指導薬剤師資質向上のための タスクフォーススキルアップ研修 報告書

指導薬剤師資質向上のための
タスクフォーススキルアップ研修
報告書
平成 26 年 12 月 28 日(日) 10:00~17:00
大阪大学中之島センター 7 階
702 号室
主催:大阪大学薬学研究科課題解決型高度医療人養成プログラム運営委員会
プ
ロ
グ
ラ
ム
「指導薬剤師資質向上のためのタスクフォーススキルアップ研修」のご案内
平田
收正(大阪大学)
伊藤
栄次(近畿大学)
安原
智久(摂南大学)
拝啓
霜気の候、先生方に於かれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は近畿地区
のワークショップ開催に格別のご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度、近畿地区で本年度ワークショップにてタスクフォースを務めていただきました先生方
を対象に、
「指導薬剤師資質向上のためのタスクフォーススキルアップ研修」の実施を検討しております。
改訂モデル・コアカリキュラムを受けて大学教育が変わり、実務実習が変わる中で、ワークショップの
在り方も変わる可能性があり、全国レベルでの検討も始まっております。そのような中、改訂モデル・
コアカリキュラムやガイドラインの意図を共有することはもちろんですが、まずは現状のタスクフォー
スの在り方の確認と、今後の改訂モデル・コアカリキュラム対応実習の指導に資するワークショップに
繋がる第一歩を、皆様と共に始めたく思います。
つきましては、下記日程で予定しております「指導薬剤師資質向上のためのタスクフォーススキルア
ッ プ 研 修 」 へ の 参 加 を お 願 い い た し ま す 。 参 加 の 可 否 を 、 12 月 14 日 ( 日 ) ま で に 、 安 原
([email protected])までお願いいたします。
敬具
記
【日時】
平成 26 年 12 月 28 日(日) 10:00~17:00(予定)
【会場】
大阪大学中之島センター
主催:大阪大学薬学研究科
7階
702 号室
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島 4 丁目 3−53
課題解決型高度医療人養成プログラム運営委員会
定員:会場規模により、収容人数に制限がございます。希望者が殺到された場合は、ご希望に添えな
い場合があるかもしれません。予めご了承ください。
備考:ワークショップ形式で行います。昼食をご用意いたします。
<背景>
近年多様化・高度化する医療ニーズへ的確に対応し、未来にわたって健康長寿社会を実現するために
は、多職種連携による充実した地域医療に貢献できる高度医療人としての薬剤師の養成が喫緊の課題と
言えます。こういった社会的要請を背景に、来年度入学生から導入される改訂薬学教育モデル・コアカ
リキュラムでは、新たに主たる教育目標として「地域におけるチーム医療」が掲げられ、指導力を有し
地域医療で活躍できる薬剤師の輩出が強く求められています。
<意図>
薬の専門家として地域チーム医療を主導できる薬剤師の養成に必要な実務実習指導薬剤師の指導能力の
向上を目的とした課題解決型高度医療人養成プログラムの一環として、
「指導薬剤師資質向上のためのタ
スクフォーススキルアップ研修」を企画しました。
以上
指導薬剤師資質向上のためのタスクフォーススキルアップ研修
スケジュール
平成 26 年 12 月 28 日(日) 10:00~17:00
大阪大学中之島センター 7 階 702 号室
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島 4 丁目 3−53 TEL 06-6444-2100
主催:大阪大学薬学研究科課題解決型高度医療人養成プログラム運営委員会
ディレクター:
平田 收正(大阪大学)
チーフタスクフォース: 河野 武幸(摂南大学)
タスクフォース:
伊藤 栄次(近畿大学)、川崎 郁勇(武庫川女子大学)
会場責任者:
安原 智久(摂南大学)
事務局:
タスクフォースおよび参加者有志
【日 時】
【会 場】
グループ分け
A
B
C
D
小山 豊
(大阪大谷大学)
岩永 一範
(大阪薬科大学)
山岸 伸行
(京都薬科大学)
西村 克己
(神戸薬科大学)
寺岡 麗子
(神戸薬科大学)
今西 孝至
(京都薬科大学)
髙橋 稔
(姫路獨協大学)
清水 忠
(兵庫医療大学薬学部)
長井 紀章
(近畿大学)
木下 淳
(姫路獨協大学)
大森 志保
(兵庫医療大学)
角山 香織
(京都大学)
仁木 一順
(大阪大学)
坂野 理絵
(摂南大学薬学部)
串畑 太郎
(摂南大学薬学部)
中村 裕子
(中山薬局)
堀本 佳世子
(堀本薬局)
光岡 千賀子
(かなで薬局五位堂店)
竹谷 美賀子
(和駅東調剤薬局)
隠岐 英之
(マリー調剤薬局)
須崎 宏子
(ミヤケ薬局)
磯部 芳久
(鯉川中央薬局)
伊佐 勝彦
(奈良会営薬局)
徳谷 晃
(兵庫医科大学病院)
小山 裕之
(みやこ薬局北山店)
鈴木 靖規
(大阪薬科大学附属薬局)
大津山 裕美子
(洛和会音羽記念病院)
斎藤 俊子
(洛和会音羽病院)
冨田 里佳
(井野病院)
山本かおる
(親友会島原病院)
兼行 由佳
(関西労災病院)
12 月 28 日(日)(10:00 開始)
09:30
タスクフォース集合(大阪大学中之島センター
09:45-10:00
参加者受付
10:00-10:05
P
7 階 702 号室)
開会式(司会:河野)
ディレクター挨拶(平田)
プレアンケート
2分
3分
10:05-10:30
P
改訂モデル・コアカリキュラムに関して(平田)
25 分
10:30-10:45
P
「改訂コアカリで求められる学習目標とは」(安原)
15 分
10:45-12:15
12:15-12:40
S
P
SGD(昼食を含む)
発表(4 分/グループ)と合同討議(5 分)
90 分
25 分
12:40-12:55
P 「パフォーマンスを測る教育評価とは」(安原)
15 分
12:55-13:55
13:55-14:20
S
P
60 分
25 分
14:20-14:35
