大会プログラム(PDF版)はこちら。

日本学校音楽教育実践学会
第 20 回 全 国 大 会 プ ロ グ ラ ム
◆主 催
日本学校音楽教育実践学会
◆後 援
大阪府教育委員会
◆開催日
2015 年(平成 27 年)8 月 13 日(木)・14 日(金)
大阪市教育委員会
堺市教育委員会
8 月 13 日(木)セミナー「演奏家が語る〈演奏が生まれるまで〉」
◆会 場
大阪成蹊大学 http://univ.osaka-seikei.ac.jp/
〒533-0007 大阪市東淀川区相川 3 丁目 10 番 62 号
◆日 程
8 月 13 日
(木)
9 : 30
10 : 00
受 付(本館 1 階)
セミナー「演奏家が語る〈演奏が生まれるまで〉
」その5
(北館300<プラムホール>
12: 00
昼 食 ・ 受 付(本館 1 階)
13 : 00
自由研究 1-9(本館5階、中央館3・5階)
15 : 30
休憩
15 : 45
授業開発プロジェクトⅠ−Ⅴ(本館・中央館5階、西館6階)
17 : 30
休憩 ・ 移動
17 : 45
19 : 45
8 月 14 日
(金)
8 : 30
懇親会(3階 ラウンジ)
受 付 (本館 1 階)
9 : 00
自由研究 10-18(本館5階、中央館3・5階)
11 : 00
休憩
11 : 10
フォーラム Ⅰ-Ⅴ (本館・中央館5階)
12 : 30
昼食
13 : 30
課題研究(北館300<プラムホール>)
16 : 10
16 : 40
総 会(北館300<プラムホール>)
※大会に先立ち、
8 月 12 日(水)に常任理事会(13:30~15:00)
及び合同理事会(15:00~17:00)
が開かれます。
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◆大会参加要領◆
1 参加申し込み
◇会 員
同封の葉書に記入の上、7月21日(必着)までに大会実行委員長・衛藤晶子宛に投函してくださ
い。不参加の方も、住所、勤務先(所属)の確認のためにご返信ください。
◇非会員
官製葉書・FAX・メール添付のいずれかにて事前に下記大会事務局(衛藤晶子)宛にお申し込
みください(当日受付も行っています)。
*必要記入事項:ご芳名/ご住所/電話番号(ファックス・メールアドレス)/勤務先(所属)
*学会HP(http://www.jassmep.jp/)より申込書式をダウンロードできます。
書式をダウンロードし、必要事項を記入の上、お申し込みください。
2 参 加 費
すべて当日受付にて納入してください。(*会員でない方も参加できます。)
大会参加費・・・・・・・・・・4000円(予め同封の参加票にご記入ください。)
懇親会費・・・・・・・・・・・・4000円 (学生は2000円、但し現職院生除く)
セミナー参加費・・・・・・・2000円
3 昼
大学食堂「ラ・サンティエ<食堂ホール>」がご利用できます。また、最寄りの駅周辺にコン
ビニもございます。
食
4 大会連絡先
第 20 回大会事務局:衛藤晶子(畿央大学)
〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中 4 丁目 2 番 2 号
℡ 0745-54-1601 Fax 0745-54-1600
Email : [email protected]
*お問い合わせはなるべくメールでお願いします。
5 会場への交通
裏表紙をご覧ください。
6 宿
宿泊の斡旋はいたしませんので、各自でお願いします。
早めの予約をおすすめします。
泊
7 発表時間
自由研究は、発表 20 分、質疑 7 分 です。
8 そ の 他
当日、各会場でのビデオ撮影はご遠慮ください。
*本学会に入会を希望される方は、当日受付へお申し出ください。
*非会員の方で、大会当日には不参加で『発表要旨集録』
(1部:500 円)のみを希望される方は学会事務
局へご連絡ください。
*当日会場で日本学校音楽教育実践学会の書籍及び DVD を販売いたします。
『音楽科カリキュラムと授業実践の国際比較』
(音楽之友社)定価 3150 円→学会価格 2700 円
『生成を原理とする 21 世紀音楽カリキュラム』
(東京書籍) DVD のみ 2000 円
この機会にぜひお買い求めください。
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8 月 13 日(木)午前
セミナー「演奏家が語る〈演奏が生まれるまで〉
」その5
