第6回 会議録

会
議 録
【会 議 名】第6回 三豊市観光基本計画策定検討委員会
第5回 三豊市観光基本計画策定審議委員会
【開催日時】平成 27年3月26日(木) 17:30∼18:00
【開催場所】三豊市高瀬町農村環境改善センター2階 C会議室
【講
師】JTIC SWISS代表
山田 桂一郎氏
中村事務所 観光セラピスト 中村 雅子氏
【出席検討委員】石井
紫、大河内
博子、大西
正人、小前
昭二、浪越
弘行、真鍋
貴臣、真鍋 有紀子、森 さくら、山口 晃徳、和田 壮平
【出席審議委員】成行 公雄、椎野 貴士、陶山 正人
【事 務 局】産業政策課 宮崎 洋一課長補佐、篠原 栄司副主任
JR四国 地域連携室 宮脇 正行、難波 恵美、濱田 容輔、髙島 朋江
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開会の挨拶
(三豊市)
本日は、お忙しい中、お集まり頂き有難うございます。今日の四国新聞にも大きく取り
上げて頂きましたが、三豊市の新しい動きの1つとして「三豊女子部」を発足いたしまし
た。三豊市役所女性職員の有志でわざわざ来たくなるような三豊市をPRする為に動き出
しています。その第一弾の活動として昭文社さんの「ことりっぷ」旅行ガイドブックとコ
ラボしまして、配布版の三豊市のガイドマップが完成しました。3月21日∼22日に、
大坂で開催された万博鉄道まつりで三豊市のPRを行ってきました。
「ことりっぷ」という
ネームバリューもありこちらから配りに行かなくても取りに来てくれる方が多かったです。
今後も県外を中心に配布していきたいと思っております。地域愛で三豊を盛り上げていき
たいと思っておりますので、今後も観光会議の皆さんとのコラボ企画もできたら面白いと
考えております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
(三豊市産業政策課 宮崎課長補佐)
お忙しい中、最終の検討委員会、審議委員会にお越しいただきましてありがとうござい
ます。早いもので3月を迎えまして、観光基本計画の策定も最終段階に入っております。
計画を策定することが目的では無く、この計画を基に、皆さんが三豊市の観光産業を育て、
それらが三豊市の将来の一躍を担うような地域づくりに取り組んでいけたらと思います。
簡単ではございますが、今後とも、皆さんと連携しながら三豊市を盛り上げていきたいと
思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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議事
(1)三豊市観光基本計画策定について
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(JR四国)
まずは、観光基本計画のポイントを説明させて頂きます。昨年6月より、2つの委員会
でそれぞれ検討と審議を行うという体制で進めてまいりましたが、実際には、検討委員会
で検討した内容を審議委員の皆さんにアドバイスをいただく流れでした。
前回の審議委員会の中で、商工会の椎野課長より、今まで、いろいろと話を重ねてきた
けれども、この計画書に書かれていることよりも、検討委員の中でこれから一緒になって
やっていくんだという動きが出来たことが1番の成果ではないかとコメントいただきまし
た。私もそのとおりだと思っています。計画書が完成して皆さんのお手元に渡り、またホ
ームページにも掲載されるわけですが、皆さんのこれから一緒に動いていくという想いが
1番の成果です。ちょうど、第3回目の検討委員会で、三豊市でも各種団体が参加して、
観光を進めていくプラットホームを作りましょうという話も出ていました。検討委員には
その組織がきちんと機能しているのかを検証する立場になるイメージで組織図をこちらか
ら提案しました。そのときに、検討委員の石井さんが「私達が計画の推進状況を検証して
どこに言えば良いのか?」という意見をいただいたのを覚えていますが、その辺りから、
皆さんが自分たちで動いていく仕組みを作る方向性に変わってきたと思います。
その後、タウンミーティングを3回開催しましたが、それにむけて皆さんの想いがどん
どん出てきまして、それらを計画の中にも盛り込んでいきました。計画書の「はじめに」
の部分は、真鍋貴臣さんがタウンミーティングで流す動画を作るときに、皆さんの想いを
まとめてくださった文章です。また基本理念には、森さんの原稿の中にあった「次世代に
繋がる観光まちづくり」という言葉を掲げております。基本理念のサブタイトルには、第
1回の検討委員会で、大西さんから出た「おせっかいのおもてなし」の言葉を入れていま
