平成27年 3月発行 - 長崎県土地家屋調査士会

第
5
号
(平成27年3月発行)
WEB
会報長崎
会報長崎
長崎県土地家屋調査士会
土地家屋調査士倫理綱領
1. 使
命
不動産に係る権利の明確化を期し、国民の
信頼に応える。
2. 公
正
品位を保持し、公正な立場で誠実に業務を
行う。
3. 研
鑽
専門分野の知識と技術の向上を図る。
表紙の説明
稲佐山から望む長崎の夜景
夜景を観光資源として活用することを普及推進している団体である一般社団法人夜景観
光コンベンション・ビューローの主催による「夜景サミット 2012in 長崎」にて「世界新
三大夜景」が発表されました。これまでの日本三大夜景の基準であった「港町の夜景であ
ること」を踏襲する一方、時代に即したものとして、「魅力ある夜景が楽しめること」「夜
景観光への取り組み」を評価する新たな基準を設定。世界のあらゆる夜景を対象に検証し、
これに該当する夜景として「モナコ」「香港」「長崎」が「世界新三大夜景」として選出さ
れました。
(撮影:広報部次長 川崎 勝)
目
○平成 27 年 新年の挨拶
○島原市との大規模災害発生時における復興支援活動
に関する協定書調印式報告
○「地面のボタン」絵本贈呈式報告
次
会
長 針
本
総務部長 角
広
久
則 ・・
1
良
一
3
報
・・
部 ・・
5
○平成 26 年度第 29 回日調連ゴルフ大会 in 松山 報告
総務部次長 前
川
賢
一 ・・
7
○平成 26 年度九州ブロック協議会福岡ゴルフ大会報告
業務部次長 清
水
寛
之 ・・
9
研修部長 船
津
○平成 26 年度第 2 回全体研修会報告
○平成 26 年度本会親睦旅行報告
○平成 26 年度本会新人研修会報告
○海抜表示板設置報告
広
研修部長 船
学 ・・ 11
報
部 ・・ 14
津
広
学 ・・ 18
報
部 ・・ 22
・位置図と海抜表示板写真
・・ 24
・諫早市長からのお礼
・・ 38
○平成 26 年度九州ブロック協議会新人研修会報告
長崎支部 松
尾
長崎支部 森
佐世保支部 田
○平成 27 年度第 30 回日調連親睦ゴルフ長崎大会告知
広
剛 ・・ 39
直
明 ・・ 40
博
之 ・・ 41
口
報
部 ・・ 43
平成 27 年新年のご挨拶
会 長
針 本 久 則
新年明けまして おめでとうございます。
会員の皆様方におかれましては、健やかに
新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
皆様には、日頃から本会の会務運営と役員
並びに事務局職員に対しまして、ご支援・ご
協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、昨年は長崎県においては、「長崎が
んばらんば国体」と「長崎がんばらんば大会」
が実施され、長崎県を挙げての事業に県民み
んなが参加し、成功裏に終了したことは、皆様の記憶にも新しいものと思います。
このように一つの大きな事業を成功させるには、みんなの意気込みと協力があってこそ成
し遂げることが出来るものと思います。
お知らせになりますが、今年の9月下旬に日調連のゴルフ大会と観光を長崎会が引き受け
る事になりました。全国から百十数名の皆様をお迎えしての事業となりますので、役員一同並
びに会員皆様のご協力を得て、成功裏に終了しなければならないと考えております。
是非、会員皆様のご支援・ご協力よろしくお願いいたします。
東日本大災害からもう少しで丸4年になります。昨年は御嶽山が噴火し、大きな災害とな
りました。また、広島市では、局所的な豪雨により大規模な土砂崩れが発生しました。
いずれも大きな災害であり、被災にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。
このように災害は我が国において、避けることは出来ないものでありますが、私たちの業
務は大規模災害の復興を進めるために、欠かすことが出来ない役割だと考えております。
昨年の3月27日には長崎市、7月11日には諫早市、今年の2月18日には島原市とも
