寄宿舎の紹介 - 北海道白樺高等養護学校

寄宿舎の紹介
本校寄宿舎は、
昭和40年学校設立と同時にスタートし、昭和63年~平成3年度の校舎改築工事が行なわれ、
平成2年度より現在の場所に移りました。その後も平成22年度からの大規模改修工事を経て、現在に至ってい
ます。
平成 27 年度4月現在
舎生数~男子78名 女子33名 合計111名
寄宿舎指導員数~男性10名 女性14名 計24名
入舎している生徒は、遠隔地などで通学が困難な生徒が多くを占めていますが、近年では集団生活の経験や、
生活習慣の向上などを目的として入舎する生徒がいます。
男子棟と女子棟、それぞれ1部屋3~4名で編制しています。各学年の生徒を割り振りした舎室で、日常生活
や部屋ごとの活動をしたり、棟で行うレクリエーション、季節に応じた文化的な活動、室長会議・代表者会議・
総会など自治会を中心とした活動及び歓迎会・送別会・クリスマス会の行事での余興や料理などを行なっていま
す。
集団生活を行いながら、卒業後の社会に対応できるような生活指導や社会性(社会マナー)を身につけるため
の学習会や、生活の中で発生する問題に対処するための棟集会やオリエンテーションを行っています。
下記の項目について説明と生活の様子の画像があります。
日課表
・寄宿舎生活の規範となる
日課表を掲載しています。
寄宿舎教育目標
指導の柱
・経営計画より寄宿舎の
教育目標を抜粋してます。
寄宿舎施設
・寄宿舎の施設を男女棟に分けて画像を掲載
しています。表の番号を参考にしてください。
自治活動について
・自治会活動の様子と活動の画像を
掲載しています。
・白樺高等養護学校寄宿舎の
寄宿舎の3本柱の紹介です。
余暇活動、行事について
・余暇活動の様子と行事の説明と画像を
掲載しています。
保護者や学校との連携
・保護者や学校との連携の説明をしています。
月
6:30
7:00
7:30
日
課
水
木
火
起
舎
室
集
床
合
・
・
舎
洗
室
表
金
日
面
掃
除
朝
・
(配膳)
食
8:00
登
8:45
校
準
備
登
校
14:30
15:20
下
下校
自由時間
下校
入浴
自由時間
17:00
膳
校
自由時間
自由時間
舎室集合
(配膳)
)
食
由
時
夕
間
食
17:00
17:30
18:00
自由時間
係活動
舎
室
分
20:00
配
夕
自
18:25
19:00
下校
自由時間
(
17:30
18:00
下校
入浴
自由時間
担
舎
集
区
室
域
掃
自
舎室集合
動
舎室活動
間
洗 面
自由時間
面
由
19:00
除
活
洗
合
時
21:30
20:00
21:30
消
起床後の歯磨き・洗面の様子
灯
・
就
寝
食事当番
配膳の様子
寄宿舎教育目標
集団生活の中で個々の障害や発達課題に応じて、適切な指導・支援を行うことにより、基本的生活習慣を身につ
け、自分の生活をつくりあげる意欲や社会参加する力を育てる。また、多様な集団生活を通して人との関わりを
学び、青年期の幅広い人格形成を目指す。
(平成 27 年度
経営計画
Ⅷ 寄宿舎の運営
寄宿舎教育目標より)
白樺高等養護学校寄宿舎の指導の柱
~生活を営む力を育てる~
・日常生活に関することについて、日課を通して、継続、反復することで身辺処理能力の向上を図るととも
に、その目的や意味について指導している。
・自立(身辺処理の自立、精神的自立、社会的自立)を目指し、寄宿舎生活を通して、集団を活用した指導
を行っている。
~社会性を育てる~
・集団生活を通して、人との関わりや他者のことを考える機会を経験していく。
・あいさつや言葉づかいなどコミュニケーションについて、実生活での経験を通して進める。
~心を育てる~
・集団生活を通して、喜びや楽しみなど感情を共有しあう人間関係を目指す。
・お互いのことを考えた生活を送ることで、優しさや思いやりに触れ、感謝する気持ちなど感情を育む。
・各舎室での活動をはじめ、集団への帰属意識を持ち、集団の中での自分づくりを育てる。
・やってみたい、こうしたら良いという気持ちを育て、その思いを形にできるように支援する。
仮(平成27年度
研究紀要
寄宿舎研究より)
寄宿舎施設
写真
番号
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
施設設備
共用施設
男子棟
女子棟
玄 関
寄宿舎専用玄関(登下校・外出・帰省帰舎など利用)
ホール
夕食後自由時間談話室として使用
食 堂
学校共用 学校給食・寄宿舎 朝食、夕食
談話室
夕食後自由時間利用可能係活動 部屋会 学習会などに使用
浴 室
1F シャワー12 大浴槽1 小浴槽1
1F シャワー9 中浴槽1 小浴槽1
静養室
1F 静養者がいない時は娯楽室として使用 1F 静養者がいない時は娯楽室として使用
娯楽室
2F TV マンガ 遊具 パズル等あり
2F TV マンガ 遊具 パズル等あり
プレイルーム 2F 2室 A~DVD等 B~キーボード等
2F 1室 DVD キーボード 本等あり
洗面所
シャワーカラン 2 シャワーカラン 2 シャワーカラン 2 シャワーカラン 4
トイレ
ウォッシュレット2 ウォッシュレット2 ウォッシュレット5 ウォッシュレット5
洗濯室
全自動5台 二層式2台
全自動7台 二層式1台
