発表資料 (独)国際協力機構地球環境部

JICA地球環境分野予算
(26年度の進捗と27年度の方向性)
2015年 2月 6日
JICA地球環境部
木藤 耕一
1
日本のODAにおけるJICAの役割
技術協力
研修員受入
青年海外協力隊派遣
専門家派遣
開発調査
機材供与
国際緊急援助
円借款
二国間援助
有償資金協力
海外投融資
経済開発等
政府開発援助
(ODA)
2
無償資金協力
食糧増産等
多国間援助
国際機関(国連、世銀、アジア開発銀行等)への拠出
平成27年度JICA予算
(単位:億円)
項目
運営費交付金
経済産業省委託費
外務省委託費
無償資委託費金協力
(外務省・JICA)
有償資金協力
うち円借款
うち海外投融資
3
26年度
予算額
27年度
予算額
増減額
1,502.7
9.8
2
1,464.1
4.6
0
▲38.6
▲5.2
▲2
1,666.8
1,605.0
▲61.8
9,885
9,646
239
9,885
N/A
N/A
0
N/A
N/A
地球環境問題と地球環境部
地球環境部
社会基盤・平
和構築部:
運輸・交通
4
●森林・自然環境管理、
(含生物多様性保全)
●環境管理(大気汚染、
水質汚濁、下水道、
廃棄物)
●水資源管理(上水道、
統合水資源管理)
●防災(治水、地震、火山他)
●気候変動対策
農村
開発部:
食料問題
産業開発・公共政策部:エネルギー
4
2006年度~2013年度実績額の推移(分野課題別)
単位:百万円
5
2014年度地球環境部 予算計画額
(単位:百万円)
分野
6
科学技術協 技術協力プロ 業務委託費、
合計
力関係費 ジェクト関係費 その他
森林自然環境保全
556
2,570
347
3,474
環境管理
487
2,360
1,149
3,996
水資源
164
2,398
1,423
3,986
防災
615
2,024
516
3,155
気候変動対策室
0
0
36
36
合計
1,822
9,352
3,471
14,647
(注)気候変動対策室は、個別事業を直接担当しない。
地球環境部 事業実施方針
1. 政策課題への対応
2. 戦略的な事業実施に向けた取り組み
3. 事業構想力と情報発信力の強化
4.質の向上にかかる取組み
7
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1.政策課題への対応
• 第3回国連防災世界会議、ポスト2015開発課題目標の
採択、2020年以降の全世界を対象とする新気候変動枠
組の合意形成に向けた取組み
• ポスト兵庫行動枠組みに、長期的かつ持続的な経済成
長のための防災の事前投資、より良い復興(Build back
better)、中央政府の能力強化の重要性を発信。
• 防災の主流化。SDGへ防災の視点を盛り込むよう発信。
• 災害のリスクアセスメントを開発のあらゆる面に浸透、広
域の事業継続マネジメント(BCM)の概念の発信と定着。
8
8
1.政策課題への対応
• 日本再興戦略、国家安全保障戦略の「経済協力の戦略的
な活用」に関し、地方自治体がノウハウを有する公益事業
(上下水道、廃棄物、防災)で、自治体の国際展開、民間
企業の国際展開を支援。
• 日本政府の「攻めの地球温暖化対策外交戦略」、「適応イ
ニシアティブ」を踏まえた、脆弱国への適応策(特に防災)
支援。気候変動と防災に関する14,000人の人材育成に向
けた協力。
• 日本の優れた低炭素技術の普及、二国間クレジット(JCM
)の推進、気候変動対策への民間資金の動員等の取り組
み。緑の気候基金との連携、活用可能性の追求。
9
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1.政策課題への対応
• 「環境未来都市」構想の海外展開への貢献。環境管理の
強化と温暖化ガス削減の両立(コベネフィット)を重視し、
上流の都市計画策定段階から、環境管理の視点を組み
込む。
• 緩和策としての持続的森林管理を通じた気候変動対策(
REDD+)を、重点地域(東南アジア、アマゾン、コンゴ盆地
)を対象として展開。
• 「森から世界を変えるREDD+プラットフォーム」(2014年
11月)による官民連携の推進。
10
