Ibaraki University Racing

Ibaraki University Racing
茨城大学
2015年 7月号
IUTM11
大会まで54日
Ibaraki University Racing
2015年7月号
◆ IUTM11メンバー紹介 ◆
【チームリーダー】
増谷 友
(学部4年)
【サブチームリーダー】 【テクニカルディレクター】
初見 貴
江口 勇仁
(修士2年)
(学部4年)
【エンジン制御】
増谷 友(学部4年)
【デファレンシャル&
ラジエーター】
田中 碩人(学部3年)
【オイルパン】
渡邉 彰俊(修士2年)
【フレーム】
初見 貴(修士2年)
【エキゾースト&
燃料タンク】
杉山 航(学部3年)
【エアロデバイス】
森谷 紘瑛(修士2年)
【インテーク】
小田中 竜士(学部4年)
【エアロデバイス】
今野 将彦(修士1年)
【ジオメトリ】
江口 勇仁(学部4年)
【電装】
村田 和輝(修士1年)
【ペダルユニット】
坪井 延晃(学部3年)
【マネジメント統括】
永井 洋輔
(修士2年)
【ハブ&アップライト】
菊池 拓(修士1年)
【ステアリング】
吉江 雄太(学部4年)
【ステアリング】
小林 三織(学部3年)
【マネジメント】
リュウ エイケン(学部3年)
Ibaraki University Racing
2015年7月号
◆ IUTM11メンバー紹介(新入部員) ◆
【博士1年】
福島 惇
【学部4年】
広瀬 祐太
【学部4年】
仲秋 俊太郎
【学部3年】
伏見 輝
興味があるパーツ
興味があるパーツ
興味があるパーツ
興味があるパーツ
トランスミッション
ブレーキ
ステアリング
サスペンション
【学部3年】
菅谷 学人
【学部2年】
関川 耕平
【学部2年】
山田 祥太
【学部2年】
二階堂 俊
興味があるパーツ
興味があるパーツ
興味があるパーツ
興味があるパーツ
サスペンション
インテーク
電 装
エキゾースト
【プッシュバーの製作 / 新入部員の課題】
プッシュバー
製作
Ibaraki University Racing
2015年7月号
◆ 6月(先月)の日程
6月2日
6月3日
6月10日
6月13日
6月14日
6月16日
6月20日
6月23日
STAR Japanese Conference 2015
(横浜ロイヤルパークホテル)
デザインレポート&スペックシート提出
アライメント講座
(ツインリンクもてぎ「ドリーム工房」)
株式会社イナバ様ご訪問(新規スポンサー)
コストレポート提出
フレーム塗装(茨城トヨタ自動車株式会社にて)
最初に、コストレポート提出が遅れてしまったことについて部員一同、心より深くお詫びを申しあ
げます。今回で、日程管理を始め、部員の管理(能力の把握)、そして取り組み方など、各部員の
意識の低さと自主性がないことが明瞭になってしまいました。
大会まで残り54日(7/8現在)となり、今後はマシンの熟成に努めて行かなければなりません。当
然、製作の遅れなどによる走行会の中止や延期はあってはなりません。依然、部品の補修や改
善が必要なパーツも多いため、MTGで製作と走行日程をしっかり確認していく必要があると思い
ます。各人が置かれている状況を全員で把握し、日程管理に努めていく次第です(永井)
◆ 7月(今月)の日程
7月6日
全日本学生フォーミュラ 関東支部 報道陣向けプレス発表会
7月7日
ビジネスロジックケース提出
7月11日
第2回走行会
7月12日
第3回走行会
7月18日
第4回走行会
7月25日
茨城大学水戸オープンキャンパス
7月26日
第5回走行会
最後の静的審査の提出物、ビジネスロジックケースの提出がございます。この書類を提出しな
ければプレゼンテーション審査を受けることができません。設計から販売までの経緯を記した書類
がこのビジネスロジックケースになります。市場分析を行い、その結果をもとに、販売戦略を練り、
車両のコンセプトやデザインをどのように決めていったのか、そしてどのようにすれば目標販売台
数(各大学によって決める)を達成できるかについて考えなければなりません。
また、本格的に走行期間に突入します。1回1回の走行の機会を大切にし、マシンのデータ採取
や、ドライバーの育成をしていきます(永井)
Ibaraki University Racing
◆ 2015.6.2(Tue)、6.3(Wed)
2015年7月号
STAR Japanese Conference 2015
STAR Japanese Conference 2015 にて、弊
チームテクニカルディレクターの江口が
STAR-CCM+を用いた流体解析に関する発