全自動3台 二層式1台
全自動4台 二層式1台
舎室
(注1)
7室
15室
4室
6室
相談室 (注2) 1室 フリールーム 2室 フリールーム
2F 2室 フリールーム
多目的室(注3)
2F 1室 多目的フリールーム
注1~平成27年度現在の舎室数です。寄宿舎希望者や男女比により編成数が変わります。
注2~平成27年度現在の相談室数です。舎室編成により設置数が変動しますが、集団生活の中では必要な
場所と捉えて、現在数の設置を配慮しています。(各棟の舎室を転用)
注3~部屋活動や少人数での話し合いの場に使用する目的で設置しています。(女子棟の舎室を転用)
①-1
寄宿舎玄関
外観
登校、下校、外出、帰省など
この玄関を利用します。
③-1
食堂
男子棟浴室
脱衣室
入浴の準備をしてここに来ます。
入浴後の薬はここで塗布します。
⑥-1
男子棟
静養室
体調不良者が出た場合
ベンチなど片付けて静養します。
寄宿舎玄関
下駄箱
寄宿舎用の上履きに履き替えます。
体育館遊び用の靴も置いています。
③-2
寄宿舎生全員がこの場所で
朝食と夕食を食べます。
⑤-1
①-2
食堂
②
ホール
食堂と舎務室の間にあります。
夕食後~18:55 まで使用できます。
夕食の様子
④
談話室
食事のテーブルは舎室ごとに座り、 夕食後の自由時間に利用できます。
ご飯と味噌汁の配膳をします。
部屋会や係活動にも活用してます。
⑤-2
男子棟
浴室
12箇所のシャワーと浴槽で
約20人が入浴します。
⑥-2
男子棟
静養室
現在は静養者がいない場合、
娯楽室として利用しています。
⑤-3
女子棟
浴室
9箇所のシャワーと浴槽で、
約15人が入浴します。
⑥-3
女子棟
静養室
女子棟も男子棟と同じく
娯楽室として利用しています。
⑦-1
女子棟
娯楽室
テレビや遊具などあります。
テーブルで工作や読書を楽しみます。
⑧-1男子棟
プレイルームA
キーボードと電子ドラムなどあり
奥にはサンドバックがあります。
⑨
男子棟
洗面所
⑦-2
女子棟
娯楽室
棚には生徒から要望のあった
マンガや、パズルがあります。
⑧-2
男子棟
プレイルームB
DVD鑑賞、ダンスや
卓球もできます。
⑩
男子棟
トイレ
洗面、歯磨きはここで行います。 男子は小便器、大便器があります。
奥にシャワーが設置されています。 女子には和式便器もあります。
⑫-1
舎室
⑫-2
舎室
⑦-3
男子棟
娯楽室
男子棟はテレビの横の棚にマンガ、
横の棚に遊具とパズルがあります。
⑧-3
女子棟
プレイルーム
キーボードや読書を楽しんだり、
DVD鑑賞もできます。
⑪
女子棟
洗濯室
普段着などは全自動を使用します。
作業着は二層式を使用します。
⑫-3
舎室
一部屋、4名の部屋です。
二段ベットになっています。希望や
学習道具や雑誌やマンガなどの
机と棚とロッカーなどが1人分です。 配慮で場所を割り当てています。 私物、おやつなどを収納しています。
⑬
相談室
⑭
多目的室
寄宿舎の裏
個別の話し合いをしたり、静養室や
部屋会や話し合いの場所として
寄宿舎裏はグランドです。部活見学や
フリールームとして利用しています。 利用しています。(女子棟のみ)
自由時間に遊ぶことができます。
余暇活動、行事について
スポーツ、文化活動を通して、日常生活を楽しむ力を育成しています。自由時間を活用して、様々なスポーツ、
文化活動に触れる機会を設定しています。バスケットやバドミントン、野球やサッカーなど様々なスポーツを楽
しんだり、ギターやピアノなどの楽器の演奏、DVD 視聴やダンスなど他生徒と趣味を共有し、余暇の幅を広げて
います。また、男女棟でのレクリエーションでは、実行委員を選出して、舎生が企画した計画を実施させていま
す。寄宿舎全体の行事としては、新入舎生歓迎会、クリスマス会、送別会があり、文化係の実行委員を中心に準
備や運営をおこなっています。余興に出る人も、観る人もいずれも舎生達は楽しみながら参加しています。
歓迎会壁画制作(実行委員会)
クリスマス会 余興(余興希望者)
行事作品製作(製作希望者)
自治活動について
寄宿舎自治会では、書記局の活動や各係活動を通して、寄宿舎生が生活上の問題を自主的に解決し、自分達の
生活を自分達の手で生活しやすくするという考え方を基本に取り組んでいます。
『係への要望』では、寄宿舎で取り組んでみたい活動や、住みよい生活にするために、困っていること、解決
したい事柄を、舎室会議や代表者会議などを通して話し合い、
「どうすればできるのか?」
「なぜできないのか?」
「それはみんなのためになるか?」など様々な考え方に気づき、自治会の一員として自覚を持つことを目的に実
施しています。
保護者や学校との連携
年度始めに保護者懇談会をおこない連携を深めています。また、前期・後期の年間2回、寄宿舎生個々の生活
の様子をまとめた『寄宿舎の生活』を配付しています。このほかにも、年 4 回発行の『寄宿舎だより』を通して
寄宿舎の取り組みを知っていただき、寄宿舎への理解と協力を図っています。
学校、担任とは、学舎懇談や寄宿舎見学を通して寄宿舎生の状況を共有して、指導の共通理解を図り、個々の
課題等に応じながら、学習と生活の場面を考慮したきめ細やかな指導や、一人ひとりの教育的ニーズに応じた指
導を充実させていくよう努めています。