入札・契約制度の改善について 電子入札の導入に伴い、入札・契約制度のより一層の改善を図るため、 1.建設工事等の低入札価格調査制度及び最低制限価格制度の見直し 2.建設工事等に係る委託業務の低入札価格調査制度及び最低制限価格制度の 試行 3.委託業務の低入札価格調査制度の試行 4.特定委託業務に係る低入札価格調査制度及び最低制限価格制度の試行 これらについて、平成26年6月20日以降に入札公告又は指名競争入札の通 知を行う案件から実施しております。 なお、「4.特定委託業務に係る低入札価格調査制度及び最低制限価格制度の 試行」については、平成27年1月15日以降に入札公告又は指名競争入札の通 知を行う案件から実施しております。 1.建設工事等の低入札価格調査制度及び最低制限価格制度の見直し 公共工事の迅速かつ円滑な施工の確保に向けて、契約価格の適正化や実行あるダン ピング対策の充実を図るため、低入札価格調査基準価格及び最低制限価格の算定式を 次のとおり見直すとともに、低入札価格調査における価格による失格基準を見直しま した。 ※ 低入札価格調査制度は予定価格1,500万円以上の建設工事等に、最低制限価格制度は予定 価格1,500万円未満の建設工事等にそれぞれ適用 (1)低入札価格調査制度の見直しについて →「北千葉広域水道企業団建設工事等低入札価格調査試行実施要領」 ワード形式の様式はこちら→ ア.調査基準価格の見直し 国の低入札価格調査基準価格の見直しを受けて改正された中央公共工事契約制 度運用連絡協議会モデルに準拠して、低入札価格調査基準価格の算定式を変更し ました。 変更内容 (現 行) (変更後) 予定価格の100分の70の額(下限 額)から100分の90の額(上限額)の 範囲内で、下記①~④により算出した額の 合計額に、100分の 108を乗じて得た額 ① 直接工事費の 100分の95 ② 共通仮設費の 100分の90 ③ 現場管理費の 100分の80 ④ 一般管理費等の 100分の55 予定価格の100分の75 1 イ. 価格による失格基準の見直し 変更内容 (現 行) (変更後) 国庫補助対象工事及び予定価格5億円 ① 予定価格1,500万円以上の案件 以上の案件 次に掲げる額の合計額を下回ると 次に掲げる額を下回るときは、失格 きは、失格とする。 とする。 • 直接工事費の 100 分の 75 の額 • 共通仮設費の 100 分の 70 の額 ① 土木工事においては、予定価格の 100分の60の額 • 現場管理費の 100 分の 70 の額 ② 電気・機械等工事においては、予定 • 一般管理費等の 100 分の 30 の額 価格の100分の50の額 ② 国庫補助対象工事及び予定価格5億 円以上の案件 次に掲げるそれぞれの算定額のい ずれか一つを下回る場合は、失格とす る。 • 直接工事費の 100 分の 75 の額 • 共通仮設費の 100 分の 70 の額 • 現場管理費の 100 分の 70 の額 • 一般管理費等の 100 分の 30 の額 (2)最低制限価格の見直しについて →「北千葉広域水道企業団建設工事等最低制限価格制度試行実施要領」 低入札価格調査基準価格の算定式に準拠して、最低制限価格の算定式を変更し ました。 ア.最低制限価格の見直し 変更内容 (現 行) (変更後) 予定価格の100分の70の額(下限 額)から100分の90の額(上限額) の範囲内で、下記①~④により算出した 額の合計額 ① 直接工事費の 100分の95 ② 共通仮設費の 100分の90 ③ 現場管理費の 100分の80 ④ 一般管理費等の 100分の55 建築工事 予定価格の100分の75 建設工事に係る製造の請負 予定価格の100分の70 (用語説明) 低入札価格調査制度 工事又は製造その他についての請負契約の入札において、あらかじめ設定した調査基準価格 を下回る価格をもって入札した者があった場合、すぐに落札者を決定せず、当該契約の内容に 適合した履行がなされるかどうかを調査、決定する制度 最低制限価格制度 工事又は製造その他についての請負契約の入札において、当該契約の内容に適合した履行を 確保するため、あらかじめ最低制限価格を設けて、予定価格の範囲内で最低の価格をもって入 札した者であっても、最低制限価格を下回る場合には、これを落札者とせず、最低制限価格以 上で最低の価格をもって入札した者を落札者とする制度 2 2.