NO.132/ 2015.7 月号 カトリック厚木教会 〒243-0014 神奈川県厚木市 旭町 2-7-11 カトリック厚木教会 TEL.046-228-4164 FAX.046-228-4150 ビジョンとミッション 出来ました!ビジョンとミッションまとめグループは、今年度の総会に皆さんの色々な意見 と提案をもらい、それを正式な形に修正させて頂きました。いただいた意見の中には具体的な ものもありましたが、ミッションのどこかに既に入っています。そして、このビジョンとミッ ションは、洗礼を受けている私達だけのために作られたのです。これはもうスローガンやモッ トーではありません。何かを作るなら、ビジョンとミッションを元に作られます。昨年の総会 から集められた思い、意見、夢や分かち合いを集めてまとめた上で、現在のビジョンとミッシ ョンが出来上がりました。皆さんのご協力と支えのおかげです! これは私達、カトリック厚木教会共同体の夢です。こういう教会になりたいです!これから、 何かの行事を提案するか、計画する時、先ず「教会のビジョンに合いますか?」、あるいは「ミ ッションのどれが果たせますか?」と考えましょう。 そうすれば、カトリック信徒として、また、カトリック共同体として、神様から信仰を活かす ことができるのです。カトリック厚木教会は、これのために神様に呼ばれたのですから、一緒 に神様に応えましょう! Fr.Robert Zarate 1 日本には沢山の人がいますが、洗礼を受ける人 2015年 ご復活祭 は少ないと思います。もっと私達は努力して仲 間をふやして行きたいと思います。私は叙階直 4月4日(土)復活徹夜祭では、2015の 後の7ヶ月間にフィリピンで毎週30名位の 年号、α(初め)とΩ(終わり)、例年より長 人に洗礼を授けました。そして日本へ来る前、 いロウソクに5つの聖痕の印がつけられまし 私に洗礼を授けてくださった神父様に会って、 た。 洗礼証明書と写真を見せました。洗礼を受けた そのロウソクから信徒の持つロウソクへと火 から司祭になる事ができました。」と話されま が移され暗い聖堂が、少し明るくなりました。 した。 復活の続唱はラテン語で歌われました。 この夜3人の成人と2人の子供が受洗しま した。おめでとうございました。 ロウソクについてボブ神父様は「厚木教会は 信徒数1200名(名簿上)の大きな教会です。 復活のロウソクは洗礼や葬儀などで使われま 4月5日(日)復活祭第二ミサの説教は「イ す。長いロウソクが使われて短くなれば良いと エス様のご復活の証拠は?と言うと、あの時代 考えています。 カメラも録音テープもありませんでした。イエ ス様が埋葬された墓の大きな石を誰も取り除 く事が出来ないのに、空っぽの墓。使徒や弟子 が殉教してまで、全世界に行って宣教したこと です。そして何よりの証拠は私達がここにいる、 と言う事です。」と話されました。 復活祭で配られたイースター・エッグは日曜 学校の子供たちが、前日ご絵と一緒にラッピン グしてくれました。英語とポルトガル語のミサ でも配られました。ミサ後1G・8Gの方々が 用意してくださった軽食と飲み物が振舞われ ました。 (広報部 2 竹内) にする人生を送る事ができるように、指導して下 2015 年初聖体式 さい。」と話されました。ミサの後、子供達と御 両親はパーティーで初聖体を祝いました。 (広報部 2015年6月7日キリストの聖体の祭日に 鈴木(正)) 17人(男子9名と女子8名)の子供達が初聖体 コミュニティ集会の報告 を受けました。 ボブ神父様はミサの説教で「今日、私達はキリ 上田啓二 ストの御聖体をお祝いしています。イエス様は何 (40CM) 復活祭の翌週の日曜日(4/12)午後 3 時から か言う時にははっきりとそのまま言います。病気 の人に立ち上がれ、帰りなさい。と言った時に本 2 時間の予定でボブ神父様をお迎えしてコミュ 当に病気の人が回復し立ち上がって帰った。