表を行わせて頂きました。STAR Japanese
ConferenceはCD-adapco様が主催するユー
ザーカンファレンスで、様々な業界のユー
ザーの方々が解析事例などの紹介を行いま
す。他の発表者の方のプレゼンテーションも
視聴することが出来、大変有意義な時間にな
りました。
弊チームは「学生フォーミュラにおける車体周りの空力解析事例」としてIUTM11の空力開発手
順について発表をさせて頂きました。
今回このような場を設けて頂き、CD-adapco様には大変感謝しております。今後ともご支援ご指導
の程よろしくお願い申し上げます。
◆ 2015.6.10(Wed)
デザインレポート&スペックシート提出
デザインレポート・デザインスペックシートを提出することが出来ました。マシンコンセプトとして各
パーツ設計プロセス、工夫点などを記述しております。OB様から添削をしていただいたものを基に
さらに完成度の高いものへと仕上げることが出来ました。添削をして頂いたOB様に多大なる感謝
を申し上げます。
これからは走行を重ね、実走行データとの比較を行うことで設計との整合性、方向性を確認して
いきます。また、それらのデータをまとめ、デザイン審査のときに用いるデザインポスターの作製も
行っていきます。
◆ 2015.6.13(Sat)、6.14(Sun) アライメント講座
栃木県芳賀郡 茂木町にありますツインリンクもてぎ・北ショートコースのドリーム工房にて、マ
イスタークラブ様主催のアライメント講座
を他大学の生徒と共に受講いたしました。
アライメント講座では、基本的な車両運
動に関する座学および、足回りの設計の
整合性の確認とアライメントの取り方に
ついて勉強いたしました。
主に来年度チームのメンバーが受講いた
しました。また、高価な器具を使わない
アライメントの取り方などの考え方を参考にさせていただきました(田中)
Ibaraki University Racing
◆ 2015.6.16(Thu)
2015年7月号
株式会社イナバご訪問
株式会社イナバ様に弊部の活動紹介をさせて頂くために、ご訪問させて頂きました。イナバ様は
茨城県結城市に拠点をおかれ、主に建設機械関連部品を中心に材料調達から切断、曲げ、機械
加工、溶接、塗装までを一貫生産されています。
私共の活動に非常に興味を持っていただき、
たくさんの質問を頂きました。部員一同総合優勝
にむけ努力して参りますのでよろしくお願い致します(菊池)
◆ 2015.6.19(Fri) コストレポート提出
6月19日がコストレポートの提出期限でありましたが、弊チームはその翌日の20日の提出となっ
てしまいました。大会出場前にコストレポートの提出遅れによるペナルティーとして10点の減点を受
けることとなりました。深く謝罪申し訳あげます。原因について部員達と良く話し合い以下の要因が
挙げられました。
・準備を始める時期が遅かった
・各部員の意識,能力が低い
・精神的,肉体的に貧弱であり、自分に甘い
・メリハリが無く、全体を把握して作業ができてなかった
この時期において、以上の様な問題が出てしまうことは、総合優勝を目指すチームとしては非常に
頼りないチームであることが浮き彫りとなってしまいました。
今後は、部員達の意識及び、能力向上に全力を尽くし、今後の日程に遅れの出ないように努力致
したいと思っております(増谷)
◆ 2015.6.23(Fri) フレーム塗装
フレームを塗装させて頂くために、茨城トヨタ自動車株式会
社様をご訪問致しました。茨城トヨタ自動車株式会社様には
毎年、弊部のフレームとカウルの塗装をさせて頂いており、
昨年度の大会報告会にもお越し頂き、大変お世話になって
おります。この度は増谷、森谷、伏見の3人で塗装を行い
ました。3人とも初めての塗装であったためご迷惑をおかけ
することも多々ありましたが、懇切丁寧に教えていただくこと
ができたため、大変良い仕上がりとなりました。また塗装の
コツなど大変貴重なアドバイスを頂くことができました。
お忙しい中フレーム塗装をさせていただき深く感謝申しあ
げます。今後とも弊部をよろしくお願い申しあげます。(伏見)
Ibaraki University Racing
◆
2015年7月号
各パーツ進行状況(フレーム&ボディ)
フレーム・セーフティ
初見 貴(M2)
今月はフレーム塗装、ジャッキアップポイントの製作を行いました。
フレーム塗装は、マシン外観の向上、フレームの錆防止を目
的として行いました。フレーム塗装までにフレームについた錆と
り、脱脂作業と並行して、BRKT等のフレームへの溶接を行い
ました。主に、今後搭載予定のジャッキアップやウイング、ドライ
