後期高齢者医療特別会計予算

平 成 27 年 度 西 尾 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別 会 計 予 算 に 対 す る 反 対 討 論
私 は 、 平 成 27年 度 西 尾 市 後 期 高 齢 者 医 療 特 別 会 計 予 算 に 対 し 、
反対の立場で討論いたします。その理由は、先に述べた介護保険特
別会計予算と同じく、必要のない納付書送付方式変更には賛成でき
ないからであります。
予算書によれば、これに要する後期高齢者医療システム開発・改
修 業 務 委 託 料 は 15,336千 円 で 、 節 減 で き る 郵 送 料 は わ ず か 33万
円であります。
費 用 対 効 果 は 介 護 保 険 よ り 更 に 悪 く 、 平 成 26年 度 実 績 で 納 付 状
況 の 内 訳 み る と 、 納 付 者 全 体 が 19,153件 。 う ち 、 特 別 徴 収 が 15,2
80件 で 80% 。 普 通 徴 収 は 残 り の 3873件 で す が 、 口 座 振 替 が 3,08
9件 で す 。納 付 書 送 付 は た っ た の 784件 で し か な い の で す 。そ れ も 、
毎年、口座振替に移行する人が増えているといいます。
市長は、市税始め保険料もすべての納付書送付を同じ一括形式に
することに拘り過ぎ、あたかも納付書を受け取る市民がみな同一で
あるかのように誤ったのではありませんか。そうではなく、特別徴
収があることを忘れたか、納付の対象がどのような人であるか、そ
の数はどれほどか考えようとしなかったのか。とすれば余りに愚か
ではありませんか。
15,000千 円 も 遣 う な ら 、 口 座 振 替 へ の 移 行 に 特 典 で も つ け る 方
が余程効果的であります。
よって、私は本予算にもついても、反対であります。
議員の中には、早い段階から今制度変更に反対した監査委員経験
者もいると聞きますし、複数の議員から、あれはオカシイよという
声も聴きました。私は当然な判断だと思います。オカシイことには
オカシイと言い、市長を諌めるのは議会の重要な責務です。議員は
市民の立場に立った判断を示すべきであることを再度申し上げ、満
場の諸氏の賛同を期待して、討論といたします。
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