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2.戦略的な事業実施に向けた取り組み
• 重点国における戦略的なプログラム化の推進
- ポジションペーパーに基づく事業の戦略性の向上
- 課題横断的な取り組みの強化
• 人間の安全保障、ジェンダー
- 「安全な水を全ての人々に」、水供給の量と質の確保
- 防災・復興における女性のリーダーシップ強化・育成
• 地球規模課題への対応力強化
- 科学技術協力の推進(水資源管理、環境管理、防災)
11
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廃棄物管理分野ポジションペーパー
「JICAの廃棄物管理分野の 国際協力への取り組み」の改訂
JICAの協力方針をわかりやすく説明するため、2010年に作成したポジションペーパーを2014年改訂。
「JICAナレッジサイト」にて公開中。
構成
• JICAの取りうる支援メニューを対外的に、よりシャープに伝える構成に改訂。
読み手は主に国内外の支援の連携相手(自治体、民間、他ドナー等)を想
定。
発展段階の明示
• 廃棄物管理の発展段階を三段階に体系化し、各段階の代表的な課題・支
援内容を明示した。
モデルの提示
• 途上国が抱える廃棄物管理の課題に対しJICAがどのような協力モデルを
実施してきたか、また今後何に力点を置いていくかを示し、民間連携等新し
い潮流も含めた。
協力の基本方針
国の発展段階に応じた支援
第一段階
第二段階
第三段階
公衆衛生の
改善
環境負荷の
低減・汚染
防止
3Rを通じた
循環型社会
の構築
日本の歩みに比べると、現在の途上国を取り巻く経済環境は、急速に消費社会、グローバル化
の波が押し寄せているため、次の段階に移行する時間が相当に圧縮されている。また、段階が
同時発生的になることも考えられるため、対象国のキャパシティ・課題を
適切に評価することが重要。
13
協力モデル
① 包括的支援モデル
 見出された課題に対して最適なスキームを組み合わせて対処
 連続的な支援 (マスタープラン策定から、能力強化に資する技術協力、最終処分場改
善等の施設整備を実施する等)
② 自治体連携モデル
 JICAのプロジェクトにおいて今後も日本の自治体との連携を強め、自治体が蓄積してい
るノウハウと人材を活かす協力を実施していく
③ 民間連携モデル
 オペレーションの民間委託を適切に推進するための行政側の能力強化
 今後は、官民連携、中小企業支援事業、本邦民間企業が有するリサイクル技術、焼却
技術、中間処理・廃棄物処理施設の運営のノウハウ等を活かす協力にも重点を置く
④ 制度構築支援モデル
 政府が国全体を統一的にコントロールを図っていくための制度構築
 ある地域の自治体で具体的な廃棄物管理の制度モデルを実証し、その国にあったモデ
ルを全国に展開していく支援
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インドネシア「3R及び廃棄物適正管理のための
能力強化支援プロジェクト」
(2013年10月~2016年10月)
アジア地域の3Rを基調とする循環型社会の構築に向けて
インドネシア
日本
3Rを基調とする
循環型社会の構築へ
国際的な取組み
3R活動及び廃棄物管理が
全国の代表的自治体へ
3R活動及び廃棄物管理が
対象都市で実施される
官民連携技プロ
・長期専門家
・短期専門家
・コンサルタント
北九州市(KITA)の協力
によるインドネシア・スラ
バヤでの廃棄物管理モ
デル成功事例の活用
3Rイニシアテイブを提唱
神戸3R行動計画
3R国家戦略策定支援
アジア3R推進フォーラム
3Rの支援
第4回:ベトナム (2013年)
第5回:インドネシア (2014年)
国内での取組み
成果1:省令案の策定
成果2:条例案の策定
廃棄物削減計画の策定
本邦研修
成果3:パイロット事業の実施
・北九州市
循環基本法、リサイクル
関連法等の整備
地方自治体の
多様な3Rの取組
(街並みの緑化)
写真・図表:IGESポリシー・ブリーフ第9号 2010 年4
月から引用
モロッコ:ティズニット市及び周辺コミューンにおける廃棄物管理能力向上プロジェクト
課題:不衛生なオープンダンピングによる
処分場周辺住民の生活や自然環境の悪化
