中東呼吸器症候群（MERS）疑い患者受診時の対応フロー平成27年7月21日時点【MERS疑い患者の来院】患者・医療従事者はマスク着用し、対応にあたること疑似症に該当しない場合ア、イ、ウのいずれかに該当する場合であって他の感染症又は他の病因によることが明らかでない場合ア 38℃以上の発熱及び咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、臨床的又は放射線学的に肺炎、ARDSなどの実質性肺病変が疑われる者であって、発症前14日以内に対象地域（※）に渡航又は居住していたものイ発熱を伴う急性呼吸器症状（軽症の場合を含む。）を呈する者であって、発症前14日以内に対象地域（※）において、医療機関を受診若しくは訪問したもの、MERSであることが確定した者との接触歴があるもの又はヒトコブラクダとの濃厚接触歴があるもの※ 対象地域：アラビア半島又はその周辺諸国ウ発熱又は急性呼吸器症状（軽症の場合を含む。）を呈する者であって、発症前14日以内に、対象地域であるか否かを問わず、MERSが疑われる患者を診察、看護若しくは介護していたもの、MERSが疑われる患者と同居（MERSが疑われる患者が入院する病室又は病棟に滞在した場合を含む。）していたもの又はMERSが疑われる患者通常診療疑似症に該当するか否かについて疑義のあった場合保健所に報告の気道分泌液若しくは体液等の汚染物質に直接触れたもの疑似症に該当する場合保健所に搬送を要請 MERS疑似症として対応する場合 MERS疑似症患者として感染症第2種指定医療機関へ搬送 MERS感染の可能性が低い・MERS疑似症として対応するかどうか協議・保健所が帰国後14日間の健康監視を行う保健所と協議している間は・個室で待機・自家用車内で待機・個室がない場合は診察室内で待機搬送までのMERS疑似症患者の取扱い【病院の場合】 1 隔離できる個室内で待機 2 空調を止め、窓を可能な限り開けて待機 3 患者が接触した環境表面の消毒【戸建て診療所の場合】１患者対応：以下のいずれかで患者を待機させる・隔離できる個室で待機・自家用車内で待機・症状が軽く、家がごく近所である場合徒歩で帰宅（診療スタッフ同行）させ、搬送まで自宅で待機・個室が利用できない場合は診察室等で待機２接触者対応・患者と接触した方のリストを作成し他の患者を帰宅させる３環境等対応・空調を止め、窓を可能な限り開けて待機・患者が接触した環境表面の消毒【ビル内診療所の場合】 1 患者対応：以下のいずれかで患者を待機させる・隔離できる個室で待機・直接外階段を利用するなど、他のビル利用者と接触しない場合には、自家用車内で待機・個室が利用できない場合は診察室で待機 2 接触者対応・患者と接触した方のリストを作成し、他の患者を帰宅させる 3 環境等対応・診療所の空調を止め、窓を可能な限り開けて待機・患者が接触した環境表面の消毒 4 その他・ビルの管理者に連絡する・患者の搬送経路を確保 ※ 疑似症患者を病院・診療所内・自家用車内で待機させる場合は原則として診療所長または専属スタッフが監視する診療時の感染予防策１受付（１）受付担当者は、常時、サージカルマスク（又はN95マスク）を正しく着用する。（２）発熱又は呼吸器症状があるすべての来院者には、サージカルマスクを着用させ、手指消毒をさせる。その上で、来院日から14日前までの韓国又は中東への渡航歴・症状についてチェックシートを用い確認する。（３）受付担当者は、受付終了時に、手指消毒を行う。２診察（１）韓国又は中東への渡航歴の有無に関わらず、医師・看護師等は、予めサージカルマスク（又はN95マスク）を正しく着用して疑似症の症例定義にあてはまるかどうかを確認する。この際、適宜手指消毒を行う。３連絡（１）症例定義にあてはまる患者を確認した場合においては、可能であれば医療機関の医師から保健所あてに連絡する。４消毒（１）患者の搬送後、医療機関は、保健所の指示のもとで適切なPPE※を着用のうえ消毒を行う。（医療機関にPPEが準備されていない場合には、保健所が必要なPPEを医療機関へ提供する）ただし、医療機関がビルに入居している場合、廊下などの共用部分の消毒は、保健所が行う。 ※PPE：個人防護具(ガウン、マスク、手袋、ゴーグル又はフェイスガード) 【保健所連絡先一覧】夜間・休日も対応しています青葉区保健福祉センター管理課 022-225-7211 若林区保健福祉センター管理課 022-282-1111 泉区保健福祉センター管理課 022-372-3111 宮城野区保健福祉センター管理課 022-291-2111 太白区保健福祉センター管理課 022-247-1111