一般財団法人つくば都市交通センター定款 第 1 章

一般財団法人つくば都市交通センター定款
第1章
総
則
(名称)
第1条
この法人は、一般財団法人つくば都市交通センターという。
2 この法人の英文名は、Tsukuba Urban Transportation Center(略称
TUTC)と称する。
(事務所)
第2条
この法人は、主たる事務所を茨城県つくば市に置く。
第2章
目的及び事業
(目的)
第3条
この法人は、都市交通の円滑化と都市機能の充実育成を図るための調査研究、
啓発活動及び企画立案を行うとともに、筑波研究学園都市等における、交通施設及び
その関連施設の設置、管理運営等を行うことによって、地域の良好な都市機能の維持
向上及び住民の利便と福祉の向上に寄与することを目的とする。
(事業)
第4条
(1)
この法人は、前条の目的を達成するため、次の各号に掲げる事業を行う。
都市交通の円滑化、都市機能の充実育成等に関する調査研究、啓発活動及び企
画立案。
(2)
駐車場、駐輪場等の交通施設及びその関連施設の設置と管理運営。
(3)
交通施設及びその関連施設の設置者に対する支援、並びに交通弱者等に対する
支援。
2
(4)
駐車場、歩行者専用道路、広場等の交通施設及びその関連施設の管理受託。
(5)
その他この法人の目的達成に必要な事業
前項の事業は、茨城県において行うものとする。
第3章
資産及び会計
(資産の構成)
第5条
この法人の資産は、一般財団法人への移行時現在における財産目録に記載され
た財産のほか、次の各号に掲げる収入によって生じた資産をもって構成する。
(1)
事業に伴う収入
(2)
資産から生ずる収入
(3)
寄附金品収入
(4)
その他の収入
(事業年度)
第6条
この法人の事業年度は、毎年 4 月 1 日に始まり、翌年 3 月 31 日に終わる。
(事業計画及び収支予算)
第7条
この法人の事業計画書及び収支予算書については、毎事業年度の開始の日の前
日までに、理事長が作成し、理事会の承認を受けなければならない。これを変更する
場合も同様とする。
2
前項の書類については、主たる事務所に、当該事業年度が終了するまでの間備え置
くものとする。
(事業報告及び決算)
第8条
この法人の事業報告及び決算については、毎事業年度終了後、理事長が次の書
類を作成し、監事の監査を受けた上で、理事会の承認を受けなければならない。
2
(1)
事業報告
(2)
事業報告の附属明細書
(3)
貸借対照表
(4)
損益計算書(正味財産増減計算書)
(5)
貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)の附属明細書
前項の承認を受けた書類のうち、第 1 号、第 3 号及び第 4 号の書類については、定
時評議員会に提出し、第1号の書類についてはその内容を報告し、その他の書類につ
いては、承認を受けなければならない。
3
第1項の書類のほか、監査報告を主たる事務所に 5 年間備え置くとともに、定款を
主たる事務所に備え置くものとする。
第4章
評議員
(評議員の定数)
第9条
この法人に評議員 3 名以上 5 名以内を置く。
(評議員の選任及び解任)
第 10 条
評議員の選任及び解任は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(以
下「一般社団・財団法人法」という。
)第 179 条から第 195 条の規定に従い、評議員
会において行う。
(評議員の任期)
第 11 条
評議員の任期は、選任後 4 年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに
関する定時評議員会の終結の時までとする。
2
任期の満了前に退任した評議員の補欠として選任された評議員の任期は、退任した
評議員の任期の満了する時までとする。
3
評議員は、第 9 条に定める定数に足りなくなるときは、任期の満了又は辞任により
退任した後も、新たに選任された者が就任するまで、なお評議員としての権利義務を
有する。
(評議員の報酬等)
第 12 条
評議員に対して、各年度の総額が 50 万円を超えない範囲で、評議員会におい
て別に定める報酬等の支給基準に従って算定した額を報酬として支給することがで
きる。
-1-
第5章
評議員会
(構成)
第 13 条
評議員会は、すべての評議員をもって構成する。
(権限)
第 14 条
評議員会は、次の事項について決議する。
(1)
理事及び監事の選任又は解任
(2)
理事及び監事の報酬等の額
(3)
評議員に対する報酬等の支給の基準
(4)
貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)の承認
(5)
定款の変更
(6) 残余財産の処分
(7)
その他評議員会で決議するものとして法令又はこの定款で定められた事項
(開催)
第 15 条
評議員会は、定時評議員会として毎事業年度終了後 3 箇月以内に開催するほ
か、必要がある場合に開催する。
(招集)
第 16 条
評議員会は、法令に別段の定めがある場合を除き、理事会の決議に基づき理
事長が招集する。
2
評議員は、理事長に対し、評議員会の目的である事項及び招集の理由を示して、評
議員会の招集を請求することができる。
(決議)
第 17 条
評議員会の決議は、決議について特別の利害関係を有する評議員を除く評議
員の過半数が出席し、その過半数をもって行う。
2
前項の規定にかかわらず、次の決議は、決議について特別の利害関係を有する評議
員を除く評議員の 3 分の 2 以上に当たる多数をもって行わなければならない。
(1)
監事の解任
(2)
評議員に対する報酬等の支給の基準
(3)
定款の変更
(4)
その他法令で定められた事項
3
理事又は監事を選任する議案を決議するに際しては、各候補者ごとに第 1 項の決議
を行わなければならない。理事又は監事の候補者の合計数が第 19 条に定める定数を
上回る場合には、過半数の賛成を得た候補者の中から得票数の多い順に定数の枠に達
するまでの者を選任することとする。
4
理事が評議員会の目的である事項について提案をした場合において、当該提案につ
き評議員(当該事項について議決に加わることができるものに限る。)の全員が書面
又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該提案を可決する旨の評議員
会の決議があったものとみなす。
(議事録)
-2-
第 18 条
2
評議員会の議事については、法令で定めるところにより、議事録を作成する。