イエ ニティ集会を開きました。今年の世話役を引き 受けることが確定した 1 月ごろ、神父様にコミ ス様は神様であり、神様の言葉だからです。 だからイエス様がパンをとって、『これは私の ュニティの家庭集会を開催したい旨お話をし 体』と言った時に本当にイエス様の体になりまし たところ「復活祭の翌週にやりましょう」とい た。ブドウ酒をとった時にイエス様が、『これは うことで即決していただきました。 私の血』と言った時に本当にイエス様の血になり コミュニティを構成する 34 家族のメンバー ました。 ミサをする時、パンとブドウ酒は司祭の声によ にどのように周知するかを考えた結果「連絡カ って(この司祭の声はイエス様の言葉だから)そ ードを作成して普段会える人には手渡し、期間 のパンを私の体と言ったら本当のイエス様の体 を決めてその間に会うことができなかった人 になります。そのブドウ酒を私の血と言ったら本 たちには往復はがきで案内することにしまし た。はがきは 20 枚出すことに なりましたが宛先人不明で返 却されるはがきはありません でした。 返信はがきにはそれ ぞれの現況や教会への連絡事 項などを書いてきてくれたも のもありました。その内容につ いては神父様に連絡をして対 応していただくこともありま した。 いずれにしても皆様にコミ 当のイエス様の血になります。 ュニティ集会のことをお知らせできたことに イエス様の御身体と御血を相応しく受けるた 感謝!最終的に返事のいただけなかったはが めに、まず心の準備が必要です。私達が御聖体を きは 7 枚でした。 受けるのはカトリック信者としての権利ではな そして当日の参加者は 12 名でした。 く、神様からの恵みです。だから相応しく受けな ければいけないのです。そして心の準備だけでは 集会の祈りの後、信徒総会おいて、神父様が なく、外見も準備する。ミサに与かるための服装 話された厚木教会のビジョンについて具体的 など。初聖体を受ける子供達の御両親にお願いが なたとえ話を交えながらの話がありました。 あります。いつも彼らがイエス様の御聖体を大事 3 「主イエス・キリストの名のもとに、一つに集 後編を以下に記します。 められたカトリック厚木教会は、聖霊の導きに 感謝しながら、共に祈り、みことばを生きる、 講話2「幼児洗礼を受けた人の入信の完成で 信仰共同体です。」 ある堅信」 (厚木教会のビジョン) 講師:カンペンハウド神父 キリストの名によってここに集められた私 たちは、信仰と希望と愛の実践によって 50 年 1.入信の秘跡に対する障害 先の礎を築く働き方、生き方(信徒養成)を進 「幼児洗礼を受けた人(以下、青少年)の信仰 んで行うこと、気づくことが大切であると感じ の道は障害物競走のようなもの」 ました。 ・中高生は、同年の仲間を大切にし、学校のク ラブ活動の仲間は多いが、ほとんどの教会には 同年代の仲間は少ない。洗礼を受けていない友 達はクラブ活動に集中しているが、洗礼を受け ている者は教会に行くべきなのにクラブ活動 に参加してしまっていると感じている。 ・青少年は新しい文化の中で育ち、イエスの「よ い知らせ」に耳を傾けることが難しくなってい る。その理由には時間と空間の変化にある。 〈時間〉:パソコンや携帯電話などで時間が瞬 神父様のお話の後、普段の生活の中で発生す 間になり、過去は参考にならなく、未来には確 る信仰生活とのギャップなどについて、教会の 信を持てない。今はインターネットですぐに情 教え、教会法の考え方などの質疑があり、神父 報を得られる。 様と四條助祭(鹿児島教区)の説明を聞くこと 〈空間〉:場所は大切でなく、相手はどこにい ができました。充実した時間を過ごせ、瞬く間 ても通じる。交流は浅く、交わりまでいかない。 にこの集まりが終わったような気がしました。 場所より、ネットが大切。 