2015年9月7日 株式会社 日建設計 東京都千代田区飯田橋2-18-3 新国立競技場整備事業 公募型プロポーザルに向けて ザハ・ハディド事務所と設計チームを組成 2年間に蓄積した知見を活かし、世界一のスタジアムの実現を目指す 9月1日、新国立競技場整備事業の公募が開始されました。今回は、以前にも増して非常に厳しいスケジュー ルで設計と施工を遂行する必要があります。また、公募では工期とコストが優先された配点のバランスに なっていますが、日本のみならず世界中の人々から祝福される新しいスタジアムを実現するには、工期と コストを考慮した提案に加えて、優れた建築計画・デザインも必要です。 日建設計は、2013 年 5 月より、日建設計・梓設計・日本設計・オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ ジャパン設計共同体(以下、設計 JV)の一社(当社は設計 JV の統括、構造担当)として、新国立競技場のフレー ムワーク設計、基本設計、実施設計に携わりました。各段階の設計はデザイン監修者の Zaha Hadid Architects と共に進めてきました。 これまでの設計では、敷地特性の分析・把握をはじめ、多様で複雑な機能の関係性を紐解きながらアスリー ト・来場者・管理者等の使い勝手、安全性、快適性、景観などに関して関係機関との膨大な協議を積み 重ねてきました。設計の成果は 4,000 枚を超える実施設計図にまとめ、技術的には建設に着手できる内 容となっています。 今回の公募に応えるための最も有効な方法は、この 2 年間に設計者が蓄積してきた知見と経験を最大限 に活用することだと確信します。当社は、これらの知見を活用するためにデザイン監修者及び設計者は継 続して関与することが望ましいと考えています。このため、Zaha Hadid Architects と設計チームを組成し、 新たな与件の下で次世代に誇れる世界一の新国立競技場の提案と実現に積極的に寄与していく所存です。 ■ザハ・ハディド氏のメッセージ(原文) "Our team in Japan and the UK have worked closely with Nikken Sekkei to develop a design for the New National Stadium for Japan that meets the Government's core principles and it is an honour to be invited by Nikken Sekkei to progress the design together to the revised technical brief. Building on the two years of work and knowledge in which the Japanese people have invested, Zaha Hadid Architects and Nikken Sekkei are able to quickly develop a comprehensive, fully costed design and, in partnership with a committed construction contractor, the most cost-effective delivery plan that ensures the New National Stadium is ready in good time for the preparations ahead of Tokyo 2020." A short summary of the video presentation of the existing design can be downloaded and/or embedded at: (Japanese https://vimeo.com/137598381) and (English https://vimeo.com/137598382). 以上
© Copyright 2024 ExpyDoc