これまで日本の住宅は平均築年数 30∼40 年と、諸外国と比較すると短い間隔で建て替えが行われ（H25 年住宅・土地統計調査）ており、住宅の新規着工件数は、全国で年間約 80 万戸となっています。昨今では、限られた資源の活用など環境の観点・人口の減少・高齢化社会・経済情勢・個人の暮らしへのこだわりなど、そうした時代背景から既存の住宅を有効に活用していく一つの手段として「リノベーション（※１）」という考えが注目されています。本プロジェクトは、東大阪市デザインクリエイティブアドバイザーである喜多俊之氏の監修の元、そのリノベーション市場をメインターゲットとし、住関連産業へ投入していく付加価値の高い新製品開発を進めていきます。事業内容・応募方法等ご覧いただき、是非ご応募ください。 ※１リノベーション：中古住宅に対して、機能・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した包括的な改修を行うこと。中古住宅を現代のライフスタイルに合った、快適な暮らしを実現する住まい再生すること。東大阪デザインプロジェクト／ HIGASHIOSAKA DESIGN Project 東大阪市では世界で高く評価されているデザインという資源に着目して本市企業の技術力と融合させていくことで、オリジナル製品を世界にいち早く送り出していくことを目的として、世界で認められる製品のデザインを数多く手がけた工業デザイナー喜多俊之氏を「東大阪市デザインクリエイティブアドバイザー」としてお迎えし、付加価値の高い製品づくりを加速させていきたいと考えました。本プロジェクトを通じて、日本有数の産業集積地である東大阪のポテンシャルを発揮して数多くのデザイン製品をいち早く世界のマーケットに届けていくことを目指しています。喜多俊之／ Toshiyuki Kita プロダクトデザイナー（株）喜多俊之デザイン研究所代表取締役 1969 年よりイタリアと日本でデザインの制作活動を始める。日本やヨーロッパのメーカーから、家具、家電、ロボット、家庭日用品に至るまでのデザインで、多くのヒット商品を生む。作品の多くが世界のミュージアムにコレクションされている。クリエイティブデザイナーとして多方面で活躍、各地の地場産業の活性化も手掛ける。 2011 年７月イタリアのコンパッソドーロ賞（国際功労賞）を受賞。住まいと暮らしのリノベーションの国際見本市「Living&Design」総合プロデュース。 2010 年度より東大阪市デザインクリエイティブアドバイザーに就任。 ■事業内容今回の製品開発プロジェクトは、リノベーション市場をメインターゲットに、住関連産業へ投入していく付加価値の高い新製品を開発し、市場への販路開拓を目指します。その行程の中で、本市デザインクリエイティブアドバイザーである喜多俊之氏よりデザイン開発サポートと販路開拓のためのプロモーションに係るアドバイスを受けることができます。また、製品化された製品は、同氏がプロデュースするリノベッタ®プロジェクト（※２）のモデルルームなどで製品紹介していくなど、販路開拓を図っていきます。 ■事業スケジュール平成２７年９月中技術分野や開発意向等をヒアリングの上、参加企業の選定（３社程度）喜多俊之デザインクリエイティブアドバイザーとどのような製品を開発していくのか方向性・アイテムなど打ち合わせ。（必要に応じ打ち合わせを行い、試作開発を進める）平成２８年３月末年度内の製品化を目指す。 ■応募について対象者：◎東大阪市内製造業者 ◎本プロジェクトに関連する新製品の開発に意欲のある企業締切：平成２７年９月１１日（金）方法：下記に必要事項を記載の上、下記モノづくり支援室まで fax・mail・持参にてお申し込みください。費用：本プロジェクトの上記スケジュール期間内に係る一定のデザイン監修費や販路開拓に向けたプロモーションアドバイス費については、東大阪市が負担いたします。その他、製品開発に伴う試作費、材料費、人件費などは各参加企業の負担となります。注意事項：アイテムによっては、製品化した後、（株）喜多俊之デザイン研究所とのロイヤリティが発生いたします。会社名担当者名所在地 TEL FAX Mail （※２）「RENOVETTA（リノベッタ）®」プロジェクトモノであふれてしてしまった日本の集合住宅に「豊かな暮らし」を取り戻すプロジェクトという名のついた新しいリノベーション・システム。暮らしの「本当の豊かさ」とはなんだろう？人が集まり、自然と会話が広がること。良いモノを選び、それを長く大事に使うことなど。その考えを突き詰めて、生まれたのが「リノベッタ®」です。東大阪市経済部モノづくり支援室 TEL：06-4309-3177 FAX：06-4309-3846 [email protected]