P 「真に参加型と呼べる学習方略とは」(安原)
15 分
14:35-16:05
16:05-16:30
S
P
SGD
発表(4 分/グループ)と合同討議(5 分)
90 分
25 分
16:30-16:35
16:35-16:45
P
P
ポストアンケート
閉会式(司会:安原)
報告書の依頼(報告書分担表、フォーマットの説明:安原)
チーフタスクフォース挨拶(河野)
ディレクター挨拶(平田)
5分
15 分
16:45-17:00
P
撤収作業(全員)
15 分
SGD
発表(4 分/グループ)と合同討議(5 分)
プレゼンテーション資料
要 求
学習者
評 価
[ 学 習 ]
目 標
ニーズ
制 約
必 要
学習のプロセス
大阪大学薬学研究科 課題解決型高度医療人養成プログラム運営委員会
指導薬剤師資質向上のための
タスクフォーススキルアップ研修
方 略
教育者
3
1
深
浅
模倣
想起
問題解決
自動化
コントロール
技能
知識
解釈
精神運動領域
認知領域
目標の分類
内面化
反応
受け入れ
態度・習慣
情意領域
改訂コアカリで求められる
学習目標とは
4
2
識
能
大 学 が 担 保 す る
パフォーマンス
技
態
大 学 が 担 保 す る
度
薬学部(6年制)は、国家から唯一薬剤師養成を認められた
機関であり、社会に対して薬剤師国家試験受験資格を持つ
卒業生の質を保証する
知
薬剤師国家試験
薬剤師に求められる資質
薬剤師国家試験が担保するもの、しないもの
GIOを達成するために必要な
具体的・観察可能な行動を示す
行動目標(SBOs)
Specific Behavioral Objectives
学習者が学習することにより
得られる成果を示す
一般目標(GIO)
General Instructional Objective
目標とは
7
5
学生がアウトカムに到達できる
学習方法を考える。
学生がそのアウトカムに到達したか否かを
評価する方法と基準を決める。
「よい薬剤師とは?」という疑問から始めて
望ましい卒業生の特性を定義する。
Outcome-based Education の流れ
• 教育を終えたときに学生が修得していると期
待される能力(outcome)を重視。
• ここでの修得は、単に知識を得ているという
ことだけでなく、実際に学生が学習したことを
実行できる能力(performance)を有しているこ
とを意味する。
• 学習成果基盤型教育では教育を終了したと
きに修得していることが期待されることをまず
定義し、そのエンドポイントに到達しうる教育
を責任もって提供する。
Outcome-based Education とは
8
6
出来たor出来ない
総括的評価向き
試験・ロールプレイ
客観性の追求
単一学年で達成
項目
機能
場面
評価基準
学年
6(4)年間通して徐々に達成
主観的な判断が必要
実践の場
形成的評価向き
どのぐらい上手にできたか
複合的な行為
大きなGIO・複合的SBOs
11
薬物療法を主体的に計画、実施、評価し、安全で有効な医
薬品の使用を推進するために、医薬品を供給し、調剤、服
薬指導、処方設計の提案等の薬学的管理を実践する能力
を有する。
(薬物療法における実践的能力)
医療の担い手として、豊かな人間性と生命の尊厳について
深い認識をもち、薬剤師の義務及び法令を遵守するととも
に、人の命と健康な生活を守る使命感、責任感及び倫理
観を有する。
(薬剤師としての心構え)
薬剤師として求められる基本的な資質
小さく分割された行為
示す範囲
従来のGIO・SBOs
– 大きなGIO
どのようなことを実際に「実践」するか
• 複合的SBOs
実践に必要な具体的な「行為」
• 資質-概念的な記述(ディプロマ・ポリシー)
パフォーマンスの記述ーGIOとSBOsとの違い
9
4役(司会・発表・PC・報告書)
抽選で当たった資質の下の
大きなGIOを設定する
(4~5個)
これからの作業
次世代を担う人材を育成する意欲と態度を有する。
(教育能力)
薬学・医療の進歩に対応するために、医療と医薬品を巡る社会的動向を把握し、生涯にわたり自己研鑽を続ける意欲と態度を有する。
(自己研鑽)
薬学・医療の進歩と改善に資するために、研究を遂行する意欲と問題発見・解決能力を有する。
(研究能力)
12
地域の保健、医療、福祉、介護及び行政等に参画・連携して、地域における人々の健康増進、公衆衛生の向上に貢献する能力を有する。
(地域の保健・医療における実践的能力)
薬物療法を主体的に計画、実施、評価し、安全で有効な医薬品の使用を推進するために、医薬品を供給し、調剤、服薬指導、処方設計の
提案等の薬学的管理を実践する能力を有する。
(薬物療法における実践的能力)
生体及び環境に対する医薬品・化学物質等の影響を理解するために必要な科学に関する基本的知識・技能・態度を有する。
(基礎的な科学力)
医療機関や地域における医療チームに積極的に参画し、相互の尊重のもとに薬剤師に求められる行動を適切にとる。
(チーム医療への参画)
患者・生活者、他職種から情報を適切に収集し、これらの人々に有益な情報を提供するためのコミュニケーション能力を有する。
(コミュニケーション能力)
患者の人権を尊重し、患者及びその家族の秘密を守り、常に患者・生活者の立場に立って、これらの人々の安全と利益を最優先する。
(患者・生活者本位の視点)
医療の担い手として、豊かな人間性と生命の尊厳について深い認識をもち、薬剤師の義務及び法令を遵守するとともに、人の命と健康な
生活を守る使命感、責任感及び倫理観を有する。
(薬剤師としての心構え)
薬剤師として求められる基本的な資質
10
1. ここに「大きなGIO」を書いてください。
2. 知識・技能・態度がすべて統合された遂行
能力であるパフォーマンスという概念で目
標を捉える。
3. パフォーマンスを表すことを明確に意識し
て作る。
4. 学生が素敵に力強く振る舞う姿を思い描い
て作ってください。
5. ○○○
「ここに資質が書いています」
○班
発表順: A → B → C→D
発表
4分
合同討論 5分
90分
このセッションの作業時間は、
お昼を含めて、
14
ここで確認
• 「大きなGIO」は具体的な能力を記述していますか?