本学会では、全国大会の初日にセミナーを開催します。今回は演奏家シリーズのその5となります。
このセミナーでは、演奏表現の過程を、演奏家自身に演奏を交えながら語っていただきます。中学校学習
指導要領解説(音楽)にある表現領域の内容を捉える五つの観点①音楽の素材としての音、②音楽の構造、
③音楽によって喚起されるイメージや感情、④音楽の表現における技能、⑤音楽の背景となる風土や文化・
歴史など、これらが演奏家の表現過程にどのようにかかわっているのか、音とことばを通して考えていくこと
が趣旨となります。
今回の大槻文蔵先生は、復曲能や新作能に積極的に取り組んでおられ、2012年には「生國魂」(新作能)、
そして2013年には「恒盛」(復曲能)を世に出されました。これらの取り組みを始め、大槻能楽堂を拠点とし
た能の企画、普及活動にも精力的に取り組んでおられます。
大槻文蔵先生からのメッセージ
世界で一番長い舞台生命を持っている能。
昨年、能の大成者である観阿弥は生誕 680 年、世阿弥は生誕 650 年を迎えました。その長い間
には、戦乱の時も太平の時もありましたが、能はいずれの時代にも享受され、続いてきました。
この能という演劇の魅力、秘密を、皆様と一緒に探ってみましょう。
─ 大槻文蔵
日 時: 8 月 13 日(木)10:00~12:00
会 場: 北館300<プラムホール>
参加費: 2000 円(当日受付にてお支払いください)
講師 大槻文蔵氏 プロフィール
昭和17(1942)年9月25日生まれ、大阪在住。流儀は、シテ方観世流。祖父・故大槻十三、父・
故大槻秀夫、故観世寿夫、故八世観世銕之亟に師事する。昭和22年、『鞍馬天狗』稚児にて初舞台。昭和
30年『鷺』、昭和37年『道成寺』、昭和44年『望月』、昭和57年『恋重荷』、平成元年『卒都婆小町』、
平成2年『朝長・懺法』、平成10年『檜垣』、平成19年『関寺小町』など披く。
昭和53年『大阪文化祭奨励賞』・昭和60年『大阪府民劇場奨励賞』・昭和63年『大阪文化祭賞』・平
成8年『松尾芸能賞優秀賞』・平成9年『読売演劇大賞優秀男優賞』・平成10年『文化庁芸術祭優秀賞』・
平成10年『観世寿夫記念法政大学能楽賞』
・平成11年『大阪芸術賞』
・平成11年『芸術選奨文部大臣賞』・
平成14年度『紫綬褒章』・平成18年度、大阪市『大阪文化祭賞グランプリ』、大阪府『大阪舞台芸術賞』、
平成25年度『旭日小綬章』を受賞する。
現在、公益社団法人能楽協会大阪支部長・大阪能楽養成会副会長・公益財団法人大槻能楽堂理事長。
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8 月 13(木)午後
※司会者は 50 音順に記載
自由研究 1
会場:中央館344
司会
居原田 洋子(美作大学短期大学部)
松園 聡美(中村学園大学短期大学部)
13:00 保育における音楽についての一考察
若谷 啓子(帝京大学)
13:30 幼児教育における表現を視点にしたプロジェクト活動の展開
-年長児の事例を通して小林 佐知子(大阪教育大学大学院生)
14:00 音楽表現の萌芽を育む創意・製作を視点とした保育実践力の獲得過程について
立本 千寿子(大阪女子短期大学)
14:30 能動的な音楽表現を考える №8
-保育者養成課程における手遊び曲の編曲を通して牧野 利子(川口短期大学)
15:00 幼児の自発的な音楽的表出を発展させるための音楽的表現活動構成
横山 朋子(畿央大学)
自由研究 2
会場:中央館349
司会
関原 彩子(東京都立多摩桜の丘学園)
洞 孔美子(大阪府立枚方支援学校)
13:00
特別な支援を必要とする児童にみる指導内容の学びのプロセス
大久保 圭子(兵庫県立赤穂特別支援学校)
13:30 だれもが主体的に参加できる音楽づくり
西沢 久実(兵庫県神戸市立神戸衹園小学校)
14:00 音楽科授業において学習意欲を持つための小学1年生の授業づくり
-誰もが「音楽っておもしろい」と思える授業のユニバーサルデザイン化渡部 尚子(兵庫県神戸市立花山小学校)
14:30 インクルーシブ教育の理念に基づく音楽科授業における自己肯定感の育ち
加藤 柚乃(大阪教育大学大学院生)
15:00 創作和太鼓演奏を通した被災児童の心のケア
-被災児童自らによる地域復興○渡会 純一(東北福祉大学)
渡邊 裕希(宮城県石巻市立釜小学校)
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8 月 13 日(木)午後
自由研究 3
会場:中央館545
司会