議事録には、議長及びその会議に出席した評議員及び理事のうちからそれぞれ選出
された議事録署名人各1名が記名押印する。
第6章
役員
(役員の設置)
第 19 条
この法人に次の役員を置く。
(1)
理事 5 名以上 8 名以内
(2)
監事 1 名以上 2 名以内
2
理事のうち 1 名を理事長とし、必要に応じて理事長以外の理事のうち 1 名を専務理
事、3 名以内を常務理事とすることができる。ただし、専務理事及び常務理事の合計
数は 3 名を超えることができない。
3
前項の理事長をもって一般社団・財団法人法上の代表理事とし、理事長以外の理事
のうち、3 名以内をもって同法第 91 条第 1 項第 2 号の業務執行理事とする。
(役員の選任)
第 20 条
理事及び監事は、評議員会の決議によって選任する。
2
理事長及び業務執行理事は、理事会の決議によって理事の中から選定する。
3
理事会は、その決議によって、前項で選定された業務執行理事より専務理事及び常
務理事を選任することができる。
4
理事のうち、理事のいずれか1名とその配偶者又は3親等以内の親族その他特殊な
関係にある者の理事の合計数は、理事総数の3分の1を超えてはならない。
(理事の職務及び権限)
第 21 条
理事は、理事会を構成し、法令及びこの定款で定めるところにより、職務を
執行する。
2
理事長は、法令及びこの定款で定めるところにより、この法人を代表し、その業務
を執行し、業務執行理事は、理事会において別に定めるところにより、この法人の業
務を分担執行する。
3
理事長及び業務執行理事は、毎事業年度に 4 箇月を超える間隔で 2 回以上、自己の
職務の執行の状況を理事会に報告しなければならない。
(監事の職務及び権限)
第 22 条
監事は、理事の職務の執行を監査し、法令で定めるところにより、監査報告
を作成する。
2
監事は、いつでも、理事及び使用人に対して事業の報告を求め、この法人の業務及
び財産の状況の調査をすることができる。
(役員の任期)
第 23 条
理事の任期は、選任後 2 年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関
する定時評議員会の終結の時までとする。ただし、再任を妨げない。
2
監事の任期は、選任後 4 年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定
-3-
時評議員会の終結の時までとする。ただし、再任を妨げない。
3
補欠として選任された理事及び監事の任期は、前任者の任期の満了する時までとす
る。
4 理事又は監事は、第 19 条に定める定数に足りなくなるときは、任期の満了又は辞任
により退任した後も、新たに選任された者が就任するまで、なお理事又は監事として
の権利義務を有する。
(役員の解任)
第 24 条
理事又は監事が、次のいずれかに該当するときは、評議員会の決議によって
解任することができる。
(1)
職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったとき。
(2)
心身の故障のため、職務の執行に支障があり、又はこれに堪えないとき。
(役員の報酬等)
第 25 条
理事及び監事に対して、評議員会において別に定める総額の範囲内で、評議
員会において別に定める報酬等の支給の基準に従って算定した額を報酬等として支
給することができる。
(理事及び監事の責任免除及び限定)
第 26 条
この法人は、一般社団・財団法人法第 198 条において準用する第 114 条第 1
項の規定により、任務を怠ったことによる理事又は監事の損害賠償責任を、法令に定
める額を限度として、理事会の決議によって免除することができる。
2
この法人は、一般社団・財団法人法第 198 条において準用する第 115 条の規定によ
り、外部理事又は外部監事との間に、任務を怠ったことによる損害賠償責任を限定す
る契約を締結することができる。ただし、その契約に基づく賠償責任の限度額は、金
10万円以上であらかじめ定めた額と法令の定める最低責任限度額とのいずれか高
い額とする。
第7章
理事会
(構成)
第 27 条
理事会は、すべての理事をもって構成する。
(権限)
第 28 条
理事会は、次の職務を行う。
(1)
この法人の業務執行の決定
(2)
理事の職務の執行の監督
(3)
理事長、専務理事、常務理事及び業務執行理事の選定及び解職
(招集)
第 29 条
2
理事会は、理事長が招集する。
理事長が欠けたとき又は理事長に事故があるときは、各理事が理事会を招集する。
(議長)
第 30 条
理事会の議長は、理事長がこれに当たる。ただし、理事長が欠けたとき又は
-4-
理事長に事故があるときは、他の理事がこれに当たる。
(決議)
第 31 条
理事会の決議は、決議について特別の利害関係を有する理事を除く理事の過
半数が出席し、その過半数をもって行う。
(決議の省略)
第 32 条
理事が理事会の決議の目的である事項について提案をした場合において、そ
の提案について、議決に加わることのできる理事の全員が書面又は電磁的記録により
同意の意思表示をしたときは、その提案を可決する旨の理事会の決議があったものと
みなす。ただし、監事が異議を述べたときは、その限りではない。
(議事録)
第 33 条
2
理事会の議事については、法令で定めるところにより、議事録を作成する。
出席した理事長及び監事は、前項の議事録に記名押印する。
第8章
定款の変更及び解散
(定款の変更)
第 34 条
2
この定款は、評議員会の決議によって変更することができる。
前項の規定は、この定款の第 3 条、第 4 条及び第 10 条についても適用する。
(解散)
第 35 条
この法人は、法令で定められた事由によって解散する。
(残余財産の帰属)
第 36 条
この法人が清算をする場合において有する残余財産は、評議員会の決議を経
て、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第 5 条第 17 号に掲げる法
人又は国若しくは地方公共団体に贈与するものとする。
(剰余金の分配の制限)
第 37 条
第9章
この法人は、剰余金の分配を行うことができない。
公告の方法
(公告の方法)
第 38 条
この法人の公告は、主たる事務所の公衆の見やすい場所に掲示する方法によ
り行う。
附則
1
この定款は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公