• 「大きなGIO」が求める人物像をメンバーが共有してい
ますか?
• 教育を終えたときに学生が修得していると期待される
能力(outcome)を有していれば、卒業してもよい。
• きちんと記述された「大きなGIO」は、学習成果基盤型
教育におけるアウトカムに成り得る。
目 標
ニーズ
制 約
必 要
そもそも、「資質」に到達したか否かを、
測定していますか?
「資質」に到達した
学生だけに学位を与え、
卒業させていますか?
つまり何が大事かというと、
評 価
[ 学 習 ]
学習者
薬剤師として求められる基本的な資質
=学位授与の基準(≒卒業の基準)
3
要 求
学習のプロセス
教育者
資質とアウトカム
パフォーマンスを測る
教育評価とは
1
方 略
4
2
文脈性、シミュレーション、
真正の文脈
総括的評価
脱文脈性、統制された条件
機能
実践者自身
真正の評価、ポートフォリオ、
パフォーマンス評価
評価専門家、政策担当者
客観テスト、標準テスト、
学生調査など
主体
方法
質的データ
量的データ
データ
間主観性
客観性
複合性
基準
場面
形成的評価
分割可能性
項目
個人
集団
対象
指導、学生の成長、授業評価
アカウンタビリティ、質保証、
プログラム評価
構成主義、状況論
オルタナティヴ・アセスメントの
パラダイム
目的
学問的基盤 心理測定学、知能理論
心理測定学的パラダイム
学習評価のタイプ 2-心理測定 対 オルタナティヴ
学生がアウトカムに到達できる
学習方法を考える。
学生がそのアウトカムに到達したか否かを
評価する方法と基準を決める。
「よい薬剤師とは?」という疑問から始めて
望ましい卒業生の特性を定義する。
Outcome-based Education の流れ
7
5
何ができると思っているか?
何ができるか?
ある特定の文脈のもとで、さまざまな知識や技能などを用いながら行われる、
学習者自身の作品や実演(パフォーマンス)を直接に評価する方法
観察不可能
チェックリスト
評定尺度
Rubric
ピア評価
実技、制作物、
可視化
PBL、TBL、
レポート、論文、
プレゼンテーション
コンピテンス
(能力)
観察記録
観察可能
パフォーマンス課題
解釈
パフォーマンス
(作品、実演、行為、遂行)
パフォーマンス評価の概念図
– 学生の知識や技能などの表出を通じて、学習成果
を直接的に評価
• 直接評価
• NSSE(National Survey of Student Engagement )
• JCIRP(日本版大学生研究調査プログラム, 山田, 2012)
– 学生の学習行動や学習についての自己認識を通
じて、学習成果を間接的に評価
– 質問紙による「学生調査」
• 間接評価
学習評価のタイプ 1-直接 対 間接
8
6
正規分布
平均点±標準偏差
中央値
識別指数
–
–
–
–
出来るかどうかを見れるものか
被評価者(学生)が納得できる基準か
出来る子と出来ない子、上手な子と下手な子を区切れるか
記述語は学生の目標たりえる表現か
• 個人を対象とした評価の評価
–
–
–
–
• 集団を対象とした評価の評価
Rubric の作成に当たりー対象は個人
2 評価基準として、これから説明す
るRubricを作成する。評価を行う
場面はセッション3まで温める。
1 「大きなGIO」を1つ選んで、評価を
行う場面を想定し、評価基準を作
成する。
これからの作業
11
9
10
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
観点1
観点2
観点3
観点4
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
レベル4 レベル3 レベル2 レベル1
記述語
これが出来たらハードル飛べますか?