長野 純子(大阪府吹田市立片山小学校)
溝口 希久生(東亜大学)
13:00 音楽科授業における子どもの問題の移り変わり
-小学校5年生「水族館」の鑑賞の実践より廣津 友香(奈良教育大学)
13:30 音楽授業の問題解決過程における他者とかかわる場の設定
-だんじり囃子の器楽実践の場合大和 賛(大阪教育大学附属平野小学校)
14:00 小中学校音楽科授業におけるアクション・ラーニングの方法論
小島 律子(大阪教育大学)
14:30 音楽の探究を促す評価の活用について
-小学校5年「和声の動きを味わって演奏しよう」の実践を通して島田 郁子(徳島県徳島市論田小学校)
15:00 音楽科における21世紀型スキルの展開についての一試案
-国際バカロレアの探究活動を中心に松永 洋介(岐阜大学)
自由研究 4
会場:本館520
司会
笹野 恵理子(立命館大学)
藤沢 章彦(文教大学)
13:00 教育実践の観点から捉えるピアノ指導
衛藤 晶子(畿央大学)
13:30 小学校教員養成における音楽の資質形成に関する一考察(Ⅱ)
-読譜と打鍵の結びつきについて森村 祐子(東京家政大学)
14:00 教員養成大学における「音楽的要素」の体感的比較学習法
-基本と応用を対比した「伴奏づけ」と「弾き歌い」の指導法を中心に‐
田畑 八郎(大和大学)
14:30 教員養成大学における知覚・感受を促す指導力の育成
-ドラマ教育の手法"Hot seating"の活用を通して田中 龍三(大阪教育大学)
15:00 教員を目指す学生の『声』を育成する授業の開発
頃安 利秀(鳴門教育大学)
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8 月 13 日(木)午後
自由研究 5
会場:本館525
司会
金田 美奈子(東京都文京区立駕籠町小学校)
硯 阿哉子(大阪府大阪市立恵美小学校)
13:00 アクティブ・ラーニングにつながる幼児の音楽活動
植田 恵理子(京都ノートルダム女子大学)
13:30 音楽科における反転授業の有用性に関する一考察
-言語活動の活発化と共通事項の定着を目指して塚本 伸一(東海大学付属小学校)
14:00 小中連携における互恵性を生み出す授業展開
-囃子詞による創作活動を通して髙橋 詩穂(京都教育大学附属桃山小学校)
14:30 生成の原理に基づく音楽科授業における基本的自尊感情育成の方法
石光 政德(大阪府池田市立緑丘小学校)
15:00 児童の表現意欲を持続させる導入期のリコーダー学習
-小学校3年生の授業実践より米田 幸子(徳島県阿南市立桑野小学校)
自由研究 6
会場:本館534
司会
平松 佳子(東京都江戸川区立南小岩第二小学校)
福島 直美(石川県金沢市立浅野川中学校)
13:00 地域の伝統音楽教材化の視点
-山車囃子を基にした囃子づくりの実践を通して松宮 陽子(兵庫県西宮市立夙川小学校)
13:30 発達段階に応じた「郷土の伝統音楽」の教材化の視点
藤本 佳子(大阪教育大学附属平野小学校)
14:00 《御田植神事》の実践にみられる地域の伝統音楽を取り上げることの有用性
椿本 恵子(大阪教育大学附属平野小学校)
14:30 中学校での郷土の民謡「切り音頭」の歌唱表現における唄とお囃子と踊りの関係性
-「間」と「息」に着目して山本 真弓(大阪府河内長野市立長野中学校)
15:00 阿波人形浄瑠璃《傾城阿波の鳴門》
〈順礼歌の段〉を教材とした実践とその考察
川北 雅子(兵庫教育大学連合大学院生)
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8 月 13 日(木)午後
自由研究 7
会場:中央館540
司会
阪井 恵(明星大学)
土師 尚美(大阪府池田市立秦野小学校)
13:00 声によるふしづくり Ⅲ
桐山 由香(大阪教育大学附属池田小学校)
13:30 音楽づくりとモノイド作用
松下 行馬(兵庫県神戸市立港島小学校)
14:00 自然素材による手づくり楽器の試行
笠井 かほる(川口短期大学)
14:30 保育者養成における手作り楽器を用いた実践
三輪 雅美(修文大学短期大学部)
15:00 「構成活動」を原理とした打つ楽器づくりの授業における衝動的な「表出」と意図的な「表現」
-イメージの役割に着目して横山 真理(岐阜県関市立小金田中学校)
自由研究 8
会場:中央館541
司会
齋藤 一雄(上越教育大学)
玉井 操(東京都立八潮高等学校)
13:00 ドイツのアビトゥア試験内容における音楽の捉え方に関する考察
-バイエルン州の事例分析を通して中島 卓郎(信州大学)
