ハッカソン + アワードから生まれた 7 作品の参加を決定

PRESS RELEASE Vol.2
2015 年 12 月 17 日
茨城県北芸術祭実行委員会
KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭
ハ ッ カ ソ ン + アワードから生まれた
7 作 品の参加を決定
http://k enpoku-art.jp/news
2015 年 12 月 17 日、茨城県北芸術祭実行委員会は、16 年秋に茨城県北 6 市町で開催される国際芸術
祭「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」への出展作品 7 作品を追加発表しました。
今 日、発 展 す る テ ク ノ ロ ジ ー と 多 様 化 す る ア ー ト は、新 た な ア ー ト の 制 作 方 法 を 生 み 出 し て い ま す 。
そのような手法のひとつとして注目されているのが「ハッカソン」 注 1 です。この動向を受け、茨城県
北 芸 術 祭 実 行 委 員 会 は、今 秋、国 内 の 芸 術 祭・国 際 展 で 初 開 催 と な る ア ー ト ハ ッ カ ソ ン「KENP OKU
Art Hack Day」を実施し、3 チームを選出いたしました。
来年 9 月 17 日より開催する「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」では、選考された 3 作品に加え、
国内で開催された3つのハッカソンと連携して、合計 7 作品を展示いたします。
出品作の内訳
1.「KENPOKU Art Hack Day」( 茨城県北芸術祭実行委員会主催 ) より 3 作品
2.「3331α Art Hack Day」(3331 alpha 主催、2015 年 ) より 2 作品
3.「CREATIVE HACK AWARD」( 『WIRED』日本版 主催、2015 年 ) より 1 作品
4. 「Bio Art Hackathon」( 金沢 21 世紀美術館主催、2015 年 ) より 1 作品
注 1: あ ら か じ め 決 め ら れ た 時 間 と テ ー マ の な か で、自 身 の ス キ ル を 使 い、 グ ル ー プ に よ る 議 論 と 試 行 錯 誤 を 通 じ て 作 品・ 製
品を制作する手法や 、 参 加 型 イ ベ ン ト 。
【報道関係者向けお問い合わせ先】
茨城県北芸術祭実行 委 員 会 東 京 事 務 局 広 報 担 当 ( エ ヌ ・ ア ン ド ・ エ ー ㈱ 内 )
TEL: 03-5545-362 7 F AX: 0 3 - 5 5 4 5 - 3 6 2 8 E m a i l: p r e s s @ k e n p o k u - ar t . j p
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茨城県北芸術祭実行委員会
1. 茨城県北芸術祭主催ハッカソン
『KENPOKU Art Hack Day』
参 加 者 は 茨 城 県 北 地 域 の 自 然・産 業・文 化 の 調 査・視 察 な ど を 通 し て、こ の 地 域 の 特 性 を 理 解 し、そ
こ か ら 得 ら れ る イ ン ス ピ レ ー シ ョ ン を 元 に 作 品 の ア イ デ ア を 提 案、さ ら に 試 作 制 作 ま で を グ ル ー プ 協
働で行いました。10 月 24 日∼25 日には実際に茨城県北地域を訪問し、その後アイディエーション(ア
イデア出し)を実施。自主的にチームを結成し、11 月 7 日∼8 日には東京でプロトタイプの制作を行
いました。そして審査員へのプレゼンテーションを経て、13 チームのなかから 3 チームの提案が公式
出展作品として選出されました。
選出作品
作品 名 : 干 渉する浮遊体
アー テ ィ ス ト:甲斐 桜、佐藤 大基 、水落 大、橋本 次郎、M a f u mi H i s h i d a、
柳澤 佑磨、アビル ショウゴ
ガ ラ ス の お 椀 の 中 に シ ャ ボ ン 玉 を 吹 く と、シ ャ ボ ン 玉 は 下 ま で 落 下
せ ず に、内 部 空 間 の 中 空 に 浮 遊 し、制 止 し た 美 し い 姿 を 見 せ ま す。
