府中市立府中第八中学校 創立四十周年 学校だより 平成 27 年3月 25日 第11号 心のふるさと 校長 森岡 耕平 住所 府中市四谷 1-2827 電話 042-364-1881 http://www.fuchu08c.fuchu-tokyo.ed.jp/ 感謝のこころ 正門の桜もほころび、いよいよ春本番を迎えます。3月20日、3年生193名は義務教育を終 了し、それぞれの道に巣立っていきました。厳粛な空気の中で、卒業証書を手にし、別れの合唱で は涙に声をふるわせながらも素晴らしい歌声が体育館に響き渡りました。 そして本日の修了式から2年生が最高学年として八中の中心に立ち、1年生は後輩となる新入生 を迎えます。 この一年間の学びを修めるにあたって、卒業式の式辞の中で次のように「感謝のこころ」につい て話しました。(式辞より) 「人は互いに助け合い,協力し合って生きています。この互いの助け合いや協力を根底で支えてい るのは,何でしょうか。それは互いの感謝の心であると思います。 感謝の心は,潤いのある人間関係を築く上で欠かすことのできない大切なものです。感謝の心は, 他の人が自分のことを大切に思ってくれていることに触れ,相手の行為をいわば心の贈り物として ありがたいと感じたときに起こる人間の自然な感情です。中学生の時期は,自立心の強まりととも に,日々の生活の中で自己を支えてくれている多くの人の善意や支えに気付くことも、また,それ を言葉や態度に表して感謝の気持ちを素直に伝えることも難しいと感じることがあります。 自分が困ったときや悩んでいたときに助言してもらったり,具体的に支援してもらった場合には, すぐに感謝の気持ちを伝えることができるのに,自分の存在に深くかかわることになると言葉や行 動としてうまく感謝の気持ちを表現できないことがあります。 多くの人々の善意や支えにより,日々の生活が成り立ち,現在の自分があることがわかっていて も、自分の心の中にある感謝の気持ちを素直に伝えられない自分がいます。 でも、親愛なる善意に対して、感謝の気持ちを言葉にして素直に伝えようとする心が,結果とし て自己と他者との心の絆をより強くするものとなり,他の人とのかかわが,多くの社会の人々への 感謝,さらに自然の恵みへの感謝に広がっていくことを忘れないでください。 そしてもっとも大切なことは、感謝のこころとは、「ありがとう」と言葉にしたその一瞬に終わるもので はないということです。 感謝のこころとは、その善意をくれた人に、そのかかわりの中で見つめた自分を、その先の未来のどこか で、その善意に報いる自分を実現する約束をするものだということです。」 修了式にあたり、この一年間、保護者の皆様、地域の皆様の本校へのご支援に心より感謝申し上げます。 「ありがとうございました。」 八中生の誇り その① 『合唱』の心 3月11日(水)に、府中の森芸術劇場どりーむホールで行われた合唱コンクールでは、開場前から長蛇 の列ができ、保護者の皆様と来賓の皆様を合わせて400名を越えるお客様にご観覧いただきました。あり がとうございました。最初から最後まで、素晴らしい合唱に感動し、涙を流す生徒、教員、保護者や地域の 方々の姿がたくさんありました。勝敗を越えた感動でした。合唱が素晴らしいのはもちろんのことですが、 円陣を組む姿、聞いて拍手を贈る姿、その奥にある、素直で温かい心は、八中生の大切な宝物です。 八中生の誇り その② ボランティア精神 3月13日(金)に、新旧生徒会役員と青少対の 方々とで座談会が行われました。今年も、多摩川清 掃やサマーフェスティバル、凧作りといった青少対 の行事にたくさんの八中生が参加しました。また、 四谷コミ協のどんど焼きや生徒会のあしなが学生募 金など、地域行事やボランティア活動にも精力的に 取り組みました。そんな1年間を振り返りながら、 「今後、どうしたら、学校と青少対や地域が協力し てよりよい地域、よりよい学校をつくっていけるだ ろうか?」ということについて意見交換をしました。 八中生の誇り その③ 尊敬できる先輩 卒業式の厳粛な雰囲気の中、担任 の先生が一人一人の名前を呼びます。 「はい」という返事、そして、中央 の階段を一歩ずつ下りる姿には、そ の人の未来への決意が感じられまし た。また、校歌や合唱には「大好き な八中」への思い、友達や先生、親 への感謝の気持ちが込められていた ように思いました。 この一年間を振り返ってみて、や はり3年生が創り上げてきた八中で した。立派に責任を果たしました。 尊敬に値します。 