13:30 国際バカロレア PYP における音楽カリキュラムの一考察
安江 真由美(岐阜大学大学院生)
14:00 韓国の小学校「音楽」教科書の研究
-小学校第5・6学年の題材構成及び内容を中心として佐藤 真由子(立命館大学)
14:30 平成27年出版小学校音楽科教科書における創作活動
-平成23年出版教科書との比較からみられる「音楽づくり」の動向岡崎 藍(広島大学大学院生)
15:00 小学校音楽科デジタル教科書活用の実証研究
坂本 暁美(四天王寺大学)
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8 月 13 日(木)午後
自由研究 9
会場:中央館345
司会
小山 英恵(鳴門教育大学)
権藤 敦子(広島大学)
13:00 言語発達に障害のある生徒による音楽づくり
-イメージ形成への支援宮下 暁子(大阪府立東大阪支援学校)
13:30
イメージが推進する二重の生成
-劇伴の創作による質の経験を通して吉村 治広(福井大学)
14:00 イメージから表現へ
高田 奈津子(京都府立鳥羽高等学校)
14:30
イメージに基づいた技能習得の様相
-箏の実践を通して平野 真衣(大阪教育大学大学院生)
15:00 小学校音楽鑑賞授業におけるイメージの取扱いに関する一考察
森保 尚美(広島女学院大学)
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を体験してみませんか
8 月 13 日(木)15:45~17:30
授業開発プロジェクトの目的は「模擬授業の体験を通して、新しい音楽の授業像
をつかむこと」です。各プロジェクトのテーマに沿った「仮説生成模擬授業」を
その場で行い、参加者自らが子ども・生徒役となって音楽授業を体験することで、
実感をもって授業づくりについて考えることを目指します。
Ⅰ だれもが内面を表出できるよう支援する授業
Ⅱ だれもが主体的に取り組む鑑賞の授業《小学校》
Ⅲ だれもが主体的に取り組む日本伝統音楽の授業
Ⅳ だれもが主体的に取り組む歌唱の授業
Ⅴ 学生が主体的に取り組む教員養成の授業
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8 月 13 日(木)午後
Ⅰ だれもが内面を表出できるよう支援する授業(第3年次)
-多様な子どもが学ぶ音楽の授業-
中央館540
司会 尾崎 祐司(上越教育大学)
■小学校における「交流及び共同学習」の取り組みについて
このプロジェクトでは第1、2年次には感覚障害(聴覚障害、視覚障害など)のある
児童生徒の内面に表現へのイメージを抱かせるための情報提示や教師の発する言葉のあ
り方について提案してきた。第3年次は通常の学級で学ぶ子どもが困っていることの把
握とその減少への対応に着目する。具体的にはカリキュラム注)と教材曲に着目し、45 分
間の授業への集中力の持続、授業内容の理解が難しい子どもたちが自己の内面を表出す
るに至るまでの構造化された授業を提案する。
注)ここではモディフィケーション(modification:教えている全ての内容を理解することが難しい
子どものために通常の教育カリキュラムから変えること)に着目する。
※ソプラノリコーダーをご持参ください。
●模擬授業・実践報告
山澤 小百合(新潟県十日町市立千手小学校)
Ⅱ だれもが主体的に取り組む鑑賞の授業《小学校》
(第3年次)
-曲を聴いてつくった身体表現を「友達に実況する」交流活動-
本館525
司会 清水 匠(茨城大学教育学部附属小学校)
■つくった動きを実況する交流活動
これまで個人の活動と考えられていた鑑賞活動を、本学会では「生成の原理」にもとづ
き、能動的なものとしてとらえてきた。そして、感じ取ったことを外に表し構成していく
「構成活動」を提案してきた。本プロジェクトでは、そのような鑑賞活動を「交流活動」
の視点からとらえ、知覚・感受したことを様々な形で外に表し、それをもとに友達と語り
合いながら音楽を味わっていく授業を提案する。
第3年次では、
《ハンガリー舞曲 第5番》を聴いて、様々に曲想が移り変わる面白さを
味わっていく授業を考える。まず、曲を聴いて感じたことを、リボンなどを使って身体で
表現し、タブレット端末で録画する。そして、その映像をワールドカフェ風にいろいろな
友達に紹介しながら、動きの理由を実況していく。なぜそのような動きにしたのか、映像
を見ながら語り合う中で、様々に移り変わる曲想を、友達とともに味わっていく子どもた
ちの姿を提案したい。