益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(以下
「整備法」という。
)第 121 条第 1 項において読み替えて準用する同法第 106 条第 1
項に定める一般財団法人の設立の登記の日から施行する。
2
整備法第 121 条第 1 項において読み替えて準用する同法第 106 条第 1 項に定める特
例民法法人の解散の登記と一般財団法人の設立の登記を行ったときは、第 6 条の規定
-5-
にかかわらず、解散の登記の日の前日を事業年度の末日とし、設立の登記の日を事業
年度の開始日とする。
3
この法人の最初の理事長は伊藤節治とする。
4
この法人の最初の評議員は、次に掲げる者とする。
岩井彦二、矢口喜一郎、岡田久司、水野政之、大塚昭司
-6-
一般財団法人 つくば都市交通センター
役 員 名 簿
平成28年2月1日現在
役
理
事
理
事
職
長
(
(
名
常
常
氏
勤
)
勤
)
伊
名
藤
笠
節
治
原
孝
〔総務経営担当〕
理
事
(
常
勤
)
吉
本
祐
二
〔企画業務担当〕
理
事
(
非
常
勤
)
宇
津
野
理
事
(
非
常
勤
)
中
理
事
(
非
常
勤
)
飛
理
事
(
非
常
勤
)
作
田
龍
昭
監
事
(
非
常
勤
)
小
林
正
樹
監
事
(
非
常
勤
)
岩
崎
哲
士
田
卓
義
田
夫
隆
博
平成 26 年度事業報告
1
事業状況
(1) 事業を取り巻く状況
① つくば市域の状況
年度全体を通じ、個人消費には未だ弱さがみられるものの、景気は緩やかに
ではあるが回復傾向を示してきている。
つくば市域においては、TXによるスムーズな都心アクセスや生活環境、教
育環境の良好さから、引き続き人口の増加がみられる。
また、センター地区内においては、駐車場利用減の一要因であった暫定コイ
ンパーキング場を含め、残されていた数少ない未活用地にマンションや新規商
業施設の建設・オープンが進む状況となった。
このため、センター地区内では新規・既存の各商業施設が競り合うこととな
り、また、隣りの研究学園駅地区への新たな商業施設の進出に伴い、市域の商
業集積の両地区における二核化が一層進むこととなった。
② 財団の状況
当財団は、茨城県から一般財団法人への移行認可を受け3年度目を迎えた。
少子高齢化により将来人口の減少が予測され、当財団の駐車場利用も長期的
にはゆっくりとではあるが減少が想定される中、新法人移行に伴い新たに課さ
れた公益目的支出を賄いつつ、つくばセンター地区における公共駐車場運営法
人として着実に事業運営していくことが求められている。
ここ数年来、減少を続けてきた駐車場利用であるが、その主要因となってい
た郊外域での大規模商業施設開設の影響はほぼ一段落した模様であり、未だ下
げ止まりには到らないものの、その減少幅は逓減してきている。
一方、南1駐車場が開設 26 年を経過するなど、各駐車場の大がかりな修繕の
必要性も生じており、これら支出を見込みつつ安定的・計画的に駐車場経営を
すべきことが一層求められる状況となっている。
このため、駐車場や賃貸施設を取り巻く周辺地域・地区の動きなどを適確に
掌握し、これらの需要を確実に取り込んだ上で、利用者には安心、安全、快適
で使いやすい駐車場等を提供していかなければならない。
新法人移行に伴う公益目的支出については、広く地域にお住いの方々のため
になる事業を実施すべく、引き続き県立美術館・市立図書館等の利用促進のた
めの駐車場利用割引、交通関連基礎調査やつくば市への交通用具寄附を実施し
ている。
また、公益目的支出事業の柱に位置付けるべく、まち育て事業や市民活動支
援のためのノウハウ確立・事業促進のための調査研究や、文化創造活動支援の
ための公益財団法人への寄附等、中間支援組織として魅力あるまちづくりに取
り組む活動を進めた。
(2) 事業別活動状況
上記状況のもと、平成 26 年度事業計画に基づき、次のとおり事業活動を行
った。
①
公益目的支出実施事業(「実施事業」)
イ 駐車場事業(公益その1)
県立美術館、市立図書館等利用者や市認定障害者の駐車場利用料金の
特別割引により、公共施設の利用促進及び障害者支援を図った。
ロ 駐車場事業(公益その2)
つくば国際会議場等における公共目的利用者の駐車場利用料金の割
引により、施設の利用促進を図った。
ハ 調査研究等事業
・つくば市と連携し、つくばエクスプレス駅周辺の駐車場等利用状況の現
況調査及びセンター地区における自動車利用の変化と公共駐車場のあ
り方に関する調査を行い、交通動態状況に係る基礎資料とした。
・平成 24 年度から実施している「葛城まち育て先導モデル事業調査業務」
については、つくば市と連携し、葛城地区を先導モデル事業地区と位置
付け、前年度に引き続きセミナーの開催等実践的な支援により広く活動
の浸透を図るなど、市民協働による持続可能なまちづくり・まち育てモ
デルの構築について調査を進めた。
・上記調査業務については、これまでの3か年における成果全容をTUT
Cライブラリー「新たなまちづくりへの挑戦―葛城地区における「まち
育て」モデルづくり―」としてとりまとめ、公共団体等へ配布した。
・茨城県が公募した「葛城地区大規模緑地ビジョン及び行動計画作成業務」
を受託し、当該緑地の豊かな自然をみんなで育て見守り地域住民に愛さ
れる里山公園にして積極的利活用すべきとのビジョンを提言し、その実
現のための市民協働の仕組みづくり等についてとりまとめ、報告した。
・地域活性化を促進すべく、つくばセンター地区における市民協働による
持続的な音楽祭の在り方を調査し、今後の市民参加による活動支援のた
めの基礎資料づくりをした。
二 特定寄附
・つくば市域における交通安全施設等整備や市民等への活動助成を支援す
るため、つくば市に対し寄附を行った。
・つくば市域の市民文化創造活動への支援事業を行っている公益財団法人
つくば文化振興財団を助成するため、寄附を行った。
②
財団収益事業(「その他事業」
)
イ 駐車場事業
・7箇所、総収容台数 4,151 台(平成 27 年 3 月 31 日現在)の駐車場の運
営管理を行った。
・今年度の駐車場利用台数は約 250 万台で、郊外域の大規模商業施設やつ
くばセンター地区内のコインパーキング営業等の影響により、前年度比
0.3%減となった。
・南1・南3立体駐車場においては、建物劣化調査結果を踏まえ、駐車場
施設の長寿命化を促進するための修繕等工事を実施した。
・南3駐車場においては、エレベーターに地震等の防災対策を施し、利用
者の安全性向上を図った。