シ ャ ボ ン 玉 の 表 面 に は 周 囲 の 環 境 が 映 り 込 み、自 然、人、あ る い は
建築などを取り込みます。
選出理由
シ ャ ボ ン 玉 と は 消 え る も の。そ の 先 入 観 を 軽 快 に 裏 切 る の が こ
の 作 品 で あ る。本 当 に シ ャ ボ ン 玉 な の か と 目 を 疑 っ て し ま う ほ
ど の 安 定 感 を も っ て、空 中 に 浮 遊 す る。浮 遊 し な が ら、微 細 な
空 気 の 流 れ に 呼 応 し て、浮 き 沈 み、漂 い、結 び つ き、そ し て 消
滅 す る。そ し て 音 が、シ ャ ボ ン 玉 の 動 き に 感 情 を 与 え る。シ ャ
ボ ン 玉 の 科 学 者、ガ ラ ス 作 家、そ し て 音 や 映 像 と い っ た エ ン ジ
ニ ア の チ ー ム だ か ら 実 現 し た、ハ ッ カ ソ ン な ら で は の 作 品 で あ
り、驚 き を 感 じ さ せ る 作 品 だ っ た。ま た 芸 術 祭 で 展 開 す る に あ
た り、お お よ そ の 技 術 的 課 題 が ク リ ア さ れ て お り、運 用 面、予
算面も具体的に検討されている点も高く評価した。
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作品 名 : A Wonder Lasts but N i n e Da y s ∼友子の噂∼
アー テ ィ ス ト:Kanako Saito、加 藤 誠洋、岩沢 卓、増田 拓哉
日鉱記念館の展示資料からインスピレーションを得たプロジェクト
で す。「山 中 友 子」と 呼 ば れ る 当 時 の 炭 鉱 の 互 助 制 度 の 調 査 資 料 を
日 立 多 賀 の 閉 鎖 さ れ て い た バ ー の 中 に 展 示 し、そ の 地 域 の 忘 れ ら れ
て い た 歴 史 を 描 く と と も に、周 囲 の お 店 と 交 流 を 深 め 、地 域 や 社 会
の 歴 史、人 間 の 生 き る 意 味 を 問 い か け つ つ、コ ミ ュ ニ テ ィ ー と の 新
たな歴史を紡ぎ出します。
選出理由
歴 史 に は、一 つ の 側 面 で し か 語 ら れ な い 危 う さ が あ る。多 く は 、
勝者の視点だ。弱いもの、小さなものの声はしばしば捨象される。
こ の チ ー ム は そ こ に 目 を つ け た。 一 時 期 日 本 の 基 幹 産 業 で あ っ
た 炭 鉱 と、そ れ を 支 え た 名 も な き 坑 夫 た ち。炭 鉱 夫 た ち の 社 会
に 発 生 し た「 山 中 友 子」と い う 互 助 制 度 に 焦 点 を 当 て、今 も 存
続 す る 県 北 エ リ ア の 飲 み 屋 街 に 拠 点 を 据 え、 忘 れ 去 ら れ て い た
も う 一 つ の( 裏 面 と も い え る)声=歴 史 を 紡 ぎ な お そ う と い う
挑 戦 だ。社 会 的 な 問 題 を 別 な 視 点 か ら 見 る こ と を 促 す ア ー ト の
独 自 の 役 割 を 追 求 す る、重 要 な ア プ ロ ー チ だ と 感 じ た。ま た す
で に 現 地 に 足 を 運 び、拠 点 エ リ ア へ の 理 解 を 深 め て い る こ と や 、
プロジェクト候補地のオーナーとの交渉も進めており、プロジェ
クトの実現性が高い点も、採用した要因である。
作品 名 : V i d e Infra
アー テ ィ ス ト:吉岡 裕記、金岡 大輝、砂山 タイチ、御幸 朋寿、三桶 シモン
発 酵 食 品 の 納 豆 か ら 樹 脂 を 作 り 出 し、そ れ を 用 い て 造 形 物 を 作 る プ
ロ ジ ェ ク ト で す。 こ の 樹 脂 は、自 然 の 中 に 放 置 す れ ば、バ ク テ リ ア
で 分 解 さ れ て 土 に 帰 っ て い き ま す。環 境 問 題 に 対 す る コ メ ン ト と な
る だ け で な く、バ イ オ 技 術 を 援 用 し て 食 の 文 化 と 物 作 り を 結 び つ け
たユニークな取り組みです。
選出理由
