会議録(PDF形式 350KB

平成26年度第3回大井町子ども・子育て会議及び
次世代育成支援対策協議会概要
日 時 平成27年2月2日(月)13 時 30 分~15 時 30 分
場 所 大井町保健福祉センター 2階 第1、第2会議室
出席者 西山委員 橋本委員 中戸川委員 石渡委員 吉岡委員 栗田委員 鈴木委員
友田委員 川野委員 奥山委員 有森委員 山本委員 神野委員 楢山委員 呉地委員
小川委員
事務局 石井子育て健康課長 橋本課長補佐 井上副主幹 大野副主幹 夏苅副主幹
市川主査
1
開 会(課長補佐)
ただいまから平成26年度第3回大井町子ども・子育て会議及び次世代育成支援対策協会
を開催する。開催にあたり、子育て健康課長よりごあいさつする。
2
あいさつ(子育て健康課長)
平成 26 年度子ども・子育て会議は3回目ということで今年度は最後になる。本日事業計
画案と保育料について提示する。幼稚園、保育園は新制度により保育料が変わってくるので、
その辺りも併せて説明する。国の開示がなかなか思うように進まなく、今のところ近隣の
市町でも保育料をどうするのか問題となっており、そのような中で説明する。本日最後とい
うことで是非ご意見をと思うのでよろしくお願いする。
※前回同様、計画の策定支援事業者である株式会社名豊様に同席していただいていることまた
会議資料及び会議概要については大井町のホームページに掲載するのでよろしくお願いす
る。
※資料確認
※大井町子ども・子育て会議条例第6条により、会長が議長となるため西山会長に議題の進
行を依頼
【会長よりあいさつ】
いよいよ会議も大詰めということで、国のほうは 10%増税を見送りということで財源も当初
1兆円だったのがだいぶ変動し、それから内閣府の予算要求は 7,000 億円を維持しているよう
だが今後どのように傾いていくのかと思う。我々としては、それは国の問題として、とにかく
この計画が身近なものである。会議の中にも保護者を代表して2名の方がいるし、事務局の方
も本当にご苦労様だったと思うが、何度も何度も詰め直し、修正を繰り返しながらここで最終
案ということになると思うが、このあとみなさんのご審議を経て本計画ということになる。計
画が完成すれば終わりではなく、計画の進捗状況など委員として責任を持って目を光らせてい
くことが必要だと思う。いずれにしてもお子さんや保護者の方が利用しやすい計画で、子ど
も・子育て支援だから本当に支援になっているのかしっかり見ていかなければならないと思う。
今日は事務局からもあったが、年度最後の会議ということで最後に委員のみなさまに途中でご
意見、ご質問はあるかと思うが、最後に今後について、また今まで振り返って何かお話をもら
えればと思う。よろしくお願いする。それでは最初の議題になる。大井町子ども・子育て支援
事業計画(案)について事務局から説明をお願いする。
3 議 題
(1)大井町子ども・子育て支援事業計画(案)について
※大井町子ども・子育て支援事業計画(案)に基づき事務局から説明
【会長】
それではこの計画についてご意見があればお願いしたい。尐し時間を置きたいと思うのでど
うぞご覧いただきたい。
委員さんの中でご自分が関連なさっている部分で何かご意見はあるか。よろしいか。今まで
の計画については継続的に議論してきてこの姿になったということで基本的にはこの形でよ
いと思う。また後ほど意見があったらお願いする。それでは次に参りたい。議題の(2)幼
稚園保育料及び保育所等保育料について、まず幼稚園保育料についてご説明をお願いする。
(2)幼稚園保育料及び保育所等保育料について
※幼稚園保育料について資料1に基づき事務局から説明
【会長】
今事務局から幼稚園の保育料について説明があったが、ご質問のある方いかがか。
各市町村これから変わっていくと思うが、平成 26 年度までの他市町村と比べてどうか。
【事務局】
大井町においては 7,500 円であって、町立幼稚園に行っている方には就園奨励費補助金の