サンプ用オイルキャッチタンクなどのBRKTの溶接を行い、塗装
後に溶接する箇所を少なくするように致しました。フレーム塗装
図1 塗装前処理(BRKT保護)
を順調に行うことができ、美しいフレームに仕上げることができ
ました。
ジャッキアップポイントは、車両の運搬、空力パーツであるフロ
アの固定を目的として搭載致しました。レイアウトは昨年度と大
幅な変更はありませんが、昨年度に運搬等で左右方向に変位
しやすい問題があったため、図2のような補強を加えることで対
処致しました。
電装
図2 今年度のジャッキアップポイント
村田 和輝(M1)
ファンやウォーターポンプをこれまでスイッチを介してドライバーが制御していましたが、MoTeCを
利用し、電子制御と致しました。エンジン温度が既定の温度を超えた場合にファンやウォーターポ
ンプが作動する機構になっています。これにより、ドライバーが運転する際の温度管理がなくなり、
運転に集中できるようになりました。しかし、リレーを間に挟んでいるためスイッチングされるたびに
音が出てしまいます。この問題を解消するため、現在リレーをトランジスタに変更し、スイッチングす
る回路を構想中です。
フロント部分のファン、ウォーターポンプのスイッチがなくなったためスペースが空きましたので、
パイロットランプを複数個レイアウト致しました。現在機能しているのはギアがニュートラルの時に
点灯させているだけなので、今後オーバートラベルがちゃんと作動しているのか、ファンやウォー
ターポンプが制御できているのかを走行中にドライバーが確認できるようなランプを搭載する予定
です。
昨年度よりもセンサーの数や制御のためのリレー・ランプなどの配線が増えましたため、配線の
取り回し、最適化がより必要となります。余分に長い配線を減らし、よりたどりやすい配線レイアウト
を目指してアップデート中です。
Ibaraki University Racing
◆
2015年7月号
各パーツ進行状況(フレーム&ボディ)
ブレーキシステム&ペダルユニット
坪井 延晃(B3)
【クラッチシステム】
ステアリング裏にマスターシリンダー(以下M/cyl)を配置する構想でしたが、スペースの関係上
使えるM/cylではストロークが足りない為、フレーム下部に条件に合うM/cylを配置し動作テストを
行いました。テストではクラッチ操作に必要な力は17kgfと、前に使用したシステムと同等の結果
となりました。レバーフレーム下部のリンク機構、スレーブシリンダーの摺動抵抗が原因とみられ
ます。これらを改善し油圧クラッチシステムを使用するか、これまでのように直接ワイヤーを操作
するシステムを用いるか、可能な限りテストを進め、クラッチ操作に不満が残る事が無いようにし
ていきたいと思います。
【今後の予定】
走行会においては各種サスペンションの設定により変わる最適なブレーキバランスを見極める
為、バランスバーとPCVを用いたブレーキバランスの設定を行う予定です。また、ブレーキマス
ターシリンダーの径を変更し、ブレーキ踏力、減速G、ストロークのデータをとり今後のベンチマー
クにして行きたいと思います。 走行後にブレーキローターの温度を計測し、設計と実測のズレを
見ることで来年度以降のブレーキシステムの設計に生かしていきたいと思います。またローター
の温度からパッドが実際にどれほどの摩擦係数を発揮できているかを計測し、パッドの材質の選
定に役立てて行きたいと思います。
現在のブレーキの配管にはメッシュホースとパイプを使用しておりますが、全ての配管を用いて
にメッシュホース圧力とストロークからパイプがどれほどブレーキの高効率化に寄与するかのテ
ストを考えております。
【データロガーの解析】
青い線はブレーキ圧力、緑は車速を示す。
圧力から逆算し踏力を求めることが出来る。
この状況において車両は1.1Gほどで減速し
ており、踏力は30kg程度で設計での数値より
実際の踏力は軽かった。エンジンブレーキや
各種摺動や空気の抵抗により減速度が大きく
なっている。もしくは油圧配管のロスやキャリ
パー、ローター等の変形により設計の通りに
数値が出ていないのではと考えられる。
Ibaraki University Racing
◆
2015年7月号
各パーツ進行状況(フレーム&ボディ)
エアロデバイス
今野 将彦(M1)
先月,大学側からIURの作業環境の悪さについて御指摘を頂いた為,作業環境改善を行っており
ます.尚,この作業環境改善が大学に認められるまで,カウルやウイングの製作は禁止されており,
今月は作業環境改善に奔走しておりました.具体的に行った改善と致しましては以下の4点です.