●模擬授業・実践報告
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佐々木 香織(茨城県つくば市立春日小学校)
8 月 13 日(木)午後
Ⅲ だれもが主体的に取り組む日本伝統音楽の授業(第1年次)
-中学校における「文楽」を教材とした鑑賞授業-
本館534
司会 廣津 友香(奈良教育大学)
■中学校における「文楽」を教材とした鑑賞の模擬授業
今回は、中学校3年生を対象とし、
「文楽」を教材とした鑑賞の授業を模擬授業として提案
する。実践校に近い大阪府大東市を舞台とした《新版歌祭文》から〈野崎村の段〉を教材と
し、指導内容は「太夫の語りと三味線の重なり」とした。
教材と生徒を関わらせる方法として、久松とお染の会話を大阪弁に直して情景を想像させ
たり、太夫の語りを真似て三味線との重なりを掴ませたりするなどして活動を工夫する。ま
た、ねらいに即して聴取する場面と視聴する場面を区別して活動を設定する。
●授業企画
髙橋 澄代(京都教育大学)
●模擬授業・実践報告
竹中 紗也子(大阪府枚方市立東香里中学校)
Ⅳ だれもが主体的に取り組む歌唱の授業(第1年次)
-文化的背景からイメージを引き出す歌唱の授業-
本館520
司会 小林 佐知子(大阪教育大学大学院生)
■絵を描くことによって文化的背景と関わらせる歌唱の授業
文化的背景とは、音楽の背景にある風土や文化、歴史のことである。楽曲が生み出され
るには、その土地の風土や生活様式、文化、歴史が関わってくる。そこで、楽曲が生まれ
た土壌である文化的背景と関わらせて扱う歌唱の授業を提案したい。
今回は、小学校6年生を対象とした《夏は来ぬ》を教材として取りあげる。この楽曲は
万葉集の言葉を用いた文語調で昔からの日本の初夏の風景が描かれている。
絵を描くことによって子ども一人一人がもつ日本の風土に根ざした初夏の風景のイメー
ジを膨らませ、旋律の動きと歌詞とのかかわりを手がかりに歌唱表現へとつなげていく。
●模擬授業・実践報告
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藤本 佳子(大阪教育大学附属平野小学校)
8 月 13 日(木)午後
Ⅴ 学生が主体的に取り組む教員養成の授業(第1年次)
-知覚・感受したことを技能につなげるピアノ演習の授業-
西館659音楽教室
司会 衛藤 晶子(畿央大学)
■知覚・感受したことをもとに表現を工夫する初心者対象のピアノ授業
本会場では、教員養成系大学での学生を対象にした模擬授業を行う。3年間のコンセプ
トは、実践的指導力を育成する授業について考えることである。音楽科の学力の中核は知
覚・感受である。そこでそれを意識して指導できる力を養うため、1年次は、知覚・感受
したことを技能につなぐ初心者対象ピアノ授業を考えた。
教材は小学校教材でも扱われる《かっこう》
(ドイツ民謡)を取りあげた。シラバスでの
位置づけとしては第15回にあたる。
《かっこう》は指くぐりや指またぎといった移動がな
く指の動かし方に慣れれば弾きやすい楽曲である。その楽曲に分散型による伴奏をつける。
2種類の伴奏による《かっこう》を比較聴取し、伴奏型の違いによるイメージを手がかり
に自分なりの《かっこう》の表現を工夫する。
●模擬授業・実践報告
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鉄口 真理子(大阪成蹊大学)
8 月 13 日(木)午後
◆懇 親 会◆
日 時:8 月 13 日(木) 17:45~19:45
場 所:3階 ラウンジ
会 費:4,000 円(学生は 2,000 円、但し現職院生除く)
どなたでも参加できます。多くの方のご参加をお待ちしています。
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8 月 14 日(金)午前
自由研究 10
会場:中央館344
司会
西井 薫(京都教育大学)
水野 伸子(同朋大学)
9:00
K 保育園児の音楽的表現における動きの要素の定量的分析
-音楽経験プログラムの実践過程を通して佐野 美奈(大阪樟蔭女子大学)
9:30 幼小接続期における授業改革の試み
-身体性と関わりを重視した1年生の授業猶原 和子(お茶の水女子大学附属小学校)
10:00 オノマトペと動きによる表現活動に関する考察
-絵本を用いた実践をもとに○岡林 典子(京都女子大学)
佐野 仁美(京都橘大学)
自由研究 11
会場:中央館349
司会
竹内 悦子(元大阪府寝屋川市立和光小学校)