制度もあった。隣町は 6,000 円や 5,500 円のところもある。大井町は幼稚園バスをかなり充
実させており、保護者の方の送迎にはかなり貢献していると思う。一概に保護者の方の負担
は保育料に導かれると言えないと思う。町立幼稚園に通ってもらいたいという教育委員会サ
イドの要望もあるので、来年度幼稚園バスの更新も含め充実した施策を取っているのが現状
である。
【委員】
バスを利用されない方もいるが。
【事務局】
基本的には幼稚園を基準に円をつくって、その圏内では保護者の方に送り迎えをお願い
して、それ以外の地域ではバス停を置いてバスを使っていただいている。
【委員】
その方たちのプラス料金はあるか。
【事務局】
ありません。
【会長】
バスを利用してもしなくても保育料は変わらないということか。国の制度で段階に分
けるということで階層区分が3から5は一律で 7,500 円、今までと同じ額ということ。
私立の幼稚園については国の基準に合わせるということで、こちらに関してはみなさん
ご意見よろしいか。
【委員】
逆に一律にしている意味はあるか。
【事務局】
平成 26 年度以前も 7,500 円の保育料であって、緩和措置である。5年間経過措置とし
て制度が整えられているので、町立幼稚園に通われる保護者の方の負担を鑑みると、もと
もと 7,500 円の保育料で町立幼稚園に来ているというところで、その値段だからこそ町立
幼稚園を選択するという保護者さんも多かった。町立幼稚園の趣旨に鑑みて、基本は一律
でやりたいという希望だったが、国の基準が生活保護世帯は0円、非課税世帯については
3,000 円という上限があるので、そこの部分は変更されるが、7,500 円で充実した幼稚園
の運営を行いたいと考えている。
【委員】
私立の就園奨励費はあるか。
【事務局】
現状、私立幼稚園の就園援助等の政策は行っていない。
【会長】
他にいかがか。保護者代表の委員の方いかがか。
【委員】
多子軽減の部分では、現状の小学校3年生までで同じか。
【事務局】
現状平成 26 年度の政策で、大井町の就園奨励費補助金については、生活保護世帯や非
課税世帯においてこのような軽減のある計画をとっているが、住民税が課税される世帯
の第2子以降の政策については、国の基準とは違ってくる面もある。国基準は、私立幼
稚園のこの値段という設定を第一に考えているということなので、町立幼稚園の 7,500
円は、近隣の小田原においては 8,500 円という値段であるので、それを鑑みると、特に
軽減がなくとも大井町は充実しているという面も考えた上で、政策としてはこのように
行っている次第である。
【会長】
それでは、幼稚園については以上として、次は保育所の保育料ということで、説明をお
願いする。
※資料2、参考資料2-1、参考資料2-2、参考資料2-3、参考資料2-4に基づき
事務局から説明
【会長】
ご質問をお受けするところではあるが、退席される委員もいるので、退席される委員か
ら意見をいただきたいと思う。奥山委員、お願いする。
【委員】
大井町にはこのような立派な大人がいて、子どもを見守っていてくれるのだと思った
尐しずつ変わってきているのが、保育料の問題など子育てに関して国や行政がそのよう
なところに目がいって、子どもの医療費が無料の事業所もできて、子育てに向けて動い
ているのはわかっている。心配していることは、ひとり親や生活保護の方がなんとなく
増えている気がする。うがった見方だが、尐し安易に生活保護、大変だから離婚という
風潮になっていかなければよいと思う。立派な大人がいるので心配ないと思うが、常識
の通じない他所の方や外国の方も増えるかもしれないので、この制度を逆手に取る方が
増えなければよいと思う。子どもの医療については、お子さんや家庭によって差がなく
なってきているので、その辺りはよいと思うが、大変だから離婚、生活保護をとるなど
安易な風潮にならないとよいと思う。それが何故かというと、親が仕事をしていない子
どもが本気で仕事をしようと思うのかと考えている。小児科医の先輩の言葉なのだが、