走れる
垂直に70cm飛べる
水平に100cm飛べる
安定した着地が出来る
– 助走しハードルを飛び越すことが出来る。
–
–
–
–
• 分割したらパフォーマンスは見れない
– specific なんだからそれは当然
• SBOs は分割可能性を重視している
Rubric の作成に当たりー項目は複合的
観点
(規準)
レベル
(基準)
12
– パフォーマンス課題は多く使われている
– 実技(医療・教員養成など)、演奏や美術作品(芸術分野)、製作物(PBL
など)、レポート・卒業論文、プレゼン・口頭試問など
– しかし、評価基準については設定されておらず、ほとんど主観・個人の評
価者にゆだねられていた
• ルーブリックへの注目
– パフォーマンスの質 → Rubric → 量的表現
パフォーマンスの質を段階的・多面的に評価するための評価基準表
• ルーブリックとは
Rubricの作成
–
–
–
–
発表順: A → B → C→D
発表
4分
合同討論 5分
60分
このセッションの作業時間は、
患者さんの服薬指導
下級生の実習指導
ボランティア活動
これらを限りなく模倣した状況
• 現実に即した、主観的で運不運のある課題
– 客観的臨床能力試験-OSCE
– 大学入試センター試験
– 薬剤師国家試験
• 現実から切り離された客観的で平等な試験
Rubric の作成に当たりー場面は文脈的
15
13
3
2
1
評価者によらず、3なら3、2なら2となるような
具体的な行為を示す記述語を工夫する
×
×
×
×
×
×
0
14
○班
1に満たない
のは0
合格基準をどこにするのかも設定する
4
大きなGIOへの到達を見るために必要
な項目を考える。
ただし、分割しすぎて、パフォーマンスを
見れなくなってしまわないように注意
観点\レベル
(大きなGIO)の評価用ルーブリック
いくら位かけて
何時間位
SBOs
GIO
学習者
[ 学 習 ]
目 標
ニーズ
教育者
そのために必要な資源と
予算も明記する
SBOに到達し、GIOを達成する
のに必要な学習方法の選択と
順序を示す
学習者がどのように学ぶか
Learning Strategies (LS)
3
要 求
制 約
必 要
学習のプロセス
学習者
学習方略
真に参加型と呼べる
学習方略とは
1
方 略
評 価
4
2
釈
解
問題解決
起
想
狭
中
コ
ン
ピ
ュ
|
タ
狭
中
狭
レ
ポ
|
ト
7
1 大きなGIOの下の複合的SBOs(小
さなパフォーマンス)を設定する
(3~5個)
2 複合的SBOを満たしながら、大き
なGIOに到達する、6年間を通した
最適な学習方法などを検討する
これからの作業
変わったことを確認するのが
行動主義的な学習効果の評価原理
推論・吟味などの思考(Critical Thinking)や
問題解決型学習に通じるもの
自分がすでに持っている知識構造を通
して外界と相互作用しながら、新しい知
識を得、新しい知識構造を構成する
狭
模
型
観
察
記
録
学習したかどうかはすべてその人の
行動が変わることによって示される
狭
模
擬
患
者
実
地
試
験
「どのように学ぶかを理解すること」
広
筆
記
型
シミュレーションテスト
「わかったならやって見せなさい」
狭
客
観
試
験
構成主義的学習観
狭
口
頭
試
験
5
行動主義的学習観
測定範囲/hr
情意領域
(態度・習慣)
精神運動領域
(技能 )
認
知
領
域
行動領域
方 法
論
述
試
験
測定しようとする行動領域と評価方法
8
6
薬剤師 5名
補助者 5名
教員
薬剤師 5名
補助者 5名
薬剤師 1名
補助者 5名
演習室
講義室
模擬
薬局
演習室
1
2, 4
1
3
1
2
3
4
SGD
実習
講義
SGD
人的資源
場所
VTR
OHP
実習書
教科書
VTR
プリント
OHP
物的資源
学 習 方 略
LS SBOs 学習方法
模造紙で
90分
60分
90分
90分
時間
2000円 x 1
1000円 x 5
2000円 x 5
1000円 x 5
0
2000円 x 5
1000円 x 5
予算
4年後期 50人
○ グループ
11
実務実習
十全参加
SBOs
学習方法
場所
人的資源
物的資源
時間
評価
12
○ グループ
1.予算は考えずに、評価を考える。測定と価値判断は別でもよい
2.パフォーマンスを評価するためにどのような評価が必要か。
3.その評価に耐えうる方略は何か?
4.方法よりも人的資源や場所、時間、回数大事
5.構成主義的学習観、正統的周辺参加を意識した方略を。
LS
(大きなGIO)の学習方略
どのような認知過程と概念的構造が含まれるかを
問わず、どのような文脈を提供するのかを問う
早期体験学習
1.ここに「複合的SBOs」を記載する。
2.一つ一つが小さなパフォーマンスになるように。
3.評価方法も想像しながら立てていく
正当的周辺参加
1. ここに選んだ「大きなGIO」を記載する。
「薬物療法における実践的能力」
さまざまな社会的活動に
参与することを通して学ばれる習得実践
状況的学習
9
発表順: A → B → C→D
発表
4分
合同討論 5分
90分
このセッションの作業時間は、
13
配
布
用
資
料
識
能
大 学 が 担 保 す る
パフォーマンス
技
態
大 学 が 担 保 す る
度
薬学部(6年制)は、国家から唯一薬剤師養成を認められた
機関であり、社会に対して薬剤師国家試験受験資格を持つ
卒業生の質を保証する
知
薬剤師国家試験
薬剤師に求められる資質
薬剤師国家試験が担保するもの、しないもの
改訂コアカリで求められる
学習目標とは
3
1
学生がアウトカムに到達できる
学習方法を考える。
学生がそのアウトカムに到達したか否かを
評価する方法と基準を決める。
「よい薬剤師とは?」という疑問から始めて
望ましい卒業生の特性を定義する。
Outcome-based Education の流れ
• 教育を終えたときに学生が修得していると期
待される能力(outcome)を重視。
• ここでの修得は、単に知識を得ているという
ことだけでなく、実際に学生が学習したことを
実行できる能力(performance)を有しているこ
とを意味する。
• 学習成果基盤型教育では教育を終了したと
きに修得していることが期待されることをまず
定義し、そのエンドポイントに到達しうる教育
を責任もって提供する。
Outcome-based Education とは
4
2
出来たor出来ない
総括的評価向き
試験・ロールプレイ
客観性の追求
単一学年で達成
項目
機能
場面
評価基準
学年
6(4)年間通して徐々に達成
主観的な判断が必要
実践の場
形成的評価向き
どのぐらい上手にできたか
複合的な行為
大きなGIO・複合的SBOs
抽選で当たった資質の下の
大きなGIOを設定する
(4~5個)
これからの作業
小さく分割された行為