災害復興支援協定を締結しました。この後も、順次県下に広げていきたいと思っております。
1
昨年の11月に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が可決され、「この施行に当たり、
隣接所有者との土地の境界紛争を未然に防止するとともに跡地の利活用の推進を図る観点か
ら、空家を取り壊し更地にする際には事前に空家が所在する土地の境界を明確にする手続きを
設けることについて、必要な検討を行うこと。」と特別決議がなされました。
各市町村においては、この空家対策について協議会の設置ができます。この協議会の構成
員として、私たち土地家屋調査士が参画し、業務の幅を広げていけるよう進めていこうと思っ
ています。
ゼロ
日調連が「境界紛争〇宣言」を発信しているのは、皆様もご承知と思います。私たち土地
家屋調査士が境界紛争のない社会を作ることに貢献する為には、業務に関する専門分野の知識
と技術の向上を図る必要があります。その為にも、本会等が行う研修会等に必ず出席し、自己
研鑚する必要があるのは言うまでもないと思います。
ゼロ
九州ブロック協議会の会長会議で、「境界紛争〇宣言」のシール(マグネット式)を作成
することを決議いたしました。
九州8県の全会員に配布し、車または事務所の玄関等に
貼付し、広報活動を積極的に展開していこうというもので
あります。配布の時期は総会後となりますが、その節は、
皆様のご協力のほどよろしくお願いいたします。
おわりに、会員の皆様にとり、今年一年が実りの多い年
となりますようご祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。
2
島原市との大規模災害発生時における復興支援活動に関する協定書調印式報告
総務部長
角 良一
平成27年2月18日に島原市と「大規模災害発生時における復興支援活動に関する協定
書」の締結に係る調印式が島原市役所2階第2応接室において、島原市より古川隆三郎市長、
本多敏治総務部長、小峯克彦市民部長、高見彰久建設部長、長崎県土地家屋調査士会より針
本久則会長、前田利孝副会長、角
良一総務部長、中川忠則島原支部長(島原市議)の出席
のもと執り行われました。
まず、司会を務める市民安全課兼元氏より本協定書の支援内容が大規模災害発生時に家屋
被害認定調査のための人材派遣及び境界問題に係る相談所開設等であることの説明がなさ
れ、調印者の古川市長、針本会長をはじめ各出席者の紹介の後、多数の報道陣のカメラのシ
ャッター音のなか協定書に署名、捺印され、市長と会長の間で協定書が交わされました。
3
次に針本会長より本協定書締結に関わった関係者へのお礼の後、土地調査士会が東日本大
震災を視察した経験から、災害復興の過程では被災状況の正確な把握が必要不可欠であり、
これは不動産の特定という我々の専門分野が生かせるものであり、そのノウハウを発揮する
ことで社会に貢献できるとの思いから、この協定書の締結を申し出たとの挨拶がありました。
これに対し古川市長から島原市は24年前の普賢岳噴火災害、数年前の高潮浸水被害等の
経験をしていること、また昨年姉妹都市である京都府福知山市の大水害の際には家屋被害認
定のための職員の派遣を要請された経験から、本協定書の内容が被災者の生活再建に役立つ
ものであり、島原市の安心安全の一助になるとのお言葉をいただきました。
長崎県土地家屋調査士会は現在までに長崎県、長崎市、諫早市と災害復興支援協定を締結
しており、引き続き県下自治体との協定書締結の協議を行う予定です。
4
『調べてみよう地面のボタンのなぞ』絵本寄贈報告
広
報 部
平成26年10月3日(金)長崎県教育庁において、長崎県土地
家屋調査士会から針本久則会長
前田利孝副会長
部長、長崎県から県義務教育課 義務教育班
の元、『調べてみよう地面のボタンのなぞ
平田利之広報
長谷川哲朗課長出席
一番えらいボタンをさ
がせ!!』の絵本寄贈の贈呈式が行われました。絵本は県内の公立、
国立、私立、特別支援学校小学部の384校に配布され、各小学校の図書室の蔵書と