宮下 俊也(奈良教育大学)
9:00 知覚を高める音楽鑑賞の授業
○芳賀 均(北海道教育大学)
木村 貴紀(北海道教育大学)
9:30 教員養成ピアノ実技における演奏表現の反省と批評との関係
-弾き歌い課題の場合中村 愛(畿央大学)
10:00 民謡音楽鑑賞学習での身体表現における言語化の有効性
-共同行為の成立に着目して鉄口 真理子(大阪成蹊大学)
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8 月 14 日(金)午前
自由研究 12
会場:中央館545
司会
竹中 紗也子(大阪府枚方市立東香里中学校)
田村 にしき(東京福祉大学)
9:00 生成の文脈に立脚した伝統音楽教育の方法原理
清村 百合子(京都教育大学)
9:30 日本の伝統音楽の指導における唱歌(しょうが)の有効性
-小学校1年生・3年生の稽古を通して○山田 佳穂(愛知学泉大学)
寺田 己保子(埼玉学園大学)
10:00 思春期の中学生が文楽《義経千本桜》を語る過程における教師の働きかけ
-生徒の変化の過程に寄り添って楠井 晴子(大阪教育大学附属平野中学校)
10:30 日本伝統音楽学習における身体表現と器楽表現の関わり
渡邊 真一郎(京都府亀岡市立薭田野小学校)
自由研究 13
会場:本館520
司会
古山 典子(福山市立大学)
長谷川 真由(国立音楽大学)
9:00 音楽鑑賞におけるシンキングマップ(Thinking Map)の援用に関する実践的研究
齊藤 淳子(北海道釧路町立富原中学校)
9:30 音楽について思考する授業の一考案
斎藤 理加(福井大学大学院生)
10:00 音楽づくりにおける思考・判断・表現力の育成に関する考察
-評価規準・評価基準を手がかりに尾藤 弥生(北海道教育大学)
10:30 音楽づくりの創造的問題解決にみられる子どもの発想の様相
-《一弦箱》を教材とした事例岡寺 瞳(大阪教育大学大学院生)
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8 月 14 日(金)午前
自由研究 14
会場:本館525
司会
長島 真人(鳴門教育大学)
山本 幸正(国立音楽大学)
9:00 小学校教員養成における音楽に関する教育法科目の内容構築に関する研究(2)
岡田 知也(香川大学)
9:30 教育実践の省察力を育成する初等音楽科教育法のもつべき視点
髙橋 澄代(京都教育大学)
10:00 後(あと)補充講師による小学校新卒音楽教員への教授スキル獲得支援の実践
-子どもの居場所つくりを基調とした取り組みについて平田 千秋(東京純心大学)
10:30 音楽の授業におけるグラウンド・ルールの共有について(3)
谷本 直美(桐蔭横浜大学)
自由研究 15
会場:本館534
司会
酒井 美恵子(国立音楽大学)
小林 田鶴子(共栄大学)
9:00 青年期(13歳~19歳)から始めるソルフェージュとその効果的な学習方法
髙﨑 展好(環太平洋大学)
9:30 幼児教育者養成における読譜力養成
-モデル・パターンを用いた実践から吉田 直子(奈良佐保短期大学)
10:00 基礎リズムを活かした絵楽譜によるリズム遊び
日笠 みどり(幼児音楽研究グループ M・EMOTION)
10:30 アンサンブルの演奏表現における知識の再構成
-自主学習の振り返りを通して島川 香織(関西国際大学)
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8 月 14 日(金)午前
自由研究 16
会場:中央館540
司会
中村 美雪(岐阜大学教育学部附属小学校)
山﨑 浩隆(熊本大学)
9:00 子どもの変容に着目した鑑賞活動の展開
-小学校高学年の実践を通して山本 祐子(東海学院大学)
9:30 比較聴取によってイメージを深める鑑賞の授業構成
-教員養成における『ふるさと』の実践から安藤 江里(埼玉学園大学)
10:00
ESD の音楽科授業
内田 有一(茨城県守谷市立守谷中学校)
10:30 現代音楽へのアプローチの試み
-調性に基づかない音楽の理解のために若宮 由美(埼玉学園大学)
自由研究 17
会場:中央館541
司会
金指 初恵(埼玉学園大学)
田代 若菜(東京都江戸川区立下小岩第二小学校)
9:00 保育士養成課程の学生によるわらべうた講座の実施
-地域における子育て支援と学生の学び室町 さやか(環太平洋大学)
9:30 うたの背景を意識した表現の授業構成
-わらべうた実践の分析を通して小川 由美(琉球大学)