会の運営は参加者に参加費を 200 円負担して 私たちには2000年の過去があり、未来の いただきお茶の用意をし、その他費用として支 再臨を待っているが、青少年は都合のいい教会 出しました。2 か月かけていろいろと準備して の教えだけを選んでしまい、アルバイト、塾、 きました。準備にも気をかけるとみんなが快く、 クラブ活動が優先され、教会の集いは優先度が 一致して共に時間を過ごすことができること 低くなっている。「眠っている信者」になって を実感させていただきました。 しまう。青少年の半分は堅信を受けていない現 状。 「堅信を受けることが大事」ということを、 幼児洗礼を受けさせた親が自覚し、子にその範 を示し伝えると共に、教会のサポートも必要。 第 34 回教区典礼研修会 [2014 年 2 月 11 日]に参加して(その2) 2.幼児洗礼を受けた信者が入信の秘跡の完成 である堅信を深く味わうには テーマ:「入信の秘跡を生きる~堅信に焦点を ・まず、イエスの教えだけではなく、イエスご 当てて~」 自身がどういう方であるかを知る。 藤沢教会で行われた当研修会の講話概要の 4 ・洗礼と聖体の秘跡の恵みを考えさせ、イエス スに宿られていた聖霊を私たちに与えてくだ の弟子であることの喜びを持たせる。 さる。洗礼によって、私たちは神の子、イエス ・洗礼と聖体の秘跡は三位一体の命に与る恵み の友、聖霊の神殿となる。堅信の時に初めて聖 であることを味わわせる。聖霊の交わりの中で、 霊を受けるのではない。キリスト信者の霊的生 御子と結ばれて、御父に愛され、自分も神を愛 活は、キリストによって三位一体の命に与るこ する。 とです。それは聖霊の交わりの中で可能です。 ・洗礼の恵みと堅信の恵みそれぞれを味わう。 聖霊は御子に対する御父の愛であり、同時に御 堅信の恵みは洗礼の恵みを完成させる。 父に対する御子の愛です。 「希望は私たちを欺くことがありません。私 ・キリストの光をもって、兄弟的世界を作るた たちに与えられた聖霊によって神の愛が私た めに遣わされていく喜び。 ちの心に注がれているからです」(ローマ 5:5) 「神は、私たちの救い主イエス・キリストを 3.堅信の準備の進め方 (1)喜びをもってイエスと共に生きるために 通して、この聖霊を私たちに豊かに注いでくだ イエスを知る さいました」(テトス 3:6)。 イエスの説く神の世界の特徴やイエスの死と (3)聖体の恵みを考える 復活の意味。どうして宗教を守ろうとする人々が イエスと共に生きるためにイエスに養われ イエスを殺したのか。イエスはどのような神を私 たちに示されたのか。イエスについて行くならば、 る。ミサはイエスの死と復活にあずかる恵み。 私たちを愛してくださる御父に至る。 兄弟と共に、イエス、自分、世界を御父に捧げ 福音書を読みながら、イエスと御父との絆を考 ること。ミサの時にも聖霊を受ける。「聖霊に えさせる。御父のいないキリスト教的信仰はあ 満たされて、キリストの内にあって、一つのか り得ないからです。 らだ、一つの心になりますように」、 「聖霊によ って私たちがあなたに捧げられる永遠の供え 「わたしをお遣わしになった方は、私と共に (第三奉献文)、一つのパン いてくださる。わたしを一人にしておかれない。 ものとなり・・・」 わたしは、いつもこの方の御心に適うことを行 を分かち合う私たちは兄弟です。御父と兄弟と うからである」(ヨハネ 8:29)。 結ばれることも聖霊の働きです。 イエスは言われた。「フィリポ、こんなに長 (4)堅信はイエスの使命にあずかる力と喜び い間一緒にいるのに、わたしが分かっていない を与える のか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、 イエスに遣わされる、イエスと共に働く。弟 『私たちに御父をお示しください』と言うのか。 子たちは最後の晩餐から 50 日後、聖霊降臨の わたしが父の内におり、父がわたしの内におら 時に、聖霊を受けた。 