納 豆 と い う 茨 城 県 北 の 特 産 物、芸 術 祭 の 1 つ の テ ー マ で も あ る
バ イ オ、そ し て テ ク ノ ロ ジ ー の 掛 け 合 わ せ と い う ユ ニ ー ク な 視
点 を 評 価 し た。納 豆 菌 にγ線 を あ て 硬 直 し た も の を 樹 脂 化、さ
らに 3D プリンターで納豆樹脂プリントしたものを県北のそれ
ぞ れ の 土 地 に よ っ て 異 な る 微 生 物 に 分 解 さ せ、環 境 に 呼 応 し た
唯 一 無 二 の 形 体 に 変 化 し て い く こ と を 楽 し む 作 品 で あ る 。環 境
問 題 に 対 し て、新 た な 視 点 で の 問 い の 投 げ か け に な る こ と も 期
待している。
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審 査 員 コ メン ト
わずか 2 週間で着想から実装に至ったとは思えないほど県北の文化、社会、歴史を深く捉えたユニー
ク な 提 案 が 多 く、感 銘 を 受 け た。ま た、提 案 さ れ た 作 品 の 幅 も 広 く、印 象 的 だ っ た。微 生 物 や バ イ オ
テ ク ノ ロ ジ ー を 取 り 込 ん だ 作 品 が あ る 一 方 で、地 域 を 巻 き 込 む コ ミ ュ ニ テ ィ 型 の プ ロ ジ ェ ク ト や 、食
に 対 す る 取 り 組 み、開 催 場 所 の 特 性 を 生 か し た イ ン ス タ レ ー シ ョ ン 作 品 な ど 、ユ ニ ー ク な ア イ デ ア が
あり、メッセージ性も強く、今回選出した作品以外にも実現を期待したいものが複数あった。
南條 史生(KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭 総合ディレクター / 森美術館 館長)
[実施概要]
実施日:2015 年 10 月 24 日∼ 25 日、11 月 7 日∼ 8 日
審査員:南條 史生、谷川 じゅんじ、齋藤 精一、若林 恵
会場:日立シビックセンター、FabCafe Tokyo
参加者数:55 名
http://www.kenpoku-arthackday.com
2. 連携ハッカソン
①『3331α Art Hack Day』
「3331 alpha」 が 主 催 す る、ア ー ト に 特 化 し た ハ ッ カ ソ ン で す。3331 alpha と は、コ ミ ュ ニ テ ィ ア ー
ト を 推 進 す る ア ー ト セ ン タ ー「3331 Arts Chiyoda」と、ク リ エ イ テ ィ ブ・コ ミ ュ ニ テ ィ 創 出 を 専 門
と す る デ ザ イ ン フ ァ ー ム「VOLOCI TEE Inc.」が 共 同 で 立 ち 上 げ た、ア ー テ ィ ス ト と 他 分 野 と の 共
創 を 通 し て、社 会 に お け る ア ー テ ィ ス ト の 地 位 向 上 を 目 指 す プ ロ ジ ェ ク ト で す。参 加 申 請 者 か ら 選 出
された 50 名のアーティストとエンジニアが一堂に会し、芸術と技術が融合した新たな作品を、3 日間
をかけて即興的に制作しました。
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選出 作 品
作 品 名 : Sound of Tapboard
ア ー テ ィ ス ト:米澤 一平、佐藤 ねじ、水落 大、
池澤 あやか、中農 稔
床 の 中 に セ ン サ ー を 仕 込 み、そ の 上 で は ね た り、タ ッ プ ダ ン ス を 踊
る と、音 が で る 仕 組 み で す。音 は 参 加 者 が 選 択 し て、虫 の 鳴 き 声、
犬 の 吠 え る 声 な ど を 選 択 す る こ と が で き、こ ど も か ら 大 人 ま で、参
加して楽しむことができます。
作 品 名 : 運 命的アクシデント
ア ー テ ィ ス ト:チアキ コハラ、只 石快歩、坪倉 輝明、
瓜田 裕也、 衛藤 慧
演 劇 の ス テ ー ジ の よ う な 空 間 の 中 で、白 い 壁 に 絵 を 描 く と、描 画、