①「有機溶剤系の薬品や危険物の保管方法」 これはアセトンやパテなどの薬品の保管方法につ
いて作業場にぞんざいに置いてある点をご指摘頂きました.そこで弊部は鍵付き棚を購入し,有機
溶剤系薬品や火災の原因ともなる薬品(アセトンなど)を施錠管理の下,保管することに致しました.
②「グラインダーの切粉や溶接ヒューム,またエアロデバイス製作時に発生する粉じんへの対策」
これは作業中に発生する粉じんから作業者を守る対策に強化が必要であるとご指摘頂きました.
現在弊部では粉じんの発生する作業中において作業着,保護眼鏡,防塵マスク,(グラインダーに
おいてはイヤーマフ)の着用をしておりますが,それだけではなく作業中に舞う粉じんを機械を用い
て吸引し,排出することと致しました.
➂「有機溶剤から作業者を守る対策の強化」
これは②と同様に,有機溶剤から発生する揮発成分から作業者から守るために機械的に吸引し
ダクトを用いて作業者が揮発性分を吸引しないように対策をするように致しました.また,パッシブ
ブドジチューブを使用し,作業者が着用している防毒マスクのフィルターの交換時期を可視化致し
ます.
④「IURが所有している薬品を大学へ登録する」
弊部が所有している薬品は大学を通じて購入している物より,ホームセンターなどで部員が購入
する物の方が多いため,大学側はIURがどのような薬品を使用しているか不鮮明であります.よっ
て弊部で用いている薬品を全て大学の薬品管理ソフトへ登録することと致しました.この登録に必
要となる物が「MSDS(Material Safety Data Sheet)」和名「化学物質等安全データシート」です.これ
は化学物質を含む製品の特性や取扱
方,化学物質の含有量や濃度が
記載された物です.弊部が所有
する薬品ほぼ全てのMSDSを収集
致しました.これらの対策を行い,
一日でも早く前述の作業を再開
致します.