れることを、信じないのか」(ヨハネ 14:9-10) 「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたが イエスの内に聖霊の働きを見ることも大切 たは力を受ける。そして、エルサレムばかりで です。イエスは洗礼の後、ご自分の上に聖霊が なく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の 降ってくるのをご覧になったこと(マルコ 果てに至るまで、わたしの証人となる」(使徒 1:10)。 言行録 1:8)。 そして最後に、十字架の上で、弟子た ちにご自分に宿られた聖霊を弟子たちに与えた この使命を共同体と共に果たし、世の光、地 こと(ヨハネ 19:30-フランシスコ会訳参照) の塩になり、喜びをもって永遠の命を生きまし (2)聖霊による洗礼を考える ょう。 御父が私たちを自分の子にするためにイエ 5 (広報部 山内) 信徒発見 150 周年 焼罪殉教地・・・「日本のキリシタン一同 と聖なる結婚をした」と言われたほど い き つ き 田平・黒島・平戸・生月キリシタン巡礼 日本人を愛し、人のために尽くしたカミ ロ・コンスタンツォ神父は、宣教中に捕え られ、田平の焼罪( 「やいざ」とも「やけ じゃ」ともいう)の丘で火刑により 1622 年に殉教。 ガスパル様・・・福者の一人ガスパル西は、 生月(平戸市)で 1609 年に殉教。十字架 が立つ墓地(クルスの辻)での処刑を望ん だ。クルスが後に黒瀬となったという説も。 信徒発見のサンタ・マリア像 マルマン神父・・・フランスの宣教師。 今年 3 月 17 日、禁教令から約 250 年潜伏し 黒島教会赴任直後から、設計、資金調 ていたキリシタンが見つかった信徒発見から 達、建設工事の監督、教会内の用具や 150 周年目(前号参照)を迎えました。これを 彫刻制作まで自身でこなし、建築され 記念するミサに与る巡礼に、ボブ神父様を始め た新教会堂は着任 5 年後の 1902 年に 厚木教会から 9 名、長崎からの途中参加者 5 名 落成。 の信徒が参加しました。 ふくれまんじゅう・・・お祝いには欠かせ 主なスケジュール(3 月) ない黒島名物のまんじゅう。中には地元 14 日 長崎 → 15 日 田平教会 → (ユリ科の植物)の葉を下に敷き蒸す。 平戸ザビエル教会 紐差教会 → 木ヶ津教会 → 大野教会(佐世保)→ ガスパル様 → 山田教会・ 島の館(隠れ 切支丹の資料)→ 16 日 でできた小豆あんを入れ、サンキライ 焼罪殉教地 黒島教会(ミサ) 信仰復活の碑 →マルマン神父の墓 → ふくれまんじゅう作り体験 → 三浦町教会(ミサ)→ 聖母の騎士 → 中町教会 16 聖人 記念庭園祝福式参加 17 日 信徒発見 150 周年記念ミサ 大浦天主堂・四海楼 → 田平教会(平戸市) → 日本 二十六聖人殉教地 6 巡礼に参加された方からの感想 初めての巡礼 只熊 朝子(12CM) 受洗前に訪ねた長崎の旅は観光地ばかりで したが、この旅で初めて多くの教会群にふれ、 温かいもてなしとマリア像の微笑みに心洗わ れる旅になりました。 平戸の海は波静かでしたが、その底は骨まで 砕く荒波とか。どんな迫害にも負けずに海へ投 大浦天主堂の最前列で げ込まれた殉教者達に想いを馳せました。天主 堂の早朝ミサに参加し、ザラテ神父様を始め6 人の神父様によって厳かに行われたミサに感 動し、心安らぐ思いでこの巡礼の旅を終える事 マリア様のご像 が出来ました。 高橋 悦子(71CM) 3 月 17 日午前 6 時半、信徒発見 150 周年 1 回 目のミサがありました。大浦天主堂のマリア様 「信徒発見 150 周年記念ミサ」に参加して 木村 のご像の前でミサに与りました。神父様を始め 孝(11CM) 3 月 17 日、朝 6 時、大浦天主堂内へ予約済の 厚木教会の方々が朗読、共同祈願を行い感激も 信徒約 300 人が入り、厚木教会の信者は右最前 ひとしおでした。