その他各駐車場について計画的に修繕・設備更新を行い、安全性の確保
に努めた。
・南4駐車場においては、周辺施設利用者の安全性確保や利便性向上を図
るため、歩車分離による歩行者用階段を設置した。また、催事の際の入
出庫混雑・渋滞時に、要員の配置、他駐車場への誘導、精算機対応等を
計画的に行い、利用者の不便の低減を図った。
・駐車場利用者に対しては親切・丁寧な窓口等応対を行うとともに、休日
営業、大型バス利用への対応などにより利便性向上を図った。また、駐
車場需要を捉えるべく、周辺法人等へ積極的な利用勧誘活動を行った。
・駐車場における不具合箇所等の早期発見を目的として定期パトロールを
実施するとともに、暴風雨等発生後の目視点検確認を徹底し、事故の未
然防止に努めた。
ロ 賃貸事業
・南 3 パークビル、財団事務所ビル等の賃貸施設(15 施設、延床面積 2,975
㎡、全施設満室)の運営を行った。
・賃貸施設に付随する設備等の点検を行うなど、適切な管理に努めた。
③ 社会貢献その他
・つくばセンター地区活性化協議会等の実施する「つくば光の森」のウィンタ
ーイルミネーションやランタンアートなど、つくばセンター地区の賑わい創
出のための地域活動に積極的に参画し、地区の活性化を図った。
・七夕飾りや、プラザ・パフォーマンスギャラリーのオープンスペースを活用
した市民やグループの作品展示などの文化活動を通じて、つくばセンター地
区の賑わい創出・活性化を図った。
・女性職員による‘女性の視点で駐車場を良くしよう’プロジェクト(通称「女
視プロ」)においては、駐車場内手洗いのフラワーアレンジ、前記ランタンア
ートの団体作品コンテストへの出品(来場者人気投票で第 2 位を獲得)や、
センター地区界隈のお勧め飲食店を取材・編集しホームページで紹介してい
る「つくばぐるめ」を冊子化し駐車場利用者に提供するなど、女性の視点を
活かしその能力を発揮する各種取り組みを積極的に展開した。
2
一般事項
(1) 組織及び人員
① 1事業部門・2共通部門の体制のもとに、現業推進能力と経営能力の両面につ
いて向上を図った。
② 平成 27 年 3 月末における役職員数は、下表のとおり。(単位:人)
役
員
職
員
理事長(常勤)
1
総 務 経 営 部
5
理
事(常勤)
3
企 画 業 務 部
8
理
事(非常勤)
4
駐車場事業本部
25
監
事(非常勤)
2
計
38
計
10
注:理事(常勤)3 名は、総務経営部長、企画業務部長及び駐車場
事業本部長をそれぞれ兼ねる。
(2) 理事会
① 第 10 回理事会(平成 26 年 5 月 1 日
みなし決議があったとみなされた日)
・第 7 回評議員会の招集について、書面により全理事から同意を得た。また、
監事からも当該事項について書面により確認を得た。
② 第 11 回理事会(平成 26 年 6 月 10 日開催)
・平成 25 年度業務実施報告及び平成 26 年度業務実施状況について、担当
理
事より報告を行った。
・
「平成 25 年度事業報告及び決算報告」及び「平成 25 年度公益目的支出計画
実施報告書」について説明があり、平成 25 年度公益目的支出計画実施報告
書については、定時評議員会へ報告後、行政庁へ電子申請で行うことを事務
局に一任していただくこととし、その後、岩崎監事から報告書等については
適正に示されている旨の監査報告があり、審議した結果、原案どおり決定し
た。
・理事の一斉改選に伴う理事候補者の決定について、担当理事より説明があり、
審議した結果、原案どおり決定した。
・定時評議員会の日時及び場所並びに議案について、担当理事より説明があり、
審議した結果、原案どおり決定した。
・第 12 回理事会の開催について、担当理事より報告を行った。
③ 第 12 回理事会(平成 26 年 6 月 26 日開催)
・代表理事及び業務執行理事の選定について、伊藤仮議長より提案があり、原
案どおり決定した。
④ 第 13 回理事会(平成 26 年 8 月 1 日
みなし決議があったとみなされた日)
・第 9 回評議員会の招集について、書面により全理事から同意を得た。また、
監 事からも当該事項について書面により確認を得た。
⑤ 第 14 回理事会(平成 26 年 11 月 14 日開催)
・平成 26 年度上半期業務実施状況について、担当理事より報告を行った。
・担当理事より平成 26 年上半期の実績についての報告があり、参考として平 成
26 年度通期見通しについて説明がなされた。
⑥ 第 15 回理事会(平成 27 年 3 月 16 日開催)
・平成 26 年度業務実施状況について、担当理事より報告を行った。次に平成
26 年度収支予算の変更についての説明があり、審議した結果、原案どおり決
定した。
・平成 27 年度事業計画及び収支予算について、担当理事より説明があり、審議
した結果、原案どおり決定した。
・第 10 回評議員会の日時及び場所並びに議案について、担当理事より説明が
あり、審議した結果、原案どおり決定した。
(1) 評議員会
①
第 7 回評議員会(平成 26 年 5 月 15 日みなし決議があったとみなされた日)
・佐久間正敏評議員の辞任に伴い、後任評議員に平成 26 年 5 月 15 日付で渡
邊 政美氏を選任することを全評議員が書面により同意した。なお、当該事
項を 受け、平成 26 年 5 月 16 日付で渡邊政美氏が評議員に就任した。
② 第 8 回評議員会(平成 26 年 6 月 26 日開催)
・平成 25 年度業務実施報告及び平成 26 年度業務実施状況について、担当理
事より報告を行った。
・平成 25 年度事業報告及び決算報告について説明があり、その後、小林監事
から報告書等については適正に示されている旨の監査報告があり、審議した
結果、原案どおり決定した。
・理事の一斉改選に伴う選任について、担当理事より説明があり、各候補者ご
とに審議した結果、原案どおり決定した。
・議事録署名人の選出について、議長に一任され、議長並びに評議員会に出
席した評議員大塚昭司氏及び代表理事伊藤節治氏が指名された。
・平成 25 年度公益目的支出実施報告書について、担当理事より報告があっ
た。
③ 第 9 回評議員会(平成 26 年 8 月 15 日
みなし決議があったとみなされた日)
・大塚昭司評議員の辞任に伴い後任評議員に平成 26 年 8 月 15 日付で宮地真
樹氏を、また、茅根務理事の辞任に伴い後任理事に平成 26 年 8 月 15 日付
で飛田博氏を選任することを全評議員が書面により同意した。なお、当該
事項を 受け、平成 26 年 8 月 15 日付で宮地真樹氏が評議員に、飛田博氏が