なります。
5
日本土地家屋調査士会連合会では、土地家屋調査士制度広報の一環として、富山県
の小学生の夏休みの自由研究「じめんのボタンのナゾ
いちばんえらいボタンをさが
せ」をもとに本書籍を編纂しました。この自由研究は、子どもの文化・教育研究所主
催「第29回全国小・中学生作品コンクール」生活科部門で、最高賞の文部科学大臣
奨励賞を受賞されております。
本書籍では、土地家屋調査士が日々設置している境界標や基準点等(=地面のボタ
ン)がどのような役割を果たすのか、また、土地家屋調査士はどのような専門家なの
か等、地面のボタンや測量等について、写真やイラストを交えながら、対話形式でわ
かりやすく解説されており、小学生の自由研究、調べ学習等に最適な書籍であります
ので、県内小学生の学習の参考に活用していただき、土地家屋調査士制度を理解して
いただければと考えております。
6
平成 26 年度第 29 回日調連親睦ゴルフ大会 in 松山 報告
総務部次長
前 川 賢 一
毎年行われている日調連親睦ゴルフ大会が今年は愛媛県松山市で行われるとのことで針
本会長を始め、長崎会より8名で参加してきました。
今年は初めて磯釣り大会も予定されており、盛大に開催される予定でしたが、勢力の強い
台風へと発達した台風18号の影響で残念ながら中止となりました。
私自身も台風の影響で大分から四国へ入る予定でしたが、フェリーの欠航も前日に決まり、
陸路で四国へ向かうこととなりました。が、広島から四国へ渡るしまなみ海道は風速25メ
ートル以上になると通行止めになるため、四国へ入ることが出来ない恐れもありましたが、
一か八かで佐世保より船津研修部長とともに出発しました。道中は心配をよそに、下関の唐
戸市場、広島の紅葉饅頭、カキなどを堪能し、心配していたしまなみ海道も通過することが
出来、無事、松山に到着することが出来ました。
前夜祭では、松山は多くの俳人を輩出した土地柄とのこともあり、参加者の俳句の披露等
もあり楽しく過ごすことが出来ました。
7
ゴルフ大会の当日は、参加者の日頃の行いが
良いのか、風は強かったのですが、雨も降るこ
となくプレーすることが出来ました、ゴルフ大
会のコースは毎年、女子プロのトーナメントも
開催されるエリエールゴルフクラブ松山で、瀬
戸内海も見渡せるきれいなゴルフ場でした。
長崎会から参加された各人のスコアは控えさせて頂
きますが、広報部長が5位に入賞されるなど、ケガ
もなく各人健闘されていました。私自身は前日、松
山に到着後、練習場に駆け込んだ甲斐もなく、いつ
もと変わらない平凡なスコアでした。
今回、私どもが遠路遥々、松山まで参加した経緯
としては、日調連親睦ゴルフ大会が全国会長会議に
て、来年、長崎で開催されることが決まり、その視
察も兼ねておりました。来年は全国各県の調査士・
調査士の関係者の方々が長崎に来られますので、滅
多にない全国の調査士との親睦を深める機会でもあ
りますので、長崎会の多くの方々の参加をお待ちし
ております。
また、今回の日調連親睦ゴルフ大会の開催にあたり、ご尽力頂きました、愛媛会・四国ブ
ロックの方々に、この場をお借りして、お礼申し上げます。
8
平成 26 年度九州ブロック協議会福岡ゴルフ大会報告
業務部次長
清 水 寛 之
平成26年10月24日(金)秋晴れのもと、小郡カンツリー倶楽部において、九
州ブロック協議会親睦ゴルフ大会が盛大に開催されました。九州各県より集まった参
加者は、ちょうど100名で、長崎会からは11名の参加でした。
ゴルフ場は、長崎自動車道から鳥栖 JCT を経て、九州自動車道を福岡方面へ走り
出すと、右側に見えるところなので、皆さんもご存知でしょう。
私は、当日少し早く自宅を出発し、ゴルフ場そばにある練習場へと車を走らせまし
た。頭の中では、練習なしに上達はないと解っていても、最近はいつもこんな調子で
コースに向かいます。練習場に着いた私は、久しぶりにクラブを握り、スイングを始
めます。すると・・・今までにないほど、ボールが真っ直ぐ飛ぶではありませんか!
もしやこれは!ついに今日よい結果が出るぞと期待に胸を膨らませ、いざ出陣!