子どもというのは、将来の地域や日本の治安と税収のもとだから大事にしろと、教えて
いただいた。子ども世代の治安と税収を守る、安易に生活保護になっていく風潮になら
ないようにと思っている。そのように一生懸命考えて事業をつくりながら、子どもをみ
ている地域では心配ないかと思う。来年度移転しまして大井町に居なくなってしまう。
お世話になりありがとうございました。
【会長】
貴重なご意見、ありがとうございます。呉地委員、お願いする。
【委員】
このような会議に参加して、いろいろ考えていただいているのだとわかった。中学校の
生徒も思春期で不安定なときに、家庭が不安定だと心も不安定になり学校に来れなくな
るなど、いろんな状況がみえる。必要な家庭の支えになるような町になってくれるとよ
いと思う。
【会長】
どうもありがとうございます。お二人の委員の方は時間になったら、随時退席なさって
ください。それでは話をもとに戻させていただきたい。事務局から保育料について説明
があった。幼稚園のそれに比べると階層が多いことや、保育料の算定のベースが所得税
から住民税に変わるなど、表もかなり注意してみなければ見にくいかと思うが、ご質問
からお願いしたい。
【委員】
保育の利用の可能時間がフルタイムだと 11 時間、パートタイムだと8時間とあるが、
預ける時間から計算して 11 時間、8時間になり、基本的な時間帯が決まっているという
わけではないのか。
【事務局】
保育標準時間については朝7時 30 分から 18 時 30 分までの 11 時間、短時間のほうは朝
8時 30 分から 16 時 30 分までの8時間になる。
【委員】
それは、大井保育園です。栄光愛児園は、7時から 18 時までである。
【会長】
他にご質問はいかがか。
【委員】
国との比較は見えましたが、この近隣の市や町とのバランスはどうか。
【会長】
先ほどの課長さんの話だと、情報的にはどの程度かわからないが。
【事務局】
他の町の保育料がまだ決まっていないのが現状である。担当者同士、電話で密に情報
交換はしているが、各町悩みどころで、基本的には現状とあまり変わらずにというよう
に考えている。
【事務局】
幼稚園の保育料につきましても、小田原市の 8,500 円は平成 27 年度なのだが、今の見
込みだと 28 年度からは、町立幼稚園も私立幼稚園も差をなくしていく方向で検討してい
るという情報が入っているので、大井町は町立幼稚園が 7,500 円が上限であるという方
向を目指していければと考えている。近隣の町も国基準よりはるかに安いので、その基
準を上回らないので、現行と同じ金額を町レベルでは検討しているのが、現段階の情報
である。
【会長】
ありがとうございます。また、年度が変わりましたら近隣の状況等も詳細にわかってく
るかと思う。そのときは、次回の会議のときでも情報提供をお願いする。
【委員】
地域型の保育事業ということで、家庭的保育・小規模保育・居宅訪問型保育・事業所内
保育の4つに取り組むということだが。
【事務局】
その事業をやっていただくためには、町が条例で定めた家庭的保育等の基準に合致し
た事業でなければ、認可をすることができない。町の条例に適合した事業所ができれば、
今後保育料が発生するが、今のところこのような事業を始めたいという話は聞いていな
い。
【会長】
他にいかがか。
【委員】
保育短時間の希望者の審査は、年に1回か。
【事務局】
申し込みの時だけである。その後、変更があれば申し出ていただいて、書類をいただけ
れば保育標準時間に変更するなどの手続きはある。
【委員】
これから私立と町立の経済的な差がなくなっていくと、町立の園と私立の園のどのよう
なところを特色に保護者は選択をしていけばよいか、迷われると思う。私立では説明会
はよくあると思うが、公立の教育の方針など、説明会の状況はどのようにされているか。
【事務局】
幼稚園の状況については事前説明会を開催し、80 名ほどの保護者に参加していただい
た。園での生活状況や幼児教育の意義を説明し、最後に入園料・保育料について説明し