示す範囲
従来のGIO・SBOs
– 大きなGIO
どのようなことを実際に「実践」するか
• 複合的SBOs
実践に必要な具体的な「行為」
• 資質-概念的な記述(ディプロマ・ポリシー)
パフォーマンスの記述ーGIOとSBOsとの違い
7
5
○班
1. ここに「大きなGIO」を書いてください。
2. 知識・技能・態度がすべて統合された遂行
能力であるパフォーマンスという概念で目
標を捉える。
3. パフォーマンスを表すことを明確に意識し
て作る。
4. 学生が素敵に力強く振る舞う姿を思い描い
て作ってください。
5. ○○○
「ここに資質が書いています」
次世代を担う人材を育成する意欲と態度を有する。
(教育能力)
薬学・医療の進歩に対応するために、医療と医薬品を巡る社会的動向を把握し、生涯にわたり自己研鑽を続ける意欲と態度を有する。
(自己研鑽)
薬学・医療の進歩と改善に資するために、研究を遂行する意欲と問題発見・解決能力を有する。
(研究能力)
地域の保健、医療、福祉、介護及び行政等に参画・連携して、地域における人々の健康増進、公衆衛生の向上に貢献する能力を有する。
(地域の保健・医療における実践的能力)
薬物療法を主体的に計画、実施、評価し、安全で有効な医薬品の使用を推進するために、医薬品を供給し、調剤、服薬指導、処方設計の
提案等の薬学的管理を実践する能力を有する。
(薬物療法における実践的能力)
生体及び環境に対する医薬品・化学物質等の影響を理解するために必要な科学に関する基本的知識・技能・態度を有する。
(基礎的な科学力)
医療機関や地域における医療チームに積極的に参画し、相互の尊重のもとに薬剤師に求められる行動を適切にとる。
(チーム医療への参画)
患者・生活者、他職種から情報を適切に収集し、これらの人々に有益な情報を提供するためのコミュニケーション能力を有する。
(コミュニケーション能力)
患者の人権を尊重し、患者及びその家族の秘密を守り、常に患者・生活者の立場に立って、これらの人々の安全と利益を最優先する。
(患者・生活者本位の視点)
医療の担い手として、豊かな人間性と生命の尊厳について深い認識をもち、薬剤師の義務及び法令を遵守するとともに、人の命と健康な
生活を守る使命感、責任感及び倫理観を有する。
(薬剤師としての心構え)
薬剤師として求められる基本的な資質
6
1
パフォーマンスを測る
教育評価とは
資質とアウトカム
2
薬剤師として求められる基本的な資質
=学位授与の基準(≒卒業の基準)
• 教育を終えたときに学生が修得していると期待される
能力(outcome)を有していれば、卒業してもよい。
• きちんと記述された「大きなGIO」は、学習成果基盤型
教育におけるアウトカムに成り得る。
これからの作業
1 「大きなGIO」を1つ選んで、評価を行う場面
を想定し、評価基準を作成する。
ここで確認
• 「大きなGIO」は具体的な能力を記述していますか?
• 「大きなGIO」が求める人物像をメンバーが共有してい
ますか?
2 評価基準として、これから説明するRubric
を作成する。評価を行う場面はセッション3
まで温める。
3
4
つまり何が大事かというと、
Outcome-based Education の流れ
「資質」に到達した
学生だけに学位を与え、
卒業させていますか?
「よい薬剤師とは?」という疑問から始めて
望ましい卒業生の特性を定義する。
学生がそのアウトカムに到達したか否かを
評価する方法と基準を決める。
そもそも、「資質」に到達したか否かを、
測定していますか?
学生がアウトカムに到達できる
学習方法を考える。
学習評価のタイプ 1-直接 対 間接
• 間接評価
5
6
学習評価のタイプ 2-心理測定 対 オルタナティヴ
心理測定学的パラダイム
何ができると思っているか?
– 学生の学習行動や学習についての自己認識を通
じて、学習成果を間接的に評価
– 質問紙による「学生調査」
• NSSE(National Survey of Student Engagement )
• JCIRP(日本版大学生研究調査プログラム, 山田, 2012)
学問的基盤 心理測定学、知能理論
何ができるか?
– 学生の知識や技能などの表出を通じて、学習成果
を直接的に評価
構成主義、状況論
目的
アカウンタビリティ、質保証、
プログラム評価
指導、学生の成長、授業評価
対象
集団
個人
項目
分割可能性
複合性
機能
総括的評価
形成的評価
脱文脈性、統制された条件
文脈性、シミュレーション、
真正の文脈
客観性
間主観性
場面
• 直接評価
オルタナティヴ・アセスメントの
パラダイム
基準
データ
量的データ
質的データ
主体
評価専門家、政策担当者
実践者自身
方法
客観テスト、標準テスト、
学生調査など
真正の評価、ポートフォリオ、
パフォーマンス評価
7
パフォーマンス評価の概念図
パフォーマンス
(作品、実演、行為、遂行)
パフォーマンス課題
• ルーブリックとは
パフォーマンスの質を段階的・多面的に評価するための評価基準表
– パフォーマンスの質 → Rubric → 量的表現
観察可能
• ルーブリックへの注目
観察記録
実技、制作物、
可視化
PBL、TBL、
レポート、論文、
プレゼンテーション
解釈
コンピテンス
(能力)
– パフォーマンス課題は多く使われている
– 実技(医療・教員養成など)、演奏や美術作品(芸術分野)、製作物(PBL
など)、レポート・卒業論文、プレゼン・口頭試問など
– しかし、評価基準については設定されておらず、ほとんど主観・個人の評
価者にゆだねられていた
チェックリスト
評定尺度
Rubric
ピア評価
レベル4 レベル3 レベル2 レベル1
観点
(規準)
観察不可能
ある特定の文脈のもとで、さまざまな知識や技能などを用いながら行われる、
学習者自身の作品や実演(パフォーマンス)を直接に評価する方法
Rubric の作成に当たりー対象は個人
9
• 集団を対象とした評価の評価
–
–
–
–
– 客観的臨床能力試験-OSCE
– 大学入試センター試験
– 薬剤師国家試験
• 現実に即した、主観的で運不運のある課題
–
–
–
–
患者さんの服薬指導
下級生の実習指導
ボランティア活動
これらを限りなく模倣した状況
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
観点3
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
観点4
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
記述語
10
Rubric の作成に当たりー項目は複合的
• 分割したらパフォーマンスは見れない
–
–
–
–
走れる
垂直に70cm飛べる
水平に100cm飛べる
安定した着地が出来る
これが出来たらハードル飛べますか?
