富山県立入善高等学校3年自然科学コース 実験Ⅰ 実験Ⅱ 食品に含まれるソルビン酸の効果 食品に含まれるソルビン酸の効果 実験Ⅲ実験Ⅲ ソルビン酸の効果 ソルビン酸の効果 動機 防腐剤とは? 【方法】 【方法】 【方法】 【方法】 ・食品添加物とはどんなものか詳しく知りたい! ・食品のパッケージに記載されている添加物が 本当に含まれているか確かめたい! 人に無害 かつ 食品を食べられる 状態に保つもの ・牛乳に、実験Ⅰで抽出した液をかける 【結果】 【結果】 1.電子天秤でソルビン酸を10~150mgはかる 2.牛乳40mLが入ったビーカーにそれぞれソルビン酸 を入れて混ぜる 3.次の日、ビーカーにサランラップをかける 1回目 実験Ⅰ食品からソルビン酸を検出 2回目 1回目 2回目 【結果】 【結果】 3週間後 1週間後 A:カビ発生 B:カビは発生しなかったが見た目が悪い C:ヨーグルトみたいになった A:分離していた B:分離していなかった 【使用薬品】 A ・2-チオバルビツール酸 A A 10mg ソルビン酸あり ・チョップドハム ・赤ウインナ- ・ビアソ-セージ ・ハム ・ウインナ- ・ハンバーグ ・フランクフルト ・ミルトポーク ソルビン酸カリウムあり ソルビン酸なし ・カルパス ・ちくわ ・魚肉ソーセージ A A B 40mg 【考察】 【考察】 B B 100mg 6.2-チオバルビツール酸 約0.1gを加え、加熱する 1回目 2回目 チョップドハム ○ ○ ウインナー ウインナー ○○ / / ハウ ムイ ( ン A ナ 社ー ) チ フ ビ 赤 ミ ハ ウ アハ ョ ラ ウ ルム ン ッ イ ン ソ イ ト ( ー ン バプ ク ポ B セー ド フ ン ナー 社ーグハルナ ー ー ク) ジ ム ト ○○ ○ ○ ○○ ○ ○ フランクフルト フランクフルト ○○ ハンバーグ × △ △ × カルパス ○ ○ カルパス ミルトポーク ミルトポーク 牛乳のみ × ○ ○ ○ 失敗 失敗 × カビが一切生えていなかった 3.0g/kg 食肉製品 鯨肉製品 魚肉製品 うに 2.0g/kg みそ マーガリン ジャム 魚介乾製品 1.0g/kg ケチャップ 0.5g/kg 人間も含め、生物に対する 危険性が大きい 牛乳40mL中 ソルビン酸40~80mg と換算できる まとめ 「牛乳のみ」がカビなかった ソルビン酸含有量 少ない チーズ ○:カビが生えた ○:カビが生えた ○ ×:カビが生えなかった × ×:カビが生えなかった △:カビが生えなかったが × △ 変化した △:カビが生えなかったが △ 変化した ソルビン酸含有量 多い ソルビン酸なし? ソルビン酸の使用限度 ソルビン酸を50mg,100mg入れた牛乳 ミルトポーク、ハンバーグは 2週間後もカビが生えなかった チョップドハムは カビがたくさん生えた 40mgと推測できる 使用限度は 人間も含め、生物に対する 危険性が小さい? 【考察】 食品にソルビン酸が含まれている カルパス、ちくわ、魚肉ソーセージは 黄色になった 100mg ○ ハム ハム 牛乳のみ ほとんどが赤橙色になった ○ ビアソーセージ ビアソーセージ ハンバーグ 赤色を示せば ソルビン酸が存在!! 【考察】 C 50mg カビを含めた生物に害を与える カビが生えていた チョップドハム ソルビン酸あり ソルビン酸カリウム ソルビン酸なし C 40mg 30mg カビが生えなかった 実験Ⅱの 実験Ⅱの 1回目 実験Ⅱの 2回目 実験Ⅱの 5.振り混ぜてから、 加熱沸騰させる B 20mg 牛乳のみ ソルビン酸を50mg以上入れた牛乳には ソルビン酸を10mg,20mg入れた牛乳 1.試験管に試料1~2gを 2.蒸留水約5mlを加え、 3.別の試験管に 細切りにして入れる 加熱沸騰させる 2の上澄み液を約2ml取る 4.0.05%の二クロム酸 カリウム硫酸酸性溶液 2mlを入れる 10mg 30mg 50mg A A 20mg 【実験方法】 魚 肉 ちソ カ くール わセパ ス ー ジ 牛乳のみ ・二クロム酸カリウム硫酸酸性溶液 【使用した試料】 【結果】 A 牛乳のみ 食品の抽出液を加えなかったため 食品に含まれる栄養分が 入らなかった ・身近にはたくさんの食品添加物があり、しっかりと使用基準を 定められ安全を保障されていると分かった。 ・失敗もあったが、ソルビン酸のカビ防止効果が凄いということ が分かっただけでもよかったと思う。 ・今後さらに食品中のソルビン酸の定量分析を行いたい。 参考文献 ・特に注意したい食品添加物 ・ウィキペディア ・厚生労働省(食品添加物) ・食の安全について(上野製薬株式会社) ・群馬県立高崎高等学校HP(SSH)
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