廃棄物分野 開発計画
プロジェクト
目標:①広域廃棄物管理体制の構築②3Rの
実施による廃棄物管理の改善
国家廃棄物管理計画(PNDM、2008年):15年間で廃棄物収集率70%→90%向上、
既存最終処分場のリハビリ、分別収集・リサイクルシステムの構築を目指す
案件概要
主要カウンターパート(C/P):ティズニット市役所
協力期間:2013年3月~2016年2月(36ヶ月)
主な投入:(1)専門家派遣(チーフアドバイザー、廃棄物
収集計画、3R活動計画、埋め立て処分場計画、経済・財
務分析、住民意識啓発)(2)機材供与(3)カウンター
パート研修
日本の広域廃棄物管理経験の活用
日本の一部事務組合や広域連合と呼ばれる特別地方公共
団体の仕組みが活用されている。ティズニット県における本プロ
ジェクトの経験が他県にも共有され、将来的にモロッコ全土へ
広がっていくことが期待される。
上位目標
①ティズニット県における廃棄物管理が改善される
②ティズニット県における廃棄物管理モデルがモロッコの他県においても共有される
プロジェクト目標
ティズニット県における廃棄物管理能力が向上する
成果1~8
ティズニット県の廃棄物管理の現状・課題取りまとめ
ティズニット市の3R活動を含む収集・運搬の近代化
ティズニット市の既存廃棄物処分場の改善・管理能力の向上
ティズニット市の新規衛生埋立処分場を計画・管理する能力の向上
既存最終処分場の運営改善指導
ブルドーザーによる敷均しと転圧
新規衛生埋立処分場の計画・施
工管理・維持管理能力向上支援
※建設はティズニット市が実施
ティズニット市以外の周辺コミューンにおける廃棄物収集・運搬能力の向上
ティズニット県のマスタープランに沿った廃棄物管理指針作成能力の向上
居住区における定時収集促進・ブ
ラックスポット撲滅に向けた啓発
収集車両の維持運営計画、収集
ルートの適正化計画
ティズニット市モデル地域住民の廃棄物管理に関する意識の向上
M/P策定(1996年~1998年)
改訂版M/P策定(2010年)
開発調査「ナイロビ市廃棄物管理計画調査」
「ナイロビ市統合的廃棄物管理計画に係る協力プログラム準備調査」
ケニア国「ナイロビ市廃棄物管理能力向上プロジェクト」
(2012.3~2016.3)実施機関:ナイロビ市(NCC) 環境局(DOE)
財務改善
収集運搬の改善
パイロットプロジェクト→収集方法のモデルを策定
収入・支出を
確認/レビュー
廃棄物特別会計の導入計
画を作成
廃棄物特別会計導入計画
に基づく活動の実施
会計報告に基づく分析
財務状況改善
パイロットプロジェクト②
フランチャイズ制導入
(民間との連携)
パイロットプロジェクト①
スラムでの収集運搬改善
(CBOとの連携)
【現状】不法投棄、劣悪な衛生環境
【現状】民間企業が自由に収集運搬を行い、NCC
が管理できていない
Company A
市役所に
よる運搬
収集地点
スラム地域
料金内部補助システムの適用
CCNの廃棄物収集・運搬に
おけるCBOsとの連携にか
かるキャパシティ向上
財務管理にかかる
キャパシティの向
上
Company C
決められたゾーン内で一企業に操業権を付与→NCC
の管理下、適切な収集運搬、一定のサービス
適切な収集運搬、衛生環境改善
成果4
成果5
改善計画の
策定/実施
・収集運搬効率化
・不法投棄対策
・労働環境改善
・作業員意識向上
Company B
最終処分場
成果2
CCNの廃棄物収集・運搬
における民間との連携に
かかるキャパシティ向上
成果1
NCCの廃棄物収集・運搬に係るキャパシティが向上
DOEの課題やロードマップが明確化
プロジェクト目標
CCNの廃棄物管理に係るキャパシティが向上
上位目標
ナイロビ市の衛生環境が改善される
最終処分場
の改善
現状調査
中・高所得者層
CBOによる収集
成果3
NCCによる
直接収集
・現状調査
・埋立残余年数試算
・問題抽出
・埋立改善計画のレ
ビュー
処分場改善計画の実施
・活動計画の実施時期の
策定
・処分場地図の整理
・事務所の改善
・データ、書類整理
大洋州地域「廃棄物管理改善支援プロジェクト(J-PRISM)」の概要
1.これまでの成果
・制度・戦略作り⇒SPREPとともに2015年を目標とした大洋州地域廃棄物
管理戦略(以下、「廃棄物地域戦略(2010-2015)」)を策定し、各国の国家
