つき)
※要入館料、但しワークショップ参加の場合、当日のみ有効の入館料
特別割引(大人300円引き)があります
定員:各回16名 (先着申込順)
持ち物:エプロン(汚れてもよい服装)
爲三郎記念館でのイベント
■新春 気軽なお正月茶席
新春の華やぎをお抹茶とともに
日時:1月2日(金)~1月4日(日)
10:30~16:00
事前予約は不要、
当日フロントにて整理券を配布
参加費:500円 要入館料
場所:爲三郎記念館 邸内
■爲三郎誕生日茶会
要予約
爲三郎の生誕125年を記念し、翁が毎日愛飲した抹茶を縁の茶道具で
楽しみます。103歳で天寿を全うした爲三郎の長寿の秘訣も必見です!
日時:1月18日(日)
午前の部 10:30~
午後の部13:30~
場所:爲三郎記念館 邸内
参加費:1000円(お土産付 要入館料)
■中京伝統文化こどもいけ花教室 発表会
花道家 小川珊鶴氏による「中京伝統文化こどもいけ花教室」(文化庁
平成26年度伝統文化親子教室事業)の生徒たちの作品を、記念館の邸内に
飾ります。
日時:1月11日(日)~12日(月・祝)
会場:爲三郎記念館
【各種 お申込み 問合せ】
公益財団法人 古川知足会 古川美術館・分館爲三郎記念館
電話052-763-1991 FAX052-763-1994(学芸課)
〒464-0066 名古屋市千種区池下町2丁目50番地
アクセス 名古屋市営地下鉄 東山線「池下」駅より徒歩3分
広報担当
山内綾子([email protected] )
展覧会担当学芸員
早川祥子([email protected]