ている。また、幼稚園の様子がわからない保護者を対象に事前に、11 月上旪に各幼稚園
に行っていただき入園の申し込みを受け付けるという形をとっている。そして、入園説
明会を1月下旪に大井幼稚園と第二幼稚園、2月4日に相和幼稚園が行う。その際に参
加される保護者の方には、教育の取り組みや、保護者も積極的に参加できるよう、園を
運営しているということを説明している。2月には園によっては2回から4回幼稚園の
交流会を開くので、園の様子を知ってもらい、4月の入園に備えることとしている。
【会長】
保育所のほうもお願いしたい。
【委員】
保育所については、途中で入ってくる子どもがいるので、そこのところが幼稚園とは違
う。基本的に4月から保育所に入所する子どもについては、子どもと保護者の面談を行
う。子どもの様子や保護者の把握等を行って、そのうえで入所を許可している。今月の
20 日金曜日に入園説明会を行う。入園説明会で、説明を行ったうえで施設等すべて見学
し、保護者の気持ちを確立してもらう。
【委員】
うちも保護者と子どもと面談をしている。4月から入所される方への説明会は、今月の
25 日に予定している。他は同じだと思う。
【会長】
ありがとうございました。他にはどうか。幼稚園の関係もまたご質問等がでてきている
ので、それも含めてどうか。よろしいか。それでは議題の2の保育料につきましては終
わりにさせていただく。これについては、委員の皆様としては了解ということでよろし
いか。この先の中で課題がでてくれば、その段階で検討ということになる。資料提供の
ほうが今日だったので委員の皆さまもじっくりと検討する余地がなかったかもしれない
ので、持ち帰ったあとでご不明な点、ご意見がある場合は、事務局の橋本さんまでお願
いしたい。それでは議題最後のその他に移らせていただく。
(3)その他
【会長】
委員のみなさんから何でもいいので、感想や意見等をお願いしたい。
【委員】
今回このような会に参加させていただいて、正直難しいという現状があり、積極的に発
言等ができなかったのだが、子どものよりよい育ちのために計画してくださっていて、
今後も考えていただけたらと思う。費用的な面があると思うが、公園の建設を是非にと
いう思いはあるので、その辺りも考えていただければ、子どもたちものびのびできるか
と思うので、よろしくお願いする。
【委員】
私も何もわからない状態で、自分の子育てにいっぱいいっぱいでこのようなことを考え
たことがなかった。これだけ子どものことを考えていただけるようになったのは、あり
がたいと思う。これからもここで終わりではなく、子どもを育てやすく、お金がないか
ら子どもが産めないという方もいるので、どんどん他の町からも来て育てられる環境づ
くりをしていただけたらありがたいと思う。
【委員】
来年度いよいよスタートということで、混乱せずに動きだせればと思う。大井町の会議
に参加させていただいて、今回保護者の方が出席してくださったということは、こちら
も背筋を伸ばして話ができてよかったと思う。
【委員】
ちょうど相和幼稚園は来年度から、子育て支援事業の一環に入っているが、早朝7時
30 分から 18 時 30 分までの間で開けられるようにということで、延長保育が計画されて
いる。尐し前と後ろを預かるということだけでも、問題が色々出てクリアするのは大変。
おやつや食事、職員のローテーションはどのようにやっていくのかなど、町全体で子育
て支援をそれぞれの事業所などで取り組んでいくには、意見をいっていかなければうま
く進んでいかないと思う。そのような点でも、会議一つにしても何回も何回も練ってや
っていくという、皆さんが一生懸命頑張ってやっていると感じるとともに、来年度スム
ーズにいって尐しでも子育て支援に役立つように努力していきたいと思っている。
【委員】
教育委員会であるけれども、子ども・子育てに関して、幼稚園に関する情報が国からな
かなか下りてこないということが続いており、それに対応するタイミングがだいぶ遅れ