10時06分、南コース①パー4からスタート。~~~10時30分、10打叩き
ジエンド。呆気なく夢絶たれました。その後は5ホールで10打以上叩くなど、今ま
でにないほどの散々たる結果でプレーを終えました。
9
表彰式及び懇親会は、ゴルフ場から移動して、19時よ
り博多駅そばの博多都ホテルで行われました。長崎会は
団体戦3位でしたが、個人成績では上位45位までに9
名が入る好成績を収めました。しかしそれだけでは終わ
らなかったのです。更に、入賞や飛び賞、ドラコン賞にも
ハマりまくり、9名のうち7名が賞品をゲットする笑顔、笑
顔の表彰式でした。
平成27年は、当番会の大分での開催となりますが、加えて、日調連のゴルフ大会
を長崎で開催する予定です。全国数多くの方に参加いただき、楽しい思い出を残して
いただけるような素晴らしい大会になるよう皆で頑張りましょう。
あっ・・・そう言えば、私も99位でいい賞品をゲットさせて頂きました。
10
平成 26 年度第 2 回全体研修会報告
研修部長 船 津
学
平成26年11月5日(水)午後13時00分~午後16時30分、東彼杵総
合会館にて第2回全体研修会を開催いたしました。研修内容は以下の通りです。
1)「認定登記基準点の伝達研修会の報告」
(長崎県土地家屋調査士会
松本忠寿業務部長)
2)「住民票等を請求した際の本人通知制度についての説明」
(長崎県土地家屋調査士会
業務部竹永智彦会員)
3)「地理院地図、QGIS を活用した 3D モデルの作成について」
(長崎県土地家屋調査士会
11
業務部山下賢一会員)
先日、福岡県で開催された「認定登記基準点の伝達研修会」へ参加した松本業
務部長、清水業務部次長に研修会の内容の報告をしていただきました。認定登
記基準点の認定までの流れや全国的な現状等をふまえ、今後の業務にどのよう
に結びつけていくのかを考えさせられる内容でした。
次に業務部の竹永部員より「住民票
等を請求した際の本人通知制度につい
ての説明」がありました。竹永会員が
全国の自治体に確認した結果等を報告
していただきました。本人通知制度と
個人情報保護法との関係には今後の自
治体の対応が期待されると思いました。
12
「地理院地図、QGIS を活
用した 3D モデルの作成に
ついて」の講義を山下賢一
業務部員にしていただ き
ました。GIS に対する関心
が一般的にもとても高ま
ってきている中で、土地家
屋調査士は不動産登記の
専門家としてGISに関
しての知識を身につける
必要性があると判断し、今
回 で 3回目のGISに関
す る研修を開催いたしま
した。QGISというソフ
トを選んだ理由は様々なプラグインに対応しており利用者も多いこと、無料で
あること、解説本なども多数出版されていること等です。やはり重ね図等を簡
単に作成できること等を考えると CAD とは別にこのようなシステムを利用す
ることは今後必須になっていくのではないかと思われます。
前回に引き続き離島支部を対象に WEB 配信を行いました。順調に配信できま
した。
13
平成 26 年度本会親睦旅行報告
広
報 部
平成 26 年 11 月 14 日(金)から平成 26 年 11 月 16 日(日)
にかけて平成 26 年度長崎県土地家屋調査士会親睦旅行を実施い
たしました。参加人数は合計 17 名です。
行き先は東京で、
「日調連主催の公開シンポジウム『境界紛争が
起きない社会』」と「G 空間 EXPO2014」への参加および屋形船
宴会がメインです。
一日目
14 日(金)7 時 30 分長崎空港国内線1階福砂屋前に集合して親睦旅行結団式を行い、
ANA662 便 8 時 35 分長崎発、東京行き 10 時 15 分着予定の便へ搭乗いたしました。この秋
一番の寒波が襲来するとの予報でしたが、天候は晴れで快適なフライトとなりました。
午後 1 時 30 分から千代田区有楽町にある よみうりホール(読売会館 7 階)にて開催さ
れる公開シンポジウム『境界紛争が起きない社会』に
参加いたしました。
まず「日本社会が抱える土地制度の課題」と題して
東京財団研究員兼政策プロデューサー吉原祥子氏の
講演がありました。外資による五島対馬の森林買収の
問題や相続登記未了による所有者不明化の問題など
が存在し、土地の所有・利用状態を行政が把握しきれ
ていない登記制度となっていることから、日本の土地
制度をグローバル化と「低・未利用」を想定した制度設計にする必要がある旨の説明があり
ました。「まちづくりと土地境界問題」と題して滋賀県大津市建築主事の戸川勝紀氏の講演
は建築士による境界線の主張主義と道路幅確保に伴う道路後退や許可の難しさ等、実例を基
にした説明がありました。また一般の方を対象とした寸劇もおこなわれ、パネルディスカッ
ションでは境界紛争を未然に防ぐ方法として①杭はあっても代替わりなどで認識のずれが
発生するので杭を管理できる人が必要である、②民間の土地管理に対して公の援助が必要
14
(森林など)、③地籍調査を行うこと、④14 条地図作成や公共基準点を利用した地積測量図
の充実などが提案されました。
最後に林千年会長が境界紛争ゼロ宣言を発表いたしました。
「境界紛争ゼロ宣言!!