送排気防塵機
防塵対策済ディスクグラインダー
Ibaraki University Racing
◆
2015年7月号
各パーツ進行状況(フレーム&ボディ)
エアロデバイス
森谷 紘瑛(M2)
エアロデバイスでは只今、校内での粉じんが発生する作業が禁止されているため、リアウイン
グの型の製作が滞っていることが現状としております。そのため、現在は必要なフランジカラー
製作を進めております。また、フレーム側のフロントウイングブラケットの剛性不足が懸念され
ていた為、ブラケット側面に梁を加え、ブラケットの高剛性化を図りました。今後の予定といたし
ましては、学校校内での作業環境が整い次第、フロア、フロントウイング、リアウイングの製作
を進めてまいりたいと考えております。
ブラケット箇所
フロントウイングブラケット補強前
フロントウイングブラケット補強後
Ibaraki University Racing
◆
2015年7月号
各パーツ進行状況(パワートレイン)
オイルパンシステム
渡邉彰俊(M2)
オイルパン製作では、オイルパンに搭載する各種
のマウントの接着を行いました。ストレーナーは
キャッチタンクとオイルパンを繋ぐオイルラインのマウ
ントと一体になるように接着をしています。ストレー
ナーマウントの接着の際には、接着中にストレーナー
マウントがずれないように使用していないエンジンの
クランクケースに治具と一緒に固定し接着を行いまし
た。キャッチタンクの製作ではキャッチタンク本体の
接着と各種のオイルラインマウントの接着を行いまし
た。キャッチタンク本体の接着はエポキシ系の接着
剤を用いて接着を行いました。キャッチタンク側面に
搭載するオイルラインマウントは摺合せを行い、接着
剤で固定を行いました。スカベンジポンプの干渉確認
のためスカベンジポンプをエンジンに搭載しました。
オイルパン内部の様子
搭載したところ、エンジンに取り付けているフロントス
プロケットカバーや、オイルライン同士の干渉が確認
されました。今後は、この干渉を避けるためのオイル
ラインマウントの作成を行っていく予定です。
搭載したスカベンジポンプの様子
完成したキャッチタンク写真
2015年7月号
Ibaraki University Racing
◆
各パーツ進行状況(パワートレイン)
エキゾースト
杉山 航(B3)
ラムダセンサ(O2センサ)取り付けのためのマウント製作を行いま
した。ラムダセンサは空燃比の調整に必要となります。4-2集合部の
直後に取り付けられているため、計2か所で測定できるようになって
おります(図1)。
写真の通り、現在はそれぞれにセンサを取り付けていますが、実際
には片方ずつ使用することになるので、使用しない側はセンサの代
わりにドレインボルトを使用してふたをする予定です。ラムダセンサ
の溶接箇所に関しては真上は適さないとされているため地面に対し
てやや角度をつけています。また、溶接の際にパイプに歪みが生じて
しまったため、接合部からの排気漏れが懸念されます。次回のテスト
走行で排気漏れのチェックを行い、漏れが多量の場合は接合部を溶
接することも検討しています。 今後のテスト走行で騒音測定をより
正確に行うために、騒音計の機種をいくつか用意できたらと考えて
おります。
燃料タンク
図1
杉山 航(B3)
ベリーパンの製作に取り掛かり始めましたが、
第1案の設計に問題が発生したため、設計変更
をして2重構造にしようと考えています。第1案では
ベリーパンを一体で製作予定でしたが、燃料タンク
周りにスペースの余裕がないため、タンクとベリー
パンが同時に入らないという問題が発覚しました。
そこで、前後を別々に分け、後ろ側をフレーム構造
内、前側をフレームとフロアの間に取り付けてタンク
をカバーできるように設計を変更しました(図1)。
燃料が漏れた際に前側ベリーパンの穴に必ず誘導
図1
されるようにするために、後ろ側と前側のベリーパン
をオーバーラップさせ、後ろ側のベリーパンの一部をスライダーにしています。これにより、後ろ側
ベリーパンにこぼれた燃料がフロアへ流れ込んでしまうことを防止できるようになっています。ベ
リーパンを制作した後に、燃料がこぼれても問題ないかの確認実験も行いたいと思います。
2015年7月号
Ibaraki University Racing
◆
各パーツ進行状況(パワートレイン)
インテーク
小田中 竜士(B4)
【圧力センサー作動試験】
前回のニュースレターでも紹介いたしましたが、圧力センサーを予定通り、設置いたしました。こ