廃棄物管理計画策定を支援
・人材育成⇒広域研修および二国間協力を通じた廃棄物管理人材育成
・日本の技術・経験の共有⇒3R(鹿児島県志布志市)、準好気性埋立
(福岡方式)の導入
・広域協力のための拠点国形成(サモア、パラオ、バヌアツ、フィジー)
2.広域案件実施の狙い
・地域共通の目標「廃棄物地域戦略(2010-2015)」の達
成
・地域内人材の育成、地域内での南南協力
・効率的なプロジェクト実施
廃棄物地域戦略(2010-2015)
3.プロジェクトの枠組み
案件の概要
上位目標:
大洋州地域において自立発展的な廃棄物管理が促進される。
・SPREPを中心とした「廃棄物地域戦略(2015-2025)」の実施
・大洋州地域内での人材ネットワークの活用(人材の地域内相互補完)
プロジェクト目標:
大洋州地域廃棄物管理戦略の実施を通して、大洋州島嶼国の廃棄物管理にかかる総
合的基盤(人材と制度)が強化される。
・「廃棄物地域戦略(2010-2015)」の達成
・SPREPを核とした廃棄物管理改善体制の構築(人材インベントリー策定、
廃棄物地域戦略(2010-2015)のモニタリング実施体制確立)
・「廃棄物地域戦略(2015-2025)」の策定
「廃棄物地域戦略2010-2015」に沿った成果・活動(3R、処分場改善、環境啓発
等)
ミクロネシア:コスラエ
州を中心とした4州の
廃棄物管理戦略策定
とその実施
マーシャル:マ
ジュロにおける
ごみ減量化推進
パラオ:容器デ
ポジットシステ
ムの推進。他
国向けリサイク
ル研修の実施
PNG:ポート
モレスビー
における処
分場・ごみ
収集の改善
ソロモン:ホニア
ラ・ギゾにおける
ごみ減量化・処
分場改善支援
キリバス:タ
ツバル:ごみ減
ラワにおけ
量化のための
る啓発活動、 啓発活動
ごみ収集シ
ステム改善
サモア:アピア
におけるごみ
減量化、他国
向け処分場改
善研修の実施
トンガ:ババ
ウの処分場
改善支援、
ごみ収集シ
ステム改善
バヌアツ:ポートビラ・
ルーガンビルにおけるご
み減量化・処分等改善
支援
フィジー:国
家ごみ減量
化戦略策定、
他国向け3R
研修の実施
地域協働の活動
(SPREPと実施):
○循環型社会推進
本邦研修
○サモア(処分場)、
フィジー(3R)での第
三国研修
○環礁低地の廃棄
物管理研究等
(1)先方実施機関:大洋州地域環境計画(SPREP)及び大洋州11カ国
(2)活動対象地域:大洋州11カ国
(3)協力期間:2011年2月から2016年1月(5年間)
(4)投入:①長期専門家(総括、業務調整員/研修計画)、短期専門家(廃棄物管理)、ローカルコンサ
ルタント ②第三国研修、現地国内研修、本邦研修、③現地業務費
1.SPREPとの協働体制(MOU締結)
・SPREPと共に大洋州の「廃棄物地域戦略(2010-2015)」の実
施を支援
2.戦略的な他スキームとの連携・活用
・ボランティア事業との環境教育分野での連携(15名派遣中)
・草の根技術協力の活用と日本国内への裨益
(鹿児島県志布志市、沖縄リサイクル運動市民の会、三重県)
・草の根無償との連携
(ゴミ収集車、埋立重機、リサイクル機材などの供与)
3.他ドナーとの連携
・SPREPを通したドナー連携
(AusAID, NZAID, EU, AFD, US,
UNDP, GEF/UNEPなど)
⇒日本の協力にて策定した「廃棄物
地域戦略(2010-2015)」の実施を
目標に、他ドナーをJICAがリード
4.国際機関との連携(MOU締結)
・ILO(労働安全衛生分野)
・WHO(医療系廃棄物分野)
18
フィジー3R技プロにて策定したごみ収集
⇒幅広い分野・視点の協力
2
ワーカーの労働安全衛生改善マニュア
ル
バンコク気候変動マスタープラン2013-2023策定・実施能力向上プロジェクト
(2013年3月~2015年9月)
<背景>
 タイの温室効果ガス(GHG)排出量は世界23位(2009年、IEA)
 バンコクの排出量は国全体の24%、一人当たり排出量はNY並み
 特にエネルギー・運輸交通分野で排出削減ポテンシャルが高い
実施機関:バンコク都(BMA)
ステアリング・コミッティー(議長:BMA副知事)
タイ温室効果ガス管理機構(TGO)、運輸・政策交通局(OTP)、環