私たち土地家屋調査士は、未来を担う子供たちが安心で豊かな暮らしをおくることができる街づく
りのため、広く社会の声に耳を傾けて土地所有及び利用の実態を把握することにより、国民の信頼
に応えるべく行動します。
不動産の登記と地図の重要性を広く各層に発信し、その整備の充実に貢献します。
土地境界をめぐる紛争を未然に防止するために、境界管理の必要性を社会に周知します。
国民の利便性向上のため、各種専門分野と連携し、土地制度の改善に努めます。
私たちは、土地境界紛争をなくすため、ここに境界紛争ゼロに向かって進むことを宣言します。
平成 26 年 11 月 14 日 2014 日調連公開シンポジウム」
シンポジウムが終わり、夕食は屋形船宴会です。
浅草橋の屋形船三浦屋に集合し午後 7 時から 9 時
すぎまで宴会となりました。屋形船は多少揺れるか
と思いましたが出発するとほとんど揺れも感じる
ことなく、東京の夜景を楽しみながら江戸前天ぷら
やお酒をおいしくいただきました。屋形船のコース
はまず神田川を出発し隅田川を南に下り佃大橋や
勝鬨橋をくぐりながらレインボーブリッジに到着。しばらく停泊し、甲板にも出られます。
そして隅田川を北上し永代橋、隅田川大橋をくぐりながら墨田区付近に到着。高さ 634 メ
ートルの東京スカイツリーを一望できました。
15
二日目
二日目からは自由行動となりましたが 10
名ほど「G 空間 EXPO」に参加いたしまし
た。朝ホテルを出発し JR とゆりかもめを乗
り継いで無事にお台場にある日本未来科学
館に到着。様々な団体がブースやシンポジ
ウムを開催しておりました。日調連も「地
籍情報の共有化と一元化及び公開の有用性」
と題して研究報告やパネルディスカッショ
ンを開催いたしました。
土地家屋調査士には①地番界(筆界)を
判断する力
(表題登記)
②所有権者を発見認定する力
③トラブルの原因を発見し
予防解決する力の職業力がありこの三つの力を最大限活用する必要があること。平成 27 年
からインターネットを利用した不動産取引の試験的導入が予定されていること。平面的な地
籍情報だけでなく、空間情報を含めて 3 次元化さらに過去履歴を加えて 4 次元の情報管理が
必要になること。大規模災害においては情報インフラとしてオープンソース GIS を利用し
たこと。平成 25 年 4 月適用の電子基準点を利用した基準点測量マニュアルを地籍図根三角
測量 C 工程(二級基準点相当)にも適用
できないか。測量法 1 条の「重複を除き」
の趣旨を再確認し情報公開と作業効率化
を目指すべき、などの意見が発表されまし
た。
各団体のブースでは準天頂衛星システ
ム「みちびき」が 2018 年には 4 機体制に
なることや斜面崩壊時の重力加速度検知
センサを内蔵したプラスチック杭の展示
がされていました。
16
三日目
出発まで自由行動で各々観光などを行い、羽田空港国内線第二ターミナルに午後 3 時集合
し ANA667 便午後 3 時 55 分東京発、長崎行き午後 5 時 50 着予定の便に搭乗しました。長
崎空港で解散式を行い親睦旅行が終了いたしました。事故等も無く全員無事に帰路に着くこ
とができました。
17
平成 26 年度本会新人研修会報告
研修部長 船 津
学
平成 26 年 11 月 26 日(水)~11 月
27 日(木)に諫早市小野ふれあい会館、
諫早市ホテルセンリュウにおいて入会 4
年未満の会員を対象とした「新人研修会」
を下記の通り実施いたしました。
『新人研修会 実施要領』
日
時:平成 26 年 11 月 26 日(水)10:00 から(9:30 受付開始)、平成
26 年 11 月 27 日(木)15:00 まで
場
所:測量)小野ふれあい会館(諫早市)
座学)ホテルセンリュウ(諫早市)
対 象 者:入会して 4 年未満の会員及びそれ以外の希望会員
研修内容:座学による基礎研修と測量等実施研修及び新入会員、参加会員の
融和促進とネットワーク造り
一日目、針本会長の開講の言葉の後、
早速「測量の基礎」と題しまして末永彰
研修部員による講義が始まりました。基