理事に就任した。
④ 第 10 回評議員会(平成 27 年 3 月 26 日開催)
・議事録署名人の選出について、議長に一任され、議長及び評議員会に出席し
た評議員海岸茂美氏並びに代表理事伊藤節治氏が指名された。
・平成 26 年度業務執行状況の報告について、担当理事より報告があった。
・平成 26 年度の収支予算の変更について、担当理事より報告があった。
・平成 27 年度事業計画及び収支予算について、担当理事より報告があった。
3
附属明細書
平成 26 年度事業報告には、
「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則」
第 34 条第3項に規定する附属明細書「事業報告の内容を補足する重要な事項」が存
在しないので作成しない。
平成 27 年 6 月
一般財団法人つくば都市交通センター
貸 借 対 照 表
平成27年 3月31日現在
(単位 : 円)
科
資
Ⅰ
目
産
流
1
の
動
産
3,391,527
△ 329,889
預
金
920,080,932
733,288,680
186,792,252
券
0
100,006,087
△ 100,006,087
価
証
未
収
金
43,422,354
41,303,225
2,119,129
立
替
金
1,830,167
1,844,004
△ 13,837
用
570,485
748,380
△ 177,895
計
968,965,576
880,581,903
88,383,673
0
0
0
払
動
費
資
産
定
基
合
資
本
基
産
財
本
特
(2)
資
3,061,638
固
(1)
部
金
前
2
財
産
産
定
資
計
産
土
地
4,887,351,404
4,887,351,404
0
建
物
455,658,445
498,627,966
△ 42,969,521
設 備
13
105,739
△ 105,726
退 職 給 付 引 当 資 産
80,951,200
74,366,200
6,585,000
預り保証金積立資産
300,000,000
300,000,000
0
預 り 敷 金 積 立 資 産
127,660,280
127,660,280
0
5,851,621,342
5,888,111,589
△ 36,490,247
物
2,374,464,838
2,471,957,792
△ 97,492,954
設 備
275,753,968
275,286,865
467,103
物
147,122,882
176,359,268
△ 29,236,386
具
6,097,269
7,676,290
△ 1,579,021
品
71,556,724
105,337,550
△ 33,780,826
定
2,138,400
0
2,138,400
ア
13,778,775
24,714,248
△ 10,935,473
権
3,321,600
3,321,600
0
金
40,000
40,000
0
リ サ イ ク ル 預 託 金
66,400
71,950
△ 5,550
そ の 他 固 定 資 産 計
2,894,340,856
3,064,765,563
△ 170,424,707
計
8,745,962,198
8,952,877,152
△ 206,914,954
計
9,714,927,774
9,833,459,055
△ 118,531,281
建
特
物
附
定
属
資
産
計
そ の 他 固 定 資 産
(3)
建
建
物
附
構
車
建
ソ
電
両
定
産
運
器
設
フ
話
保
固
属
築
什
資
増 減
前 年 度
現
有
流
当 年 度
搬
備
仮
ト
ウ
加
勘
ェ
入
証
資
産
合
合
(単位 : 円)
科
目
負
Ⅱ
債
流
1
の
動
払
増 減
債
払
未
前 年 度
部
負
未
費
金
22,199,691
65,258,618
△ 43,058,927
用
1,417,620
1,494,818
△ 77,198
未 払
法 人
税
等
49,533,400
48,554,600
978,800
未 払
消 費
税
等
34,396,300
7,949,200
26,447,100
前
受
金
22,571,107
22,094,329
476,778
預
り
金
1,074,886
1,271,448
△ 196,562
仮
受
金
0
119,500
△ 119,500
1年以内返済予定の長期借入金
88,652,000
118,752,000
△ 30,100,000
1年以内返済予定の預り保証金
40,000,000
40,000,000
0
賞
与
引
当
金
10,125,860
10,712,920
△ 587,060
動
負
債
合
計
269,970,864
316,207,433
△ 46,236,569
金
548,677,000
637,329,000
△ 88,652,000
退 職 給 付 引 当 金
80,951,200
74,366,200
6,585,000
金
520,000,000
560,000,000
△ 40,000,000
金
127,660,280
127,660,280
0
計
1,277,288,480
1,399,355,480
△ 122,067,000
計
1,547,259,344
1,715,562,913
△ 168,303,569
地
4,887,351,404
4,887,351,404
0
等
455,658,458
498,733,705
△ 43,075,247
計
5,343,009,862
5,386,085,109
△ 43,075,247
(5,343,009,862)
(5,386,085,109)
(△ 43,075,247)
2,824,658,568
2,731,811,033
92,847,535
(うち特定資産への充当額)
(508,611,480)
(502,026,480)
(6,585,000)
味
計
8,167,668,430
8,117,896,142
49,772,288
負 債 及 び 正 味 財 産 合 計
9,714,927,774
9,833,459,055
△ 118,531,281
流
固
2
定
長
負
期
預
固
味
指
1
負
債
指
定
産
正
受
受
合
合
財
定
証
敷
債
正
債
入
保
り
定
負
借
り
預
Ⅲ
当 年 度
味
贈
部
財
産
土
贈
正
の
建
味
財
物
産
(うち特定資産への充当額)
一