境政策計画局(ONEP)、代替エネルギー・エネルギー効率局
(DEDE)、公害管理局(PCD)、国家経済社会開発委員会(NESDB)
事務局(BMA環境局)
組織内・組織間
連携強化
ワーキンググループ(5分野、BMA内の各関連部局に
より構成)
運輸交通、エネルギー、廃棄物・排水、都市緑化、
適応分野(洪水対策等)
横浜市の協力
日本の低炭素化の
計画策定・実施の経験
日本人専門家チーム
現地コンサル
タント
プロジェクト目標:バンコク気候変動マ
スタープランが策定され、実施に向けた
体制が強化される。
成果1:バンコク気候変動マスタープラ
ン2013-2023の策定
- バンコク気候変動アクションプラン
2007-2012のデータ分析とレビュー
- 温室効果ガス(GHG)排出削減目標
と算定方法の検討
- セクター別戦略の策定
- パブリックコメントの反映
- 関係者への普及
成果2:マスタープラン実施に向けた
BMA関係者の能力強化
- BMA職員に対する研修(本邦研修)
- 外部関係者向けセミナー・ワーク
ショップの開催
- 一般向け広報資料の作成
ベトナム・北部クアンニン省 における 産業構造の変革と環境負荷の軽減を通じた
グリーン成長支援 (構想)
主要な開発課題
(主な環境汚染源に対
応)
大気・水質・土壌汚染の
規制・対策による
環境配慮型の工業活動
(鉱業・発電・建材生産業など)
世界遺産ハロン湾と環境資源を
保全しつつ活かした観光開発の収益性向上
1. クアンニン省でグリーン成長を達成するための実現可能かつ効果的なアクションプラン策定
2. 資源循環社会を構築するための政策やガイドラインの開発(例:3Rシステム)
3. より厳格な排出基準(汚水や排気など)と、汚染源の規制・管理の実効性の向上
●組織的な体制
の構築
●規制の制定と
施行
4. クリーンエネルギー(バイオ燃料など)及びクリーナープロダクションの導入を促進するための民間セクター支援
5. 環境についての知識の普及、環境教育・啓発活動
6. 土地利用管理の改善(ゾーニング、保全区の設定)
技プロ(20092012、2015-2018)
SATREPS
(2011-2016)
10. 炭鉱開発ゾーン及び工業地区における廃棄物・排水の排出規
制
8. 観光船からの廃棄物・排水の排出規制
9. エコツーリズム推進のための政策・メカニズム
1. 一般廃棄物・下水処理場の設置
●投資
草の根技協(2009草の根技協
(2011-2016)
2012、2014-2016)
11. 炭鉱跡地への植林にかかる政策・メカニズムの開発
2. 産業廃棄物・下水処理場の設置
3. クリーンエネルギー及びクリーナープロダクションのための設備・インフラ導入
円借款(2015-)
日本の資金協力・技術協力・科学技術協力・自治体や市民による協力を
組み合わせた グリーン成長政策に対する包括的支援
3.事業構想力、情報発信力の強化
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• 各種国際会議における、ポジションペーパーや事業戦略
の発信
- 第3回小島嶼開発途上国(SIDS)国際会議(サモア)
- 国連気候サミット、国連総会(NY)
- 地球温暖化防止条約 COP20 (ペルー)
- 生物多様性条約COP12(韓国)
- ストックホルム世界水週間
- 第3回東アジア低炭素パートナーシップ対話(横浜)
- 防災・減災に関する国際研究東京会議(日本学術会議)
- 第3回国連防災会議(仙台)
- 第7回世界水フォーラム(韓国)
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4.質の向上にかかる取り組み
• 課題対応能力の強化
- ナレッジ・マネジメント・ネットワークの展開による 知見
の蓄積、人材育成、外部とのネットワーク強化
- リスクマネジメント、技術審査体制やJICA内の技術支援
体制の強化
• 研修事業の戦略的活用
- JICAプロジェクトの経験・知見と、日本国内の知見を適
切に組み合わせた課題別研修の形成
- 質と国際競争力の向上。途上国人材の戦略的な育成。
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