れによりサージタンクとマニホールド圧力のロギングができるようになりました。
今後は、この空気圧回路を活かし、燃料圧力レギュレータとマニホールド内圧力を同期させ、空
燃比の調整を行います。燃費の改善などが見込まれます。さらに、サージタンク内とマニホールド
内の差圧を用いて正確な吸入空気量を測ります。これにより理論計算の裏付けに活用できると期
待できます。
燃料レギュレータ
圧力センサー
【吸気温度センサーの設置】
空燃比の計算のため、吸気温度センサーの設置をいたしました。設置に当たりマウントの作成も
行いました。今後は、走行時に圧力、温度、湿度などのデータが得られるので、エンジン制御担当
が天候にあったセッティングを行えるようデータの提供に努めます。
温度センサー
2015年7月号
Ibaraki University Racing
◆
各パーツ進行状況(パワートレイン)
ラジエータ
田中 碩人(B3)
今月は、ラジエーターにかかる荷重への補強としてカーボンロッドを搭載いたしました。ラジ
エーターへの導風とサイドポンツーンの搭載に邪魔にならないようにカーボンロッドを搭載し
ました。
また、オーバーフロウキャッチタンクの製作と搭載を行いました。なるべく軽く作るため、アル
ミのフラットバーを曲げて接着しタイラップで固定しました。
今後は、ラジエーター保護用メッシュの再製作を行いたいと思います。
ました
デファレンシャル
田中 碩人(B3)
今月は、再設計したアイドラーの搭載
とLSDのオーバーホールを致しました。
アイドラーに関しましては、既存の
BRKTと新規作成したBRKTをフレーム
に溶接し搭載できるように致しました。
LSDに関しましては、LSD内部の摩耗
具合の確認とプレッシャーリングとギ
アーの組み替えを行いロック率の変更を
致しました。今後テスト走行を繰り返し適
切なロック率に調整したいと思います。
Ibaraki University Racing
◆
2015年7月号
各パーツ進行状況(サスペンション)
足回り
菊池 拓(M1)
先月までに完成させることが出来なかったフロントのサスストロークセンサ―マウントの製作を
行いました。
形状については、写真で以下に示させて頂きます。
フレームブラケット側では従来通りボルト締結をしております。ベルクランク側では、曲げたア
ルミ板とカラーを溶接し、アルミ板の両端をボルトで締めあげることで拘束しております。先月
号でお知らせ致しましたリアのストロークセンサーと同じ方式でございます。またフレーム塗装
のため、一度パーツを全て外しましたので、各パーツの重量測定を行いました。
今後の走行会では、ダンパーの減衰調整、スタビライザーの板バネの角度調整を行い、
マシンのセッティングをして参ります。
Ibaraki University Racing
2015年7月号
【スポンサー様紹介】
私達の活動を支えて下さっている、スポンサーの方々です。(*順不同)
スズキ株式会社 様
茨城大学 様
ソリッドワークス・ジャパン
株式会社 様
エヌティーエヌ株式会社 様
茨城トヨタ自動車株式会社 様
THK株式会社 様
水戸工機株式会社 様
旭化成建材株式会社 様
株式会社
キノクニエンタープライズ 様
日信工業株式会社 様
株式会社エムテック 様
株式会社アドバンストCAE
ソリューションズ 様
株式会社浅野 様
株式会社ユニキャスト 様
オエティカジャパン
株式会社 様
有限会社
廣木精機製作所 様
本田技研工業株式会社 様
東プレ株式会社 様
株式会社小峰製作所 様
株式会社アート科学 様
住鉱潤滑剤株式会社 様
株式会社エフテック 様
東北ラヂエータ-株式会社 様
太洋工業株式会社 様
TEAM AMG 様
株式会社三森製作所 様
有限会社プラスミュー 様
株式会社ギャロップ 様
三桜工業株式会社 様
サムシングコーポレーション
有限会社 様
日立港病院 様
大成プラス株式会社様
Ibaraki University Racing
2015年7月号
【スポンサー様紹介】
私達の活動を支えて下さっている、スポンサーの方々です。(*順不同)
株式会社
アシダコーポレーション 様
株式会社ミスミ 様
有限会社NUTEC Japan様
東洋電装株式会社 様
株式会社日昌製作所 様
株式会社照栄製作所 様
株式会社深井製作所 様
株式会社重松製作所 様
株式会社ユーゴー 様
大川精螺工業株式会社 様
株式会社今橋製作所 様
株式会社茨城製作所 様
有限会社愛和精密製作所 様
丸紅情報システムズ
株式会社 様