また、その3年生を支え、応援し た1・2年生の存在もとても大きい ものでした。合唱コンクールや卒業 式での1・2年生の頑張る姿を見て、 一年後、二年後への期待が大きくふ くらみました。 人生の先輩である「年上」が正し い姿を示して見本となるのが正しい 社会です。八中は「先輩を見習え」 と言える学校であることをとても嬉 しく思います。 きっと、1・2年生も尊敬すべき 立派な先輩、そして、最上級生にな るでしょう。確信しています。それが八中だから・・・ (八中生は円陣が大好きです。絆の証です。) 今年度は創立40周年記念があり、いつも以上に、PTA(保護者)や地域の皆様にとてもお世話にな りました。改めて思うことですが、これほど学校のために協力してくれるPTA(OBも含む)や同窓会、 青少対や地域はないと、感謝しています。先日、PTA校外委員を選出していただきましたが、快く引き 受けてくださる方が多く、頭が下がる思いです。しかし、調整会への参加はとても少なく残念でした。ま た、体育祭や合唱コンと比較すると、その他の学校行事や保護者会への参加は決して多いとは言えません。 防災訓練など地域の行事も同じです。 子どもたちは環境で育ちます。植物やかごの中の小鳥であれば、大人一人の力でよい環境をつくること もできます。しかし、中学生の子どもたちはそうはいきません。たくさんの大人が協力してよりよい環境 をつくることが子どもたちの健全育成につながるのです。好き嫌いや、興味、忙しさなどがどうしても優 先されがちですが、よりよい環境をつくる上で必要なこと、大切なことは何なのでしょうか? 子どもたちの姿から私たち大人が学ぶこともたくさんあるような気がします。たくさんの保護者や地域 の方々が学校や地域の行事へ足を運び、教員も積極的に地域の活動に参加するような学校・地域でありた いと思います。大人も、子どもたちのように円陣を組みたいですね。 副校長 *** 平成27年度の主な行事 *** 平成27年度の正式な行事予定表は4月にお配りしますが、早くからお仕事の予定を組まれる保護者の方 もいらっしゃいますので、主な行事をお知らせいたします。お忙しいとは存じますが、学校行事にご都合を 合わせていただき、1回でも多く学校に足をお運びいただきますよう、お願いいたします。 4月 6(月)始業式 7(火)入学式 16(木)保護者会(2・3年) 9(木)学習状況調査(1年) 18(土)学校公開日(3時間授業) 21(火)文科省「全国学力・学習状況調査」(3年) 23(木)普通救命講習(3年)/保護者会(1年)/部活動保護者会 28(火)離任式 30(木)PTA委員総会/PTA総会 5月 12(火)中間考査 14(木)セーフティ教室 19(火)校外学習(1年) 16(土)学校公開日(3時間授業) 21(木)上級学校説明会 6月 6(土)体育祭 9(火)体育祭振替休業日 16(火)オーケストラ鑑賞教室(2年) 22(月)~24(水)期末考査 15(月)職場体験マナー講座(2年) 20(土)土曜授業日(3校時授業) 25(木)進路説明会(3年) 26(金)東京都「学力向上を図るための調査」(2年) 29(月)~7/3(金)職場体験(2年) 7月 2(木)防災体験(1年) 4(土)道徳授業地区公開講座(午前授業) 9(木)保護者会(全学年) 17(金)終業式 21(火)~ 三者面談(全学年) 8月 27(木)始業式/集団下校訓練 9月 3(木)修学旅行保護者説明会(3年) 17(木)~18(金)中間考査 30(水)~10/2(金)修学旅行(3年) 10月 9(金)進路説明会(3年) 15(木)薬物乱用防止教室 17(土)学校公開日/避難所開設訓練(2年) 26(月)~30(金)三者面談(全学年) 11月 2(月)持久走記録会(全学年) 5(木)校外地域学習(1年) 7(土)土曜授業日(3校時授業) 10(火)~12(木)期末考査 12月 2(水)~8(火)三者面談(3年) 15(火)保護者会(1・2年) 4(金)校外学習(2年) 25(金)終業式 1月 8(金)始業式 16(土)学校公開日(5時間授業)/働く人に話を聞く会(1年)/新入生保護者説明会 2月 6(土)学校公開日(3時間授業) 24(水)~26(金)学年末考査 12(金)新入生説明会 27(土)学校公開日(3時間授業)/総合発表会(全学年) 3月 9(水)合唱コンクール 25(金)修了式 18(金)卒業式 22(火)保護者会(1・2年)
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