2
一
正
般
般
正
正
財
味
味
産
財
財
産
合
産
計
正味財産増減計算書
平成26年 4月 1日から平成27年 3月31日まで
(単位:円)
科
目
経
1
常
増
経
(1)
減
常
特
定
産
益
益
98,464
125,462
△ 26,998
98,464
125,462
△ 26,998
運
業
用
益
1,007,663,680
1,017,526,943
△ 9,863,263
駐 車 場 事 業 収 益
872,685,519
881,222,988
△ 8,537,469
賃
貸
取
受
収
事
業
補
助
取
雑
補
収
益
134,978,161
136,303,955
△ 1,325,794
金
等
3,610,000
3,380,000
230,000
金
3,610,000
3,380,000
230,000
益
4,427,299
748,573
3,678,726
益
4,427,299
748,573
3,678,726
計
1,015,799,443
1,021,780,978
△ 5,981,535
費
876,099,448
873,556,886
2,542,562
費
245,805,030
238,069,616
7,735,414
助
収
雑
経
収
常
収
経
益
常
事
費
用
業
直
接
人
件
業
務
費
623,189,551
627,642,416
△ 4,452,865
共
益
費
7,104,867
7,844,854
△ 739,987
費
36,764,241
37,405,047
△ 640,806
管
理
人
件
費
21,902,814
21,751,747
151,067
管
理
費
14,861,427
15,653,300
△ 791,873
計
912,863,689
910,961,933
1,901,756
評価損益等調整前当期経常増減額
経
常
評
2
部
特 定 資 産 受 取 利 息
受
(2)
の
収
資
事
費
用
102,935,754
110,819,045
△ 7,883,291
計
0
0
0
102,935,754
110,819,045
△ 7,883,291
益
0
211,047
△ 211,047
車 輌 運 搬 具 売 却 益
0
211,047
△ 211,047
益
43,075,247
43,075,247
0
指定正味財産減価償却費振替益
43,075,247
43,075,247
0
常
43,075,247
43,286,294
△ 211,047
価
損
益
等
当
期
経
常
増
減
額
経
常
外
増
減
の
部
経
(1)
固
固
経
常
定
定
経
(2)
固
外
資
資
定
産
産
外
常
収
売
費
用
損
0
13,921,750
△ 13,921,750
損
0
13,921,750
△ 13,921,750
却
損
5,316
4
5,312
什 器 備 品 除 却 損
5,316
4
5,312
損
3,576,590
3,367,217
209,373
固 定 資 産 圧 縮 損
3,576,590
3,367,217
209,373
常
計
3,581,906
17,288,971
△ 13,707,065
当 期 経 常 外 増 減 額
39,493,341
25,997,323
13,496,018
税引前当期一般正味財産増減額
142,429,095
136,816,368
5,612,727
法人税、住民税及び事業税
49,581,560
48,822,633
758,927
当 期 一 般 正 味 財 産 増 減 額
92,847,535
87,993,735
4,853,800
一 般 正 味 財 産 期 首 残 高
2,731,811,033
2,643,817,298
87,993,735
一 般 正 味 財 産 期 末 残 高
2,824,658,568
2,731,811,033
92,847,535
一般正味財産への振替額
△ 43,075,247
△ 43,075,247
0
一 般 正 味 財 産 へ の 振 替額
△ 43,075,247
△ 43,075,247
0
当 期 指 定 正 味 財 産 増 減 額
△ 43,075,247
△ 43,075,247
0
指 定 正 味 財 産 期 首 残 高
5,386,085,109
5,429,160,356
△ 43,075,247
指 定 正 味 財 産 期 末 残 高
5,343,009,862
5,386,085,109
△ 43,075,247
正
8,167,668,430
8,117,896,142
49,772,288
固
固
経
定
定
資
資
外
等
売
計
却
物
産
贈
益
外
資
却
受
収
益
却
建
Ⅲ
増 減
前 年 度
一 般 正 味 財 産 増 減 の 部
Ⅰ
Ⅱ
当 年 度
売
産
産
除
圧
費
縮
用
指 定 正 味 財 産 増 減 の 部
味
財
産
期
末
残
高
財務諸表に対する注記
1 重要な会計方針
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
満期保有目的の債券は償却原価法(定額法)によっている。
(2) 固定資産の減価償却の方法
減価償却方法は、定額法を採用している。
(3) 引当金の計上基準
① 賞与引当金は、職員の賞与の支払いに備えて、賞与支給見込額の当事業年度負担額を計上して
いる。
② 退職給付引当金は、役員、職員の期末要支給相当額を計上している。
(4) 所有権移転外ファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理
を行っている。
(5) 消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は、税抜方式によっている。
2 基本財産及び特定資産の増減額及びその残高
基本財産及び特定資産の増減額及びその残高は、次のとおりである。
(単位 : 円)
科
目
基 本 財 産
小
計
特 定 資 産
土
地
建
物
建 物 附 属 設 備
退職給付引当資産
預 り 保 証金 積立 資産
預り敷金積立資産
小
計
合
計
前期末残高
当期増加額
当期減少額
当期末残高
0
0
0
0
0
0
0
0
4,887,351,404
498,627,966
105,739
74,366,200
300,000,000
127,660,280
5,888,111,589
5,888,111,589
0
0
0
10,935,800