– 助走しハードルを飛び越すことが出来る。
11
• 現実から切り離された客観的で平等な試験
・・・・・
観点2
– specific なんだからそれは当然
出来るかどうかを見れるものか
被評価者(学生)が納得できる基準か
出来る子と出来ない子、上手な子と下手な子を区切れるか
記述語は学生の目標たりえる表現か
Rubric の作成に当たりー場面は文脈的
観点1
レベル
(基準)
• SBOs は分割可能性を重視している
正規分布
平均点±標準偏差
中央値
識別指数
• 個人を対象とした評価の評価
–
–
–
–
8
Rubricの作成
12
(大きなGIO)の評価用ルーブリック
観点\レベル
4
3
2
○班
1
0
×
大きなGIOへの到達を見るために必要
な項目を考える。
ただし、分割しすぎて、パフォーマンスを
見れなくなってしまわないように注意
1に満たない
のは0
×
×
×
×
評価者によらず、3なら3、2なら2となるような
具体的な行為を示す記述語を工夫する
×
広
客
観
試
験
狭
筆
記
型
狭
模
擬
患
者
狭
模
型
中
コ
ン
ピ
ュ
|
タ
シミュレーションテスト
狭
実
地
試
験
中
観
察
記
録
変わったことを確認するのが
行動主義的な学習効果の評価原理
学習したかどうかはすべてその人の
行動が変わることによって示される
「わかったならやって見せなさい」
狭 狭
口
頭
試
験
1 大きなGIOの下の複合的SBOs(小
さなパフォーマンス)を設定する
(3~5個)
2 複合的SBOを満たしながら、大き
なGIOに到達する、6年間を通した
最適な学習方法などを検討する
測定範囲/hr
情意領域
(態度・習慣)
論
述
試
験
行動主義的学習観
3
釈
解
問題解決
起
想
法
精神運動領域
(技能 )
認
知
領
域
行動領域
方
測定しようとする行動領域と評価方法
これからの作業
真に参加型と呼べる
学習方略とは
1
狭
レ
ポ
|
ト
4
2
1.ここに「複合的SBOs」を記載する。
2.一つ一つが小さなパフォーマンスになるように。
3.評価方法も想像しながら立てていく
1. ここに選んだ「大きなGIO」を記載する。
「薬物療法における実践的能力」
推論・吟味などの思考(Critical Thinking)や
問題解決型学習に通じるもの
SBOs
学習方法
場所
人的資源
物的資源
8
6
時間
評価
○ グループ
実務実習
早期体験学習
1.予算は考えずに、評価を考える。測定と価値判断は別でもよい
2.パフォーマンスを評価するためにどのような評価が必要か。
3.その評価に耐えうる方略は何か?
4.方法よりも人的資源や場所、時間、回数大事
5.構成主義的学習観、正統的周辺参加を意識した方略を。
LS
(大きなGIO)の学習方略
十全参加
正当的周辺参加
どのような認知過程と概念的構造が含まれるかを
問わず、どのような文脈を提供するのかを問う
さまざまな社会的活動に
参与することを通して学ばれる習得実践
「どのように学ぶかを理解すること」
自分がすでに持っている知識構造を通
して外界と相互作用しながら、新しい知
識を得、新しい知識構造を構成する
状況的学習
構成主義的学習観
5
総合プレアンケート
賛成 ・
1. 学習成果基盤型教育とは、教育を終えたときに学生
が修得していると期待される能力を重視する。
2. パフォーマンスとは、評価者の前で学習者が見せる
偽装的振る舞いのことである。
3. 知識・技能・態度を統合した遂行能力は、ロールプ
レイで身につく。
4. 大学の中では、学習者の統合的遂行能力は十分に発
揮されない。
5. 平等な試験は学習者の能力を評価する最良の方法
である。
6. 評価の客観性を高めると、学習者個人の資質を測定
しやすくなる。
7. 知識・技能・態度ごとに評価を行うことで薬剤師と
しての資質の測定が確実になる。
8. ルーブリックの記述語は簡潔な方が評価者間での
ずれが少ない。
9. 外界と相互作用することで、学習者は新しい知識構
造を構成する。
10. 早期体験学習や実務実習では、何を経験するかより
も、どのような状況で経験するかが重要である。
氏名
どちらとも
いえない
・ 反対
総合ポストアンケート
賛成 ・
1. 学習成果基盤型教育とは、教育を終えたときに学生
が修得していると期待される能力を重視する。
2. パフォーマンスとは、評価者の前で学習者が見せる
偽装的振る舞いのことである。
3. 知識・技能・態度を統合した遂行能力は、ロールプ
レイで身につく。
4. 大学の中では、学習者の統合的遂行能力は十分に発
揮されない。
5. 平等な試験は学習者の能力を評価する最良の方法
である。
6. 評価の客観性を高めると、学習者個人の資質を測定
しやすくなる。
7. 知識・技能・態度ごとに評価を行うことで薬剤師と
しての資質の測定が確実になる。
8. ルーブリックの記述語は簡潔な方が評価者間での
ずれが少ない。
9. 外界と相互作用することで、学習者は新しい知識構
造を構成する。
10. 早期体験学習や実務実習では、何を経験するかより
も、どのような状況で経験するかが重要である。
氏名
どちらとも
いえない
・ 反対
○
8.ルーブリックの記述語は簡潔な方が評価者間でのずれが少ない。
○
11 28
○
7.知識・技能・態度ごとに評価を行うことで薬剤師としての資質の測定
が確実になる。
10.早期体験学習や実務実習では、何を経験するかよりも、どのような
状況で経験するかが重要である。
18 27
○
