自動車作りプラス αとは? 活動後の反省会では、部員が交代で 3 分間スピー 練馬工業高校 自動車部 チを行うのが日課。 初めはうまく話せなくても、自分 の 思 いを伝える力が付くのを実 感できるそうです。 社 会に出てから役 立つスキ ルも習 得できるので、 卒 業する頃には頼もしくなっていることでしょう。 旋盤(せんばん) と呼ばれる切削加工用の工作機械が ずらりと並ぶ、広〜い作業室 部 員たちの1番 の 大きな目標は、 毎 年 出 場してい るレースのためのエコランカーを作ること。 設計から 車 体 のフレーム製 作まですべて手 作りです。 百 種 類 以 上 ある部 品や配 線を全 部 覚え、 車 体を軽くするた めにエンジンのカバ ーや 不 要 な 部 品を外したり、 形 を変えたりと、工夫を重ねて研究する毎日です。 頼 れる 部 長 この時期は1年生に機械の使い方を指導します 創部から10年目を迎え、現在、部員は14名。 今年は女子も入部しました。 普段の活動は 週3回、夏休みはほぼ毎日という活気あふれ る自動車部です! 「コミュニケーション能力がついたのは3 分 間スピーチの成果だと思います。 細かな作 業が好きなので、楽しいです」 取材の対応から見送りまで、社会人顔負 けの見事なアテンドぶりを見せてくれた部長 さん、ありがとうございました ! 地域で行われたイベント「ねりま・ エコスタイルフェア」で見かけた、 真っ赤なつなぎ姿の高校生たち。 自分たちで車を作ってレースに出 場していると聞き、 放課後の部活 動にお邪魔してきました! 山川啓くん (3年生) 副部長 女子部員 とにかくモノづくりが大好き☆ 見 守る先 生 顧問の上野正幸先生 「教えるのは技術だけではありま せん。例えば作業後の掃除は、 次の作業へのスムーズな移行 のための大切な手順なんです」 吉田哲杜くん (2年生) 「体 験 入 学で優しく教えてく れた先輩に憧れて入部しまし た。機械を自在に操る加工技 術を身に付けたいです」 長瀬小百合さん (1年生) 「自動車部に入りたくてこの高 校を選びました。 将来は自動 車の整備関係の仕事に就き たいです!」 レース「Honda エコマイレッジチャレンジ」とは? 少しはにかみながらも「こんにちは!」と元気なあいさつ で迎えてくれた自動車部の皆さん。トレードマークの真っ 赤 なつなぎに身を包 んだ高 校 生たちは元 気 いっぱい ! まぶしいくらいです。 本 格 的 な 機 械 設 備 や 工 場 の ように 広 々とした 作 業 ス ペースがあるのは、さすが工業高校。 いったん機械の前 で製作に取りかかると、高校生というよりプロのような真 剣 な 眼 差しに ! 好 きなことに黙 々と打 ち 込 む 彼らの 姿 速さを競うのではなく、 ホンダ4ストローク50cc エンジンを使い「 1リット ルのガソリンでどれだけの距離を走れるか ?」という燃費性能を競うレー ス。 咋年の全国大会高校生の部では、 参加151チーム中 83 位でした。 大 会最高記録は何と3,644 ㎞ ! 今年も 9月19 〜 20 日、 栃木県「ツインリン クもてぎ・スーパースピードウェイ」で開催予定。 エコランカーの記録更新に向けて今年も頑張ってください ! ●5● に、「あぁ、青春だなぁ〜」と昔を思い出しました(笑)。 「みんなモノづくりが大好きなので、自主的に取り組ん でいて頼もしいですよ。 先 輩が後 輩を指 導するという自 動車部の伝統も引き継がれているので、ほとんど部員た ちに任せています」と話すのは、顧問の1人である上野先 生。 生徒たちを温かく見守る笑顔が印象的です。 ●4● 「Honda エコマイレッジ チャレンジ」の様子
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