準点観測等の丁寧な説明と午後からの
現地での測量実習の説明が行われまし
た。午後からは現地にて測量実習を行い
ました。3 班に分かれそれぞれが測量を
行い全班のデータを併せて厳密網を作
成するといった内容です。計算までは時間の都合上難しかったので事前に研修
部田代次長が観測してその計算結果と比較するといった内容で進めました。
18
19
二日目は「土地の調査測量実施要領」
「建物の調査測量実施要領」
「倫理、品位
について」
「筆界特定について」
「ADRについて」
「座談会」といった内容で室
内にて座学を行いました。
研修参加者全員が登録時に九B新人研修会を受講してはいますが、やはりそ
の時とは異なる状況での受講、そして測量の実習、懇親といった内容での研修
会はとても意義のある研修であると再認識しました。また今回受講された新人
の方たちに関しましてはやはり知識と経験の不足が大きく感じられました。今
回の研修会を通じて自分に足りないもの、身につけなければいけない事が明確
になったのではないかと思います。
是非とも今後の研修会にも積極的に参加していただき、自己の研鑽に努めて
いただきたいと思います。
20
21
『 海 抜 表 示 板 設 置 』 報 告
広
報 部
平成26年7月11日に諫早市と締結し
た「大規模災害発生時における復興支援活動
に関する協定」に基づく支援事業の一環とし
て協議を行っていた、海抜表示板の設置作業
を平成27年1月20日に完了しました。
本事業は、日本土地家屋調査士会連合会が、
土地家屋調査士の制度広報と国民に対する
社会貢献の一環として計画し、全国的に設置
を推進している事業であります。
長崎県土地家屋調査士会におきましても、東
日本大震災の発生を受け、地震により本県で発生する可能性がある最大級の津波対
策として海抜表示板の設置を検討してまいりました。今年度、諫早市との大規模災
害発生時における復興支援活動に関する協定を締結するにあたり、本事業の趣旨を
説明し、表示板の設置にご賛同をいただきました。
諫早市の担当者の方と海抜表示板の大きさや表示内容等の協議、被害等が想定さ
れる箇所の現地調査を行い、設置する公共施設を平成26年8月22日に決定し、
12月18日に現地測量、12月22日に
設置箇所の海抜、表示板の位置についての
最終協議を行い、平成27年1月20日に
設置作業を無事に完了しました。
平成27年1月27日に諫早市の御所
政久総務部次長はじめ担当部署の職員の
22
方々に対し、本会の針本会長名で海抜表示板設置報告と表示板の寄附を行い、本事
業のすべてを完了しました。
長 崎 県 土地家屋調査
士会では、県下自治体と
連携し、本事業を進める
ことにより、土地家屋調
査士制度の広報はもと
より、広く市民生活の安
心安全に寄与する地域
に根ざした専門資格者
としての理解を深める
社会貢献活動として位置づけ、今後も推進していきたいと考えております。
23
海 抜 表 示 板 設 置 箇 所
① 諫早市飯盛町池下 諫早市消防団飯盛支団第9分団研修所
海抜表示板遠景写真
海抜表示板近景写真
設置箇所
撮 影 日
① 諫早市飯盛町池下 諫早市消防団飯盛支団第9分団研修所
平成27年1月20日
海 抜 表 示 板 設 置 箇 所
② 諫早市飯盛町池下 結の浜マリンドーム
海抜表示板遠景写真
海抜表示板近景写真
設置箇所
撮 影 日
② 諫早市飯盛町池下 結の浜マリンドーム
平成27年1月20日
海 抜 表 示 板 設 置 箇 所
③ 諫早市飯盛町里 諫早市役所田結出張所・公民館
海抜表示板遠景写真
海抜表示板近景写真
設置箇所
撮 影 日
③ 諫早市飯盛町里 諫早市役所田結出張所・公民館
平成27年1月20日
海 抜 表 示 板 設 置 箇 所
④ 諫早市飯盛町里 諫早市立飯盛西小学校体育館
海抜表示板遠景写真
海抜表示板近景写真
設置箇所
撮 影 日
④ 諫早市飯盛町里 諫早市立飯盛西小学校体育館
平成27年1月20日
海 抜 表 示 板 設 置 箇 所
⑤ 諫早市飯盛町後田 月の港会館
海抜表示板遠景写真
海抜表示板近景写真