相鐵株式会社 様
株式会社ウイット 様
株式会社UACJ 様
水戸精工株式会社 様
株式会社ダイジ 様
有限会社
株式会社
茨城プレイティング
有限会社
新栄製作所 様
岩手製作所 様
工業株式会社 様
村田工業所 様
株式会社冨士精密 様
小野不動産 様
東和パーツ株式会社 様
日立民主商工会 様
南高野医院 様
奥久慈食品株式会社 様
澤畑モータース 様
有限会社常陽モータース 様
2015年7月号
Ibaraki University Racing
【スポンサー様紹介】
私達の活動を支えて下さっている、スポンサーの方々です。(*順不同)
株式会社TAN-EI-SYA
WHEEL SUPPLY 様
有限会社日立電機工業様
株式会社IDAJ様
株式会社トヨウラ 様
株式会社堀田電機製作所様
株式会社三和建材様
シェフラージャパン株式会社様
株式会社JWAY様
有限会社やまや木型製作所様
株式会社ティエス様
NOKクリューバー株式会社様
株式会社オオツカ様
菊地歯車株式会社様
株式会社 タマディック様
株式会社テック様
大洗サーキット様
株式会社いわき精機様
株式会社鶴町製作所様
株式会社菊池精器製作所様
ツジ電子株式会社様
フォルム株式会社様
Raycrfaft racing service様
株式会社アルトナー様
株式会社プロテクター様
株式会社CD-adapco様
株式会社幸手スプリング様
株式会社サンテクノ様
ヨコタ工業有限会社様
2015年7月号
Ibaraki University Racing
【IUTM11 Team Member】
◆チームリーダー
増谷友
◆ファカルティーアドバイザー
西野創一郎
(機械工学科B4)
◆サブリーダー
初見貴
(応用粒子線科学専攻M2)
◆マネジメント統括
永井洋輔
(応用粒子線科学専攻M2)
◆サスペンション
菊池拓
(応用粒子線科学専攻M1)
江口勇仁
(機械工学科B4)
吉江雄太
(機械工学科B4)
小林三織
(生体分子機能工学科B3)
◆テクニカルディレクター
江口勇仁
(機械工学科B4)
◆パワートレイン
渡邉彰俊
(応用粒子線科学専攻M2)
増谷友
(機械工学科B4)
小田中竜二
(機械工学科B4)
田中碩人
(機械工学科B4)
杉山航
(機械工学科B4)
◆新入部員
◆フレーム&ボディ
初見貴
(応用粒子線科学専攻M2)
福島惇
(応用粒子線科学専攻D1)
森谷紘瑛
(応用粒子線科学専攻M2)
仲秋俊太郎
(マテリアル工学科B4)
今野将彦
(応用粒子線科学専攻M1)
広瀬祐太
(マテリアル工学科B4)
村田和輝
(応用粒子線科学専攻M1)
伏見輝
(機械工学科B3)
坪井延晃
(電気電子工学科B3
菅谷学人
◆マネジメント
リュウ エイケン
(都市システム工学科B3)
(知能システム工学科B3)
関川耕平
(機械工学科B2)
山田祥太
(電気電子工学科B2)
二階堂俊
(知能システム工学科B2)
IURは更なる高みを目指し、日々活動しております。
今後とも変わらぬご支援・ご声援をよろしくお願い致します。
〒316-8511 茨城県日立市中成沢町 4-12-1
茨城大学 工学部 N1棟 1F 軽量化技術研究室(西野研究室)
茨城大学Formula-SAE部
部長 増谷 友
Email :[email protected]
ホームページ :http://www.iur-family.com/
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Ibaraki University Racing
2015年7月号
【IUR sponsorship】
私達の活動は、材料費や加工費、車両の輸送費などで総額400万円程度の多大な
資金が必要となります。
現在、多くのスポンサーの方々にご支援をして頂き活動をしておりますが、
次年度の活動資金が不足しております。又、資金、機械加工、物資において大変厳しい
状況です。お力添えして下さる方のご紹介を募集しております。
今、私達が必要としているものは、
・活動資金
・アルミ板、パイプなどの金属材料
・機械加工の手段、代替加工
・TIG及びMIG溶接機
になります。
お心当たりのある方は、ご紹介をお願い致します。
チームリーダーならびに関係者がお伺いし、活動説明を致します。
また、スポンサーの方々には微力ながら、宣伝に努めて参ります。
■大会に参戦する車両へのステッカー
(ご支援して頂く内容により、サイズを決めさせて頂きます)
■HPへのリンク
■ニュースレター や各種メディア等で企業を紹介