平成 27 年度 中小企業診断士 第2次試験 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅳ 【解答速報】 第1問(配点28点) (設問1) (a) (b) ① 売上高総利益率 17.67 ( % ) ② 売上債権回転率 4.89 ( 回 ) 92.31 ( % ) ③ 当座比率 (設問2) 技 術 力 が 高 く 本 業 の 収 益 性 は よ い が 、 X 社 へ の 高 い 売 上 依 存 度 か ら 売 上 債 権 の 回 収 期 間 が 長 く 運 転 資 金 不 足 を 短 期 借 入 で 補 っ て い る 。 第2問(配点34点) (設問1) 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業損益 営業外収益 営業外費用 経常損益 特別利益 特別損失 税引前当期純損益 法人税等 当期純損益 (単位:百万円) 1,935 1,695 240 300 -60 13 24 -71 0 0 -71 0 -71 (設問2) (a) 売 上 高 の 変 化 に 対 す る 損 益 の 変 動 性 が 大 き い た め 、 売 上 高 の わ ず か な 減 少 で 赤 字 に な る 。 (b) 総 費 用 に 占 め る 固 定 費 の 割 合 が 高 く 、 営 業 レ バ レ ッ ジ が 大 き い た め 、 売 上 高 の 変 化 率 が 利 益 の 変 化 率 に 大 き く 影 響 す る 損 益 構 造 で あ る 。 ©株式会社TBC 1 無断転載・コピーを禁じます。 平成 27 年度 中小企業診断士 第2次試験 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅳ 【解答速報】 (設問3) (a) (1) 2,241 百万円 (2) 1,756 百万円 (b) (固定費+目標利益)÷限界利益率 =(1,151+100)÷(1,080÷1,935)=2,241.375 新固定費=限界利益-経常利益=1,080-100=980 新固定費÷限界利益率=980÷(1,080÷1,935)=1,755.833・・・ 第3問(配点26点) (設問1) 第×3期 第×4期 第×5期 ケース1 19 百万円 24 百万円 24 百万円 ケース2 22 百万円 27 百万円 27 百万円 (設問2) (a) プロジェクトZ 35.1 百万円 プロジェクトE 64.8 百万円 (b) ○ (設問3) 流動性の観点では早期回収が望ましく、またD社は短期借入金が多いため、回収 期間法による回収期間を評価指標とする。 プロジェクトZ:1+(20-19)÷24=1.041・・・年 プロジェクトE:2+(90-8.8-77.8)÷109.8=2.030・・・年 プロジェクトZのほうが回収期間が短いため、有利である。 第4問(配点12点) (設問1) 大 口 取 引 先 の 交 渉 力 が 強 く 相 手 の 意 向 や 業 況 の 影 響 を 受 け や す い 。 (設問2) 収 益 の 柱 を 複 数 持 つ こ と で D 社 の 独 立 性 と 収 益 基 盤 を 強 化 で き る 。 ©株式会社TBC 2 無断転載・コピーを禁じます。
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