設置箇所
撮 影 日
⑤ 諫早市飯盛町後田 月の港会館
平成27年1月20日
海 抜 表 示 板 設 置 箇 所
⑥ 諫早市有喜町 諫早市役所有喜ふれあい会館
諫 早 市役 所 有喜 ふれ あ い会 館
海抜表示板遠景写真
海抜表示板近景写真
設置箇所
撮 影 日
⑥ 諫早市有喜町 諫早市役所有喜ふれあい会館
平成27年1月20日
海 抜 表 示 板 設 置 箇 所
⑦ 諫早市有喜町 諫早市消防団諫早支団第17分団研修所
諫早
第1 市 消
7分 防
団研 団諫
修所 早 支
団
海抜表示板遠景写真
海抜表示板近景写真
設置箇所
撮 影 日
⑦ 諫早市有喜町 諫早市消防団諫早支団第17分団研修所
平成27年1月20日
平成 26 年度九州ブロック協議会新人研修会報告
長崎支部 松尾
剛
1 月 31 日(土)、2 月 1 日(日)の 2 日間、福岡市アイピーシティホテル福岡
にて開催された九州ブロック新人研修会に参加させて頂きました。また、2 月 2
日(月)には福岡会主催の新人会員研修会にも参加させて頂きました。
長崎会からは私を含め8名の参加者で、まだ未登録の方もいらっしゃいまし
た。全体を通しては、当然のことですが興味深い内容ばかりであっという間の 3
日間でした。
福岡会の講師の方々がそれぞれの担当講義の内容を丁寧にわかりやすくご説
明頂き、ご自身の実務での体験、特に新人の頃の失敗談などは我々がこれから
実務を行っていく上でとても役に立つお話でした。実際に実務を行っている諸
先輩へいろいろと質問が出来たのも良かったと思います。
そして何より良かったのは、長崎会の他の方々と交流が出来たことです。登
録済みの人、これから登録する人、登録するかどうか検討中の人、立場はそれ
ぞれですが休み時間や夜の懇親会等で疑問に思っていることを質問しあったり
して交流を深められたと思いますし、今後良き仲間や相談相手などになれれば
と思います。
3 日目の福岡会の研修会に参加された方も多く、周りの参加者の方々の意気込
みが感じられ、私自身にとっていい刺激になり、頑張っていこうという気持ち
が改めて高まった研修会となりました。まだ経験・知識・技術等不足している
点が多いので、日々学んでいく姿勢を心掛けていきたいと思います。
39
平成 26 年度九州ブロック協議会新人研修会報告
長崎支部 森
去る 1 月 31 日(土)・2 月 1 日(日)の 2 日間
直 明
中洲のアイピーシティホテルで九
州ブロック協議会土地家屋調査士新人研修が開催されました。参加者は全体で
約 70 名、圧倒的に福岡会の方が多かったものの、長崎からは新入会員及び今後
登録予定者の 8 名参加しました。長崎会は 1・2 列目の席で、全員スーツで身だ
しなみを整え熱心に受講しました。
初日は、①会員心得
土地家屋調査士業務を行う上での心構え、②会則にお
ける禁止・義務事項 業務上の届出
報告事項・倫理規定・コンプライアンス、
③事務所経営を考える報酬談義、④土地家屋調査士に必要な測量の基礎、⑤戸
籍の職務上請求書の取扱上の注意点と書き方、⑥実務経験談の交流といった6
つ講義があり、土地家屋調査士の社会的使命を認識し、襟を正して業務に専念
する必要があると思いました。グループに別れ、講師が開業時の経験談を語っ
てくださる時間があり、その際に多くの質問がなされ、土地家屋調査士になり
自立できるということは大きなトライであるということを改めて実感しました。
講義後に懇親会が開催され、参加者同士仲良くなり、楽しく長い中洲の夜とな
りました。
二日目は、調査・測量実施要領について(①・②・③)、④93 条調査報告書の
書き方とサンプル、⑤各地域の地図作成の経緯・作成年代別地図の性格と精度、
⑥懲戒処分事例の紹介、⑦土地家屋調査士の責任
事故例
保険について、⑧
土地家屋調査士国民年金基金の説明、⑨土地家屋調査士政治連盟の説明といっ
た 9 つの講義がありました。具体的な事例をいくつか挙げられ講師の考え方・
采配を聞くと、自分の技量・知識・経験・知恵の乏しさを痛感しました。
今回の研修は、広範囲に及び内容も濃く、これからの自分のあり方を考えさ