6.評価の客観性を高めると、学習者個人の資質を測定しやすくなる。
20 27
30 31
7 16
○
5.平等な試験は学習者の能力を評価する最良の方法である。
○
7 7
23 25
○
4.大学の中では、学習者の統合的遂行能力は十分に発揮されない。
9.外界と相互作用することで、学習者は新しい知識構造を構成する。
16 23
○
19 30
プレ ポスト
3.知識・技能・態度を統合した遂行能力は、ロールプレイで身につく。
反対
30 31
どちらとも
いえない
○
○
賛成
2.パフォーマンスとは、評価者の前で学習者が見せる偽装的振る舞い
のことである。
1.学習成果基盤型教育とは、教育を終えたときに学生が修得している
と期待される能力を重視する。
総合アンケート
プ
ロ
ダ
ク
ト
早期体験
(見学)
早期体験
(SGD)
講義(コミュニケーション)
ロールプレイ(コミュニケーション)※各学年
時に行う
講義(薬害)
SGD(薬害)
講義(ケアマネージャー)
講義(先輩薬剤師)
実習(ボランティア)
事前学習(ロールプレイ)
講義(医療制度)
実務実習
体験学習(地域包括センター)
体験学習(ケアマネージャーと同行)
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1年
1年
2年~4年
2年
2年
2年
2年
2年~4年
4年
4年
5年
5,6年
5,6年
学習方法
1
SB
Os
1年
LS
施設・居宅
センター
病院・薬局
講義室
実習室
老健、福祉施
設など
講義室
講義室
講義室
講義室
講義室
講義室
講義室
病院・薬局
場所
ケアマネー
ジャー・ヘル
パー
センター職員
医療スタッフ・患
者
教員
教員・模擬患者
施設スタッフ、
入居者など
薬剤師
ケアマネー
ジャー
教員
患者さん
模擬患者
他学部学生
教員
医療スタッフ・教
員
医療スタッフ・教
員
人的資源
物的資
源
プリント
SBO1.患者の背景を知り、患者に寄り添って相手の思い考えを共有する
時間
90分
90分
90分
90分
90分
90分
120分
120分
GIO:相手のバックグランドを把握し、寄り添って相手の思い・考えを共有す
ることができる。
レポート
レポート
観察記録
レポート
観察記録
レポート
レポート
レポート
観察記録
レポート
観察記録
観察記録
レポート
評価
A班
1. 相手のバックグランドを把握し、寄り添って相
手の思い・考えを共有することができるような
人になるための資質を身に付ける。
2. 薬剤師の義務および法令を守ることが、国民の
健康、命、権利を守ることにつながることを理
解し、法令順守に努める。
3. 自らの言動、態度が患者さんの人生に関わって
いるという意識をもって、患者さんやその周り
の人の環境と真摯に向き合う姿勢を身に付ける。
「薬剤師としての心構え」
A班
寄り添って相
手の思い・考え
を共有すること
ができる
入院患者の背
景の把握
地域(行政含
患者家族と患
む)で患者の情 者の情報を共
有できる
報を共有でき
る
在宅訪問患者
の背景の把握
個々に応じた
内容を聞ける
患者自らが背
景を話してもら
える関係を築
ける
来局患者の背
景の把握
3
4
観点\レベル
1
0
A班
在宅訪問に
なった目的を
聞ける
在宅訪問患者
の自宅にあが
り薬を渡す
×
×
×
初回問診表の 初回問診表を
意義を説明
渡して回収でき
×
し全て記入して る
もらう
2 合格
「相手のバックグランドを把握し、寄り添って相手の思い・考えを
共有することができるような人になるための資質を身に付ける。」
の評価用ルーブリック 場面:実習中
見学
体験
SGD
シミュレー
ション
1年 1
3年 1
3年 1
4年 2、3
学習方法
講義
SBOs
1年 1
LS
患者、家族
人的資源
学内
実習室
学内の
演習室
など
指導薬剤師
模擬患者
1年生
在宅・病 教員
棟・介護 患者、家族
施設(選
択制)
在宅・病 教員
棟・介護 患者、家族
施設
講義室
場所
1日
1日
×3回
90分
時間
シナリオ
120分
模造紙など 120分
なし
なし
なし
物的資源
B班
レポート
観察記録
レポート
レポート
レポート
評価
(当該者(患者及び家族・関係者)が健康で幸せな生活を送れるために、当
該者の社会的背景を考えて、当該者等と相談し、提案できる。)の学習方略
1. 当該者(患者及び家族・関係者)が健康で
幸せな生活を送れるために、当該者の社会
的背景を考えて、当該者等と相談し、提案
できる。
2. 人の命について深く理解するために、生ま
れてから死ぬまでの生涯に医療人として主
体的に関わる。
3. 医療人として患者の利益および人権を最優
先に考えるようになるために、法令を正し
く解釈し、行動に移すことができる。
「薬剤師としての心構え」
B班
提案
当該者の社会
的背景の情報
収集ができる
観点\レベル
患者が活用で
きる制度の情
報把握ができ
る
4
2
1
0
B班
×
多職種と連携し 患者・キーパー 病状・介護度の
た病状・介護度 ソンの意向を踏 把握ができる
の把握
まえた病状・介
×
護度の把握が
できる
3
当該者(患者及び家族・関係者)が健康で幸せな生活を送れるために、
当該者の社会的背景を考えて、当該者等と相談し、提案できる
SBOs
1,3
1,3
3
2
2
1,2,3
1,2,3
1,2,3
LS
1
2
3
4
5
6
7
8
実務実習
実務実習
実習
ロールプレイ
講義
ロールプレイ