建設工事等に係る委託業務の低入札価格調査制度及び最低制限価格制度の 試行 建設工事等に係る委託業務(建設工事に係る設計、測量、調査等の委託業務)のダ ンピング受注の防止及び公共工事の品質を確保する観点から、低入札価格調査制度及 び最低制限価格制度を以下のとおり試行します。 (1) 適用対象委託業務及び適用制度 ア.予定価格1,000万円以上の委託業務に、低入札価格調査制度を適用しま す。 →「北千葉広域水道企業団建設工事等に係る委託業務の低入札価格調査試行実 施要領」 イ.予定価格1,000万円未満の委託業務に、最低制限価格制度を適用します。 →「北千葉広域水道企業団建設工事等に係る委託業務の最低制限価格制度試行 実施要領」 (2) 低入札価格調査基準価格及び最低制限価格の算定方法 業種の区分 予定価格の100分の60から100分の80の範囲内で、次の①から④まで に掲げる額の合計とする。ただし、地質調査業務については、3分の2 から100分の85の範囲内とする。 ① 土木関係の建設コ ンサルタント業務 (注) ② ③ ④ その他原価の 100 分の 90 の額 技術経費の 100分の60の額 一般管理費等の 100 分の 30 の額 諸経費の 100分の60の額 直接経費の額 その他原価の 100 分の 90 の額 一般管理費等の 100 分の 30 の額 特別経費の額 技術料等経費の 100分の60の額 諸経費の100分の 60の額 - 補償関係コンサル タント業務 直接人件費 の額 直接人件費 の額 直接人件費 の額 直接経費の額 建築関係の建設コ ンサルタント業務 直接人件費 の額 測量業務 直接測量費 測量調査費 の額 の額 諸経費の100分 の40の額 地質調査業務 直接調査費 間接調査費の の額 100分の90の額 解析等調査業務費 の100分の75の額 直接経費の額 諸経費の100分の 40の額 (注)土木関係の建設コンサルタント業務については、それぞれの積算手法に応じた算定式を用いる。 (3) 低入札価格調査による失格判定基準 ・設計仕様等に適合しない場合 ・積算内訳書算出根拠が適正でない場合 ・法令違反や契約上の基本事項違反等であると認められる場合 ・上記のほか、適正な委託(業務)の履行がなされないと認められる場合 3 3.委託業務の低入札価格調査制度の試行 →「北千葉広域水道企業団委託業務低入札価格調査試行実施要領」 委託業務(建設工事に係る設計、測量、調査等の委託業務を除く)のダンピング受 注の防止及び委託業務の品質を確保する観点から、低入札価格調査制度を以下のとお り試行します。 (1)適用対象委託業務 予定価格500万円以上の委託業務(建設工事に係る設計、測量、調査等の委託 業務を除く) (2)低入札価格調査基準価格 予定価格の100分の70 (3)失格判定基準 ・仕様等に適合しない場合 ・積算内訳書算出根拠が適正でない場合 ・法令違反であると認められる場合 ・上記のほか、適正な業務の履行がなされないと認められる場合 4.特定委託業務に係る低入札価格調査制度及び最低制限価格制度の試行 →「北千葉広域水道企業団特定委託業務に係る低入札価格調査制度及び最低制限 価格制度試行実施要領」 北千葉広域水道企業団委託業務低入札価格調査試行実施要領第3条第3号に基づき、 企業長が特に著しい低価格での落札による労働環境の悪化や品質低下が懸念されると 認めた委託業務(以下「特定委託業務」という。)について、低入札価格長査制度及 び最低制限価格制度を以下のとおり試行します。 (1)適用対象業務 ・企業団が所有する庁舎等に係る次のアからエの維持管理業務であって、受託者 が常駐するもの。 ア 建物清掃 イ 電気・機械設備等保守管理(浄水場運転管理業務委託で行う保守管理業 務を除く。) ウ 警備 エ 建物総合管理 ・企業団が所有等する緑地等に係る次のアからエの維持管理業務 ア 緑地管理 イ 除草 ウ 樹木管理 エ 樹木等害虫駆除 (2)低入札価格調査制度による調査基準価格等 ・適用対象金額 予定価格1,000万円以上 ・調査基準価格 予定価格の80/100 ・価格失格判定基準 予定価格の70/100 4 (3)最低制限価格制度による失格基準等 ・適用対象金額 予定価格100万円以上1,000万円未満 ・最低制限価格 予定価格の70/100 5
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