準備のためロザリオの祈りを 列付近に座る。祭壇にボブ神父様他数人の神父 行い、その中で、マリア像の多彩さに気付かさ 様方が並び、6 時 30 分、ミサが始まる。朗読は れました。大浦天主堂のご像は彩色で、幼子イ 和服を着た斉藤さんを始めとした共同祈願ま エスを抱き王冠を戴いています。和服のご像も。 で 5 名の厚木信者が選ばれ、素晴らしい朗読を 長い間の禁教の中、教えを守り続けた人々に頭 披露した。荘厳な記念ミサで、朗読に全国信者 を垂れるばかりでした。 の中から厚木信者が選ばれたことは特別な恵 みを感じた。今回の巡礼は、自分を見つめ直す 浦上の信徒の心にふれて 大変良い機会となった。 斉藤 敦子(18CM) 「サンタマリアのご像はどこ?」私は、あの マリア様に会いたくて思いを募らせていまし た。巡礼前の1ヶ月間、厚木教会の為にロザリ オを捧げました。3 月 17 日、早朝の第 1 ミサ、 私はマリア像の目の前に案内されました。思い がけず、厚木教会の巡礼団が朗読・共同祈願を するという恵みを受けました。マリア様に見守 られ、記念ミサに与り、250 年待ち続けた浦上 の信徒の心にふれ、カトリックである自分のあ 中町教会 16 聖人記念庭園祝福式で、 り方を考えました。 教皇特使のケベド枢機卿と高見大司教 (広報部 7 松本) に関する講演会にいくこともできました。 病む人に寄り添い支え合う 難病ですので、一番きつくてつらいのは本人 だと思いますが、周りにいる家族も「寄り添っ て、支えてる」なんてきれいごとではすみませ 信徒の中には、難病や高齢者の介護や看病な ん。自分も疲れてるときには、つい乱暴な会話 どで困っている方がおられると思います。 になってしまうこともあります。現実は毎日が 年齢を重ねるにつれて、突然の病で悩みや苦 闘いかもしれません。そんなことを同じ病気の 痛を体験されますが、同じ病を家族に持つ方々 夫を持ち、思いのまま話せる信徒の方に出会っ が、情報を交わし分かち合いお互いに支え合う たことは、私の心の慰めで、とても楽になった こともあるようです。 様な気がします。 ちなみに、私も 2 年前に足腰の痛みを体験し、 どうしてこんな病気になったのだろう、どう 第 5 腰椎すべり症と診断され、その直後、同じ してこんなことが起こるのだろうと思うよう ような痛みを体験された信徒の方々に対処に なことが最近、世界的にも起こっています。私 ついてお話を聞き、力を得ました。しかし、現 の周りにも、我が家以上に苦しみの中におられ 在も“もも”と“ふくらはぎ”の痛みは継続し る家族のかたもたくさんおられます。 ており、痛みが今以上にならいことを願うばか 信者の場合は「教会に来て祈る」という大きな りです。 慰めをいただいていますが、教会にいけなくて 悩み困っている方たちに寄り添い支え合い、 も、ミサに与れなくても、いつもいつも変わら 分かちあいができればと寄稿して頂きました。 (広報部 ずに寄り添ってくださってるのはイエス様だ 山内) ということも知っています。ときどきイエス様 から離れて自分本位、自己中心になってしまう 石川和子(16CM) 私がいますが、でもそんな時こそ見捨てない神 大変なテーマをいただいて戸惑っています。 様の愛を感じます。 私たち人間は天に召されるまでは、多かれ少な かれ家族の病気や死に目に会います. 私自身も脊椎狭窄症の手術を3年前にして、 2年前に92歳の母を天国に見送りました。 今は元気でおりますが、腰が痛くて手術の決心 15年間の介護でした。そのときも高齢者の介 がつかない何人もの方から話をきかせてほし 護をした方でなければわかってもらえないよ いと言われます。そういうことでお役に立てる うなことを、同じ立場にいるかたとよく分かち ことはとてもうれしいです。寄り添うことは難 合って助けられました。 