0
6,745
10,942,545
10,942,545
0
42,969,521
105,726
4,350,800
0
6,745
47,432,792
47,432,792
4,887,351,404
455,658,445
13
80,951,200
300,000,000
127,660,280
5,851,621,342
5,851,621,342
3 基本財産及び特定資産の財源等の内訳
基本財産及び特定資産の財源等の内訳は、次のとおりである。
(単位 : 円)
科
目
基 本 財 産
小
計
特 定 資 産
土
地
建
物
建 物 附 属 設 備
退職給付引当資産
預 り 保 証金 積立 資産
預り敷金積立資産
小
計
合
計
(うち指定正味財産 (うち一般正味財産
(うち負債に対応する額)
か ら の 充 当 額 )か ら の 充 当 額 )
当期末残高
0
0
0
(0)
0
(0)
0
(0)
4,887,351,404
455,658,445
13
80,951,200
300,000,000
127,660,280
5,851,621,342
5,851,621,342
(4,887,351,404)
(455,658,445)
(13)
(0)
(0)
(0)
(5,343,009,862)
(5,343,009,862)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(80,951,200)
(300,000,000)
(127,660,280)
(508,611,480)
(508,611,480)
4 担保に供している資産
① 南2駐車場の土地(特定資産)1,087,369,030円(平成26年度末帳簿価額)並びに建物及び建物附属設備
(その他の固定資産)371,054,467円(平成26年度末帳簿価額)は、平成18年5月借入れの長期借入金
(平成26年度末残高357,129,000円)の担保に
② 北1駐車場の土地(特定資産)1,049,529,570円(平成26年度末帳簿価額)並びに建物及び建物附属設備
(その他の固定資産)307,610,548円(平成26年度末帳簿価額)は、平成17年8月借入れの長期借入金
(平成26年度末残高280,200,000円)の担保に
それぞれ供している。
5 固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高
固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高は、次のとおりである。
(単位 : 円)
科
特 定 資 産
建
建 物 附 属 設
小
その他の固定資産
建
建 物 附 属 設
構
築
車 両 運 搬
什
器
備
ソ フ ト ウ ェ
小
合
目
取 得 価 額
減価償却累計額
当期末残高
物
備
計
1,516,836,418
332,333,034
1,849,169,452
1,061,177,973
332,333,021
1,393,510,994
455,658,445
13
455,658,458
物
備
物
具
品
ア
計
計
4,358,694,100
1,318,078,212
464,827,707
12,661,531
240,302,327
68,621,310
6,463,185,187
8,312,354,639
1,984,229,262
1,042,324,244
317,704,825
6,564,262
168,745,603
54,842,535
3,574,410,731
4,967,921,725
2,374,464,838
275,753,968
147,122,882
6,097,269
71,556,724
13,778,775
2,888,774,456
3,344,432,914
6 指定正味財産から一般正味財産への振替額の内訳
指定正味財産から一般正味財産への振替額の内訳は、次のとおりである。
(単位 : 円)
内
容
経常外収益への振替額
減価償却費計上による振替額
合 計
金
額
△ 43,075,247
△ 43,075,247
7 実施事業資産の内訳
実施事業資産は、実施事業(継1、継2)、その他事業(他1)で使用している共用資産である。
このため、実施事業資産については、共用資産の帳簿残高に各実施事業毎の公共施設等利用台
数割合を乗じて算出したものである。
この結果、実施事業資産の内訳は、次のとおりである。
(単位 : 円)
科
目
土
地
建物 (特定資産)
建
物
建 物 附 属 設 備
構
築
物
車 両 運 搬 具
什
器
備
品
ソ フ ト ウ ェ ア
電 話 加 入 権
合
計
継1
継2
駐車場事業(公1) 駐車場事業(公2)
154,981,236
100,187,474
13,090,530
0
78,449,086
0
8,563,697
0
3,296,096
6,952,371
94,355
0
2,106,082
1,847,192
469,679
0
39,020
9,061
261,089,781
108,996,098
合
計
255,168,710
13,090,530
78,449,086
8,563,697
10,248,467
94,355
3,953,274
469,679
48,081
370,085,879
平成27年度
事業計画書
Ⅰ.事業全般
(1)当財団は、一般財団法人(非営利型)としての茨城県の認可内容に基づき、財団を取り巻く
事業環境の変化を踏まえ、中長期的な視点で収支管理を徹底し、事業を計画的かつ効率的に
実施する。
(2)前年度に引き続き、公益目的支出計画に基づく事業を着実に実施する。
(3)利用者や来訪者の視点に立ち、駐車場の利便性・快適性の向上や地域と連携した活性化を通
じて、つくばセンター地区の魅力を高め賑わいを創出するなど、つくばセンター地区を中心と
するつくば市域において地域社会に貢献する活動を積極的に実施する。
Ⅱ.事業実施計画
1.実施事業等会計
(1)公共施設利用等促進事業
県立美術館、市立図書館等の公共施設利用促進事業(公益その1)及びつくば国際会議場に
おける公共目的利用促進事業(公益その2)として公共利用に関する利用料金の割引を行う。
(2)調査研究等事業
①
TX沿線駅周辺開発地区及びつくばセンター地区のビルドアップに伴う公共駐車場等利
用実態の変化等を調査し、交通関連基礎資料とする。
② 葛城まち育て先導モデル事業について、今年度を一つの区切りとし、実践的な研修、講座