す。これも当初は分かりにくいという意見もあったのですが、皆さんの「一歩踏み出した
おもてなしをしたい」という想いが込められた言葉だと思っています。
三豊市の将来像の部分では、山田先生より、
「三豊」という3つの豊かさを持つ素敵な名
前を活かすべきというアドバイスをいただきまして、
「生まれた人・暮らす人・訪れる人が
心から幸せを感じるまち『三豊』
」を掲げております。
(2)計画の推進体制について
(JR四国)
推進体制のイメージは、当初は各種団体が参加するプラットホーム型の体制を検討し
ておりましたが、三豊市はそうではない、もっと市民自らが動いていきたいという皆さん
の意見をもとに、計画書に掲載している体制図にまとめております。市民会議である「み
とよ100年観光会議」が中心となり、各種団体と協働しながら観光に取り組んでいきま
す。市外への情報発信、観光商品を販売するにあたっては、事務局機能が必要になります
ので、三豊市観光協会と連携しながら進めていく予定です。観光協会が事務局になること
については内諾を頂いているのですが、理事会での承認が必要だということで、一旦、準
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備会を発足し、その準備会の中で検討事項を掘り下げていき、理事会終了後、正式にスタ
ートする予定です。
今回発足する「みとよ100年観光会議」という名前も皆さんから出た案の中で多数決
を取り決定いたしました。愛称は「me to yo」
(わたしからあなたへ)との想いも込められ
ています。
(山田先生)
この委員会の後、90分お話をする予定なので、この場では簡単に。先日、ハワイでシ
ンポジウムがあり、現地の方にお話をする機会がありました。その中で三豊市の話をした
のですが、ハワイの人たちは相当羨ましがっていました。年中、常夏の国からすると、四
季がはっきりしていることはとても魅力的です。また、使える資源、生きた資源があると
いうことも大変誇りに思えることです。実は、ハワイの植物は400種以上が絶滅危惧種
となっています。ワイキキでショッピングするだけではハワイの本当の良さを伝えること
は出来ません。これからの活動の中で課題も多く出てくると思いますが、
「市民が心豊かに
住み続けることができる三豊市」ということをぶれずに取り組んでいくことが大切です。
計画ができて終わりではなく、今後も一緒に頑張っていきましょう。ありがとうございま
した。
(中村先生)
皆さんの検討委員会とは別で、審議委員という立場で、一年間、検討委員会で出た意見
について議論してきました。わりと早い段階から本当は生の声を聞いて、生の声をお貸し
したいと思っておりました。ある程度まとまった状態で文字を読んでも、その本当の想い
や過程での検討が十分伝わらず、どうも地に足がついていない状態でした。ですが、皆さ
んが数を重ね、議論していく中で少しずつ練り込んで書き込み、完成したのだと思います。
これからがスタートです。これから大変なことがたくさんあると思います。ここにいる何
人かのメンバーとも、先日「仁尾の屋号アート」のイベントを行いました。拠点づくりや
イベントの実施にあたり、いろいろな方とのネットワークは本当に重要な事です。検討委
員会は若い方が多いですが、やはり三豊市には沢山の知恵やネットワークをもった大人が
います。これから進めていく中で、そういった方々と一緒に取り組むこと、時には意見を
戦わすことも必要だと思います。地域活性化のためには、
「自分たちが楽しみながら」「三
豊が好きだ」という気持ちを忘れずに頑張ってもらいたいと思います。
また、
「焦らないこと」も大切です。このような花火が上がった時にはみなさんの動きも
活発になりますが、この動きを5年、10年と着実に続けていくことが大切です。なかな
か成果が出ずにくじけることもあると思いますが、じっくりじわじわと一歩や半歩進んで
いると思いますので、諦めずに取り組んで欲しいです。他の審議委員の皆さんも同じ気持
ちだと思います。
(JR 四国)
この1年間、2つの委員会で並行して検討してきましたが、何度も一緒に行なったほう
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が良いのではないかと考えました。観光協会の合意を得られないと進めていけないことも
ありましたし、膝つきあわせて話し合ったほうが良いのでは無いかとも思いましたが、今
後は、双方連携しながら取り組んでいただきたいと思います。椎野課長の言葉をお借りす
ると『「おせ(大人)」の意見は必要やろ!』ということです。皆さんの若いパワーと知恵
と経験を重ねているオセが連携して進めて頂きたいと思っています。
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