しいですが、支え合うことはできるかもしれな 今は夫が73歳、6年前に難病を発症して教 いというのが私の思いです。 会にもなかなか行けなくなっております。夫は 私はありがたいことに毎朝のごミサに与る ありがたいことに教会で10年くらいいろん 恵みをいただいています。これは私に熱心な信 な役目を仰せつかっておりましたので、よく 仰があるからではなく、未熟な信仰の私を神様 「ご主人はお元気ですか?」と声をかけていた があわれに思って呼んでくださってるのです。 だきます。帰りまして夫にそのことを話します 自分たちよりももっともっと苦しい思いをし と、「覚えていてくださってありがたい」と喜 ておられる方々のことを思い、特に教会に行き んでおります。そんな中でも、「私の夫も同じ たくても病気のためにいけない方のために、小 病気なんですよ」と声をかけてくださる方もい さな祈りですが毎朝のミサで祈らせていただ らして、先日もその方たちと4人で、その病気 いています。 8 厚木教会の 子どもたち・若者たち 日曜日のミサ後、大勢の子どもたちがヨハネ の部屋で、みことばを聞いたり、お祈りしたり、 遊んだりしているのをご存知ですか? 日曜学校では、小学生たちが、毎週違った形 で、神様のことを学んでいます。 ション君 シャーナさん (フィリピン) サンチェズ・ション君とシャーナさんは、 小学校 6 年生と 5 年生の兄妹です。 彼らに「日曜日のミサに与るより、友だち と遊んでいたいなあと思うことはないの?」 第 1 日曜日 と、凡人の考える質問をしたところ、「小さ 小学生全員で、神様のお話を聞いたり、「こ い頃から教会へ行くのが当たり前になって じか」を読みながら神様のことを学んでいま いるので、そう思うことはありません。友だ す。 ちも、そのことをわかっているし」と。 こじか・・・カトリックの子ども向け雑誌。 また家でのお祈りについて聞くと、「なか 主日の福音、物語、エッセイな なか家族みんなでお祈りする時間がとれな どが掲載されている 第 2 日曜日 いので、それぞれでお祈りします。でも家族 全員でお祈りした後、みんなで遊びます。 旅行に行く前は、みんなでロザリオ 1 回唱え 第3日曜日 て、安全に行けるように祈ります」 低学年と高学年に分かれて活動します。 「50 回以上と言われましたが、実際は 60 第4日曜日 回以上なんですよ」とお父様。温かいご両親 休み の信仰に対する姿勢が自然に伝わっている のでしょう。 その他、40 回以上 30 回以上と、多くの子 どもたちが表彰されました。これからも厚木 教会みんなのために、どうぞよろしく! (広報部 ミサ前に祈る侍者たち 9 松本) フェイスブックや YouTube などに アップロードに際し注意!! 異動情報 (2015.4.1~6.30) 敬称略 6 月度の教会委員会で次のことが決まりました ので、注意してください。 教会事務へのお届出時に掲載を希望されない方 の情報は割愛しています。 厚木教会の人たちを撮った写真や動画を個人 的なホームページ、フェイスブックまたは YouTube にアップロードする場合、主任司祭の承 認を得ること。 個人情報の為、削除しました。 (広報部 山内) 異動情報は、カトリック厚木教会ホームページ 受洗おめでとうございます にアクセスして次の手順で参照してください。 「信徒の方」→「(5)厚木教会資料室(パスワ ード付)」→「厚木教会資料室/(2)信徒情報」 編集後記 自分の子どもにさえ信仰を引き継がせるの が難しいのに、250 年も信仰を守り続けてきた 隠れキリシタンの生活とは、どんなものだった 個人情報の為、削除しました。 のでしょう。「信徒発見 150 周年」の言葉の中 に、ずっしりと重いものを感じました。 (広報部 山内、竹内、松本、鈴木(正)、植木) 10
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