演習
見学
学習方法
薬局
病院
実地
実習室
講義室
実習室
大学
実地
場所
薬剤師・患者
薬剤師・患者
薬剤師
教員
教員
模擬患者
教員
薬剤師
人的資源
パソコン
物的資
源
11week
11week
2week
1.5h×2
1.5h×100
1.5h×2
1.5h×2
8h×5
時間
患者個々の治療に応じた必要な情報を収集し、
評価するの学習方略
記述試験
レポート
評価
C班
1. 患者個々の治療に応じた必要な情報を収集
し、評価する(判断する)
2. 患者の薬学的問題点を挙げ、解決案を提案
する
3. 患者の背景に配慮しながら服薬指導を実践
する
4. 薬物療法の効果判断を行い、必要であれば、
他のスタッフと共に情報を共有することで
適正化していく
「薬物療法における実践的能力」
C班
患者治療に必
要な情報を期
日内に効率的
に収集し、選
択できる
情報収集
(ヒトから)
提供
加工
情報の選択
情報収集
(モノから)
4
観点\レベル
収集した必要
情報を比較検
討し、より必
要な情報を選
択できる
3
患者治療に関
する必要情報
を収集する
2
C
患者(治療)
に関する情報
を網羅的に収
集する
1
の評価用ルーブリック
<患者個々の治療に応じた必要な情報を収集し、評価する(判断する)>
×
×
×
×
×
0
班
講義(医療コ
ミュニケーショ
ン)
演習(医療コ
ミュニケーショ
ン)
講義
治療
1 2
1 2
1 2
毎
年
3
4
講義(英語
析 情報)
演習(英語
3
4
解
早期体験(医療
コミュニケー
ション)
1
薬理 薬
動態
生
1
実習(有機
理)
1 2
生
2
講義(有機
理)
学習方法
1 2
SBOs
1
LS
講義室
講義室
地域の薬
局 病院
教員
教員
薬剤師
教員
模擬患者 教
員 学生
演習室
教員
教員
講義室
講義室
教員
教員
人的資源
実習室
講義室
場所
教員
ガイドライン
教員
教科書
実習書 必要
文献
教科書
物的資源
時間
1.ガイドラインを利用して担当患者の状態に適切な薬物療法を失礼のないように提案で
きる
2.カンファレンス参加して適切なメディカルスタッフと情報交換ができ、患者の腎機能、
肝機能に合わせた薬物療法を提案できる の学習方略
客観
客観
客観
客観
客観
客観
客観
客観
評価
D班
1. 患者さんの未来を思い描いた薬物療法を実践できる薬剤
師になるために、各種ガイドラインに精通し、腎機能、
肝機能などを評価した上で、全てのメディカルスタッフ
と協働して処方設計できるようになる。
2. 患者さんの服薬アドヒアランスが向上し、薬物療法が成
功するために、服薬アドヒアランスの維持の責任を担う
のは薬剤師であることを認識し、患者さんの背景を踏ま
えた薬剤の選択および服薬指導ができるようになる。
3. 切れ目のない薬物療法を患者さんに提供するために、入
院前、退院後をイメージして、薬局および病院薬剤師間
で、患者の想いを反映した薬物療法に関する情報を共有
できるようになる。
「薬物療法における実践的能力」
D班
担当患者の薬
物療法がガイ
ドラインに
従っているか
判断できる
飲みにケー
ションを自ら
企画し開催で
適切な相手と
情報交換が
できる
隣の人と楽し
く会話できる
患者の腎機能、 腎機能、肝機
肝機能に合わ 能の重症度を
せた薬物療法 判定できる
を提案できる
ガイドライン
を利用して担
当患者の状態
に適切な薬物
療法を選択で
きる
2
1
1
5
6
2
2
1
5
2
2
2
1
1
1
SBOs
5
5
5
LS
アドバンスト
OSCE(SGD)
自習
SGD
実習
実習(服薬指
導)
見学
学習方法
大学
薬局
カンファルーム
実習先
ベッドサ
イド
場所
教員
学生
学生
他学部
指導薬剤師
実習生
指導薬剤師
メディカルス
タッフ
患者 指導薬
剤師 メディ
カルスタッフ
患者 指導薬
剤師 メディ
カルスタッフ
人的資源
処方
処方
模擬データ
PC ガイド
ライン 書籍
薬歴 カルテ
カルテ 処方
箋 PC
ガイドライン
カルテ
箋
カルテ
箋
物的資源
口頭試験
30minX
2
4日
30minX
10
30minX
5
30minX
5
実地試験
(ルーブ
リック)
口頭試験
観察記録
(ルーブ
リック)
観察記録
(ルーブ
リック)
評価
時間
30minX
15
×
×
×
D班
飲みにケー
ションに参加
できる
カンファレン
スに参加でき
る
腎機能、肝機
能が正常域か
ら外れている
ことがわかる
×
0
D班
担当患者の疾
患についての
ガイドライン
を調べること
ができる
1
1.ガイドラインを利用して担当患者の状態に適切な薬物療法を失礼のないように提案で
きる
2.カンファレンス参加して適切なメディカルスタッフと情報交換ができ、患者の腎機能、
肝機能に合わせた薬物療法を提案できる の学習方略
全てのメディ
カルスタッフ
と協働できる
その後職場で
ご飯を一緒に
食べられる
腎機能、肝機
能の異常と患
者の薬物療法
との関連を推
測できる
腎機能、肝機
能などを評価
し処方提案が
できる
全てのメディ
カルスタッフ
と協働できる
ガイドライン
を利用して担
当患者の状態
に適切な薬物
療法を提案で
きる
各種ガイドラ
インに精通す
る
2
3
観点\レベル
4
の評価用ルーブリック
療法の処方設計できるようになる。
各種ガイドラインに精通し、腎機能、肝機能などを評価した上で、全
てのメディカルスタッフと協働して患者さんの未来を思い描いた薬物