ていて、保育料の設定についても最近決まった状態で、今後もそのような状態が続くの
かと思うと、その対応に苦労するのかと考えている。それから幼稚園、小学校の話にな
るが、子ども・子育て支援という面もあるが、尐子高齢化に対する幼稚園、小学校の経
営の仕方という側面からも、今後の幼稚園、小学校の運営の仕方について順次改革とは
いかないが、改善を進めていきたいと考えている。平成 27 年度からは、相和幼稚園に加
え、大井幼稚園、第二幼稚園については預かり保育を導入する。平成 28 年度からになる
が、相和小学校については小規模特認校制度を導入し、ICT教育を推進していくとい
うことで 27 年度はその準備に入っていく。今後に向けて順次改善をしていけたらよいと
思う。
【委員】
ちょうど新しい制度の切り替えで、このような会議に参加できたことは私にとって大義
で、数年前まで保育園で働いていたので、流れなど尐しはわかっていたのだが、大きく
変わることがたくさんあり、この会議にでていなければ過ぎてしまっていただろうけれ
ども、今回このように一から皆さんと一緒に参加して、自分のためにも良かったと感じ
ている。事業計画書が良くなっていくのが目に見えてわかり、言葉の言い回しなど柔ら
かくなり、毎回新しいものになってくるたびに感心していた。今後、子育ての支援をし
ながら新しい制度がうまく回り、活用できるようなバックアップをしていけたらと思っ
ている。
【委員】
3回目の会議でいろいろ都合がつかなくて初めての参加になるが、子育ての問題という
ことで、幼稚園・保育園の関係や医療費の関係などある中で、先ほど保護者の方からも
あったが、徐々によくなってきているということでは、事務局の方のご苦労もあったと
感じる。これ以外にも、要保護児童の会議にも出ているが、対象世帯が増えてきている
ような感じを受けている。先ほどの奥山先生の話にもあったが、一生懸命やられている
保護者の方とそうではない一部の方がみえる中では、この制度のサービスの充実という
のは必要だが、それ以外にも子どもをどう育てるかという質についても、サポートを強
化していかなければいけないという感じがする。その辺りも含めて進めていただきたい
と思う。社会福祉協議会においても、この計画の子育ての部分では関わりがあるので連
携を図りながら、子育ての町大井町という形にしていきたいと感じる。この計画の9ペ
ージについては、未婚の関係のデータも尐し出ているが、計画とは直接関わりがないか
と思うが、子どもの出生数を増やしていく中では出てくるのかと思うので、うまく連携
を図ってもらいながら、元気な子どもの声が響きわたるようなまちづくりということで
頑張っていただきたいと思う。
【委員】
この子ども・子育て支援事業計画をつくるに当たって、年々、保護者のニーズが変わっ
てきていることがアンケートなどから良くわかった。それに合わせて練っていただいて、
とても良いものができたと思う。これで終わりではなく、これからもニーズは変わって
くると思うので、それに合わせて案が出て来ればと思っている。年々、要保護・要支援
の子どもたちが増えてきていて、会議に出るとその件数が増えている。幼稚園や保育園
にひとり親が多くなってきており、園においてもご協力いただき感心している。
【委員】
なかなか会議に参加できず申し訳ありません。この会議に参加させていただいて、よか
ったと感謝させていただいている。真ん中の子が年長で、一番下が今度年尐になるので、
この制度が移り変わるときに自分の子もなるということで、大井町ではないので私立の
就園奨励費があり、通っている幼稚園がこども園化するということで、所得に応じて保
育料が上がる可能性があり、損得勘定が働いてしまって、同じようなお金を出すなら、
どちらが子どもにとってよいのかというのが最終的にはそこが、メリットになるかとい
うことを考えることがあった。仕事をしている立場としても、子どもにとって一番よい
のは何かということは考えていただきたい。行政としてハード面をやっていただけると
ありがたいのが、子どものタイプによって選ぶことができて、なおかつハード面の支援