等の実施及び支援を行い、市民協働による持続可能なまちづくりモデルを構築していく。
③ 平成 26 年度に実施した「葛城まち育て先導モデル事業調査業務」等の成果について、T
UTCライブラリーとして取りまとめ、公共団体等へ配布する。
④ プラザ・パフォーマンスギャラリーのオープンスペースを活用し、つくばセンター地区の
賑わいや憩いの空間創出を有識者や関係者を交えて行うとともに、市民活動団体の作品展示
や催事開催とその支援、助言などを通して、つくばセンター地区の活性化に貢献する。
⑤
つくばセンター地区における市民協働による持続的な音楽祭等の在り方について引き続
き調査を行い、市民参加による地域活性化の検討を進める。
(3)特定寄附
① つくば市域の交通安全施設等整備や市民等への活動助成を支援するため、つくば市に対し
て寄贈・寄附を行う。
②
つくば市域において市民の文化創造活動の支援事業を行っている公益財団法人つくば文
化振興財団を助成するため、寄附を行う。
2.その他会計
(1)駐車場事業
① 立体駐車場(4箇所 普通車 2,797 台収容)
、平面駐車場(3箇所 普通車 1,341 台+大型
車 13 台(普通車のみで 1,393 台)収容)の計7駐車場(普通車 4,138 台+大型車 13 台(普
通車のみで 4,190 台)収容)を管理運営し、つくばセンター地区内への来訪者の駐車需要に
対応する。
② 料金システムについて、時間制駐車料金・定期利用料金・回数券・サービス券及びレシー
トバック契約料金により、昨年に引き続き利用者サービスを行う。
③ 既存立体駐車場については、安全・安心・快適の確保に向け、施設の長寿命化を図るべく
定期的に調査・診断を行うとともに、計画的な更新工事及び修繕工事を実施する。
④ 駐車場利用者のニーズについて分析・評価を行い、利用者の利便性向上のための検討を実
施する。
⑤ 効率的かつ安定的な駐車場の管理運営のため、新たな駐車場管理方策の検討に着手する。
(2)賃貸事業
① 南3パークビル及び財団事務所ビル等の賃貸施設(延床 2,975 ㎡、15 区画)について、引
き続き適切な管理運営を行う。
② 前年度に引き続き、駐車場内等の自動販売機コーナーを維持管理し、利用者の利便性向上
に寄与するとともに、立体駐車場内の壁面等を活用した広告物掲載に取り組む。
Ⅲ.その他の社会貢献
(1)「つくばセンター地区活性化協議会」等の実施する「つくば光の森」のウインターイルミネ
ーションや「ランタンアート」
、
「七夕飾り」などに参画し、つくばセンター地区の活性化に資
する活動を地域と協働して年間を通じて企画・実施する。
(2)南1駐車場内の壁面に設置した情報案内板や財団ホームページを活用し、駐車場ニュースの
ほか、公共施設や市民活動団体等の各種イベント情報、近隣のグルメ情報など、地域の様々な
情報を発信する。
(3)
「茨城県駐車場協会」の会長職を務め、事務局運営を担う。また、
「つくばセンター地区活性
化協議会」の役員を務め、事務局を支援する。これらを通じ、地域と連携した活動に寄与する。
収支予算書
平成27年 4月 1日から平成28年 3月31日まで
(単位 : 千円)
平成27年度
予 算 額
科 目
経
1
常
増
経
(1)
備 考
減
収
益
産 運
用 益
100
100
0
特 定 資 産 受 取 利 息
100
100
0
益
982,320
989,960
△ 7,640
駐 車 場 事 業 収 益
業
847,850
855,160
△ 7,310
賃
貸
取
受
収
事
助
補
収
益
134,470
134,800
△ 330
金
等
0
3,610
△ 3,610
金
0
3,610
△ 3,610
益
4,760
4,220
540
助
収
雑
収
経
常
経
益
4,760
4,220
540
計
987,180
997,890
△ 10,710
費
876,330
898,990
△ 22,660
費
257,650
259,760
△ 2,110
務
費
611,660
632,210
△ 20,550
益
費
7,020
7,020
0
費
41,980
38,670
3,310
費
23,280
22,210
1,070
収
益
常
費
事
用
業
直
接
人
業
共
管
件
理
人
件
管
理
費
18,700
16,460
2,240
計
918,310
937,660
△ 19,350
評価損益等調整前当期経常増減額
68,870
60,230
8,640
経
常
評
(1)
業
補
取
雑
2
部
常
受
(2)
の
特 定 資
事
価
費
等
計
0
0
0
期
経
常
増
減
額
68,870
60,230
8,640
経
常
外
増
減
の
部
42,970
43,130
△ 160
42,970
43,130
△ 160
42,970
43,130
△ 160
却 損
0
10
△ 10
固 定 資 産 除 却 損
経
損
用
当
常
益
外
固 定 資
収
産 受
益
贈 益
指定正味財産減価償却費振替益
経
(2)
常
経
外
常
益
費
産 除
計
用
0
10
△ 10
縮 損
0
3,580
△ 3,580
固 定 資 産 圧 縮 損
0
3,580
△ 3,580
固 定 資
経
収
外
固 定 資
Ⅲ
増 減
一 般 正 味 財 産 増 減 の 部
Ⅰ
Ⅱ
平成26年度
予 算 額
常
産 圧
計
0
3,590
△ 3,590
当 期 経 常 外 増 減 額
外
費
用
42,970
39,540
3,430
税引前当期一般正味財産増減額
111,840
99,770
12,070
法人税、住民税及び事業税
41,300
39,210
2,090
当 期 一 般 正 味 財 産増 減額
70,540
60,560
9,980
一 般 正 味 財 産 期 首 残 高
2,792,371
2,731,811
60,560
一 般 正 味 財 産 期 末 残 高
2,862,911
2,792,371
70,540
一般正味財産への振替額
△ 42,970
△ 43,130
160
一般正味財産への振替額
△ 42,970
△ 43,130
160
当 期 指 定 正 味 財 産増 減額
△ 42,970
△ 43,130
160
指 定 正 味 財 産 期 首 残 高
5,342,955
5,386,085
△ 43,130
指 定 正 味 財 産 期 末 残 高
5,299,985
5,342,955
△ 42,970
正
8,162,896
8,135,326
27,570
指 定 正 味 財 産 増 減 の 部
味
財
産
期
末
残
高