10:00 手合わせ歌遊びにおける歌い方の変容に関する研究
-小学3年生を対象とした実践から清水 美穂(徳島県吉野川市立知恵島小学校)
10:30 わらべうたをもとにしたふしづくりにおけるコミュニケーションの発展
-特別なニーズをもつ子どもの場合後藤 都美(大阪府藤井寺市立道明寺南小学校)
○井上 薫(大阪府藤井寺市立道明寺南小学校)
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8 月 14 日(金)午前
自由研究 18
会場:中央館345
司会
實野 みどり(大阪国際大学短期大学部)
白石 文子(岩手大学)
9:00 教員養成大学における日本文化をとり入れた統合的表現指導の試み
-イメージ力の育成を中心に寺井 郁子(大和大学)
9:30 学生によるカンカラ三線伴奏と日本的な唄い方の研究
木暮 朋佳(美作大学短期大学部)
10:00 〈うた〉をつくる・掛け合う視点から見た音楽教育実践とその意義
伊野 義博(新潟大学)
10:30 「世界の音楽」の鑑賞
-鑑賞での文化的側面の指導について八代 健志(福井大学)
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8 月 14 日(金)午前
フォーラム Ⅰ-Ⅴ
11:10 - 12:30
「フォーラム」とは、ある用語を切り口にして、日々の授業を「実践学」としてと
らえ直すことを目的として始まった企画で、今年は第3年次を迎えます。
各会場ごとに用語が提示され、用語にかかわる視点をもって実践ビデオや資料を視
聴します。そして参加者同士でそれぞれの考えを出し合い、交流する場をもちます。
フォーラムに参加することを通して、参加者それぞれが新たな視点をもって授業実
践をとらえ直し、授業にある論理や筋道、関連性を見い出していくことを目指してい
ます。
Ⅰ キーワード「授業デザイン」
会場:中央館545
用語 【協働学習】
チーフ:髙橋 詩穂(京都教育大学附属桃山小学校)
Ⅱ キーワード「学力と評価」
会場:本館525
用語 【批評文】
チーフ:兼平 佳枝(椙山女学園大学)
Ⅲ キーワード「教材の働きと開発」
会場:本館520
用語 【音楽と生活】
チーフ:小川 由美(琉球大学)
Ⅳ キーワード「特別支援教育」
会場:本館534
用語 【インクルーシブ教育】
チーフ:尾崎 祐司(上越教育大学)
Ⅴ キーワード「教員養成と教師教育」
会場:中央館540
用語 【実践的指導力】
チーフ:髙橋 澄代(京都教育大学)
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8 月 14 日(金)午後
課題研究
日本伝統音楽のカリキュラム再創造と授業実践
その5 3つの柱を関連づけた授業における評価の実際
会場:北館300〈プラムホール〉
13:30~16:10
●テーマ設定の趣旨とこれまでの経緯
2006 年に出版された『生成を原理とする 21 世紀音楽カリキュラム』では、
「幅広い視野から地球上の様々
な音楽を比較対照しつつ学習できるよう、指導項目は日本伝統音楽もそれ以外の音楽も可能なかぎり共通にす
る」という考え方のもと、
「音楽の仕組みと技能」の柱においては、日本伝統音楽についても、基本的には西
洋音楽の要素名を用い、複合的、多義的な内容であっても一つの要素名に集約して示された。ただし、日本伝
統音楽の用語が西洋音楽の視点だけでとらえきれるものでないという問題が解消されたわけではなく、本学会
設立時より研究課題として位置付けられてきた日本伝統音楽のカリキュラム開発への取り組みは、より必然性
を帯びてきたと言える。
これらを踏まえ、2011 年大会の課題研究のテーマとして「日本伝統音楽のカリキュラム再創造と授業実践」
が設定され、本年はその最終年次(5年次)となる。
1年目は、
『21 世紀音楽カリキュラム』に基づく小・中・高等学校の実践事例を通して、どのような実践が
可能になったかを共通理解するとともに、実践事例に内包されている多様な指導事項やそれを実現するための
指導上の工夫等について、伝統音楽の理論的立場や指導方法等の立場から、
『21 世紀音楽カリキュラム』に関
する課題と関連づけながら問題提起がなされた。また、学校現場における日本伝統音楽の実践に対する教員の
意識の格差は依然として大きく、その要因の一つとして日本伝統音楽に対する理解が十分でないことも確認さ
れた。
2年目は、5つの実践事例の発表を通して、指導者自身が日本伝統音楽について卓越した知識や技能をもた
なくても、
