- 世界平和への祈りを込めて - エゼキエル教会では今年も、パリ管弦楽団で活躍しておられる佐藤光氏をお迎えして、 「音楽礼拝」を持つことになりました。 佐藤光氏は5歳の時から父の佐藤良雄氏にチェロの手ほどきを受けました。故佐藤良雄 氏は20世紀最大の巨匠といわれたパブロ・カザルスの日本人で最初の弟子となった人で す。 カザルスの孫弟子といえる佐藤光氏は、カザルスの遺志を受け継ぎ、世界平和への祈り を込めて、演奏活動を行っておられます。 当日は、大住綾野氏のピアノ伴奏で、バッハの「チェロソナタ第 2 番」、ヘンデルの「ラ ルゴ」、メンデルスゾーンの「歌の翼に」、ドヴォルザークの「森の静けさ」、リストの 「愛の夢」、リヒャルト・シュトラウスの「眠りにつくとき」、シューマンの「幻想小曲 集から」等が演奏されることになっています。 清らかな礼拝堂で奏でられるチェロの深い音色と、魂にしみこむバイブル・メッセージ は、あわただしい日常生活の中で、失いかけている心の安らぎをとりもどす美しい日曜日 の一時となることでしょう。 この幸いな機会に、ご家族おそろいでお出かけ下さい。 プロフィール 佐藤 光 氏 1951年、東京に生まれる。5歳の時から、父の佐藤 良雄氏にチェロの手ほどきを受ける。 1973年、東京芸大在学中にフランス政府給費留学生 として渡仏。パリ国立音楽院にて、チェロをアンドレ・ ナヴァラ、室内楽をジャン・ユボーのクラスに学ぶ。そ れぞれ のクラスで一等賞を獲得し卒業。ジュネーブ国際コンク ール入賞。ニース管弦楽団(現カンヌ管弦楽団)で活動するかたわら、ポール・トルトリエ に師事。 1979年、東洋人の入団が極めて難しいと言われた名門パリ管弦楽団に、初めての日本人 として入団し、現在に至る。 その間、パリやアイルランドでのリサイタルをはじめ、ソロ、コンチェルト、室内楽の演 奏活動も多数行っており、日本、スペインや南仏のフェスティバル、ドイツ、ベルギー、イ タリヤ、アルゼンチン、ユネスコ、フランス国立放送局、NHKなどの放送局にも招かれて いる。ノアジー音楽院で教鞭をとる一方、パリ弦楽四重奏団のメンバーも勤めている。
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