ア ニ メ ー シ ョ ン の 影、 音 楽 が イ ン タ ー ア ク テ ィ ブ に 反 応 し 、物 語 を
体 験 で き ま す。制 作 者 に よ る パ フ ォ ー マ ン ス を 公 開 す る と 同 時 に 、
観 客 が 絵 を 描 い た り、プ ロ ジ ェ ク シ ョ ン の 影 と 戯 れ る こ と を 可 能 に
します。こどももお年寄りも重層的で、多様な体験を得られます。
[実施概要]
実施日:2015 年 8 月 22 日∼9 月 6 日
審査員:齋藤精一、中村 政人、佐渡島 庸平、中村 勇吾
会場:3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー
参加者数:64 名
主催:3331 alph
http://arthackday.jp
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②『CREATIVE HACK AWARD』
CREATIVE HACK AWARD は WIRED が 2013 年に開始したイヴェントで、既成概念を壊す(=ハッ
ク す る)こ と か ら 生 ま れ た「野 心 的 なヴィ ジ ョ ン 」と「国 や 地 域 に と ら わ れ ず に 活 躍 す る た め の ビ ジ
ネ ス マ イ ン ド」 を 重 視 し た、次 世 代 ク リ エ イ タ ー を 発 掘 す る ア ワ ー ド で す。ま た、ク リ エ イ テ ィヴに
携 わ る 多 く の 人 に と っ て、「こ の 先、ク リ エ イ タ ー に 求 め ら れ る 資 質 と は 何 か」「今 後 、ク リ エ イ タ ー
が 担 う 領 域 と は 何 か」と い う 点 を 改 め て 考 え る き っ か け と な る こ と が、本 ア ワ ー ド の 開 催 意 義 で も あ
ります。
3 回目の開催となる今年は 5 月 13 日∼ 1 0 月 13 日の 4 ヶ月間を応募期間に設定。「既成概念をハック
せ よ」を テ ー マ に、「 グ ラ フ ィ ッ ク」「ム ーヴィ ー」「3D プ ロ ダ ク ト 」「ア イ デ ア」の 4 部 門 で 作 品 を
募 集 し ま し た。 日 本 国 内 に 加 え 、イ ギ リ ス 、ス イ ス を は じ め と す る ヨ ー ロ ッ パ や、香 港、台 湾 な ど ア
ジアからも参加があり、過去最多となる 365 点もの作品が集まりました。
そ の な か か ら グ ラ ン プ リ に 輝 い た の は、落 合 陽 一 の《Fairy Lights in Femtoseconds》。フ ェ ム ト
秒(10 の−15 乗 秒)の 単 位 で 空 気 分 子 を プ ラ ズ マ 化 さ せ、空 中 で 「触 れ る こ と が で き る」妖 精 の 映
像を作りだすという作品です。この画期的な提案で、茨城県北芸術祭への参加が決定しました。
落合 陽 一
1987 年東京都生まれ/東京都在住
メディアアーティスト、実業家、研究者。筑波大学助教。落合陽一研究室(デジタルネイチャー研究室)
主 宰。応 用 物 理、計 算 機 科 学、ア ー ト を 融 合 さ せ る 研 究 や 作 品 制 作 を 展 開 。シ ャ ボ ン 膜 に 超 音 波 を 当
て る こ と で ス ク リ ー ン と す る 《コ ロ イ ド デ ィ ス プ レ イ》、超 音 波 ス ピ ー カ ー に よ る 音 響 浮 揚 技 術《ピ
ク シ ー ダ ス ト》な ど、コ ン ピ ュ ー タ と リ ア ル の 世 界 を つ な ぐ 驚 き に 満 ち た 世 界 を 生 み 出 し、「現 代 の
魔 法 使 い」と も 呼 ば れ る。筑 波 大 学 学 長 賞 受 賞(201 1)を は じ め 国 内 外 で の 入 賞 多 数。メ デ ィ ア に も
多出。作家・研究活動に加え、Pixie Dust Technologies の CEO の他、ジセカイ株式会社 に経営・
研究で参画し、学際分野のアウトリーチにも活動実績がある。
[実施概要]
実施日:2015 年 5 月 11 日∼11 月 30 日
審査員:齋藤精一、笠島久嗣、水口哲也、佐々木康晴、クラウディア・クリストヴァン、福原志保、
岸田茂晴、若林恵