があるというのが、本当はありがたいことではないかと思っている。
【委員】
子ども・子育て支援事業計画の設立に携わらせていただき、ありがとうございました。
保育園・幼稚園の保育料等の確立も町独自の保護者支援ができる、充実したものができ
て、大変有意義なことだと思っている。さらに先ほど面談の話をしましたが、面談をす
ると基準と合致するような家庭が、すべての家庭を入所させてあげたいくらいの気持ち
なのだが、病気で悩んでいる方や、家庭で悩んでいる方などが、非常に多いというのが
ある。そのような意味で大変厳しいが、町のほうで憂慮してその人たちが安心して過ご
せるような制度ができていったらよいかと思う。幼稚園のほうで3年生まで配慮される
ということで、その辺りが保育園と関連してでき上がっていくとよいという気持ちもし
ている。その辺りもさらに充実していくとよいと思う。
【委員】
お疲れ様です。国や県から下りてきて、実際の地域の状況に合わせて組み合わせていく
というのは、ご苦労されたと思う。児童相談所はどちらかというと声がなかなか聞けな
い方、親御さんやお子さんであるなど、そのような状況の方々と面接することが多いわ
けだが、そのようなお子さんに対しても配慮して、積極的に関わっていただいていると
感じている。これだけ熱心な大人が集まっているところなので、がんばって関わってい
ただいているところなので、ぜひこのような町に、これからもしていただけたらと思う。
【委員】
今日出席させていただいて非常に知らないことが多くて、保育園や幼稚園にしろお子さ
んたちの取り巻く環境は劇的に変わってきていて、お子さんのいる家庭の周りの環境も
変わっていく中で、このような形で事業計画が一つの形になったということは、とても
有意義なことだと思う。この事業計画を活用しながらお子さんのいる方で、両親、家族
が安心して生活できるのは、どうすればよいのかということを、支援計画を活用しなが
ら一歩、二歩先を考えていく必要があるかと思う。
【委員】
歯科の立場で一言言わせていただきたい。この計画の中に妊産婦の検診ということで
事業を立ち上げられているのだが、歯科に関しては妊婦検診というのは県下で、各行政
とのタイアップで歯科検診が行われている。子育てという事業からすると、出産したあ
とのサポートと妊産婦のサポート事業というのが取りあげられている。隣の町で妊産婦
歯科検診という事業を立ち上げた。出産して忙しい時期になるので、その方々の口腔内
は疎かになるということと、自分の実態を知ってもらうということ、そして本人と赤ち
ゃんを町でサポートするということで、歯科検診をしている間に赤ちゃんを町で預かっ
てあげるサポート、大井町でいうファミリー・サポートである。子どもをみていただけ
るということで子育てをする、そのようなサポート体制が某町で始まっている。大井町
でも妊産婦歯科検診事業が始まるので、この言葉をこの事業の中に入れてもよいのでは
と思う。そこまでサポートする大井町だということを訴えてもよいのではないかと思う。
ファミリー・サポート、このような人たちがいるということをアピールするのも、一つ
の宣伝というか、安心して住めるというアピールが必要ではないかと思う。
【会長】
みなさんどうも貴重なご意見ありがとうございました。仕組みができることは大事だと
思うが、その質をどのように保っていくのかというのも大事だと思う。大井町は深刻な
問題を抱えているわけではないが、保育所の空きが足りないというような地域だと、た
だ枠組みを用意すればよいということで、これで 100 パーセントになったと発表した市
もあったが、中身が非常に寒い部分もある。骨子としてよい計画ができてきているので、
皆さんからの意見を参考にしていただければと思う。ここで話し合われたことというの
が、メンバーで共有していかなければ意味がないと思う。子どもの立場に立って、保護
者の方同士で情報を深めていただきたいと思うし、保育園や幼稚園の先生方にも大井町