「音楽の仕組みと技能」を中心に指導内容を明確にすることで、音楽科の授業として成立させるこ
とができるようになったことを確認できた。一方、これらの実践に対する解説のなかで、伝統音楽の学習では、
「音楽の仕組みと技能」の柱と「人と地域と音楽」
「音楽と他媒体」の各柱を切り離すことはできないという
問題提起がなされた。
それを受け、3年目は、
『21 世紀カリキュラム』に示した「音楽の仕組みと技能」の柱と「人と地域と音楽」
「音楽と他媒体」の各柱を関連付けていくことの意義について、実践事例を通して考えた。その結果、柱1と
柱3の指導内容を意識的に仕組んでいくことにより、学習がより深化していくとともに、教師の意識面におい
ても大きな変容をもたらすことが確認された。さらに、民俗芸能を実践されている立場から、日本の伝統芸能
について実演を交えて語っていただくことにより、伝統音楽の本質を体験的にとらえ、音を通して理解するこ
とができた。
さらに4年目は、カリキュラムの柱1と柱3の指導事項について新たな提案を行うとともに、3つの柱を関
連付けた指導内容の基本構造及び授業構成の視点を提示し、それらの具体的な内容について実践事例を通して
考えた。提案及び実践発表を受け、後半の意見交流においては、日本の伝統音楽の指導における柱1・2・3
のとらえ方や用語等について様々な立場から活発な議論が交わされるとともに、日本の伝統や文化に関する教
育という広い視野から考えていくことも重要であるとの問題提起がなされた。
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8 月 14 日(金)午後
以上を踏まえ、最終年次である今年度は、3つの柱を関連付けた授業において評価をどのように考え、実施
していくかという点に視点を当てた提案を行い、具体的な内容・方法等について実践事例を通して考えること
により、日本の伝統音楽の指導のあり方について一定の方向性を見出していきたい。そして最後に、柱2の指
導事項も含めたカリキュラム改訂版の提案を行う。
● 内 容
司 会 松本 絵美子(東京都文京区立柳町小学校)
1 3つの柱を関連付けた授業における評価の提案
松本 絵美子(東京都文京区立柳町小学校)
2 実践事例発表
・小学校低学年 歌唱事例「わらべうた」
平松 佳子(東京都江戸川区立南小岩第二小学校)
・小学校中学年 器楽事例「こきりこ節」
渡邊 真一郎(京都府亀岡市立薭田野小学校)
・中学校 鑑賞事例「勧進帳」
野上 華子(京都教育大学附属桃山中学校)
3 「3つの柱を関連付けた授業における評価」に関する意見交流
<休憩>
4 カリキュラム改訂版の提案
伊野 義博(新潟大学)
5 研究のまとめ
松本 絵美子(東京都文京区立柳町小学校)
◆総 会◆
日 時:8 月 14 日(金) 16:10~16:40
場 所:北館300〈プラムホール〉
議事内容(案)
1.平成 26 年度事業報告と承認
2.平成 26 年度会計報告と承認
3.平成 27 年度事業計画と承認
4.平成 27 年度予算案と承認
5.常任理事等の改選と承認
6.第 21 回全国大会開催地と日程
7.その他
研究奨励賞の授与式
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会場
大阪成蹊大学
■ 《新幹線》新大阪駅より
⇒ 地下鉄御堂筋線「新大阪駅」に乗換
地下鉄「新大阪駅」から「梅田駅」下車
⇒ 阪急京都線(地下鉄堺筋線乗り入れ)乗換
阪急「梅田駅」から「相川駅」下車
■ 大阪主要沿線より
■ 近鉄電車「日本橋駅」から
地下鉄堺筋線高槻市行き「相川駅」下車
■ 南海電車「天下茶屋駅」から
地下鉄堺筋線高槻市行きで「相川駅」下車
■
最寄り駅より
阪急京都線「相川駅」下車(東へ 200m)
地下鉄今里筋線「井高野駅」
(西へ 850m)
JR 京都線「吹田駅」
(南東へ 1.8km)
大学正門
■ 大学構内マップ
本館玄関(受付)
大学正門
▼大会運営▼
大会実行委員長:衛藤 晶子(畿央大学)
大会実行委員:髙橋 澄代 (京都教育大学)
鉄口 真理子(大阪成蹊大学)
髙橋 詩穂(京都教育大学附属桃山小学校) 廣津 友香(奈良教育大学)
小林 佐知子(大阪教育大学大学院生)
椿本 恵子(大阪教育大学附属平野小学校)
藤本 佳子(大阪教育大学附属平野小学校) 渡邊 真一郎(京都府亀岡市立薭田野小学校)
石光 政徳(大阪府池田市立緑丘小学校)
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