せられるものとなりました。土地家屋調査士の制度は時代や先輩方の知恵で精
錬されたものなので、これからも積極的に研修会等に参加し、学習と体験を怠
らにようにしたいと思います。また、まず生活を安定させ、理論と実践を追求
し、経営者としても実力と知恵をつけ、他流試合に参加できるような土地家屋
調査士になれるよう精進していきたいと思います。
40
平成 26 年度九州ブロック協議会新人研修会報告
佐世保支部 田 口
博 之
日本土地家屋調査士連合会九州ブロック協議会平成26年度土地家
屋調査士新人研修会が、平成27年1月31日(土)~平成27年2
月1日(日)福岡市のアイピーシティホテル福岡において開催されま
した。
1日目は、九州ブロック協議会副会長(福岡会会長)草賀裕一氏に
よる開講のことば、九州ブロック協議会会長(鹿児島会会長)谷口正
美氏による会長挨拶、日調連会長林千年氏による日調連会長挨拶(D
VD放映)により始まり、下記の講義が行われました。
①会員心得(土地家屋調査士業務を行う上での心構え)
②会則による禁止、義務事項(業務上の届出、報告事項・倫理規定・
コンプライアンス)
③事務所経営を考える報酬談義
④土地家屋調査士に必要な測量の基礎
⑤戸籍の職務上請求書の取扱上の注意点と書き方
⑥実務経験談の交流
2日目は下記の講義が行われ、最後に終了証書授与式、大分会受講者の方による代表謝辞、
閉講のことばにより終了しました。
⑦調査・測量実施要領について(1)第1編 通則
⑧調査・測量実施要領について(2)第2編 土地の調査・測量実務
⑨調査・測量実施要領について(3)第1編 建物の調査・測量実務
⑩93 条調査報告書の書き方とサンプル
⑪各地域の地図作成の経緯・作成年代別地図の性格と精度
⑫懲戒処分事例の紹介
⑬土地家屋調査士の責任、事故例、保険について
⑭土地家屋調査士国民年金基金の説明
⑮土地家屋調査士政治連盟の説明
参加者は 68 名で、福岡会の方が半数を占め、長崎会からは 8 名、その他の県の方も同じ
か少ないくらいで、沖縄会の方も1名いらっしゃいました。各会別に座席が割り振ってあり、
長崎会は、最前列と2番目の列でしたので、緊張感が増しましたが、プロジェクタースクリ
ーンの字が見易く助かりました。
通常3日間のところを今回、2日間で開催されたため、1日目(10 時~18 時 30 分)、2
日目(8 時~17 時 30 分)と過密スケジュールとなりましたが、各講義の先生方による、実
務経験を交えた話は、大変参考になりました。調査士の仕事をしていく上で、何よりも大切
なのは依頼者のみならず、立会等にあたっては、隣接の所有者の方々から信用されること、
そのためには、身だしなみを含め丁寧な言葉遣いによる誠実な対応、説明が必要であり、説
明するに当たっても、それを裏付けるだけの知識が必要であると思いました。
41
また、1日目の講義終了後に行われた懇親会では針本会長も交え長崎会の方達と開業前後
の話や開業準備等の話ができ、これからの励みになりました。
今回の研修を終えて、調査・測量実施要領等の資料を読むことだけでなく、長年調査士と
して活動されている方々や、今回一緒に研修を受講した方々からも、教えを乞いながら、調
査士として経験を積んでいかなければならないと思いました。
42
平成 27 年度第 30 回日調連親睦ゴルフ長崎大会開催のお知らせ
広
報 部
毎年開催されている日本土地家屋調査士会連合会第30回親睦ゴルフ大会と観光
ツアーが平成27年度は長崎で開催される運びとなりました。開催日程が決定いたし
ましたのでお知らせいたします。
開催場所:「パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ」
(長崎市琴海戸根原町171)
開催日程:平成27年9月28日(月)(前夜祭は平成27年9月27日(日))
また同日に観光ツアーも計画しております。
全国から土地家屋調査士及び関係者の方々が参加されます。長崎会会員の皆様も多
数のご参加のほどよろしくお願い申し上げます。
43