応募作品数:365 作品
主催:『WIRED』日本版 / 協賛 : 株式会社ワコム
http://hack. wired.jp
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③『Bio Art Hacka thon』
金 沢 21 世 紀 美 術 館 で 開 催 さ れ た、バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー と 芸 術 の 交 差 に 焦 点 を あ て た 開 発 イ ベ ン ト
「Bio Art Hackathon」に参画したチーム「BCL」の新作を招致しました。金沢では「DNA ハッキング」
を テ ー マ に ア ー テ ィ ス ト と エ ン ジ ニ ア が 集 ま り、ボ ー カ ロ イ ド 初 音 ミ ク の DNA、オ ー プ ン ソ ー ス と
し て 公 開 さ れ て い る さ ま ざ ま な 動 植 物 の DNA の デ ー タ ベ ー ス な ど を 素 材 に 用 い、芸 術 的 発 想 と 科 学
的 思 考 を 融 合 さ せ、作 品 を 作 り あ げ ま し た 。茨 城 県 北 芸 術 祭 の 展 示 で は、こ れ を 発 展 さ せ た 作 品 を 提
案する予定です。
BC L
BCL は、サイエンス、アート、デザインの領域を超えたコラボレーションを行うアーティスティック・
リサーチ・フレームワーク。2004 年に Georg Tremmel( ゲオアグ・トレメル ) と福原志保によって
イ ギ リ ス に て 立 ち 上 げ ら れ た。2007 年 に 活 動 拠 点 を 東 京 に 移 し、Inter Communication Center
[IC C] や ア ル ス エ レ ク ト ロ ニ カ な ど の 国 内 外 の ミ ュ ー ジ ア ム や ギ ャ ラ リ ー で の 展 示 や コ ラ ボ レ ー シ ョ
ン を 行 う。 特 に、バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー の 発 展 が 与 え る 社 会 へ の イ ン パ ク ト や、水 環 境 問 題 に つ い て 焦
点 を 当 て て い る。 ま た、そ れ ら に ク リ テ ィ カ ル に 介 し 、閉 ざ さ れ た テ ク ノ ロ ジ ー を 人 々 に 開 い て い く
ことをミッションとしている。
[実施概要]
実施日:2015 年 7 月 24 日∼26 日
審査員:八代嘉美、林千晶、江渡浩一郎、宮田人司、秋元雄史
会場:金沢 21 世紀美術館 プロジェクト工房
モデレーター:BCL
参加者数:20 名(国内外からの応募者 52 名より選抜。ゲストプログラマー:徳井直生、久保壽光)
主催:金沢 21 世紀美術館[( 公財 ) 金沢芸術創造財団]
https://www.kanazawa21.jp/exhibit/ghost_hackathon
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3. 茨城県北芸術祭概要
風 光 明 媚 な 海 と 山 が 織 り 成 す 豊 か な 自 然 に 恵 ま れ た 茨 城 県 北 地 域 は、か つ て 岡 倉 天 心・横 山 大 観 ら が
芸 術 創 作 活 動 の 拠 点 と し た 五 浦 海 岸 や、ク リ ス ト の ア ン ブ レ ラ・プ ロ ジ ェ ク ト で 世 界 の 注 目 を 集 め た
里 山 を は じ め、独 自 の 気 候・風 土 や 歴 史、文 化、食、地 場 産 業 な ど、多 く の 創 造 的 な 地 域 資 源 を 有 し
て い ま す。こ う し た 資 源 の 持 つ 潜 在 的 な 魅 力 を ア ー ト の 力 を 介 し て 引 き 出 す こ と に よ り、新 た な 価 値
の 発 見 と 地 域 の 活 性 化 を 図 る た め、日 本 最 大 規 模 と な る 広 大 な「KENPOKU」地 域 を 舞 台 と し て、国
際的な芸術祭を開催いたします。
【テーマ】
海 か 、 山 か 、 芸 術 か ? ( Se a , M o u n t a i n s, A rt !)