でこのような計画ができたということや、受け皿としての園では、今後具体的にどのよ
うに取り組んでいくのかということもお願いしたい。この計画の中でも頭出しをしてい
ただいているが、現場のほうから今後の保育・幼稚園教育をどう考えていくのか、現場
でも議論を深めていただきたいと思う。利用者支援事業で新たな事業として相談機能を
持ち、大井町では行政のほうが窓口となるが、他の市町村で保育相談などを聞くと、枠
があるかないかで終わってしまうが、受けた相談の子どもをどのように受け止めて、こ
の子にとってどのようにしてあげたらよいのか、という視点を持っていただいて、場所
が保健福祉センターの中にあるので、そのような職員の連携の中で進めていただければ
と思う。いずれにしても、コーディネート機能が非常に重要になってくると思う。子育
て短期支援事業だが、市町村と理想の一時保護との住み分けや、児童養護施設を使うな
どという考えが国のほうであるようだが、現実問題使えるのかどうかや、一つの方法と
して、児童福祉をやっていた頃に、地域ネットワークをつくり、例えば母子家庭のお母
さんが入院したというと、ボランティアの方にその家に泊まりに行っていただくという
仕組みをつくった。仕組みの中だけで判断すると、親が子どもの面倒をみられなくなっ
たらすぐに一時保護や、施設に行くなど、そのような流れになってしまうが、子どもに
とっては知らない集団の中に身をゆだねて、学校にも行けないということにもなるわけ
である。そのようなボランティアさんを育成するなど、地域の里親との中で、児童養護
施設というよりも、里親との間でネットワークをつくり、それを発展させる手立てはな
いか、それにボランティアの方もかんでいくというか、そのようなやり方もあるのでは
ないかという気がする。ファミリー・サポート・センターの拡大版のようなものだと思
う。皆さんの意見の中で、要保護児童の問題が出てきたが、子ども・子育てという大き
な制度ができてくるなかで、一方で児童虐待など、児童の貧困問題などが一つの大きな
テーマになっていることも合わせて暗い部分も考慮していかなければいけない気がする。
子育てについて制度をつくって、現場の職員にも周知していただくと同時に、それを利
用する親御さんにも啓発的なこと、仕組みができたので預けられるということではなく、
子どもの幸せにとってどのようなものがよいのか、そのような啓発活動も合わせて行っ
ていく必要があると思っている。今年度の会議は最終になるが、会議の開催場所の提案
だが、各事業をやっているところを会場にして、そこで見学や説明を聞きながら会議を
やっていくことで、実感を持てると思うので、そのようなやり方も考えていただけると
ありがたい。他に追加するところ、不足しているところはあるか。事務局からお願いす
る。
【事務局】
今後の予定についてご連絡をさせていただく。この子ども・子育て支援事業計画はでき
上がったら、4月になるかと思うが、皆様にお送りしたいと思っている。次世代育成支
援対策協議会については、任期がこの3月 31 日までとなる。4月からは子ども・子育て
会議において、次世代育成支援の地域行動計画の内容が事業計画の中にほとんどが踏襲
されているので、子ども・子育て会議において、これからは進行管理をしていきたいと
思っている。これからも、どうぞよろしくお願いする。
【会長】
そのようなことで、今度は子ども・子育て会議一本という中でいくということだが、兼
務している委員もいるがよろしくお願いしたいと思う。その他ということで、他に何か
ありますか。事務局にお返しする。
4
閉 会(課長補佐)
本日は西山会長の進行のもと、皆さんから貴重なご意見をいただき、ありがとうござい
ました。開催回数も尐ない会議で、向こう5年間の事業計画を策定するということで、
郵送で資料を送らせていただいて、ご意見を求めるということが多かったにも関わらず、
ご協力していただきありがとうございました。
以上を持ちまして今年度の第3回子ども・子育て会議及び次世代育成支援対策協議会を
終了する。ありがとうございました。