【会期】
20 1 6 年 9 月 1 7 日 ( 土 ) ∼ 1 1 月 2 0 日 ( 日 )[ 6 5 日 間 ]
【開催市町】
茨城 県 北 地 域 6 市 町 日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町
【主な展示会場】 ① 五 浦 ・ 高 萩 海 浜 エ リ ア ( 茨 城 県 天 心 記 念 五 浦 美 術 館 周 辺 や 高 萩 市 の 海 浜 部 )
②日立駅周辺エリア(JR 常磐線日立駅周辺)
③ 奥 久 慈 清 流 エ リ ア ( 常 陸 大 宮 市 の 久 慈 川 流 域 や JR 水 郡 線 常 陸 大 子 駅 前 地 区 )
④常陸太田鯨ヶ丘エリア(常陸太田市中心部の街並み)
(そ の 他 の 会 場 で も 開 催 を 検 討 )
【参加予定アーティ ス ト 】
ソンミン・アン、ザドック・ベン=デイヴィッド、オロン・カッツ、ティファニー・チュン、ハンス・ペーター・クーン、
テ ア ・ マ キ パ ー 、 森 山 茜 、 落 合 陽 一 、 チ ー ム ラ ボ 、 米 谷 健 + ジ ュ リ ア 、 BCL ほ か
【テーマソング制作】や く し ま る え つ こ
【総合ディレクター】南 條 史 生 ( 森 美 術 館 館 長 )
【キュレーター】 四 方 幸 子 ( 東 京 造 形 大 学 ・ 多 摩 美 術 大 学 客 員 教 授 )
【アソシエイト・キ ュ レ ー タ ー 】 金 澤 韻 ( イ ン デ ィ ペ ン デ ン ト ・ キ ュ レ ー タ ー )
【クリエイティブ・ デ ィ レ ク タ ー 】 谷 川 じ ゅ ん じ ( JT Q 株 式 会 社 代 表 )
【コミュニケーショ ン ・ デ ィ レ ク タ ー 】 林 千 晶 ( 株 式 会 社 ロ フ ト ワ ー ク 代 表 取 締 役 )
【作品数】
約 80 点(プロジェクトを含む うち海外からのアーティスト約半数を予定)
【主催】
茨城 県 北 芸 術 祭 実 行 委 員 会 会 長: 橋 本 昌 茨 城 県 知 事
【助成】
国際 交 流 基 金 、 各 国 在 日 大 使 館 等( 予 定 )
【協力】
東京 藝 術 大 学 、筑 波 大 学 、茨 城 大 学 、シ ラ パ コ ー ン 大 学( タ イ )、国 立 芸 術 大 学 デ ン パ サ ー ル 校( イ ン ドネシア)、
ラ サ ー ル 芸 術 大 学( シ ン ガ ポ ー ル )、デ ラ サ ー ル 大 学( フ ィ リ ピ ン )、ア ー カ ス プ ロ ジ ェ ク ト 実 行 委 員会(予定)
【報道関係者向けお問い合わせ先】
茨城県北芸術祭実 行 委 員 会 東 京 事 務 局 広 報 担 当 ( エ ヌ ・ ア ン ド ・ エ ー ㈱ 内 )
TEL: 03-5545-36 2 7 F AX :0 3 - 5 5 4 5 - 3 6 2 8 E mai l : p r e s s @ k e n p o k u - ar t . j p
【各種お問い合わせ先】
茨城県北芸術祭実 行 委 員 会 事 務 局 ( 茨 城 県 企 画 部 県 北 振 興 課 内 )
〒310-8555 茨城 県 水 戸 市 笠 原 町 9 7 8 番 6
TEL 029-301-2 7 2 7 ( 直 通 ) F AX 0 2 9 - 3 0 1 - 2 7 3 8 E- m a i l i n f o @ k e n p o k u - a r t . j p
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